2010年07月05日

・長野県知事選は自民党対民主党の構図に

長野県知事選挙は自民党が擁立を目指す、腰原・長野県副知事が立候補表明を保留しました。

当初は週明けの本日、態度を表明するとみられていましたが、二日延期した形になりました。

腰原氏の周辺は立候補させようと躍起になっているが、当人だけが慎重になっている様子がうかがえます。


これを受けて民主党の動きが活発になって来た。

連合推薦で立候補する見込みだった阿部・前長野県副知事を民主党の候補として位置づける戦略に出る見込み。

本日は、阿部氏と民主党が「政策協議」をしたことにして、記者会見に臨んだ。


松本、阿部、腰原の三名の戦いになれば、副知事の肩書を持つ後ろの両名は分が悪い。

そこで、阿部陣営が作戦を変更して個人ではなく政党の戦いに持ち込む作戦だろう。

腰原は村井の後継となる自民党の候補。

阿部は事業仕分け人の実績を前面に押し出した民主党の候補。

残る松本はというと、基本的に無所属だが懸念材料がないわけではない。


松本に付きまとう懸念材料を払しょくできるかどうかが、今後の勝敗の行くへを決する重要なポイントになると思う。

議員を選ぶ戦いなら、義理や付き合いが重視されるのはある程度仕方がないが、知事ともなれば状況が異なる。

的確な政治判断が求められる知事としての資質は、選挙体制にも反映されるからだ。

選挙体制が、当選後の県政の方向性を示すとの見方に異論を唱える人は少ないだろう。


問われるのは知事としての資質。

今回の知事選挙では、より優れた選挙体制を築き上げた候補者が勝利者になると思う。

逆にいえば、選挙体制に明確なリーダーシップを示せない候補者は淘汰される。


参院選が終わった時に、どの候補者がどのような選挙体制を築いているのかで大勢が決してしまうかもしれないと思える。

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Posted by komachan at 23:04│Comments(2)知事選挙
この記事へのコメント
komachan様

>より優れた選挙体制

とはどの様なことをいうのでしょうか?
選挙後は選挙体制って維持されて何か機能するのですか?

日常と離れた世界なのでイメージがもう一つ湧きません。宜しければもう少し詳しく教えてください。
Posted by やすやす at 2010年07月06日 01:24
選挙には海千山千のつわものどもが「俺に任せておけば必ず勝てる」と乗り込んできます。
全体が見えずに思いこみで「独りよがりの責任者」が選挙をぶち壊してしまうこともある。

しかし、知事になろうとする候補者であれば、目指す県政の在り方を選挙期間中から体現し、有権者に示すことが求められます。
支援者からの恩義に引きずられるようなら知事室に入ってからは「癒着」となり、選対幹部の言いなりになるようなら「談合」や「利権」が容易に入り込む。

「とにかく仲良くやろうよ」的な仲良しクラブでは厳しい選挙は戦えない以上に、県庁に入ればさらに厳しい人間関係が待っていると予想されます。
選挙の采配がままならなければ、県庁に入っても的確な人事や判断ができるとは思えません。

選挙体制は候補者の知事としての資質を判断する重要な要因となっているとみています。
Posted by komachankomachan at 2010年07月06日 07:48
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