2009年09月30日

・民主議員出納責任者逮捕は対岸の火事か

先の衆院選挙で当選した議員の出納責任者が逮捕された。

有罪となれば連座制で議員の身分を失うばかりか、立候補も一定期間できなくなる。

政府与党となった民主党の議員だというから、今後の展開が気になる。


熊本県警は30日、衆院選熊本3区で落選したが、比例選九州ブロックで復活して初当選した民主党の後藤英友氏の出納責任者、井上広世容疑者を公職選挙法違反(日当買収)の疑いで逮捕した。

容疑は、人材派遣会社を経営する選挙運動員ら2人と共謀し、8月下旬~9月中旬に、別の運動員4人に対し、選挙運動を行った報酬として数万円を渡したというものだ。

後藤氏の陣営には6月以降、人材派遣会社から十数人が派遣され、報酬を受け取った4人は選挙中の8月下旬、個別訪問やビラ配りなどを行っていた。


こういう理由で逮捕されるというなら、まだまだ逮捕者は続出すると思う。

身に覚えのある議員は、戦々恐々として事態の推移を見守っているのではないか。

長野県内でも、長野2区の下条議員が公設秘書給与の中から計約170万円を下条議員の政治団体に寄付していたことが分かった。


衆議院事務局議員課によると「秘書給与はあくまでも秘書への報酬。本人の意思に反して寄付が行われれば、法の趣旨に反する」と話している。

秘書給与法は、公設秘書給与の詐取事件などが相次いだことを受けて改正され、罰則はないが、秘書給与の直接支給や、寄付の強要・勧誘禁止を盛り込むなど、秘書給与の不正流用防止を図っている。

02年3月、刑事事件に発展した社民党の辻元清美衆院議員の政策秘書給与の詐取疑惑が発覚、辻元議員は議員辞職している。

当時、長野県東筑摩郡の建設会社から給与を受け取っていた下条議員の元秘書は、辻元議員が辞職した際、下条議員に対し「私の件は大丈夫なんですか」と尋ねたという。


総務省によると、政治家側が企業から秘書給与を受け取った場合、後から返金するしないにかかわらず、寄付として政治資金収支報告書に企業名と給与相当分の金額などを記載しなければならない。

その上で、返金した場合には支出の欄に返済分を含めた支出金額を記載する必要があるという。

下条議員の政党支部の収支報告書には、そもそも建設会社が支払った秘書給与に見合う記載がなく、仮に返金していたとしても、政治資金規正法違反(不記載)にあたる可能性がある。


ところで、ここの長野五区は大丈夫だろうか。

叩けばほこりが出るという点では、前出の二人と何ら違いがない。

警察が目を付けるかどうかにかかっていると思うが、万が一目を付けられたら逃れる術はないだろう。

事情はどこの選挙陣営も似たようなものだと思うが、選挙スタッフをぞんざいに扱った報いが議員の地位を危うくするのだから身から出た錆だな。  
Posted by komachan at 20:13Comments(0)09衆院選

