2011年05月27日

・楽で得する節電術(2)

昨日に引き続いて節電のノウハウについての講座に向けての備忘録。
最近はジェットコースターのごとくエネルギー問題を取り巻く環境がめまぐるしく、それこそ時間単位で変貌するので立ち位置をしっかりと固めていないと惑うことになる。
東電と東北電力管内では、電力消費量を削減する範囲の広い節電ですが、中部電力は平常時は足りているので、ピークカットが求められている。

重要なことは、電力需要がピークに達する時の電気の使用を控えるということ。
昨日も指摘したが月曜日から水曜日までの午後一時から四時が最重要のターゲットです。
この時期にできる限り電気を使わない暮らし方を工夫することが大事です。

電気を使うのを抑えるということではなくて、使う時刻をずらしたり、電気を使わなくても済むように工夫しましょうという事なので、我慢する必要はない。
信州ではあまり必要性がないとしたクーラーでも、必要な場合があって、その時間帯はみごとにターゲットと重複する。
ではどうするか。
具体的に工夫していきましょう。

まずは、クーラーを何のために使っているかを考えます。
部屋が暑いから、涼しくするためですね。
では、なんで部屋が暑いんでしょう?
それは、外の気温が高いからです。

外の気温が高いと、なぜ部屋が暑くなるんでしょう?
それは、外から熱が入り込んでくるからです。
クーラーは外から入ってきた熱を外に戻すのが仕事です。
では、熱が入って来なくすればクーラーの仕事が減るということが分かります。

断熱と遮熱が有効だと、ここまでくれば理解いただけると思います。
断熱性に劣る住宅では、クーラーの節電には断熱が一番効果的です。
天井に断熱材を入れたり、内窓を付けたりの本格的な断熱リフォームが理想的ですが、応急的にどうするかも考えてみましょう。

熱の侵入経路は、窓からのものが23%を占めて一番多い。
日射を遮ることが基本になりますから、すだれとカーテンを効果的に使いましょう。
窓の外には、すだれを窓から数十センチ離して取り付け、すだれと窓の間に風が通るようにします。
窓とすだれを密着させると、すだれに当たった太陽光線がすだれから遠赤外線を輻射して室内を暖めてしまいます。
すだれの二重掛け(間隔を開ける)は効果が上がります。

また、マンションのベランダは大きな蓄熱材なので、日中に太陽熱を貯めない。
ベランダをすだれで日よけする、ベランダのコンクリート床には木製すのこを敷く。
日が当たって暑くなったコンクリートに打ち水する。ただし、このときには、窓は締め切って風を入れない。

打ち水は、最初は水が蒸散した時に湿度が高く熱気を帯びた風なので、これは室内にいれずに、二回目以降の風を室内に取り込むようにするといいです。
アスファルトやコンクリートが熱いうちの打ち水は、蓄熱体を冷やすためで、涼しい風が得られる打ち水は、これらが冷えてから風が運んでくるものです。
この違いがなかなか理解されていませんね。
だから昔の知恵の本来の打ち水は日が陰りはじめた夕刻に行うんです。

話はちょっとそれますが、同じ打ち水でもさらに効果が高いのがクーラーの室外機です。
とっておきの方法は、室外機に日除けのすだれまたは小形のよしずを隙間を開けて掛け、これに打ち水します。
室外機に涼しい風が取り込まれて冷房効果が向上し節電になります。

窓を開ける時間帯と屋外の気温に気を配ると冷房効果が上がります。
熱帯夜は別にして、夜間にはできるだけ外気を取り入れて室内の熱を排出し日中は、外気の進入と太陽光線が入り込まないようにします。
窓には、遮光カーテンを取り付け、暗くしてもよい場合はその上に厚いカーテンを引く。

このくらいやると窓からの熱の侵入は半分くらいに減少しますから、クーラーの消費電力を10%削減できる見込みです。
設定温度を上げて暑いのを我慢するよりも、断熱に工夫して節電しながら涼しく暮らすほうが良いですよね。  
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2011年05月26日

