2009年12月11日
・家中の結露を止めるぞ
カインズホームで中空ポリカ板を大量に買ってきました。
ポリカのプラダンなどとも呼ばれているようです。
同類の製品でツインカーボが有名ですね。
断熱効果を期待してですが、結露を止める効果が極めて高い。
中空構造で熱抵抗が比較的大きいうえに、ポリカーボネートは比熱がガラスの1.7倍あるから相乗効果で熱を伝えにくい。
外気温が低くても中空ポリカの内表面温度が下がりにくいからです。
使い方はいろいろあって、網戸の代わりにガラスサッシの外側に取り付けるパターンと、サッシの内側に木枠を取り付けて中空ポリカを滑り込ませるパターン、さらにサッシの内側に位置する障子の内側に木枠を追加してそこに滑り込ませんるパターン。
いずれも寒くなくなったら取り外しておける。
一番手軽なのは、網戸レールの内側にはめ込んでしまうパターン。
開け閉めしない短尺の窓ならこれで十分。
断熱の決め手は気密性なのだが、中空ポリカは長尺で使うとたわんで隙間ができてしまう。
サッシ枠や障子の框に木枠を貼り付けるのはそのためです。
氷点下3度でも居室の窓が結露してません。
ポリカを取り付けていないサッシは結露でびしょびしょ。
ホームセンターで結露防止シートという名称の使い捨てのプチプチのような製品が売られていますが、高いものは6尺×3尺で千円近くする。
中空ポリカは耐候性があって耐久性が高いから、1980円という二倍の価格差はすぐに元が取れるし効果も高い。
ガラス戸レールを使って簡易二重窓を作ることも可能だ。
家中の窓を結露させなくするのにかかる費用は6万円ちょっと。
在来工法の家なので窓が広くて、54m2もあるからです。
真空ガラスに変えると150万円以上だし、内窓でもその半額程度はかかってしまうことを考えると、断然安い。
メーカーさんが、網戸サッシ枠に中空ポリカをはめ込めるような新しい製品を作ってくれたら、安くて効果が高い断熱&結露防止のヒット商品になるように思えるのだが。
網戸レールは一本しかないから開け閉めできるようにするには・・・。
解決しなければならない課題はたくさんありそうです。
ポリカのプラダンなどとも呼ばれているようです。
同類の製品でツインカーボが有名ですね。
断熱効果を期待してですが、結露を止める効果が極めて高い。
中空構造で熱抵抗が比較的大きいうえに、ポリカーボネートは比熱がガラスの1.7倍あるから相乗効果で熱を伝えにくい。
外気温が低くても中空ポリカの内表面温度が下がりにくいからです。
使い方はいろいろあって、網戸の代わりにガラスサッシの外側に取り付けるパターンと、サッシの内側に木枠を取り付けて中空ポリカを滑り込ませるパターン、さらにサッシの内側に位置する障子の内側に木枠を追加してそこに滑り込ませんるパターン。
いずれも寒くなくなったら取り外しておける。
一番手軽なのは、網戸レールの内側にはめ込んでしまうパターン。
開け閉めしない短尺の窓ならこれで十分。
断熱の決め手は気密性なのだが、中空ポリカは長尺で使うとたわんで隙間ができてしまう。
サッシ枠や障子の框に木枠を貼り付けるのはそのためです。
氷点下3度でも居室の窓が結露してません。
ポリカを取り付けていないサッシは結露でびしょびしょ。
ホームセンターで結露防止シートという名称の使い捨てのプチプチのような製品が売られていますが、高いものは6尺×3尺で千円近くする。
中空ポリカは耐候性があって耐久性が高いから、1980円という二倍の価格差はすぐに元が取れるし効果も高い。
ガラス戸レールを使って簡易二重窓を作ることも可能だ。
家中の窓を結露させなくするのにかかる費用は6万円ちょっと。
在来工法の家なので窓が広くて、54m2もあるからです。
真空ガラスに変えると150万円以上だし、内窓でもその半額程度はかかってしまうことを考えると、断然安い。
メーカーさんが、網戸サッシ枠に中空ポリカをはめ込めるような新しい製品を作ってくれたら、安くて効果が高い断熱&結露防止のヒット商品になるように思えるのだが。
網戸レールは一本しかないから開け閉めできるようにするには・・・。
解決しなければならない課題はたくさんありそうです。
2009年12月10日
・新型インフルエンザに対応できない駒ヶ根
新型インフルエンザの予防接種が各地で始まっている。
岩手県では、時期が未定だった小学校高学年の接種を18日から、中高生は来年1月5日から始めると決めたようだ。
厚生労働省が、18歳以上の標準的な接種回数を2回から1回に見直したことでワクチンが確保できたとして前倒ししたという。
このほか、1歳未満の乳児やアレルギーなどで予防接種を受けられない子供の保護者も、今月18日から接種を受け付ける。
国の標準スケジュールでは、高齢者は、輸入ワクチンを利用する場合は1月、国産では2月中旬以降に実施される予定。
