2010年07月25日
・松本猛候補の「総合診療医」政策が秀逸
読者さんからのコメントに長野県知事候補の重要な政策についてご報告がありましたので、転載させていただきます。
◇ ◇
(前略)
松本さんの演説や新聞報道でのご主張、3人の中では、抜群にすばらしいですね、群を抜いています。
彼の提唱する新しい医療のあるべき姿、松本さんは「総合診療医」を提唱しています。
専門医の拡充ではなく、昔の町のお医者さんがやっていたような何でも診てくれるお医者さん、問診や触診で病気の原因を突き止め、適切な治療をしてくださるお医者さん。
必要に応じて専門医を紹介してくれるが、たいていはそのお医者さんで済んでしまう。
松本さんはそんな「総合診療医」の拡充こそが今の医療現場には必要なんだと仰っている。よく勉強しておられる。
(私、素人でうまく説明出来ませんので、「総合診療医」については、インターネットでご検索ください)。
他の2人とは格段に違っている。松本さんこそが長野県知事にふさわしいと思うのは私だけでしょうか。
支援する党や団体など、知事の資質には関係ないと思います。県政を担うのは、知事本人なのですから。
(後略)
◇ ◇
医師不足の原因の一端は、医師の診療科目が過度に細分化されたからだというのは本当です。
内科医師なら一人でいいのに、○○内科、△△内科と細分化するとその数だけ医師が必要ということになってしまう。
医師不足は実数が不足しているのではなく、必要以上に膨らんだ専門医の枠に対して不足しているだけに過ぎない。
裏を返せば、超多忙なお医者様がいる半面、暇なお医者さんもいるということです。
専門医の重要性を否定するわけではないが、総合診療医が増えることで現状の医師不足の大半が解決してしまうのだから、少なくとも公立病院では早急に取り入れる必要がある。
医師不足が原因で里帰り出産すらできない長野県民としては、実態に即した対策を示している候補者を選ぶ価値は高いと思う。
日本総合診療医学会のホームページへ
◇ ◇
(前略)
松本さんの演説や新聞報道でのご主張、3人の中では、抜群にすばらしいですね、群を抜いています。
彼の提唱する新しい医療のあるべき姿、松本さんは「総合診療医」を提唱しています。
専門医の拡充ではなく、昔の町のお医者さんがやっていたような何でも診てくれるお医者さん、問診や触診で病気の原因を突き止め、適切な治療をしてくださるお医者さん。
必要に応じて専門医を紹介してくれるが、たいていはそのお医者さんで済んでしまう。
松本さんはそんな「総合診療医」の拡充こそが今の医療現場には必要なんだと仰っている。よく勉強しておられる。
(私、素人でうまく説明出来ませんので、「総合診療医」については、インターネットでご検索ください)。
他の2人とは格段に違っている。松本さんこそが長野県知事にふさわしいと思うのは私だけでしょうか。
支援する党や団体など、知事の資質には関係ないと思います。県政を担うのは、知事本人なのですから。
(後略)
◇ ◇
医師不足の原因の一端は、医師の診療科目が過度に細分化されたからだというのは本当です。
内科医師なら一人でいいのに、○○内科、△△内科と細分化するとその数だけ医師が必要ということになってしまう。
医師不足は実数が不足しているのではなく、必要以上に膨らんだ専門医の枠に対して不足しているだけに過ぎない。
裏を返せば、超多忙なお医者様がいる半面、暇なお医者さんもいるということです。
専門医の重要性を否定するわけではないが、総合診療医が増えることで現状の医師不足の大半が解決してしまうのだから、少なくとも公立病院では早急に取り入れる必要がある。
医師不足が原因で里帰り出産すらできない長野県民としては、実態に即した対策を示している候補者を選ぶ価値は高いと思う。
日本総合診療医学会のホームページへ
2010年07月24日
・蓮舫の存在感で消えてしまった阿部
県営荒瀬ダム:撤去技術委、工法や土砂処理法まとめる /熊本
◇県、12年度から作業開始へ
県営荒瀬ダム(八代市)の撤去を河川工学などの面から専門的に検討していた「荒瀬ダム撤去技術研究委員会」(委員長=福岡捷二中央大教授)は23日、最終会議を県庁で開き、撤去工法や土砂処理方法などを取りまとめた。県はこれを基に撤去計画案を年内に策定し、12年度から撤去作業に入る。