・楽で得する節電術

近いうちに節電の講師を務めることになりました。
長野県温暖化防止推進員という肩書きでの仕事になると思います。

巷ではさまざまな節電ノウハウが飛び交っていますが、情報が多すぎて整理できていない感じです。
講座に向けて私なりに節電やら省エネの取り組み方について整理したいと思います。
多分に備忘録の色合いが濃くなると思いますが、よろしければお付き合いください。

福島原発の事故や浜岡原発の停止、全国で定期点検中の原発の再稼動延期などの影響で、昨年よりも電力の供給量が減る。
だから節電しようということなので、地球温暖化防止の観点から少々ずれることがあってもよしとする。
一番の課題は、電力需要のピークをなだらかにして電力不足によるパニックを防止することにある。

上伊那の女性を対象にした講座なので、中部電力の電力供給の実態を元に効果的な節電を考える必要がある。
そこで重点対象は、月曜日から水曜日の午後一時から四時になる。
中部電力は企業の需要が大半を占めるので、企業の電力需要が高まる時期に家庭でも節電することが求められる。

専業主婦の場合は昼ドラを見ないことから始めてみましょうと言いたいところだが、我慢を強いる節電は長続きしないし、広く普及しない。
すんなりと受け入れられる節電でなければ実際の効果が上がらない。
クーラーの設定温度を28度にするなどはこの典型で無理を強いています。27度が現実的だと考えます。

比較的冷涼な気候である信州の場合はクーラーの設置率は低いので、家庭内の消費電力に占める第一位は冷蔵庫の場合が多い。
冷蔵庫の節電で最も効果があるのは省エネ型への買い替えです。
安易ですが、ちょこまかした節電術とは桁違いに効果が上がります。

我が家の例ですが、11年前に購入した冷蔵庫の年間消費電力は実測で700kwhでした。
昨年の11月に買い換えた省エネ型の冷蔵庫は、年間消費電力の目安が260kwhです。
さらに、節電使用を心がけて半年後の現在は年間消費電力が230kwhくらいの見込みですから、三分の一への激減です。
年間の差470kwhは、一般家庭の一か月分の電力使用量を超えています。(家庭の消費電力の平均は400kwh/月)

冷蔵庫の次に消費電力が多いのは照明ですから、LED電球の普及が急速に進んでいます。
しかし、電力使用のピークカットを目標にすると照明は二の次です。
なぜって夜間の使用が主ですからね。(省エネには欠かせませんが主目的への効果という視点からそれないように)

次に来るのがテレビです。
やっぱり昼ドラの我慢にたどり着きます。
家電エコポイントが間違った政策だったために、消費電力の大きな大型のテレビが普及してしまっています。
テレビを見ないというのは我慢を強いるので、そうではない節電策としてはバックライトの明るさを変えることをお勧めする。

普及している32型を例にとると、最大の明るさから真ん中まで下げただけで20wh削減できる。
ちなみにコンセントを抜きましょうという古典的な節電術があるが、徒労に終わることも多いから選択が必要。
最近のテレビの場合は、0.1wとか0.2wが標準なので、わずらわしいと考える人は無理に取り組む必要は無い。(ブラウン管テレビを使い続けている人は効果がある)

お昼過ぎに洗濯機を使う人は少ないと思うが、掃除機を使うことはあるだろう。
掃除機の消費電力は1000wも珍しくない。
絨毯など強でなければならない場合を除いて中や弱で使ってみましょう。

消費電力は中で半分、弱で五分の一になる。
15分間掃除機を使った場合、中の設定だと125wh、弱だと200whの節電になります。
短時間の使用だけれど掃除機の節電はものすごく効果があります。

つづく・・・。  
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2011年05月16日

・節電で快適に夏を過ごす方法

日本全国で節電の意識が高まり、省エネで夏を乗り切るための工夫が求められています。
これまでに紹介したものも含めて、涼しく夏をすごすためのさまざまな知恵を紹介します。

