2010年08月19日

・無断熱住宅に多い浴槽水死事故

古い木造、入浴時はご注意 / 室温差で高齢者の水死多発


 1980年以前に建てられ省エネ効率が低い木造住宅が多い地域ほど、断熱性能が弱いため冬場に脱衣所と浴室に大きな室温差が発生するなどし、入浴中の高齢者の水死事故が増えるとみられることが、17日までの東京都健康長寿医療センター研究所などの調査で分かった。

 高齢者の水死事故は、入浴前後の室温差により血圧や心拍が大きく変動し、失神したりするのが原因とされる。調査した高橋龍太郎副所長(老年医学)は「高齢者向けに木造住宅のバリアフリー工事をする際には、風呂場を二重窓にしたほうがいい」としている。

 高橋さんらは、一戸建ての木造住宅に着目。最初に住宅の省エネ基準が制定された80年以前に建てられた住宅が占める割合と、浴槽での水死発生率、高齢化率、平均気温の関係などを、98年時点のデータを使って都道府県別に分析した。

 その結果、80年以前の住宅が占める割合が高いほど、高齢者が大半を占める浴槽での水死が多くなる傾向があることが判明した。

 浴槽での水死発生率が100万人当たり54・2人で最も高かった新潟県は、基準制定前の木造住宅が約60%を占めていた。  =佐賀新聞 2010年08月17日=


     ◇                    ◇

まことに季節外れの話題ではありますが、とても大事なことなので取り上げさせてもらいます。


省エネ基準が制定された1980年以前の住宅の多くに、無断熱住宅が多いことは関係者の間では常識。

ところが、実際にその家に住み暮らしている住人には、ほとんど知られていない。

厳寒期が訪れる信州の家でも同様です。


ご多分にもれず、我が家も無断熱住宅でした。

天井、床、壁のいずれにも断熱材が一切入っていない。

部屋の中のコップに入った水が、朝には凍ることも珍しくなかった。

暖房しないと、外気と室温の差がないということ。


ストーブで温めればいいというのが、これらの家に暮らす人の多くの対処法だ。

ところが、これにより冬場に脱衣所と浴室に大きな室温差が発生して死亡原因となっている。

断熱の有無で命を落とす危険が格段に高まるのです。


安価で効果的なリフォームの実例を知りたい方は、下記をご参照ください。

一般的には500万円~1千万円かかる高断熱住宅化リフォームを資材費20万円で達成するという、かなり無謀な取り組みを紹介しています。

断熱リフォーム関連記事
  
Posted by komachan at 19:47Comments(0)リフォーム

2010年08月18日

・民主党のボンクラ議員を事業仕分け

民主・後藤議員の妻、議員支給の無料航空券利用


 民主党の後藤英友衆院議員(43)(比例九州ブロック)の妻(30)が3、4月、国会議員に支給される無料航空券を使い、熊本―羽田間の航空便を複数回利用していたことが18日、分かった。

 党熊本県連関係者によると、外部からの指摘を受け、県連が7月初旬、後藤氏に確認したところ、「(妻が)3回程度使った記憶がある」と認めたという。衆議院によると、国会議員にはJRや航空機を無料で利用できる券が支給されるが、「議員の職務遂行」以外の利用は認めていない。

 後藤氏は「航空会社の株主優待券で購入した券と混同し、妻が誤って使用してしまった。2か月分全額を国庫に返納した。管理が不十分だったと反省している」とのコメントを出した。

