2010年10月22日

・熊が出た! その時どうする

昨日、近所でクマ出没の記事を書いたところ、読者から質問をいただきました。

熊への対処法ですが、聞きかじりで恐縮ですが何かの参考になればと、お答えします。


【熊と距離がある場合の対処法】
◆小熊に近づかない。母グマと子グマの間に入らない。
小さい熊だと安心して近づく人がいるようですが、1歳未満の熊には母親が付き添っています。
母性本能により捨て身で攻撃してくるので、大変危険です。
小さい熊がいたら、近くに母熊がいると考えて、すぐにその場を離れるべきです。
その際、子熊と母熊の間に入らないように注意しましょう。
◆絶対に走って逃げない。
熊に背中を見せて逃げると、反射的に襲ってくるそうです。
◆急激な動作をしたり、大声を出したりしない。
熊をパニックに陥れないためです。
熊は人に出くわした瞬間ギョッとして、その次に一瞬躊躇するようです。
逃げたいけれど、逃げたら攻撃されるかもしれない、いっそこちらから攻撃しようかと迷っているのかもしれません。
人との距離にもよりますが、至近距離のときにこちらが急激な動作をしたり大声を出したりすると、熊は攻撃されたと思って反撃してくるでしょう。
◆熊のほうを向いたまま、ゆっくり後ずさりで遠ざかる。
人との距離が十分あれば、熊は逃げる可能性が高い。
その距離を作るために、熊を刺激しないように注意しながら、ゆっくり後ずさりして遠ざかりましょう。
その際に、持っているものを一つずつ地面にそっと置いていくのは、熊の関心をそらす上で効果があるそうです。
もっともこれは、人や人の持っている食糧に関心を持ってやってきた熊の場合で、逃げようか攻撃しようか迷っている熊には関係なさそうですが。


【襲われたら】
◆護身用の武器を使用する。
現在熊用の護身用具として最も効果が認められているのは、熊撃退スプレーだそうです。
米国製で、日本でも登山用品店などで売られています。
熊がいる山で仕事をする人には必携の品です。
◆弱いところを守るように丸くなって、地面にうずくまる。
いよいよ最後の手段です。
急所をやられて致命傷にならないように頭と首筋を両手で覆い、脚も縮めて、背中を上にして地面に伏せるんだそうです。
一撃目に耐えることがとにかく重要なのだとか。
背中を引っ掻かれたりするでしょうが、ケガはするでしょうが命は助かるかもしれません。


熊の専門家と思しき方が、テレビで詳しく説明していた内容が主です。

参考にする機会が訪れないことを祈っています。

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Posted by komachan at 19:48│Comments(0)安全
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