**エアコン=クーラーと扇風機

クーラーをやめて扇風機に換えると50%の節電と言われますが、これは誤解を生みやすい。
クーラーは室内の熱を屋外に排出する「熱移動」が役割ですが、扇風機は風で体表面の蒸散作用と冷涼感を得るもので室内の熱量は増えるだけ。
クーラーは室内の温度を下げますが、扇風機は上げると言い換えてもいいので、外気温が高いときには役に立たない。

室内の温度を上げているのは、窓・天井からの進入熱がそれぞれ23%、壁が18%についで多いのが内部発熱の13%です。
室内の消費電力を下げることが室内の温度を下げるための大きな要素です。

節電は室温を下げることに大きく影響する=エアコンの負荷を小さくする。
細かな待機電力などを節減することで室内の温度上昇を和らげ、エアコンの消費電力が少なくなります。

違う観点からアドバイスするなら、エアコンを効率よく効かせたい部屋にはできる限り家電製品を置かないか、通電しない状態にする。
狭いお宅でリビングに通じる空間に冷蔵庫がある場合は、消費電力の少ないものに買い換える。(年間消費電力の目安300kwh以下)
蛍光灯は定格電力よりも大きな熱を発生するのでエアコン使用時は照明を消す。

換気と隙間風による進入熱は全体の13%です。
換気扇は室外の熱気を室内に取り込むので、できる限り使わない。
だから、エアコンの面からするとガスよりもIHの方が節電になるケースがある。

家庭内に限っても省エネには複雑な相関関係があって、思い込みで逆効果になっていることもよくある話です。  
Posted by komachan at 07:53Comments(0)節約

2011年02月19日

・エコポイントで臨時収入

臨時収入が入りました。

家電エコポイントです。

昨年、冷蔵庫を購入したときに14,000ポイントが付いてきました。


交換商品にはいろんなものがあったんですが、割高のものがほとんどだったので、JCBの商品券に交換しました。

交換手数料として500円差し引かれて、13,000円分の商品券と500円のクオカードが送られてきました。

商品券は1,000円券が13枚です。


冷蔵庫の購入価格は123,524円でしたが家電リサイクル費5,100円を追加して、ネット通販でポイントが 25,941ポイント、家電エコポイントが14,000点を差し引くと実質88,583円でした。