 後藤氏は、昨年の衆院選での選挙違反事件で、陣営出納責任者の有罪が確定。連座制適用について行政訴訟で争う意向を示している。 =8月18日 読売新聞=

     ◇                    ◇

先の長野県知事選挙では、民主党が全面支援した候補者が勝利した。

政権与党の力をいかんなく発揮した結果だと思う。

しかし、その民主党を構成する議員の質は、かなり低い。


上で紹介した後藤なる議員は、その象徴だろう。

衆議院議員を就職口とでも勘違いしていて、金がもらえるならしがみついていようという魂胆のようだ。

こんなバカ議員を飼っている民主党そのものに、国民が愛想を尽かす日も近い。


長野五区には、後藤議員に勝るとも劣らぬボンクラ議員がいて、名を加藤学という。

後藤議員は連座制を争うとしているが、加藤学は連座制が適用される選挙犯罪を隠したままだ。

証人が出頭すれば一巻の終わりになるのは必然だが、証人もただでは済まないから野放しにしてもらっているだけです。


民主党本部で「4年後はない」と宣告されているので、この4年間を謳歌することに専念しているのだと思います。

民主党の数合わせにいるだけのボンクラやバカ議員にも、多額の歳費が支払われる。

これこそ一番の事業仕分けの対象になるべきだと思うな。  
Posted by komachan at 19:59Comments(0)政治一般

2010年08月17日

・邪魔な海藻からエネルギー

海藻からバイオエタノール 発電所の厄介者を有効活用


 燃やしても大気中の二酸化炭素(CO2)を増やさないとして注目されるバイオエタノールを、コンブやホンダワラの海藻から効率良く生産する技術を、佐藤実東北大教授(水産化学)らと東北電力の研究チームが14日までに開発した。

 ガソリンの代替燃料となるバイオエタノールはトウモロコシなどを原料に生産が急増しているが、食料価格の高騰を招くとして、穀物以外の原料開発が求められている。世界中の沿岸に生え資源量も豊富な海藻の利用は、食料問題に影響せずに地球温暖化防止につながる新技術として期待できるという。

 また海藻は、発電所にとって冷却水の取水口から入り込む厄介者で、費用をかけて処理している。燃料に活用できれば、一挙両得となりそうだ。

 研究チームは、海藻を細かく切断し酵素を混ぜてどろどろに溶かした後に、独自に発見した酵母を加え発酵させた。約2週間後、海藻約1キロから約200ミリリットルのエタノールを得ることに成功した。

 従来の手法では、乾燥させて粉末にするなどエネルギーを使う工程が必要だったが、生のまま発酵できるようにした。工程の途中に有害物質を使わないため、残った溶液の処理が簡単なのも特徴という。

2010/08/14 11:27 【共同通信】

     ◇                    ◇

世の中に無駄なものはないと思うが、無駄だと思われているものは多い。

人間の勝手な思い込みに過ぎないのだが、無駄ではないと気がつかれたものは幸せかもしれませんね。

海藻は海にはなくてはならないものの一つですが、海にある人間の施設からみれば邪魔。


この邪魔者が人間の活動に非常に役に立つとなったのがこのニュース。

海藻を食べて暮らしている魚たちからすれば、「いまさら何を褒めてるんだい」といったところでしょうね。


この勢いで、田んぼや畑の雑草(と言われている草本)からも、バイオエタノールが簡単に作ってもらえる時が待ち遠しい。  
Posted by komachan at 20:52Comments(0)温暖化防止

2010年08月16日

・理想は得られなかったが最高の出会い

長野県知事選挙では、これまでにない経験をさせてもらった。

悔しい思いもしたし、蔑むべき人たちとも出会ってしまった。

知事選を食い物にする守銭奴のごとき業者が入り込んで、候補者から選挙の主導権を奪ってしまうという考えられないような現実も見てしまった。

これら全てが、長野県知事選挙なんだと受け入れるしかない。


すべてが負の経験かというと、そうでもない。

人生で最高の宝物にも出会えた。

それは、これからさらに輝きを増すだろう。


人との出会いは、何ものにも勝る。

悪人がいたということを帳消しにして有り余るほど、素晴らしい人に出会えた。

候補者の人徳なのかもしれないし、頑張ったご褒美かもしれない。


長野県の知事になる人は理想に想った人ではないけれど、理想に想った人を知事にしようと協力した仲間は何物にも代えがたい財産になる。

これまでの人生で出会えなかった、最高の出会いが得られたとしたら、8月8日の悔しさも捨てたもんじゃないかな。

負け惜しみかもしれないけれど。  
Posted by komachan at 22:30Comments(0)知事選挙

2010年08月15日

・人類史上もっとも下等な我々

岡谷市内の環境3団体でつくる「ごみ処理を考える会」は11日、市役所で今井竜五市長と会談し、諏訪市、下諏訪町と進める湖周広域ごみ処理計画から離脱して岡谷市単独でごみ処理を行うよう要望した。今井市長は「ごみ処理は岡谷市だけでなく、諏訪圏域全体の問題」とし、3市町の枠組みを堅持する意思を改めて強調した。

