2007年12月02日
・みちシンポジウムin駒ケ根

約千人が集まり、道路族を動員したのかと思ったら、元トワ・エ・モワの白鳥英美子のミニコンサートなどのオマケにつられて会場を訪れた人も多かったようです。
必要な道路の整備や、災害に備えた土建業者の体力保持のための「お仕事」などは無駄とは言い切れないが、多くの場合、道路整備は「道路が必要なのではなく、道路工事が必要とされる」と本末転倒になっています。
今回のシンポジウムは、伊南バイパスの開通を念頭において開催されたものだと思いますが、この伊南バイパスそのものも無駄が多いと感じます。
将来の4車線化を想定した明らかに無駄な余地を持たせた2車線の道路。
バイパスと名がつきながら、あちこちに信号機が設置されて、スムースな流れが遮断された生活道路化したバイパスの実態。
そもそも、この地域のバイパスとして広域農道が機能している上に並行して作られたのだから、贅沢道路の位置づけがふさわしい。
シンポジウムで基調講演した国土交通省のお役人が、
「地域の皆さんが青写真を描いた道路を、私たちが整備していく」
といったと伝えられていますが、費用は国民の税金だということをお忘れのようです。
お役人が給料の一部を提供して作ってくれるなら「私たちが整備する」と大言壮語しても結構ですがね。