撤去工法は、06年3月に県が作った荒瀬ダム撤去方針を踏襲し、流水量の多い右岸側から順に6年かけて橋脚やコンクリート部分を撤去する「右岸先行スリット撤去工法」を採用した。また撤去や土砂除去が生態系や自然環境に与える影響を追跡調査する環境モニタリングの実施計画もまとめた。
最終会議で委員からは「(委員会の最終)報告書では、撤去事業が持つ『球磨川の再生』という視点をもっと強調すべきだ」などの意見が出た。
会議に出席した蒲島郁夫知事は「国内初の本格的なダム撤去に向け、最新の知見と技術による内容の濃い素晴らしい審議ができた。費用面の検討も合わせ、慎重に撤去準備を進めたい」と話した。
今後、改めて各分野の専門家らでつくる「荒瀬ダム撤去フォローアップ専門委員会」(仮称)を設置し、技術面や環境モニタリング結果に基づく検討をする。 =毎日新聞 2010年7月24日=
◇ ◇
ダムが永久にそこにあるわけではないことを再確認させてくれる事実ですね。
不要と判断されれば万難を排して撤去する必要が生じる。
作る時よりも苦労する場合があるかもしれませんね。
だったら作る時に、壊す時の苦労を考えてみた方がよいと思う。
ダムの機能云々よりも「ダムの建設工事」が目的の場合は、さらにダムの解体工事も加わるから土建利権にはさらにおいしいという逆の側面もある。
作れば壊す工事ももらえるから「二度おいしい」のもダムなんですよ。
県知事選挙の争点になり変えている浅川ダムですが、重要な争点ではないでしょう。
ダムを作るかどうかという技術的な問題よりも、限られた予算と緊急性を考慮して、浅川ダムが最優先だという説得力を村井知事の後継候補である腰原氏が示せるかどうかが注目に値します。
阿部氏は「自分が納得すれば・・・」という自己満足派なので論外。
松本氏は再検証するというのだから筋が通っていると思う。
ところが長野県の(長野に限らないかもしれないが)選挙は、筋が通らないことが少なくない。
4年前は自民党の村井仁(現知事)を連合が全面支援するという非常識がまかり通った。
知事を作り上げることのうま味が、連合に自民党と手を結ばせたのだと思う。
ところが今回は民主党が政権与党だから手のひらを返して民主党の候補を支援する。
ポスター貼りから街宣車の回しまで、阿部氏の選挙は連合が丸抱えとなっている。
4年前に村井知事のために働いた組織が、今回は村井知事の後継候補の敵の手先となっている。
長野県の連合という組織は、烏合の衆であることはもちろんだが、利益誘導にホイホイと釣られる「ご都合主義」でしかない。
阿部氏の、知事候補者としての存在感はほとんどなくなり、蓮舫(本名:村田 蓮舫)の応援演説では「影」にしか見えなかったようです。
長野県民のリーダーを選ぶ選挙なのに、利権にまみれた民主党や自民党の暗躍は目に余る。
◇県、12年度から作業開始へ
県営荒瀬ダム(八代市)の撤去を河川工学などの面から専門的に検討していた「荒瀬ダム撤去技術研究委員会」(委員長=福岡捷二中央大教授)は23日、最終会議を県庁で開き、撤去工法や土砂処理方法などを取りまとめた。県はこれを基に撤去計画案を年内に策定し、12年度から撤去作業に入る。
撤去工法は、06年3月に県が作った荒瀬ダム撤去方針を踏襲し、流水量の多い右岸側から順に6年かけて橋脚やコンクリート部分を撤去する「右岸先行スリット撤去工法」を採用した。また撤去や土砂除去が生態系や自然環境に与える影響を追跡調査する環境モニタリングの実施計画もまとめた。
最終会議で委員からは「(委員会の最終)報告書では、撤去事業が持つ『球磨川の再生』という視点をもっと強調すべきだ」などの意見が出た。
会議に出席した蒲島郁夫知事は「国内初の本格的なダム撤去に向け、最新の知見と技術による内容の濃い素晴らしい審議ができた。費用面の検討も合わせ、慎重に撤去準備を進めたい」と話した。
今後、改めて各分野の専門家らでつくる「荒瀬ダム撤去フォローアップ専門委員会」(仮称)を設置し、技術面や環境モニタリング結果に基づく検討をする。 =毎日新聞 2010年7月24日=