一般の人はそれ以降で、日程は未定。
長野県は岩手県ほどの素早い対応はできていない。
駒ヶ根市は、さらに遅い。
10日に始まるべき小学校高学年の予約が「市内医療機関との調整ができていない」との理由で先延ばしになった。
いまさら何を言っているのか。
今頃、調整している段階ではないだろう。
市職員の職務怠慢は目に余る。
最近になって、市職員の勤務態度を教えてくれる人を見つけた。
職員個人の仕事ぶりを観察していて、「あの人は短時間にてきぱきと仕事を終わらせる」「あの人は用もないのに残業している」など、リアルな情報が入ってきた。
別館にいる職員のことはわからないが、本館にいる職員の勤務態度なら大抵のことは分かりそうだ。
まじめに仕事をしている職員もいるが、給料泥棒と言われても仕方がないような余剰人員がいることが確かめられた。
こういう情報を市民が握っていることを市職員のほとんどは知らないだろう。
でも、こうして明らかにしたことで、監視の目が職員に注がれていることを気にするようになるだろう。
岩手県では、時期が未定だった小学校高学年の接種を18日から、中高生は来年1月5日から始めると決めたようだ。
厚生労働省が、18歳以上の標準的な接種回数を2回から1回に見直したことでワクチンが確保できたとして前倒ししたという。
このほか、1歳未満の乳児やアレルギーなどで予防接種を受けられない子供の保護者も、今月18日から接種を受け付ける。
国の標準スケジュールでは、高齢者は、輸入ワクチンを利用する場合は1月、国産では2月中旬以降に実施される予定。
一般の人はそれ以降で、日程は未定。
長野県は岩手県ほどの素早い対応はできていない。
駒ヶ根市は、さらに遅い。
10日に始まるべき小学校高学年の予約が「市内医療機関との調整ができていない」との理由で先延ばしになった。
いまさら何を言っているのか。
今頃、調整している段階ではないだろう。
市職員の職務怠慢は目に余る。
最近になって、市職員の勤務態度を教えてくれる人を見つけた。
職員個人の仕事ぶりを観察していて、「あの人は短時間にてきぱきと仕事を終わらせる」「あの人は用もないのに残業している」など、リアルな情報が入ってきた。
別館にいる職員のことはわからないが、本館にいる職員の勤務態度なら大抵のことは分かりそうだ。
まじめに仕事をしている職員もいるが、給料泥棒と言われても仕方がないような余剰人員がいることが確かめられた。
こういう情報を市民が握っていることを市職員のほとんどは知らないだろう。
でも、こうして明らかにしたことで、監視の目が職員に注がれていることを気にするようになるだろう。
2009年12月09日
・普天間基地移転は米国軍内部の問題
沖縄の普天間基地の移転問題が難航しているが、素朴な疑問。
基地は日本のためにあるのか?
日米安保のために必要だというなら、日本のためになっているかもしれない。
しかし、沖縄問題に詳しい資料などに目を通すと、普天間基地は日本の安全保障に直接は関与していないらしい。
米国の海兵隊が日本の安全に寄与することはほとんどないということだ。
ならば、日本の安全保障のために米国軍が駐留しているという基本原則も怪しい。
うがった見方をすれば、沖縄に米国の大軍が駐留しているのは米国の軍事目的であって、日本の安全保障は基地を押し付けるための後付けの理屈なのではないだろうか。
日本が米国に守られているのではなくて、日本にある米軍基地を守っているだけなのでは。
米国にとって軍事基地が重要なのであって、米軍基地に占領されている国家の存在は二の次。
普天間基地の行き先が混迷するのは、米国軍の中における海兵隊の存在が大きく影響しているようだ。
陸海空軍から疎まれているから受け入れてもらえない。
日本に金を出させて海兵隊の居場所を作らせようという魂胆だ。
長野県には日本軍の基地はあるものの米国軍の基地はない。
日本を守ってくれる米軍という位置づけなら、日本全国が応分の負担をしてもいいと思うが、米国軍内部の事情を押し付けらるのなら話は別だ。
ましてや、ならず者の集団とまで言われる海兵隊では受け入れを拒まれて当然だろう。
米国にいいように利用されてきた自民党政治は終わったのだから、じっくりと腰を据えて民主党は米国との関係を見直してもいい。
基地があるうちは米国が日本を守ることは必然だからだ。
米軍基地がなくなればどうなるかを考えるのは、まだまだ遠い将来の話ではないだろうか。
あわててキャンプシュワブの沖合に海兵隊の施設を作ることはないだろう。
これは日米問題ではなく、米国軍内部問題の様相が強い。
外圧に弱い日本を利用して米軍の内部問題を処理してしまおうという、米国のしたたかな策略に乗せられているような気がする。
基地は日本のためにあるのか?