2009年09月29日

・浴室の壁に洗面器の満月

今日はバスライトを新しくした。

浴室照明器具のことです。


先日、サンタの創庫のオークションで落札した商品が宅配便で届けられました。

定価7329円のところを900円での落札ですが、高森店だったので往復のガソリン代を考えて宅配料金として600円を支払った。

それでも定価の75%OFFだからお買い得。

取り付けには電気工事が必要なんですが、DIYでやってしまうのが我が家の常です。


古い照明器具を取り外して見ると、思いのほか傷みがない。

器具の内部は全く錆びていない。

このまま使えるかなと思いつつ、製造から30年近く経過した蛍光灯だから安定器の寿命はとっくに超えてしまっている。

火事になる前に換えておくのが安全だな。


取り付けは木ネジだから下地木材がある場所に取り付けられればいいのだが、電線の関係で下地がない場所になる。

タイルとモルタル下地に木ネジを固定するためには「プラグ」を使う必要がある。

あいにく、手持ちのプラグは3.5mm用で、照明器具に付属している木ネジには合わない。

木ネジも手持ちのものから探し出す。


材料がそろったら、振動ドリルにコンクリートドリル刃を付けてタイルにプラグを埋め込む穴をあける。

薄いタイルなのでタイル用のドリル刃でなくても難なく穴が開く。

プラグを叩き込み、ゴムパッキンを介して本体を取り付けてみた。

浴室の雰囲気が変わったような気がする。


念のために取扱説明書に目を通すと、パッキンとタイルの隙間があると器具内部に水が入る恐れがあるからコーキングしろと書いてある。

せっかく取り付けたのに・・・と思いつつ、取り外してからコーキング材(柔軟性の接着剤で代用)をたっぷり塗ってもう一度取り付ける。


新しく壁に取り付けられた丸い照明器具を見て、うちの奥さんは、「満月を見ているみたい」。

末娘は、「壁に洗面器が付いてる」。

私も娘と同じ感想です。



  
Posted by komachan at 21:45Comments(0)一休み

2009年09月28日

・火災警報器を取り付けた

火災警報器を取り付けました。

駒ヶ根市の条例では平成21年5月31日から火災警報器の設置義務が定められていました。

煙式と熱式があるんですが、設置義務がある寝室には煙式を付けるんだそうです。


脱サラする前には、大規模オフィスビルの消防設備の設計に従事してましたから、火災報知設備の重要性は十分に認識してました。

しかしですね、一般家庭にこれが必要かというと、かなり疑問です。

家の構造にもよるでしょうが、田舎によくある平屋で、掃き出しの大きな窓が寝室にもあるような家には、必需品とも思えません。


オフィスビルの場合は、火災を感知してから避難するまでに一定の時間を要するので、いち早く感知して退出を促す必要がある。

一般家庭でも、都会の一戸建てのように、避難経路が限定されている場合はこれに類似すると考えられる。

ところが、田舎の家の造りは避難にはかなり都合がいい。

必要の度合いからするとオフィスビルや都会の戸建てとは段違いに緊急度は低いと言っていいだろう。


だからと言って不要だとは思わないのだが、価格が落ち着くまではもうしばらく様子を見ていようと思っていた。

一個4000円くらいするし、性能保証も10年ということだから、安い買い物ではない。

ホームセンターの安売りやネットオークションでチラチラと気にはしていたが、義務付けから4カ月が過ぎてしまった。


先日、浴室照明器具の寿命が尽きそうになったので、新しいものをオークションで物色しているとサンタの創庫の出品が目にとまった。

高森町のサンタの創庫だったのだが、駒ヶ根市にもサンタの創庫はあるので、ほかにも掘り出し物はないかと眺めていたら、火災警報器が出品されているではないか。

『ヤマトプロテック けむピー YSA-210JP』です。


昨日、無事に落札できたので、今日の午後に引き取りに出かけてきました。

支払いはYahoo!かんたん決済で先に済ませておいたので、商品を受け取るだけで手軽です。

ネット通販価格は、安いところでも送料込みで3000円くらいですが、落札価格は600円だったのでとってもお買い得でした。


早速、子供部屋に取り付けました。

居室で唯一掃き出し窓がなくて逃げ出しにくいのと、もちろん寝ている子どもたちの安全を考えて。  
Posted by komachan at 20:38Comments(0)安全

2009年09月27日

・夫婦別姓に断固反対

民主党が夫婦別姓の導入に動き出した。

断固反対だ!