◇ ◇
ダムが永久にそこにあるわけではないことを再確認させてくれる事実ですね。
不要と判断されれば万難を排して撤去する必要が生じる。
作る時よりも苦労する場合があるかもしれませんね。
だったら作る時に、壊す時の苦労を考えてみた方がよいと思う。
ダムの機能云々よりも「ダムの建設工事」が目的の場合は、さらにダムの解体工事も加わるから土建利権にはさらにおいしいという逆の側面もある。
作れば壊す工事ももらえるから「二度おいしい」のもダムなんですよ。
県知事選挙の争点になり変えている浅川ダムですが、重要な争点ではないでしょう。
ダムを作るかどうかという技術的な問題よりも、限られた予算と緊急性を考慮して、浅川ダムが最優先だという説得力を村井知事の後継候補である腰原氏が示せるかどうかが注目に値します。
阿部氏は「自分が納得すれば・・・」という自己満足派なので論外。
松本氏は再検証するというのだから筋が通っていると思う。
ところが長野県の(長野に限らないかもしれないが)選挙は、筋が通らないことが少なくない。
4年前は自民党の村井仁(現知事)を連合が全面支援するという非常識がまかり通った。
知事を作り上げることのうま味が、連合に自民党と手を結ばせたのだと思う。
ところが今回は民主党が政権与党だから手のひらを返して民主党の候補を支援する。
ポスター貼りから街宣車の回しまで、阿部氏の選挙は連合が丸抱えとなっている。
4年前に村井知事のために働いた組織が、今回は村井知事の後継候補の敵の手先となっている。
長野県の連合という組織は、烏合の衆であることはもちろんだが、利益誘導にホイホイと釣られる「ご都合主義」でしかない。
阿部氏の、知事候補者としての存在感はほとんどなくなり、蓮舫(本名:村田 蓮舫)の応援演説では「影」にしか見えなかったようです。
長野県民のリーダーを選ぶ選挙なのに、利権にまみれた民主党や自民党の暗躍は目に余る。
2010年07月22日
・「こしはらLOVE」は気持ち悪い
長野県知事選挙が始まった。
webの更新は昨晩の午前零時で終わりだが、腰原候補のサイトが群を抜いて面白い。
ニックネームは「LOVEちゃん」
キャッチフレーズは「こしはらLOVE(ハートマーク)」
正直、気持ち悪い・・・。
長野県の有権者は、この気持ち悪さを共有するのだろうか。
もう、更新はできないので、この気持ち悪さは8月8日の投票日まで続く。
逆効果じゃないかな~。
webの更新は昨晩の午前零時で終わりだが、腰原候補のサイトが群を抜いて面白い。
ニックネームは「LOVEちゃん」
キャッチフレーズは「こしはらLOVE(ハートマーク)」
正直、気持ち悪い・・・。
長野県の有権者は、この気持ち悪さを共有するのだろうか。
もう、更新はできないので、この気持ち悪さは8月8日の投票日まで続く。
逆効果じゃないかな~。
2010年07月19日
・民主党の支持率低下とみんなの党の躍進
産経新聞社とFNNが行った合同世論調査で、菅内閣の支持率は40.3%で、参院選直前の前回調査(3、4日実施)から3.3ポイント下落した。
一方、不支持率は前回調査比5.1ポイント増の45.8%に上昇し、政権発足から1カ月あまりで支持率と不支持率が逆転した。
長野県知事選挙では、阿部守一氏が民主党と社民党の推薦を受けることが明らかになり、政権与党からの知事候補になったが、民主党の存在感の低下は誤算ではないだろうか。
しかし、民主党が連立を組む相手として望ましい政党を尋ねた設問では、みんなの党が38.8%とトップで存在感を示している。
長野知事選でもみんなの党の動向が大きな影響力を示すかもしれない。
民主党とみんなの党が国政で手を結べば、長野県知事選挙では阿部氏が優位に立つ。
一方で、衆参のねじれで民主党が窮地に追い込まれれば、長野県民主党のみの活躍で選挙を戦うことになり、長野市長選挙の二の舞が展開されることも予想される。
阿部氏は危険な賭けに出たということだ。
市民派から政党の候補に鞍替えしたことを有権者がどのように受け止めるのだろうか。
一方、不支持率は前回調査比5.1ポイント増の45.8%に上昇し、政権発足から1カ月あまりで支持率と不支持率が逆転した。