日米安保のために必要だというなら、日本のためになっているかもしれない。
しかし、沖縄問題に詳しい資料などに目を通すと、普天間基地は日本の安全保障に直接は関与していないらしい。
米国の海兵隊が日本の安全に寄与することはほとんどないということだ。
ならば、日本の安全保障のために米国軍が駐留しているという基本原則も怪しい。
うがった見方をすれば、沖縄に米国の大軍が駐留しているのは米国の軍事目的であって、日本の安全保障は基地を押し付けるための後付けの理屈なのではないだろうか。
日本が米国に守られているのではなくて、日本にある米軍基地を守っているだけなのでは。
米国にとって軍事基地が重要なのであって、米軍基地に占領されている国家の存在は二の次。
普天間基地の行き先が混迷するのは、米国軍の中における海兵隊の存在が大きく影響しているようだ。
陸海空軍から疎まれているから受け入れてもらえない。
日本に金を出させて海兵隊の居場所を作らせようという魂胆だ。
長野県には日本軍の基地はあるものの米国軍の基地はない。
日本を守ってくれる米軍という位置づけなら、日本全国が応分の負担をしてもいいと思うが、米国軍内部の事情を押し付けらるのなら話は別だ。
ましてや、ならず者の集団とまで言われる海兵隊では受け入れを拒まれて当然だろう。
米国にいいように利用されてきた自民党政治は終わったのだから、じっくりと腰を据えて民主党は米国との関係を見直してもいい。
基地があるうちは米国が日本を守ることは必然だからだ。
米軍基地がなくなればどうなるかを考えるのは、まだまだ遠い将来の話ではないだろうか。
あわててキャンプシュワブの沖合に海兵隊の施設を作ることはないだろう。
これは日米問題ではなく、米国軍内部問題の様相が強い。
外圧に弱い日本を利用して米軍の内部問題を処理してしまおうという、米国のしたたかな策略に乗せられているような気がする。
2009年12月08日
・カーテンで結露が激しくなる

今朝は、寒かった昨日よりもさらに気温が下がった。
居間の縁側(障子で仕切られている)の窓は、断熱していない場所が結露して凍結していた。
ところが、居間に面した廊下の窓は、結露しているものの凍結していない。
居間の縁側の方が暖かいはずだが・・・。
この違いは、掛っているカーテンにあるのではないだろうか。
縁側は分厚い遮光カーテンだが、廊下はレースのカーテン。
カーテンは断熱効果があるから縁側の方が結露や凍結しにくいのではないかと思うが実際は逆だ。
理由は、遮光カーテンによって居間からの熱が遮断され、縁側の窓の方がより低温になったからだと考えられる。
レースのカーテンがかかった廊下の窓は、周囲の熱が窓に伝わるので窓が暖められた。
カーテンの断熱効果は、窓には逆効果になっているようだ。
部屋を暖かくするにはカーテンを閉めた方がよいが、結露を緩和させようと思ったらカーテンをしない方がいい。
結露を防ぐには、
1.窓の温度低下を防ぐ・・・内窓で二重窓にしたり、二重ガラスなどで窓を断熱する
2.窓の湿度を下げる・・・障子やカーテンは透湿性があるから効果はない(低い)。通気性の少ないプラスチック障子紙がよさそう。
裏付けを探していたらパナソニック電工のサイトにちょうど良い解説図があったので、ご紹介しよう。(冒頭の図12)
2009年12月07日
・窓の結露をなくす方法
今朝は氷点下まで気温が下がった。
結露した窓は凍っていた。
家のほとんどの窓は結露してしまう。
窓が結露するとカビの温床になる。
結露させない方が健康にはよさそうだ。
中空ポリカボーネートで断熱リフォームした窓は、氷点下の今朝も全く結露しない。
子供部屋のトステムの内窓は、軽減されるものの結露する。
違いはなんだろうか。
中空のポリカーボネートを障子に張り付けると断熱とともに湿気も遮断する。
このために結露しないのではないかと思う。
内窓は障子を透過して湿気が来るのだろう。
居間の窓では違った現象が起こっている。
網戸の枠に中空ポリカをマジックテープで張り付けて実験しているが、これがかなりいい。
今朝は、無断熱の窓は結露して凍結していたが、中空ポリカ貼りの網戸のある窓は全く結露していないから凍結もしない。
小窓は網戸のレールの内側に中空ポリカを挟み込むことで設置できてとっても手軽。
この状態では開けられないのが難点だが、上下に切れ目を入れて網戸のレールにはめ込めば開け閉めすることできるようになる。
掃き出し窓の上窓は幅が2間で高さが30cmほどあるが、中空ポリカを網戸レールの内側にはさみこんだことで全く結露しなくなった。
冬季は網戸の必要はないので、中空ポリカと入れ替えにしても困ることはないし、なんにしても結露しなくなるのはありがたい。
簡単で効果抜群の中空ポリカの結露防止は、新聞記者も感嘆して取材していた。
今週末には家中の窓に設置するための中空ポリカが入荷する。
カインズホームセンターに発注してある分だが、910×1820で1980円と飛びぬけて安い。
店頭表示の2480円でも他店の半額程度だが、レジではさらに安くなっている。
今年中には、すべての窓の結露をなくしたいと思っている。
結露した窓は凍っていた。
家のほとんどの窓は結露してしまう。
窓が結露するとカビの温床になる。
結露させない方が健康にはよさそうだ。
中空ポリカボーネートで断熱リフォームした窓は、氷点下の今朝も全く結露しない。
子供部屋のトステムの内窓は、軽減されるものの結露する。
違いはなんだろうか。
中空のポリカーボネートを障子に張り付けると断熱とともに湿気も遮断する。