 同会共同代表の笠原忠夫さん(岡谷の飲み水を考える会)と斉藤美恵子さん(生活者ネットワーク岡谷)、野溝道子さん(岡谷環境を考える会)ら4人が来庁。3市町のごみ焼却施設が岡谷市に建設されると市民が有害物質の被害を受けるほか、発電や熱回収のために一定量のごみが必要になるとして「ごみ減量に逆行する」などと指摘した。

 これに対し、今井市長は語気を強め、「みんながだめだと言い始めたらどうなるか。ごみ処理は行政の責任だ。ごみは必ず出る。焼却しないといけない」「(3市町が)互いに認め合い、全体を考えていくことが必要ではないか。広域ごみ処理計画でごみ減量目標を立てたからこそ、岡谷市のごみ減量は進んだ」などと訴えた。

 焼却方式の選定については、同会は「(事業主体となる)一部事務組合発足前に市民を交えた検討」を求めたが、市福祉環境部の担当者は「机上の検討は意味がない。組合発足後、早急に有識者や市民を交えた検討委員会を立ち上げ、コストと安全性、環境負荷などを詳細に検討し、最良な方式を決定する」と述べた。   =長野日報 2010-8-12 =

     ◇                    ◇

どこにでもいる典型的なお役所の親方ですね。

市民がごみを出すから燃やすことが行政の仕事と信じている。


市民と一緒になって、ごみは資源だと説明して回り、焼却は間違った処分方法だと市民に知らせていくのが本来の行政のリーダーです。

現実問題として、焼却せずにすべてのゴミが片付けられるわけではない。

しかし、いつまでも焼却を大前提にしていたのでは、資源の浪費に歯止めがかからない。


ゴミという不名誉な名をつけられた資源が、有効活用されずに大気中に気体として放出されてしまう現代社会の愚かさ。

数十年後には、何とバカな時代があったんだろうと、さげすまれることは確実だ。

石油をむさぼり二酸化炭素で地球を包み、原子力発電で放射性廃棄物を作り出し、化学汚染で湖沼や海洋を汚染する。

今の私たちは、歴史上もっとも下等な人類ではないかと思う。  
Posted by komachan at 22:26Comments(0)雑感

2010年08月14日

・水ビジネスの遅れが招く内水災害

洪水時の浸水予想区域や住民の避難場所を地図上に示す洪水ハザードマップに、「内水氾濫(はんらん)」の影響を反映させている自治体が、全自治体の7%にあたる121自治体にとどまっていることが、国土交通省の調査で分かった。

 ゲリラ豪雨の増加で、浸水被害の半数以上は内水氾濫が占めるようになったが、マップで「危険区域外」とされているため、被害を一層深刻にするケースも出ている。

 国交省によると、2006年までの10年間の浸水のうち、内水氾濫による被害は全浸水面積の65%にあたる約20万ヘクタール、全被害額の56%にあたる2・4兆円に上った。住宅の半地下部分や地下通路、地下鉄などに浸水する事例も増えている。  =読売新聞 2010年8月14日=

     ◇                    ◇

長野市の浅川ダムもそうだが、本当に必要な災害対策を放置して見せかけだけの手抜き行政が日本全国にまん延していることがわかる。

縦割り行政の弊害でもある。

ハザードマップ作成を義務付けた水防法は国交省の河川局の所管。

だが、下水道からの内水氾濫については都市・地域整備局が担当するため、意見が反映されなかった。

河川局の担当者も「私たちは川のことしか分からない。一言で言えば、縦割り行政のせい」と打ち明ける。


自然の天候と人の営みで動く水の生態を全く把握していないのが実情だろう。

日本の水行政は、世界レベルからみると遅れている。

水メジャーと呼ばれる巨大資本が世界中の水ビジネスを席巻しつつあるというのに、日本は上下水は行政がやるものと決めつけているから世界基準に及ばない。


水の流れを上流から下流まで、循環システムはもちろん加味して、日本の水への考え方を改めなければならないと思う。  
Posted by komachan at 20:30Comments(0)政治一般