長野県知事選挙では、阿部守一氏が民主党と社民党の推薦を受けることが明らかになり、政権与党からの知事候補になったが、民主党の存在感の低下は誤算ではないだろうか。
しかし、民主党が連立を組む相手として望ましい政党を尋ねた設問では、みんなの党が38.8%とトップで存在感を示している。
長野知事選でもみんなの党の動向が大きな影響力を示すかもしれない。
民主党とみんなの党が国政で手を結べば、長野県知事選挙では阿部氏が優位に立つ。
一方で、衆参のねじれで民主党が窮地に追い込まれれば、長野県民主党のみの活躍で選挙を戦うことになり、長野市長選挙の二の舞が展開されることも予想される。
阿部氏は危険な賭けに出たということだ。
市民派から政党の候補に鞍替えしたことを有権者がどのように受け止めるのだろうか。
2010年07月12日
・阿部氏が登用する人材が長野県を食い物に
長野県知事選挙に立候補を表明しているのは、松本猛、阿部守一、腰原愛正の三名。
松本氏が純民間なのに対して、他の二人は副知事の肩書を持つ明らかな官僚OB。
腰原氏は、つい最近まで現職の長野県副知事だったのだから、自民党の村井県政を継承する立場にある。
大町市長時代の醜聞には事欠かないらしいので、情報を集めてみたいと思う。
もう一人の副知事である阿部氏は、横浜の副市長時代に良からぬ噂の種を撒いて来たご様子。
読者からの情報提供がありましたので、その一部をご紹介します。
◇ ◇
(阿部守一は)横浜時代の負の関係を引きずっているので、今は、長野県の人材を登用するといっているけど、東大人脈を指名すると、近い人間にはしゃべっている。
UDCY(横浜アーバンデザイン研究会)のメンバーを指名する予定だ。
大失敗に終わった開港150周年イベントの担当理事だった人と総合プロデューサーだった人。
長野県を食い物にする気はミエミエなので、断固阻止したい。
官僚出身が考えそうな安易な利権構造です。
市川博美も副知事登用が露見してしまい、別の職責を用意する予定だ。
◇ ◇
知事になった方がブレーンを引き連れてくるのは悪いことではないと思う。
しかし、選挙期間中に言っていることと、その裏では違うことをしゃべっているようでは信頼されない。
駒ヶ根の市長も選挙では副市長に外部の人材を登用すると言いながら、当選したら市職に配慮して内部から任命するという利権構造にはまっていた。
阿部氏も同じ穴の狢ということだ。
女性副知事に市川氏が既定路線だったものの、あまりにも露骨で周囲に丸分かりだったから引っ込めざるを得ないだろう。
それでも何がしかのポストを用意しておかないと、選挙を手伝ってもらえないという弱みがあるようで、これも利権の一つの形ですね。
東大人脈だとか横浜アーバンデザイン研究会だとか大層な固有名詞が飛び交っているようですが、長野県のために心血を注いでくれる人なら出身は問いません。
しかし、長野県を食い物にすることが危惧されるような人材なら、登用される前に登用しようとする知事候補である阿部氏の落選を考えるのが妥当でしょうね。
松本氏が純民間なのに対して、他の二人は副知事の肩書を持つ明らかな官僚OB。
腰原氏は、つい最近まで現職の長野県副知事だったのだから、自民党の村井県政を継承する立場にある。
大町市長時代の醜聞には事欠かないらしいので、情報を集めてみたいと思う。
もう一人の副知事である阿部氏は、横浜の副市長時代に良からぬ噂の種を撒いて来たご様子。
読者からの情報提供がありましたので、その一部をご紹介します。
◇ ◇
(阿部守一は)横浜時代の負の関係を引きずっているので、今は、長野県の人材を登用するといっているけど、東大人脈を指名すると、近い人間にはしゃべっている。
UDCY(横浜アーバンデザイン研究会)のメンバーを指名する予定だ。
大失敗に終わった開港150周年イベントの担当理事だった人と総合プロデューサーだった人。
長野県を食い物にする気はミエミエなので、断固阻止したい。
官僚出身が考えそうな安易な利権構造です。
市川博美も副知事登用が露見してしまい、別の職責を用意する予定だ。
◇ ◇
知事になった方がブレーンを引き連れてくるのは悪いことではないと思う。