このために結露しないのではないかと思う。
内窓は障子を透過して湿気が来るのだろう。
居間の窓では違った現象が起こっている。
網戸の枠に中空ポリカをマジックテープで張り付けて実験しているが、これがかなりいい。
今朝は、無断熱の窓は結露して凍結していたが、中空ポリカ貼りの網戸のある窓は全く結露していないから凍結もしない。
小窓は網戸のレールの内側に中空ポリカを挟み込むことで設置できてとっても手軽。
この状態では開けられないのが難点だが、上下に切れ目を入れて網戸のレールにはめ込めば開け閉めすることできるようになる。
掃き出し窓の上窓は幅が2間で高さが30cmほどあるが、中空ポリカを網戸レールの内側にはさみこんだことで全く結露しなくなった。
冬季は網戸の必要はないので、中空ポリカと入れ替えにしても困ることはないし、なんにしても結露しなくなるのはありがたい。
簡単で効果抜群の中空ポリカの結露防止は、新聞記者も感嘆して取材していた。
今週末には家中の窓に設置するための中空ポリカが入荷する。
カインズホームセンターに発注してある分だが、910×1820で1980円と飛びぬけて安い。
店頭表示の2480円でも他店の半額程度だが、レジではさらに安くなっている。
今年中には、すべての窓の結露をなくしたいと思っている。
2009年12月06日
・子供部屋の壁を壊して断熱
子供部屋の壁をはがして断熱材を入れました。
じゅらく壁の下地は石膏ボード。
外壁に面した北面と西面を、奥さんと子供二人が初体験で壊し屋になりました。
下準備として部屋の家具をすべて移動し、畳を上げ、障子を外します。
バールを持った三人が、ドカッン!ドカッン!と、派手に壁を壊していきます。
壊したあとは、グラスウールを外側(サイディング側)に入れるので、貫の裏側に滑り込ませる。
サイディングを打ちつけている釘が飛び出していてグラスウールのアルミ箔を破いていしまうので、一本ずつ飛び出した先を曲げて胴縁に打ち付ける。
下準備ができたところで、長さをそろえたグラスウールを挿入する。
ガラスのチリが舞い上がるので、マスクは必需品。
午前中に下準備、午後はグラスウールの作業と一部の壁仕上げだったが、午後は新聞社の取材が入った。
グラスウールを入れるところを写真に撮りたいと言って。
壁の仕上げは、杉板張りに変る。
杉は断熱性に優れ、じゅらく壁に比べて3倍近くも熱抵抗が大きい。
グラスウールと相まって、壁の断熱性能は5倍に跳ね上がる。
一通りの断熱リフォームを終えた子供部屋は、建設当初の熱負荷に対して56%も削減できた。
残りは、外壁に面した押入の襖を裏打ちして、さらに3%削減する予定だ、
すべてを終えると建設当初から59%offで、断熱性を表すQ値は7.95から2.27へと激減する。
晴れて西日が強い日なら、蓄えられた熱量で冬でも暖房は要らなくなる(はず)。
八畳間でリフォーム費用は約4万円。
このうち21800円が内窓(インプラス)だが削減はたったの109wで、子供部屋全体の削減負荷1992wの5.5%でしかない。
障子のある窓に高価な内窓は、費用対効果が極めて低いことが分かる。
断熱リフォームは、家を構成する部材の特性を把握して、費用対効果を考えて取り組まないと浪費につながる危険性がありますね。
我が家は、内窓を取り付けたところで費用対効果に疑問を抱き、詳細な熱負荷計算を実施したことで無駄な費用をかけずに済みました。
じゅらく壁の下地は石膏ボード。
外壁に面した北面と西面を、奥さんと子供二人が初体験で壊し屋になりました。
下準備として部屋の家具をすべて移動し、畳を上げ、障子を外します。
バールを持った三人が、ドカッン!ドカッン!と、派手に壁を壊していきます。
壊したあとは、グラスウールを外側(サイディング側)に入れるので、貫の裏側に滑り込ませる。
サイディングを打ちつけている釘が飛び出していてグラスウールのアルミ箔を破いていしまうので、一本ずつ飛び出した先を曲げて胴縁に打ち付ける。
下準備ができたところで、長さをそろえたグラスウールを挿入する。
ガラスのチリが舞い上がるので、マスクは必需品。
午前中に下準備、午後はグラスウールの作業と一部の壁仕上げだったが、午後は新聞社の取材が入った。
グラスウールを入れるところを写真に撮りたいと言って。
壁の仕上げは、杉板張りに変る。
杉は断熱性に優れ、じゅらく壁に比べて3倍近くも熱抵抗が大きい。
グラスウールと相まって、壁の断熱性能は5倍に跳ね上がる。
一通りの断熱リフォームを終えた子供部屋は、建設当初の熱負荷に対して56%も削減できた。
残りは、外壁に面した押入の襖を裏打ちして、さらに3%削減する予定だ、
すべてを終えると建設当初から59%offで、断熱性を表すQ値は7.95から2.27へと激減する。
晴れて西日が強い日なら、蓄えられた熱量で冬でも暖房は要らなくなる(はず)。
八畳間でリフォーム費用は約4万円。
このうち21800円が内窓(インプラス)だが削減はたったの109wで、子供部屋全体の削減負荷1992wの5.5%でしかない。
障子のある窓に高価な内窓は、費用対効果が極めて低いことが分かる。
断熱リフォームは、家を構成する部材の特性を把握して、費用対効果を考えて取り組まないと浪費につながる危険性がありますね。
我が家は、内窓を取り付けたところで費用対効果に疑問を抱き、詳細な熱負荷計算を実施したことで無駄な費用をかけずに済みました。
2009年12月05日
・断熱リフォームがマスコミに取り上げられる?