2010年08月13日

・我が家に10kWの太陽光発電が稼働

ご報告が遅れていましたが、我が家の太陽光発電設備は稼働を始めています。

総容量10kWなので、個人住宅としては最大規模だと思います。


今日は、天気はいまひとつだったのですが、瞬間最大発電量の8.07kWを記録。

気温が低く太陽光が強いという、発電量が増える条件だったからでしょう。

データの収集は「エコガイド」という機器が受け持ってくれてます。

パソコンに取り込んでデータ解析できるのかどうかも含めて、そのうち検討を始める予定。


我が家の太陽光発電設備は三菱製。

3.33kWと6.66kWの二つのシステムを併設している。

前者は、庭に直置き。


三菱では直置きを認めていないので、直置きの屋根を自作してその上に載せている。

パワコンは、三菱の最高傑作効率97.5%の4kW用を取り付けた。

モジュール容量からすると3kWのパワコンで十分だが、効率がの違いが2ポイントあることと、将来の増設に対応できるように一回り大きくした。


電力会社の買取はシステム容量が10kW未満なら原則として48円/kW。

モジュールとパワコンの小さい方が10kW未満なら条件をクリアするので、パワコンは限度いっぱいの9.5kWにした。

この組み合わせだと11.84kWまで増設できる。

モジュールの価格が暴落した場合に対応できるようにということだから、今の価格水準では増設後のコスト回収はむずかしい。


一年間で50万円くらいは売電できる試算なので、基本料金の増額などのランニングコストを加味しても7年ほどで初期投資が回収できる。

メーカー保証の10年間で少なくとも150万円の余剰利益は確保できるのだから、地球温暖化に貢献できて、なおかつ金銭的にも得をする、現時点では太陽光発電は環境対策製品として優れていると思う。  
Posted by komachan at 21:07Comments(0)温暖化防止

2010年08月12日

・ある選挙の黒幕が責任逃れ

あるところで選挙が行われた。

選挙好きに担ぎあげられた候補は、満足な戦果をあげられなかった。

どこのお話か、誰が主役のお話しかは、読者のご想像にお任せする。

傲慢と無知が生んだ、残念な結果を埋もれさせてしまってはいけない。
  
Posted by komachan at 20:59Comments(0)知事選挙

2010年08月11日

・政府直轄領に成り下げられた長野県

阿部守一知事予定者の初仕事は菅総理大臣へのご報告。

政権与党の犬として活躍することをお誓い申す。とでも言ったのでしょうか。

新聞報道で菅首相は、「本当に良かった」と述べたとされる。



阿部は、菅総理に対して「国と地方の関係に焦点を当てて議論する。さまざまな見直しの要請にもうかがいたい」と話したようです。

これに対して菅総理は「(阿部は)ずっと事業仕分けに携わった。いい形のものをやってほしい」と応じた。

引き続き、選挙応援で長野に駆けつけた蓮舫、原口、仙石などの民主党閣僚、福島・社民党党首に挨拶した。



長野県が日本国政府の直轄領地になった日です。

傀儡知事というよりも、いいなり知事に徹することを誓約した阿部。
  
Posted by komachan at 17:27Comments(0)知事選挙

2010年08月10日

・長野県知事選挙の予想的中率

長野県知事選挙は、歴史的な接戦が展開された。

テレビ各局は、当確を出すタイミングに苦慮し、22:40頃にNHKが口火を切るまで重苦しい空気が各陣営を包んだ。


その雰囲気とは異なるのが松本陣営。

阿部、腰原の激戦の影で、敗戦が確定的になりながら宣告が先延ばしになるという残酷な状況に追い込まれていた。


選挙の勝利者は阿部守一に決まった。

長野県の4年間は、民主党の傀儡知事が担うことになったということは確定した。

それが吉と出るか、凶と出るか、それは今後の推移を見守るしかない。


ところで、選挙の状況分析を報告せずにいたので、事後報告だが明らかにしたい。

各報道機関とはすり合わせをしていたのだが、投票行動に大きな影響が出るので今回は見合わせていた。

開票前に、予想した各候補の得票率は、投票率が50%の場合、阿部と腰原が39%と38%でどちらが優位かは判別できない。

3番手に松本猛がいることは決定的で、得票率は23%と予想した。


結果と照らし合わせると、阿部が40%、腰原が39%で予想プラス1ポイント。

松本は21%で予想から2ポイント減。

精度としては、かなり高かったのではないかと、自分勝手に評価している。


予想のための手法は、企業秘密。

巨大政党の支援やマスコミの情報力に頼らなくても、これくらいの情報分析は可能ということだ。

これがなんの役に立つのかは、情報を使う側の問題。  
Posted by komachan at 19:06Comments(0)知事選挙