2009年01月30日

・福岡の中1男子自殺に想う

イメージ福岡市で中学一年生が飛び降り自殺しました。

原因として教師による体罰が取りざたされています。

朝のニュース解説で状況を報道していましたが、なんとなく違和感がある事故です。


最も引っかかったのが、登校する直前に勤務中の母親に10回以上したあたり。

母親の携帯電話におえつのような声を残していたという。

しかし、この時点では父親と一緒に家にいたとなっています。

報道でも、教師である母親だけが登場し、子供が置かれていた状況をつぶさに報道陣に公開するなど、普通ではない様子が伺えます。


教師による体罰は、原則的に禁止されている。

しかし、自殺に結びついたとされる体罰とは、クラスのルールとして定められていた「一週間に二回以上忘れ物をしたらゲンコツ」というものだったそうです。

体罰といえるものかどうか疑問に思います。


事故の背景には、母親と事故に遭われた男子との親子関係が少なからずあるように思います。

報道でも、母親に対し年齢にそぐわない密接な思いが伝えられていた。

専門家も、精神的に弱い子供であったと分析している。


ゲンコツが原因で自殺されたのでは教師も立場がないだろう。

報道は、一方的に教師を犯罪者扱いしているように流れているが、状況をしっかりと把握しないと事実を捻じ曲げてしまうかもしれない。

私も教師を親にもつ身だからなんとなく分かるのだが、社会性に乏しい教師の子育ては偏りが生じやすい。


遺族に鞭打つことは避けたほうがいいと思うが、体罰で犯罪者扱いされる教師の立場を擁護しようとすれば、母子関係や子に与えた母親の教師観なども加味することも必要だろう。

体罰を一切拒否する勢力があるが、現状では極端になりすぎていると思う。

そんな状況の犠牲になった側面も伺えるような気がする。


周囲に翻弄されて短い人生に終止符を打ってしまった中学一年生の男子のご冥福をお祈りします。

※受け取り方には千差万別があると思うので、批判的に読まれた方は無視してください。
  ナイーブな問題なので批判的なコメントはなしでお願いします。

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Posted by komachan at 09:26│Comments(0)教育
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