東芝のGR-C43Gで、年間消費電力は260kwh。

年末の機種更新の時期だったので底値で買うことができました。


ところが新機種になったと思ったら型番がCからDに変わっただけで、中身はほとんど同じ。

新製品としての家電量販店の店頭価格は20万円前後と、超割高。

新製品だからといってレベルアップしているとは限らないんですね。


もうひとつの臨時収入は、先日引き取ってもらったアルミサッシです。

伊那市の㈱キタニにガラス入りのアルミ障子とサッシ枠を大型トラックで持ち去ってもらいました。

今日、営業担当が現金を持ってきてくれました。


「70キロありました」

ということで、アルミのキロ単価は100円なので7,000円になりました。

予想よりもだいぶ多い。


アルミサッシの交換も住宅エコポイントの対象になっていて、4箇所変えたから72,000円分のポイントが付与される。

アルミの資源回収で7,000円。

窓を交換すると約8万円の収入になるんだから、断熱リフォームはやったほうがいいですね。

**本日の発電量 53.7kwh
-第一発電所 23.4kwh
-第二発電所 30.2kwh  
Posted by komachan at 19:43Comments(0)節約

2011年02月02日

・もしかしたら使うかもしれない廃材

押入れを解体して耐震補強しているので、その影響を受けて作り付けの洋服タンスも壊しました。

ハンガーを掛けるパイプも撤去しました。

もちろん復旧するんですが。


大工さんが作りつけの洋服タンスのほとんどは復旧してくれましたが、パイプだけは残りました。

つけてくれと頼むほどの仕事ではないので、自分で取り付けます。

ついでに、洋服をたくさん掛けられるように、もう一本パイプを増やすことにしました。


解体前にも「突っ張り棒」で二本にしてありましたが、しっかりしたパイプに取り替えます。

何か適当な資材はないかなと、家の周りをぐるぐると見回していたところ、ありました。

壊れたスノーダンプの柄です。


思いっきり力のかかる雪かきに使う柄なので、強度は申し分ありません。

いろんなプラスチック部品がリベットで取り付けられているので、ドリルを切り込んで外します。

薄肉で、太さもちょうどいい。


パイプの受けは、以前にタンスを壊した時に保管しておいた丸棒受けを利用しました。

棒の太さが異なるので、30mmのフォスナービットで受けの皿穴を大きくします。

タンスの側板は薄いベニヤ板なので固定には不向きですから、貫に固定します。


「何かに使えるかな」との思いから、保管してある廃材はかなりの量になります。

おそらく使うことがないであろう廃材のほうが多いと思いますが、今回のようにあると助かるから捨てられません。


**本日の発電量 45.2kwh
-第一発電所 20.9kwh
-第二発電所 24.3kwh  
Posted by komachan at 17:50Comments(0)節約

2011年01月18日

・ブラウンシステム123を改造する

ブラウンシステム1-2-3

一世を風靡した電気髭剃りです。

1985年に発売され世界のシェーバー市場を席巻したとも言われています。


我が家にも一台ありまして、ついこの間まで行くへ不明になっていました。

倉庫の片づけをしていたら偶然見つけました。

コンセントにつないでみると、「ギュイ~ン」と往年の作動音を響かせます。

しっかり髭もそれました。


「まだ使える!」と喜んで、しばらく充電していたら・・・、動かなくなりました。

26年も前の充電池ですから、当然ですが。


復活させるべく、分解してみました。

内部のほとんどは、充電のための装置で埋め尽くされています。

乾電池を二本接続したらモーターが回ったので、3Vくらいの直流電圧を直接つなげてしまおうと思います。


まずはじめに考えたのが、我が家の天井に張り巡らされた直流12Vの利用です。

基盤からスイッチを残してすべて取り去ります。

12Vを3Vに落とすべく、抵抗(20Ω)を介して簡潔に結線しなおしました。


ところが12V電源に接続したら、抵抗が焼き切れてしまいました。

パソコンから取り外した抵抗だったんですが、容量不足だったようです。


次に、ACアダプターの利用を思いついたのですが、3V用が手元にありませrん。

4.5Vがあったので、これをテストしてみると良さそうです。

123の電源ケーブルからACプラグを切り取り、ACアダプターのケーブルからはDCプラグを切り取って、両線を半田付けしました。

熱収縮チューブで二重に被覆して出来上がりです。


ところが、ここからが大変でした。

分解するときには勢いに任せて、構造の確認もしないままにバラバラにしました。

ブラウンシステム123は、123の切り替えスイッチの機構が独特です。

試行錯誤して構造は分かってきたのですが、元通りに組み立てる手順が分かりません。


ドイツ人が日本人以上に器用だとしか思えないほど、組み立てのための工夫がありません。