新聞記者が取材に来た。
ある場所で我が家の断熱リフォームに言及したところ、記者が小耳にはさんで話を聞かせてほしいということになった。
今朝から自動通気口の取り付けに掛っていたところなので、午後一番に行かせてほしいとの要望だ。
拒む理由もないので「どうぞ」
取り付けた自動通気口は『made in USA』
樹脂製の非常に軽い製品だ。
温度差に反応するバイメタルを動力としてルーバーを動かすのだから、できるだけ軽量な方がいいのだろう。
あまりに軽すぎて風圧で誤作動しないのかという不安が付きまとう。
取り付けるには、既存の通気口を取り外す必要がある。
さらに、開口寸法が不足する場所ではモルタルやコンクリートを「はつって」広げなくてはならない。
ちょっとのことなら鏨(たがね)でコツコツと壊していけばいいのだが、数cmの厚さを削り取らなければならないところもあって手作業ではかなり荷が重い。
そういえば、かなり前に工務店を廃業した親戚からコンクリートドリルをもらってあった。
もしやしてと探し出してケースから取り出してみたらハンマードリルが入っていた。
六角軸のチゼルも付属していたので、一気にパワーアップ。
ガッガッガッ!とモルタルはあっという間、コンクリートも思いのままに削れます。
でも最小限にとどめておかないと基礎の耐力が下がってしまうから用心深く。
土台が干渉するところもあるので、電動トリマーで削り取って面を合わせる。
取り付け金物が付属していたがあまりにも華奢なので、シリコンシールを縁に塗布して貼り付けてしまうことにした。
6個付け終わったところで雨が降り始めたので、剥がしたサイディングの再取り付けは明日に順延する。
午後になったら記者さんが訪ねてきたので、熱負荷計算から断熱資材の検討経過まで、一通りの説明をして差し上げる。
かなり興味をもったようで、あれこれと話が弾んで3時間。
明日は壁にグラスウールを入れる作業を予定していると言ったら、「明日もまた来ていいですか?」
ローコスト断熱リフォームを世に広めるお手伝いということで、微力ながらお力添えをしますということになった。
まだ、試行錯誤の段階だから一般の人に勧められるほど詰められたわけではないが、省エネ住宅になる前に建てられた多くの無断熱住宅で浪費されている暖房エネルギーを減らす一助となるなら一肌脱いでみてもいいかと思う。
我が家のリフォームも終えていないのに先の見えない展開となりそうだ。
**備忘録
天井をグラスウールで断熱したことで、暖房負荷の42%を削減。
本日、自動床下通気口を設置したことで19%削減。
全体の6割を削減できたので、かなり寒さは和らいだと思う。
ある場所で我が家の断熱リフォームに言及したところ、記者が小耳にはさんで話を聞かせてほしいということになった。
今朝から自動通気口の取り付けに掛っていたところなので、午後一番に行かせてほしいとの要望だ。
拒む理由もないので「どうぞ」
取り付けた自動通気口は『made in USA』
樹脂製の非常に軽い製品だ。
温度差に反応するバイメタルを動力としてルーバーを動かすのだから、できるだけ軽量な方がいいのだろう。
あまりに軽すぎて風圧で誤作動しないのかという不安が付きまとう。
取り付けるには、既存の通気口を取り外す必要がある。
さらに、開口寸法が不足する場所ではモルタルやコンクリートを「はつって」広げなくてはならない。
ちょっとのことなら鏨(たがね)でコツコツと壊していけばいいのだが、数cmの厚さを削り取らなければならないところもあって手作業ではかなり荷が重い。
そういえば、かなり前に工務店を廃業した親戚からコンクリートドリルをもらってあった。
もしやしてと探し出してケースから取り出してみたらハンマードリルが入っていた。
六角軸のチゼルも付属していたので、一気にパワーアップ。
ガッガッガッ!とモルタルはあっという間、コンクリートも思いのままに削れます。
でも最小限にとどめておかないと基礎の耐力が下がってしまうから用心深く。
土台が干渉するところもあるので、電動トリマーで削り取って面を合わせる。
取り付け金物が付属していたがあまりにも華奢なので、シリコンシールを縁に塗布して貼り付けてしまうことにした。
6個付け終わったところで雨が降り始めたので、剥がしたサイディングの再取り付けは明日に順延する。
午後になったら記者さんが訪ねてきたので、熱負荷計算から断熱資材の検討経過まで、一通りの説明をして差し上げる。
かなり興味をもったようで、あれこれと話が弾んで3時間。
明日は壁にグラスウールを入れる作業を予定していると言ったら、「明日もまた来ていいですか?」
ローコスト断熱リフォームを世に広めるお手伝いということで、微力ながらお力添えをしますということになった。