しかし、選挙期間中に言っていることと、その裏では違うことをしゃべっているようでは信頼されない。
駒ヶ根の市長も選挙では副市長に外部の人材を登用すると言いながら、当選したら市職に配慮して内部から任命するという利権構造にはまっていた。
阿部氏も同じ穴の狢ということだ。
女性副知事に市川氏が既定路線だったものの、あまりにも露骨で周囲に丸分かりだったから引っ込めざるを得ないだろう。
それでも何がしかのポストを用意しておかないと、選挙を手伝ってもらえないという弱みがあるようで、これも利権の一つの形ですね。
東大人脈だとか横浜アーバンデザイン研究会だとか大層な固有名詞が飛び交っているようですが、長野県のために心血を注いでくれる人なら出身は問いません。
しかし、長野県を食い物にすることが危惧されるような人材なら、登用される前に登用しようとする知事候補である阿部氏の落選を考えるのが妥当でしょうね。
2010年07月07日
・長野知事選は政党色とバリアフリーの違い
長野県の腰原副知事が県知事選挙への立候補を表明しました。
ギリギリまで本人は迷ったようですが、まわりをガチガチに固められたうえに、出馬を前提にした報道が広まってしまったために退路を断たれたようです。
関係者から直接聞き取った話なので単なる噂とは重みが違いますよ。
一方、民主党との蜜月を演出することを選択した阿部元副知事は、今週中に政策協議がまとまったことにして支援を受けると発表するとみられている。
政策協議に入るとの記者会見をテレビで見たが、かなり違和感があった。
会見に臨んだ三人(阿部氏、倉田・民主党幹事長、近藤・連合長野会長)の並び順だ。
テレビ画面で左から上記の順で並んでいたのだが、なんで主役であるはずの阿部氏が中央でないのだろうか。
会見の印象は、民主党主導が印象付けられていたと思う。
別の言い方をすれば、阿部氏は影が薄かった。
民主党長野県連が県知事を作り上げると誇示したい思惑があふれていた。
こんな光景を少し前に見た気がする。
長野市長選挙で泡沫候補を担ぎ出して、市民派の有力候補だった高野氏の足を引っ張って当選を妨害した時のことだ。
民主党長野県連が選挙を主導すれば、県民の意思を無視して「我が利を得たい」と突っ走ってしまう。
阿部氏が長野市長選挙の経緯を知らないはずはないから、そうまでして民主党に頼らざるを得ない状況に追い込まれているのかもしれない。
松本氏が純粋な民間人であることは誰もが認めるところだが、支援組織に田中康夫や共産党の影がちらつくことが気に入らないとする声が少なくない。
松本氏が言うところの全方位外交だから、積極的に誘うことはないが来るものは拒までいけばこうなるのは避けられないと思う。
ただし、これだけが支援組織だよと選挙を戦うようだと支援の輪は広がりにくい。
知事になるんだから特定の政党に偏らず、県民益のために広く政党からの声を聞く姿勢が望まれる。
長野県の民主党と自民党が特定の候補を立てたからといって、それぞれの政党の本部もそうだとは限らない。
例えば、北澤防衛大臣を落とすべく頑張っている民主党の高島陽子候補とは連携できるところが少なくないと思う。
民主、自民をやり玉に挙げている「みんなの党」とは利害が対立しない。
松本氏の温厚な性格は、平和を標榜する社民党には受け入れやすいのではないか。
政党色を強く押し出した腰原と阿部の両氏と、政党との関係をバリアフリー化している松本氏の違いは、知事選挙で大きな争点になりそうな予感がする。
ギリギリまで本人は迷ったようですが、まわりをガチガチに固められたうえに、出馬を前提にした報道が広まってしまったために退路を断たれたようです。
関係者から直接聞き取った話なので単なる噂とは重みが違いますよ。
一方、民主党との蜜月を演出することを選択した阿部元副知事は、今週中に政策協議がまとまったことにして支援を受けると発表するとみられている。
政策協議に入るとの記者会見をテレビで見たが、かなり違和感があった。
会見に臨んだ三人(阿部氏、倉田・民主党幹事長、近藤・連合長野会長)の並び順だ。
テレビ画面で左から上記の順で並んでいたのだが、なんで主役であるはずの阿部氏が中央でないのだろうか。