ほとんど偶然に近い感覚で組み立てなおしましたが、工場で同じことをしていたとは思えないので、スペシャルツールがあるとしか考えられないです。

完成して試運転してみると、システム1は問題なく動きますが、システム2がだめでした。

ACアダプターからの電流不足のようです。


再利用したACアダプターは4.5Vの400mAですから約1.8wで、システム123の定格は5wなので明らかに力不足です。

通常の髭剃りには不足はないので、適当なACアダプターが手に入るまでは、このまま使ってみようと思います。


**今日の発電量 51.7kwh

-第一発電所 25.3kwh

-第二発電所 26.4kwh

今年最大の発電量を記録しました。  
Posted by komachan at 17:17Comments(0)節約

2010年12月22日

・家電エコポイントを申請する

家電エコポイントの申請書を作成しました。

冷蔵庫を買い替えたら9000点のエコポイントが付きました。

買い替えリサイクルなので、さらに5000点です。

合計14000点は、JCBのギフトカードに交換すると手数料を引かれて13,000円のギフトカードと500円のQuoカードになる予定です。


123,524円の冷蔵庫を買って13,000円が商品券として値引きされたとすれば一割引きです。

冷蔵庫のリサイクル料金も5000円くらいでしたから、こちらも一割引きに相当します。

ビックカメラで購入したのですが、店舗のポイントとして25,941円相当もらいました。

このポイントを、オーブンレンジの買い替えに利用できたので、大変に助かりました。


今回の買い物は、11年使用した冷蔵庫と26年!使用した電子レンジですから、適切な買い替えだったと思います。

でも、エコポイントが付くからと使える家電を無理して買い替えた家庭もあったのではないかと思います。

エコポイントとは名ばかりで、実は日本国民に家電製品を買わせるための産業支援金ですから、まんまと政府の思惑に乗ってしまったということでしょう。


次に待つのは来年7月の地デジの日。

アナログテレビが基本的には使えなくなります。

大量のブラウン管テレビを廃棄させるための産業支援策ですね。


地デジチューナーを接続すればブラウン管テレビでも見られますが、DVDレコーダーなどのアナログ機器を接続することができないなどの不具合があって、不便極まりない。

あと八カ月あるので、ゆっくりと考えたいと思います。

とりあえずは、24インチワイドのパソコン用モニターを地デジチューナーに接続して、年末のテレビ番組は『疑似地デジ化』して楽しむ予定です。  
Posted by komachan at 20:54Comments(0)節約

2010年12月21日

・我が家はハーフ電化

太陽光発電で大量の電気を作り出すから、我が家はエネルギー製造所といっていいだろう。

ざっと、一般家庭三軒分の電力を供給していると見込まれる。

少しは、自分のところでも使いたいところだが、電力会社が高価に買い取ってくれるから自家消費はできるだけ抑えたい。

相反する要望を叶えるために独立型の風力と太陽光のハイブリッド発電を設置しています。


電気代は、格段に安くなりましたが、残る光熱費のほとんどを占めるのがプロパンガスだ。

オール電化にしてしまえばガス代はかからなくなるが、前述の通り売電額に大きく影響するので、今後十年間は太陽光発電にとってオール電化は天敵の存在になる。

エネルギーのベストミックスを考えながら生活しないと、エコがエゴになってしまうことがあるから気をつけたい。


さて、ガス代を減らすにはガスの消費量を抑制しなければならない。

これからの季節は薪ストーブが熱源になるからガスの消費量はかなり下がるものの、朝方などはガスに頼らざるを得ない。

しかしだ、朝方(7時まで)は深夜電力が圧倒的に安い。

朝は、太陽光も発電していない。

電気を熱源に使うのが良さそうだ。


あれこれ調べてみると、プロパンガスを使うよりも電気で調理した方が効率が良いケースが多々あるらしい。

エネルギー効率のよいIHコンロを使えば、電気が完全に優位になる。

ならば、太陽光発電していない時間帯にはガスを使わずにIHコンロで調理するように生活スタイルを変えてみよう。


ということで、卓上IHコンロを購入しました。

パナソニック 卓上IH調理器 KZPH31AHをネット通販でで8,860円でした。

常用しているビタクラフトの鍋の多くが使えないというデメリットがありますが、その反面、使わないでしまってあるビタクラフト以外の鍋の活躍の場ができました。


ガス代が一カ月に千円節約できたとすれば、一年もたたずに元が取れます。

シミュレーションしていないので断定はできませんがね。

暇になったら検証してみようと思いますが。


光熱費の半分が電気ですから、言うなれば我が家はハーフ電化住宅といったところではないでしょうか。  
Posted by komachan at 17:58Comments(0)節約