まだ、試行錯誤の段階だから一般の人に勧められるほど詰められたわけではないが、省エネ住宅になる前に建てられた多くの無断熱住宅で浪費されている暖房エネルギーを減らす一助となるなら一肌脱いでみてもいいかと思う。
我が家のリフォームも終えていないのに先の見えない展開となりそうだ。
**備忘録
天井をグラスウールで断熱したことで、暖房負荷の42%を削減。
本日、自動床下通気口を設置したことで19%削減。
全体の6割を削減できたので、かなり寒さは和らいだと思う。
2009年12月04日
・現状維持は自己満足の幸せ
お役所仕事と現状追認に安どする市民の組み合わせでは何も変わらない。
上伊那広域連合が計画するごみ焼却施設の話だ。
お役人は、達成が確実視される堅実な目標を堅持したがる。
お役人と仲がいい模範的な市民も、今の延長線上で飛躍するのがいやだから少し背伸びをするくらいで満足する。
可能な限りを尽くして検討を重ね、コストと環境負荷を最低限にするには、この面々では無理なことは明白だ。
行政が主体となった検討委員会のようなものは、押し並べてこういう経緯をたどる。
違った展開を見せる時は、行政の長が素晴らしいビジョンを抱いていたり、多数の聡明な市民が野心的な試みに賛同するような場合だ。
行政の職員がリーダーの先を行ったり、地域の役員が他の先進地域の良いところをまねてみようと檄を飛ばしたりすることは、極めてまれだろう。
では、現状の殻を破れない上伊那が一皮むけるためには何が必要なのか、考えてみる必要がある。
一つの解決策は、足を引っ張る現状維持派を取り除いて、可能性を信じて新たな領域に踏み込む別プロジェクトだ。
現状維持が良い人たちは、お役人が作った「金はかかるが手間は惜しめる」無難な計画で自己満足していればいい。
そんな「ズク無し」は枠の外に置いて、先駆者たちの功績を調べ、地域の特性を鑑み、あらたな上伊那モデルの創造に取り組んでこそ、本当の意味での検討委員会だと思う。
しかし、提案しても受け入れられない。
大きなゴミ焼却場を作って儲けることが至上命題の業者と癒着しているからだと、後ろ指をさされても仕方がないだろう。
ゴミが不足するほどの大きな施設を作るのは誰にでもできる。
ゴミが不足しては施設が困るのでゴミ減量はほどほどにという結末が見えているが、関係者が責められることは少ない。
一方で、ゴミが余るほどの小さな施設を作ることはお役人には絶対に受け入れられない。
焼却施設が小さければ必然的に地域のゴミを必死になって減らす努力が生まれ、環境にも自治体の財政にも大きく貢献するのだが、ゴミが自由に捨てられないことに怒りを爆発させる市民が必ずいるからだ。
市長や市民に少しでも批判の芽を生むような野心をもってはお役人が務まらない。
そういうお役人に地域の将来ビジョンを描かせることが、矛盾に満ちていることは誰の目にも明らかだ。
ビジョンは行政の長や市民が示さなければならない。
お役所仕事は、ビジョンをさらに高めるための助力に徹しなければならない。
お役人があらかじめ検討して、それを追認するだけの検討委員は無駄だ。
殻を破った先が見通せない、視野の狭い委員会ではなおさらだ。
上伊那広域連合のゴミ処理政策は多くの伸び代を内在しながらも、そこに一歩踏み込む意欲に掛けるために多大なコストと環境負荷の削減の機会を失おうとしている。
できることをやろうとしない、できるかもしれないことには目を向けない、こんな姿勢を改めて、できないかもしれないがやってみる。
これができるようになったら、市民生活に多大な恩恵が生まれるのだろうが、現状維持が一番幸せと思っている方々には手の届かない幸せなんだと思う。
市民をそこへ導いてこそ公僕としての使命が果たせるのではないかな、お役所の方々。
市長を突き上げてでも、地域を向上させる意欲をもった管理職が上伊那にはいないのかな。
上伊那広域連合が計画するごみ焼却施設の話だ。
お役人は、達成が確実視される堅実な目標を堅持したがる。
お役人と仲がいい模範的な市民も、今の延長線上で飛躍するのがいやだから少し背伸びをするくらいで満足する。
可能な限りを尽くして検討を重ね、コストと環境負荷を最低限にするには、この面々では無理なことは明白だ。
行政が主体となった検討委員会のようなものは、押し並べてこういう経緯をたどる。
違った展開を見せる時は、行政の長が素晴らしいビジョンを抱いていたり、多数の聡明な市民が野心的な試みに賛同するような場合だ。
行政の職員がリーダーの先を行ったり、地域の役員が他の先進地域の良いところをまねてみようと檄を飛ばしたりすることは、極めてまれだろう。
では、現状の殻を破れない上伊那が一皮むけるためには何が必要なのか、考えてみる必要がある。
一つの解決策は、足を引っ張る現状維持派を取り除いて、可能性を信じて新たな領域に踏み込む別プロジェクトだ。
