2009年02月07日
・福岡の中1自殺に学校は無関係

学校側は6日、「学校生活とのつながりは考えにくい」とする報告書を遺族に提出したという。
遺族は学校側の対応を批判しているようです。
当事者が亡くなっているので真相は闇の中です。
しかし、一人の命が失われた原因を探求することは、教育の質の向上につながるのではないかと思います。
因果関係として念頭に置くのはいいとして、家庭に問題があったと決め付けたり、学校の責任だとして教師に負担を押し付けていては、悲しい教訓が生かされません。
これだけ大きく報道された事故ですから、うやむやにしてしまうというのは難しい。
さりとて、家庭に問題があったと遺族の感情を逆なでするような検証はできないだろう。
だったら、市と県の教育委員会が第三者機関にお願いして、事故に至った経過を客観的に検証してみてはどうだろうか。
家庭に問題があったとすれば、一般論として広く世間に警鐘を発せられるような形に変えて教訓として生かしてもらいたい。
学校にも落ち度があるとわかれば、改善すればいい。
担任や被害者の両親を責めても、事故の教訓は生かされないと思う。