2010年11月15日

・パソコンと教材の廃材でLED球を作る

今日は専業農家の方が「ハルユタカ」の種子を求めて来ました。

販売用に作付するようです。

今年の種は、カビてしまって発芽に不安があるので、昨年産のものを提供しました。


我が家のハルユタカは、まだ発芽しません。

でも、土の上にこぼれていた種を拾ってみたら、しっかりと根が張っていました。

発芽は間もなくだと思います。


午前中にオートアールズへ出かけて、ヒューズとLED球を買ってきました。

独立型太陽光発電でバッテリーを自動切り替えする仕組みにしたので、あらたにヒューズを取り付ける場所ができたからです。

また、リレーでバッテリーを切り替えても、目ではどちらにつながっているのか分からないので、LEDをつけて判別できるようにします。


取り付け終わってから、ふと、「LED球は、子どもが学校の教材で使ってたな」と気がつきました。

学校で出来合いの教材を使った残骸が専用のクズ入れに入れてあります。

「何かの役に立つかも」と、貧乏性なので捨てられないんです。


LEDに乾電池で3Vを与えたらちゃんと点灯しました。

一般的に20mAくらいのものだろうと思われるので、独立型発電装置の12Vで使うには500Ωくらいの抵抗を足せば良い。

ずいぶんと昔に習ったオームの法則ですね。


身近に抵抗を販売している店はないので、ネットで注文するかと思ったものの、壊れた古いパソコンが目に止まりました。

こいつは電子部品の塊なので、手頃な抵抗が使ってあるかもしれないぞ。

手当たり次第に抵抗値を測ってみたら、使えそうなのが2個ありました。


1個は若干抵抗値が不足していましたが、不足分の抵抗もパソコンから探して外して直列に使って辻褄を合わせました。

出来上がったのが冒頭の画像のLED。

左がカーショップで買ってきた市販品。

逆流防止のダイオードなど安全機能がある分250円くらいしました。


真ん中と右が廃品再生LEDです。

ちゃんと12Vの電源につないで点灯しました。

電線もパソコンの内部配線にちょうど良い太さと長さのものがありました。


ちょっとした電子工作しかできませんが、廃材からでも立派な機材が作れるんだと再確認です。  
Posted by komachan at 20:14Comments(0)節約

2010年11月03日

・新しい冷蔵庫が来ました

リサイクル券新しい冷蔵庫が来ました。

東芝のGR-C43Gです。

新製品ではありませんが、年間消費電力260kwhはトップレベルの省エネ性能です。

ちなみに最新機種だと230kwhなんてのもあるようですが、毎年この時期に更新されていくので、待っていてもきりがない。


価格は123,524円でした。

ネット通販でポイントが 25,941ポイント、家電エコポイントが9000点でしたから実質88,583円と見なせます。

近くの家電量販店よりも2万円くらいは安く買えました。

これまで使っていた冷蔵庫(11年使用)を家電リサイクルに引き取ってもらうのに5,100円かかりましたが、こちらもリサイクルポイントが政府から支給されるので、実質の負担額は100円です。


省エネ性能が優れた冷蔵庫を買うと、節約する電気代で元が取れてしまいます。

今回のケースだと、これまでの冷蔵庫の年間消費電力が696kwh(実測)で、新しい冷蔵庫が260kwhですから、差は436kwh。

電力単価を23円とすれば、1年間に1万円の電気代が節約できます。


さらに、我が家のように太陽光発電で売電している家庭だと、単価は2倍以上の48円に跳ね上がります。

これを加味すると1年間の電気代の差額は1万4千円です。

古い冷蔵庫を、今後6年半使い続けるのと、新しい冷蔵庫を9万円で買った場合とで、家計の負担額が同じになります。

買い替えないで10年過ぎると5万円も損します。


家計に負担がかからないし、省エネにもなる。

悪いことはないですね。

ただし、いつ壊れるのかという不安はあるものの、まだ使える冷蔵庫をリサイクル処分するのは後ろめたい気がしないでもない。


冷蔵庫のリサイクル率(再資源化率)は65%以上だといいますから、無駄になるのは残りの35%だと考えれば、少しは気が楽になります。

中部電力のCO2原単位は.474kg-CO2/kWhなので、冷蔵庫の買い替えで削減できるCO2は207kgです。

これは、昨年の1年間に電気使用で排出した我が家のCO2の4分の1に相当します。


家計に優しい、環境にもいい、キッチンにも活気が出る。

良い買い物ができたと、家族みんなで喜んでいます。  
Posted by komachan at 20:48Comments(0)節約