現状維持が良い人たちは、お役人が作った「金はかかるが手間は惜しめる」無難な計画で自己満足していればいい。
そんな「ズク無し」は枠の外に置いて、先駆者たちの功績を調べ、地域の特性を鑑み、あらたな上伊那モデルの創造に取り組んでこそ、本当の意味での検討委員会だと思う。
しかし、提案しても受け入れられない。
大きなゴミ焼却場を作って儲けることが至上命題の業者と癒着しているからだと、後ろ指をさされても仕方がないだろう。
ゴミが不足するほどの大きな施設を作るのは誰にでもできる。
ゴミが不足しては施設が困るのでゴミ減量はほどほどにという結末が見えているが、関係者が責められることは少ない。
一方で、ゴミが余るほどの小さな施設を作ることはお役人には絶対に受け入れられない。
焼却施設が小さければ必然的に地域のゴミを必死になって減らす努力が生まれ、環境にも自治体の財政にも大きく貢献するのだが、ゴミが自由に捨てられないことに怒りを爆発させる市民が必ずいるからだ。
市長や市民に少しでも批判の芽を生むような野心をもってはお役人が務まらない。
そういうお役人に地域の将来ビジョンを描かせることが、矛盾に満ちていることは誰の目にも明らかだ。
ビジョンは行政の長や市民が示さなければならない。
お役所仕事は、ビジョンをさらに高めるための助力に徹しなければならない。
お役人があらかじめ検討して、それを追認するだけの検討委員は無駄だ。
殻を破った先が見通せない、視野の狭い委員会ではなおさらだ。
上伊那広域連合のゴミ処理政策は多くの伸び代を内在しながらも、そこに一歩踏み込む意欲に掛けるために多大なコストと環境負荷の削減の機会を失おうとしている。
できることをやろうとしない、できるかもしれないことには目を向けない、こんな姿勢を改めて、できないかもしれないがやってみる。
これができるようになったら、市民生活に多大な恩恵が生まれるのだろうが、現状維持が一番幸せと思っている方々には手の届かない幸せなんだと思う。
市民をそこへ導いてこそ公僕としての使命が果たせるのではないかな、お役所の方々。
市長を突き上げてでも、地域を向上させる意欲をもった管理職が上伊那にはいないのかな。
2009年12月03日
・断熱リフォーム計画が固まる
我が家の断熱リフォーム計画案が固まった。
築30年の無断熱住宅を次世代省エネ住宅のレベルまで断熱性能を向上させる計画だ。
断熱性能は「Q値」として示されるが、長野県はQ=2.4が次世代省エネ住宅の基準になっている。
30年前に建てられた状態ではQ=7.3だから、寒冷地の住宅としては話にならない。
どのくらい断熱性能が劣っているかというと、Q=2.4にした時と比べて約9400wの差がある。
居室だけでこの差だから、家全体を全館暖房した場合だと16000wもの違いが生じる。
キロカロリー表示に換算すると約13800kcalだ。
これは大型のファンヒーター4台分に相当する。
これだけ大規模な断熱リフォームだと工事費用もかなり高額になる。
しかし材料だけ購入してDIYすれば、費用は十分の一以下。
資材費は17万円を見込んでいる。
週末DIYなので工期はいつになるのか見当がつかない。
この冬が本格化するまでにすべてを終えるのは無理だろう。
ならば、効果の高いものから順に工事していくのが妥当な線。
削減負荷量の41%を占める天井裏の断熱は、すべてにグラスウールを敷き詰め終わっている。
次に大きな削減が見込めるのが床下だが、床下に入る手段が用意されていないので断熱はあきらめた。
その代わりに採用するのが床下通気口の閉鎖で、これで20%の削減が見込める。
だが、常時閉鎖では床下の換気が滞ってしまうので温度感知型の自動通気口を設置する。
これは明日届く予定だが、既存の換気口を取り外すためにモルタルをハツル必要がある。
床の負荷削減量に匹敵するのが窓だが、一般的には負荷全体の3分の1を占めると言われている。
ところが我が家の場合、20%にとどまるが、その理由は窓の多くに障子が併設されているからだ。
窓に障子が併設されていれば、二重窓に相当する断熱効果がある。(隙間をふさぐことが前提ですが)
残り19%は、一部の部屋で壁にグラスウールを充てんしたり、建具の断熱性を上げて稼ぐ。
計算上は「ポカポカ」と暖かな冬になることが可能なんだが、工事を終えるまで楽しみはお預けだ。
築30年の無断熱住宅を次世代省エネ住宅のレベルまで断熱性能を向上させる計画だ。
断熱性能は「Q値」として示されるが、長野県はQ=2.4が次世代省エネ住宅の基準になっている。
30年前に建てられた状態ではQ=7.3だから、寒冷地の住宅としては話にならない。
どのくらい断熱性能が劣っているかというと、Q=2.4にした時と比べて約9400wの差がある。
居室だけでこの差だから、家全体を全館暖房した場合だと16000wもの違いが生じる。