会見の印象は、民主党主導が印象付けられていたと思う。
別の言い方をすれば、阿部氏は影が薄かった。
民主党長野県連が県知事を作り上げると誇示したい思惑があふれていた。
こんな光景を少し前に見た気がする。
長野市長選挙で泡沫候補を担ぎ出して、市民派の有力候補だった高野氏の足を引っ張って当選を妨害した時のことだ。
民主党長野県連が選挙を主導すれば、県民の意思を無視して「我が利を得たい」と突っ走ってしまう。
阿部氏が長野市長選挙の経緯を知らないはずはないから、そうまでして民主党に頼らざるを得ない状況に追い込まれているのかもしれない。
松本氏が純粋な民間人であることは誰もが認めるところだが、支援組織に田中康夫や共産党の影がちらつくことが気に入らないとする声が少なくない。
松本氏が言うところの全方位外交だから、積極的に誘うことはないが来るものは拒までいけばこうなるのは避けられないと思う。
ただし、これだけが支援組織だよと選挙を戦うようだと支援の輪は広がりにくい。
知事になるんだから特定の政党に偏らず、県民益のために広く政党からの声を聞く姿勢が望まれる。
長野県の民主党と自民党が特定の候補を立てたからといって、それぞれの政党の本部もそうだとは限らない。
例えば、北澤防衛大臣を落とすべく頑張っている民主党の高島陽子候補とは連携できるところが少なくないと思う。
民主、自民をやり玉に挙げている「みんなの党」とは利害が対立しない。
松本氏の温厚な性格は、平和を標榜する社民党には受け入れやすいのではないか。
政党色を強く押し出した腰原と阿部の両氏と、政党との関係をバリアフリー化している松本氏の違いは、知事選挙で大きな争点になりそうな予感がする。
2010年07月05日
・長野県知事選は自民党対民主党の構図に
長野県知事選挙は自民党が擁立を目指す、腰原・長野県副知事が立候補表明を保留しました。
当初は週明けの本日、態度を表明するとみられていましたが、二日延期した形になりました。
腰原氏の周辺は立候補させようと躍起になっているが、当人だけが慎重になっている様子がうかがえます。
これを受けて民主党の動きが活発になって来た。
連合推薦で立候補する見込みだった阿部・前長野県副知事を民主党の候補として位置づける戦略に出る見込み。
本日は、阿部氏と民主党が「政策協議」をしたことにして、記者会見に臨んだ。
松本、阿部、腰原の三名の戦いになれば、副知事の肩書を持つ後ろの両名は分が悪い。
そこで、阿部陣営が作戦を変更して個人ではなく政党の戦いに持ち込む作戦だろう。
腰原は村井の後継となる自民党の候補。
阿部は事業仕分け人の実績を前面に押し出した民主党の候補。
残る松本はというと、基本的に無所属だが懸念材料がないわけではない。
松本に付きまとう懸念材料を払しょくできるかどうかが、今後の勝敗の行くへを決する重要なポイントになると思う。
議員を選ぶ戦いなら、義理や付き合いが重視されるのはある程度仕方がないが、知事ともなれば状況が異なる。
的確な政治判断が求められる知事としての資質は、選挙体制にも反映されるからだ。
選挙体制が、当選後の県政の方向性を示すとの見方に異論を唱える人は少ないだろう。
問われるのは知事としての資質。
今回の知事選挙では、より優れた選挙体制を築き上げた候補者が勝利者になると思う。
逆にいえば、選挙体制に明確なリーダーシップを示せない候補者は淘汰される。
参院選が終わった時に、どの候補者がどのような選挙体制を築いているのかで大勢が決してしまうかもしれないと思える。
当初は週明けの本日、態度を表明するとみられていましたが、二日延期した形になりました。
腰原氏の周辺は立候補させようと躍起になっているが、当人だけが慎重になっている様子がうかがえます。
これを受けて民主党の動きが活発になって来た。
連合推薦で立候補する見込みだった阿部・前長野県副知事を民主党の候補として位置づける戦略に出る見込み。
本日は、阿部氏と民主党が「政策協議」をしたことにして、記者会見に臨んだ。
松本、阿部、腰原の三名の戦いになれば、副知事の肩書を持つ後ろの両名は分が悪い。
