2009年02月27日
・西松の違法献金で村井知事選勝利

衆院議員時代からの腹心の死が持つ意味は重い。
それが違法な裏金が選挙資金に流れていたからだとしたら、村井仁の政治生命に終止符を打つにふさわしい。
昨日から、各報道機関がいろんな切り口で事件に迫り始めました。
西松建設と村井仁、右近謙一(故人)の関係も浮かび上がってきました。
それは、田中下ろしに全力を挙げていた自民党長野県議団も深くかかわっているようです。
まず噂の段階ですが、2006年の長野県知事選で村井仁に対して自民党が立候補を指示した際、選挙資金は面倒見るからとの話があったそうです。
その額は一億円といわれていますが、その一部が西松建設からの違法献金でまかなわれていた。
事件は長野県知事選挙から始まっているのかもしれません。
県知事に就任した村井仁は、浅川ダムの建設に執念を燃やします。
結果、穴あきダムの建設を決定するのですが、国内で唯一穴あきダムの工事実績をもつのが西松建設です。
西松建設からの違法な裏金の窓口だったのが、亡くなった右近氏だった。
県の財政が逼迫し危機的な状況にあるにもかかわらず、村井知事はダム工事だけは聖域として手を緩める姿勢を見せません。
かなり大きな力が村井仁をダム建設に駆り立てていることは容易に想像できます。
その力に耐え切れずに一人の人間が命を落としたのだとしたら・・・。
村井知事は、今回の事件は一切知らないと明言しています。
本当に何も関係がないならいいんですが、もし関与しているとしたら重大な虚偽発言です。
県知事の職にとどまる資格を失います。
東京地検の特捜が捜査情報の一部を漏らすということは、事件の核心に迫っている上に決定打を求めているからだと推察されます。
村井仁の本性を暴き、県知事の座から追放し、長野県の膿を出す絶好の機会です。
ダム建設に絡む長野市長、自民党県議団、支持する土木利権集団。
この強固な悪徳集団の一角が崩れたとき、長野県政は激動の瞬間を迎えるのではないでしょうか。
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