キロカロリー表示に換算すると約13800kcalだ。
これは大型のファンヒーター4台分に相当する。
これだけ大規模な断熱リフォームだと工事費用もかなり高額になる。
しかし材料だけ購入してDIYすれば、費用は十分の一以下。
資材費は17万円を見込んでいる。
週末DIYなので工期はいつになるのか見当がつかない。
この冬が本格化するまでにすべてを終えるのは無理だろう。
ならば、効果の高いものから順に工事していくのが妥当な線。
削減負荷量の41%を占める天井裏の断熱は、すべてにグラスウールを敷き詰め終わっている。
次に大きな削減が見込めるのが床下だが、床下に入る手段が用意されていないので断熱はあきらめた。
その代わりに採用するのが床下通気口の閉鎖で、これで20%の削減が見込める。
だが、常時閉鎖では床下の換気が滞ってしまうので温度感知型の自動通気口を設置する。
これは明日届く予定だが、既存の換気口を取り外すためにモルタルをハツル必要がある。
床の負荷削減量に匹敵するのが窓だが、一般的には負荷全体の3分の1を占めると言われている。
ところが我が家の場合、20%にとどまるが、その理由は窓の多くに障子が併設されているからだ。
窓に障子が併設されていれば、二重窓に相当する断熱効果がある。(隙間をふさぐことが前提ですが)
残り19%は、一部の部屋で壁にグラスウールを充てんしたり、建具の断熱性を上げて稼ぐ。
計算上は「ポカポカ」と暖かな冬になることが可能なんだが、工事を終えるまで楽しみはお預けだ。
2009年12月02日
・環境税導入で産業構造が変わる
揮発油税などの暫定税率撤廃と環境税がセットで来年4月から実施される見込みとのニュースが今朝の一面トップだ。(by信毎)
ところが、鳩山首相は今日、国会内で講演してこれを否定した。
「暫定税率の議論と環境税の議論を一緒にすれば、国民に約束違反と思われる。増税の部分はしっかりと議論する必要がある」と指摘した。
揮発油税の暫定税率と環境税(炭素税)は似て非なるものだ。
似ているからセットで実施しようというのでは短絡的すぎる。
暫定税率を廃止することによる税金の減少分を補うために環境税を導入するのでは、明らかな公約違反だ。
暫定税率廃止は政権公約であり、やるかどうかで国民の審判が下る。
税収が不足するのは折り込み済みだったはずで、補うための環境税論議は姑息な論理のすり替えだ。
鳩山首相が言うように、約束は守り、増税はしっかりと時間をかけて議論すべきだ。
環境税をめぐっては菅直人国家戦略担当相と藤井裕久財務相、原口一博総務相が1日、来年4月導入を目指す方針で一致していた。
目先の金のことしか頭にない財務相や総務相は仕方がないというものの、菅直人国家戦略担当相までもが与してもらっては困る。
国家戦略としては日本の地球温暖化をどのように進めるのかという観点から環境税を論じるべきだ。
当面の懐具合の心配は財務相に任せておけばいいではないか。
ところで、環境税が導入されると化石資源由来の製品は価格が上昇する。
家庭の水道光熱費が直撃を受けるが、化石資源はあらゆる産業で消費されているからすべての製品価格が影響を受ける。
物価の上昇を抑えるには、化石資源の依存度を減らすのが手っ取り早い。
これが環境税導入の最も期待される成果だと思う。
ところが、鳩山首相は今日、国会内で講演してこれを否定した。
「暫定税率の議論と環境税の議論を一緒にすれば、国民に約束違反と思われる。増税の部分はしっかりと議論する必要がある」と指摘した。
揮発油税の暫定税率と環境税(炭素税)は似て非なるものだ。
似ているからセットで実施しようというのでは短絡的すぎる。
暫定税率を廃止することによる税金の減少分を補うために環境税を導入するのでは、明らかな公約違反だ。
暫定税率廃止は政権公約であり、やるかどうかで国民の審判が下る。
税収が不足するのは折り込み済みだったはずで、補うための環境税論議は姑息な論理のすり替えだ。
鳩山首相が言うように、約束は守り、増税はしっかりと時間をかけて議論すべきだ。
環境税をめぐっては菅直人国家戦略担当相と藤井裕久財務相、原口一博総務相が1日、来年4月導入を目指す方針で一致していた。
目先の金のことしか頭にない財務相や総務相は仕方がないというものの、菅直人国家戦略担当相までもが与してもらっては困る。
国家戦略としては日本の地球温暖化をどのように進めるのかという観点から環境税を論じるべきだ。
当面の懐具合の心配は財務相に任せておけばいいではないか。
ところで、環境税が導入されると化石資源由来の製品は価格が上昇する。
家庭の水道光熱費が直撃を受けるが、化石資源はあらゆる産業で消費されているからすべての製品価格が影響を受ける。
物価の上昇を抑えるには、化石資源の依存度を減らすのが手っ取り早い。
これが環境税導入の最も期待される成果だと思う。