そこで、阿部陣営が作戦を変更して個人ではなく政党の戦いに持ち込む作戦だろう。
腰原は村井の後継となる自民党の候補。
阿部は事業仕分け人の実績を前面に押し出した民主党の候補。
残る松本はというと、基本的に無所属だが懸念材料がないわけではない。
松本に付きまとう懸念材料を払しょくできるかどうかが、今後の勝敗の行くへを決する重要なポイントになると思う。
議員を選ぶ戦いなら、義理や付き合いが重視されるのはある程度仕方がないが、知事ともなれば状況が異なる。
的確な政治判断が求められる知事としての資質は、選挙体制にも反映されるからだ。
選挙体制が、当選後の県政の方向性を示すとの見方に異論を唱える人は少ないだろう。
問われるのは知事としての資質。
今回の知事選挙では、より優れた選挙体制を築き上げた候補者が勝利者になると思う。
逆にいえば、選挙体制に明確なリーダーシップを示せない候補者は淘汰される。
参院選が終わった時に、どの候補者がどのような選挙体制を築いているのかで大勢が決してしまうかもしれないと思える。
2010年07月03日
・長野知事選で第三の候補は腰原か
長野県知事選挙の立候補説明会に四派が参加した。
すでに立候補を表明している松本猛氏と阿部守一氏のほかに二名が立候補を検討していることになる。
そのうちの一人は、選挙に出たがりの人物で、参院選にも出ると吹聴して引っ込んだ人ですから問題外。
問題なのは自民党が担ぎ上げようとしている第三の候補。
腰原副知事の名前が挙がっています。
昨日は、村井知事の腰ぎんちゃく集団であるところの信濃会、マスコミを使って腰原擁立を宣伝していました。
月曜日に最終決断するようだが、パフォーマンスに終わるというのが大方の見方のようだ。
腰原と阿部が新旧副知事という対立軸だと、民間の松本を利する。
村井県政の後継者が腰原だとすると、阿部は田中県政を引き継ぐ身、松本は新たな長野県の方向性を示すことになる。
ただし、腰原は出馬しても失うものがない。
県議や勤め人は職を失うが、村井知事とともに県政から去るはずの腰原は落選しても規定路線。
当選すればタナボタだ。
4年前、選対責任者として村井知事を当選へと導いた因果で立候補を強要されていると思うのだが、知事にふさわしいのかどうかではなく内輪の事情が優先しているところが問題だ。
だまされやすい長野県民の心の隙をつく自民党県議団の策略が今回も成功することがないように祈ろう。
すでに立候補を表明している松本猛氏と阿部守一氏のほかに二名が立候補を検討していることになる。
そのうちの一人は、選挙に出たがりの人物で、参院選にも出ると吹聴して引っ込んだ人ですから問題外。
問題なのは自民党が担ぎ上げようとしている第三の候補。
腰原副知事の名前が挙がっています。
昨日は、村井知事の腰ぎんちゃく集団であるところの信濃会、マスコミを使って腰原擁立を宣伝していました。
月曜日に最終決断するようだが、パフォーマンスに終わるというのが大方の見方のようだ。
腰原と阿部が新旧副知事という対立軸だと、民間の松本を利する。
村井県政の後継者が腰原だとすると、阿部は田中県政を引き継ぐ身、松本は新たな長野県の方向性を示すことになる。
ただし、腰原は出馬しても失うものがない。
県議や勤め人は職を失うが、村井知事とともに県政から去るはずの腰原は落選しても規定路線。
当選すればタナボタだ。
4年前、選対責任者として村井知事を当選へと導いた因果で立候補を強要されていると思うのだが、知事にふさわしいのかどうかではなく内輪の事情が優先しているところが問題だ。
だまされやすい長野県民の心の隙をつく自民党県議団の策略が今回も成功することがないように祈ろう。
2010年06月26日
・長野県知事選挙候補の初討論会

主催者は子どもたちの未来を考える会。
約60人が参加し、教育、福祉、その他の県政課題について、会場からの質問に両氏が答える形で進められた。
信濃毎日新聞によると、
◇ ◇
全国でも高い水準にある県内小中学生の不登校支援について、松本氏は「人間関係がうまく結べないことが不登校の一因」とし、地域で子どもの「居場所づくり」を進める必要性を強調。
阿部氏はフリースクールなどの活動を念頭に「多様な制度のあり方を国に訴え、子どもの選択肢を増やしたい」とした。
