2008年11月26日
・産科医療の実態調査報告会

本日19時から駒ヶ根駅前アルパ三階。
さらに12月5日の午前10時から再度開催されます。
上伊那地域で進められてきた産科医療の集約化の影響を調査した内容です。
駒ヶ根にある昭和伊南総合病院が医師の確保に失敗し、産科の継続が困難な状況に陥りました。
長野県の方針で産科医師を伊那中央病院に集約し、限られた医療資源を効果的に活用して窮地を乗り切ろうと関係者が努力しています。
しかし、出産する側にとっては不便や不安を強いられることが少なからず発生し、出生数の減少に結びつくのではとの弊害も指摘されています。
そこで、実態を調査することになりました。
公的機関にお任せしていては動きが遅いので、有志が市町村に働きかけて協力を受けながら実施する形態になりました。
一年間の調査予定の折り返しに来たところで、妊婦やご家族の不安の実態が見えてきたので中間報告となりました。
実態を知らずに机上の論議で地域医療を語ることのむなしさを、市長などの伊南行政組合のお偉いさんたちに実感してもらいたいと思います。
失敗しても「ごめんなさい」で終わらせてしまう、無責任な行政が運営する地域医療のつけが住民に重くのしかかっている。
役所の職員や議員で構成された無責任集団がコンサル任せの改善策を話し合ったとしても、結局は素人の井戸端会議の域を出ません。
地域医療の責任を担うのは最終的には地域住民なんです。
地域住民に情報を隠して、無責任集団が密室で責任逃れを続けている現状では、公共の福祉は守れません。
専門家を交えて、市民主体の開かれた改善計画会議の主催を強く求めていく必要があると思います。