また、県立高校の再編について、松本氏は「通学できない子どもが出てくれば過疎化の問題にもつながる」と述べ、再編全体に慎重姿勢を示した。
阿部氏は、限られた予算で県立高校を運営するには「ある程度基準を設けた対応が必要」とし、再編は必要と主張した。
一方、県営浅川ダム(長野市)建設について、松本氏は「内水災害には役に立たず疑問がある」と、見直しを含め再検証する姿勢を示した。
阿部氏は「どういう判断でいまに至ったか自分自身が納得できる結論を得たい」と述べた。
◇ ◇
人間味が言葉の端はしににじみ出る松本に対して、数字の裏づけと官僚の実績を背景にした阿部。
優劣はつけがたいが、個性の違いは明らかだった。
政策の発表は松本が先行し、阿部が追いかけている。
阿部の戦略だと思うが、逐一違いを打ち消しているように思える。
例えばフィルムコミッションのような松本がとく意図する分野の固有の政策についても、いけしゃあしゃあと阿部は政策集に盛り込める。
節操がないといってしまえばそれまでだが、争点を打ち消すことで官僚としての自力の差で逃げ切れると判断しているように思える。
成長の余地が少ないのかもしれない。
2010年06月21日
・知事選を食い物にする阿部選対幹部
巷では盛り上がりに欠ける知事選ですが、陣営の内部では内紛が沸騰している様子。
阿部陣営の内紛情報が寄せられました。
あまりに生々しいので少しオブラートに包ませてもらいます。
◇ ◇
阿部選対にでは、いかがわしい男が采配を奮っている。
田中知事時代に金銭と利権の問題がとりざたされ、しばらく静かにしていたが、阿部とコネを作り、まんまと阿部の懐に入りこんだ男だ。
自分の関係者を紹介し、関連会社から選挙関係の一切を納入している。
いわゆる選挙ブローカなのでやり方はあからさまだ。
引っかかる阿部の感覚は長野県知事には極めて不適確で選対はグチャグチャになっている。
たまらず女性副知事候補をまとめ役として呼んだ…という顛末です。
知事になったら何々しますので応援よろしく!カラ手形乱発。
(一部改編)
◇ ◇
参院選が終わるまでは自力で選挙しろと民主党本部から受けている様子。
街頭演説ではお供もわずか、見かねた報道関係者が「動員しなくていいんですか?」と声を掛けたとか。
先日の政策発表でも、活気あるスタッフの姿ではなかったとのこと。
本番になれば民主党から閣僚級が大挙押し寄せて政権与党が作り上げる知事を見せつけると言われていますが、現状が自力を示している。
田中前知事の選挙を食い物にしたゴロツキに選挙を仕切らせているとしたら、副知事時代の負の連鎖を引きずっていると認めたようなもの。
虚飾に彩られた阿部氏の選挙の実態が、徐々に暴かれていく予感がします。
阿部陣営の内紛情報が寄せられました。
あまりに生々しいので少しオブラートに包ませてもらいます。
◇ ◇
阿部選対にでは、いかがわしい男が采配を奮っている。
田中知事時代に金銭と利権の問題がとりざたされ、しばらく静かにしていたが、阿部とコネを作り、まんまと阿部の懐に入りこんだ男だ。
自分の関係者を紹介し、関連会社から選挙関係の一切を納入している。
いわゆる選挙ブローカなのでやり方はあからさまだ。
引っかかる阿部の感覚は長野県知事には極めて不適確で選対はグチャグチャになっている。
たまらず女性副知事候補をまとめ役として呼んだ…という顛末です。
知事になったら何々しますので応援よろしく!カラ手形乱発。
(一部改編)
◇ ◇
参院選が終わるまでは自力で選挙しろと民主党本部から受けている様子。
街頭演説ではお供もわずか、見かねた報道関係者が「動員しなくていいんですか?」と声を掛けたとか。
先日の政策発表でも、活気あるスタッフの姿ではなかったとのこと。
本番になれば民主党から閣僚級が大挙押し寄せて政権与党が作り上げる知事を見せつけると言われていますが、現状が自力を示している。
田中前知事の選挙を食い物にしたゴロツキに選挙を仕切らせているとしたら、副知事時代の負の連鎖を引きずっていると認めたようなもの。
虚飾に彩られた阿部氏の選挙の実態が、徐々に暴かれていく予感がします。