民主党の政策は基本的には支持するが、すべてお任せというわけではない。


長野五区の民主党の青二才も夫婦別姓を選挙公約に入れようとしたので外させた。

この制度は利己主義の極みだから認めるわけにはいかない。

自己の権利を主張するだけであって、最も重要な子供の権利を踏みにじっているからだ。


民主党案では、複数の子供が生まれた場合、その都度姓を選択できる。

子供は選択する能力をもたないから、親が勝手に名字を選んでしまう。

家族で、兄弟で、名字が異なるなんて「家族」とは言えない。


女は結婚したら男の姓に変えるのが当然だ、とは思わない。

結婚して家族を作ろうとするときに、どちらの姓でも選択できるのだから不公平はない。

夫婦同姓は、家であり、家族が基本単位の考え方だと思う。

一方、夫婦別姓は個人が基本単位だ。


個人主義に走りすぎると社会は殺伐とし、他者の利益よりも自己のエゴが勝る社会が形作られる。

田舎だと名字の前に「屋号」があって、まさに家が人の存在を位置付けている象徴だ。

都会に近づくほどに、個人が尊重されるようになるから家の重要性はないがしろにされる。


民主党の議員は、ここの青二才に象徴されるように都会暮らしで、人の暮らしの根源というものがまるでわかっていない者が多い。

知識としての社会構造を机上の空論としては理解しているかもしれないが、日本の風土に根差した家の価値を理解しているわけではない。


民主党は農家への戸別所得補償で農村の機能維持を狙っているかもしれないが、農村は家があり、集落があって、共同体として機能している。

農業経営が成り立てば農家が持続可能となるわけではない。

農家は名字ではなく屋号で呼ばれることがほとんどだ。

家人ではなく家が人の呼称となっている。

個人の前に家があって社会が成り立っていることの証しだ。


民主党には「コモンズ」を提唱した新党日本の田中康夫が参加している。

民主党の青二才のエリートたちに、共同体のなんたるかを説いてもらいたい。

夫婦別姓の次には戸籍の廃止が隠されている。

日本の社会の仕組みを根本から破壊するつもりなのか。


  
Posted by komachan at 20:22Comments(1)社会問題

2009年09月26日

・飲酒運転罪の創設を望む

飲酒運転は犯罪です!

公務員なら懲戒免職は当たり前。

処分に不服を申し立てる方がおかしい。

と、思っていたら、裁判官のお考えは違うようだ。


酒気帯び運転で懲戒免職となった兵庫県加西市の元課長が処分取り消しを求めた訴訟で、最高裁第2小法廷(中川了滋裁判長)は25日までに、市側の上告を棄却する決定をした。元課長の訴えを認めた一、二審判決が確定した。決定は18日付。
 一、二審判決によると、元課長は2007年5月、知人に誘われ焼肉店で飲食。車で帰宅途中、酒気帯び運転で検挙され、懲戒免職処分を受けた。
 一審神戸地裁は「公務に影響が生じたとは言えず、事故も起こしていない」と処分を取り消し、二審大阪高裁も「勧められて飲酒し、直後の運転をためらい30~40分間空けている」と支持していた。=2009/09/25 時事通信=

公務に影響していないとか、勧められて飲酒したとか、関係ないでしょ。

酒飲んで車を運転したことが「飲酒運転」という犯罪行為を犯したんだと断罪しなさいよ。

裁判官が飲酒運転に甘い判断をするということが明確になったからには、法律を変えるしかない。


飲酒運転は道路交通法の罰則が適用されているが、刑事罰に格上げするべきだ。

飲酒運転罪を新設して、付随した事故の有無に関係なく懲役を科す。

いつも言うように、飲酒して運転しているのだから「故意犯」にほかならない。

過失ではないのだ。


懲役刑が科せられれば、公務員なら自動的に懲戒免職の対象にならざるをえまい。

前科者になるのだから、一般のサラリーマンでも勤め続けるのは難しくなる。

生活が成り立たなくなることを覚悟してまで、飲酒運転するのかと問う法律にしてもらいたい。


千葉景子法務大臣、よろしくお願いしますよ。  
Posted by komachan at 21:42Comments(0)社会問題

2009年09月25日

・実りの秋。栗だ、柿だ。

実りの秋ですね。

米は、今年は低温の影響で刈り取りがだいぶ先です。

10月の中旬くらいになるのではないかな。


我が家には多様な樹木が林立しているんですが、だいたい60種くらいあると思う。

このうち、食べられる実がなる「果樹」は10種類くらい。

しっかりと実を付けるのは甘柿と栗と小柿、さらに桑。

渋柿と桃は、やっと今年から実を付け始めた。


まだまだ木が育つまでは果実は先の楽しみなのが、桃、梨、胡桃、梅、小梅。

果樹のうち何本かは、苗を植えて育てているが、そのほかは実生だ。

小鳥たちが種を運んで来てくれて、運よく我が家の敷地内に芽を出した。


最近の楽しみは栗。

毎朝と夕に、車庫の横と畑の脇に植えてある数本の栗の木の根元を見て回る。

頻繁に見回らないとタヌキやハクビシンに先を越されてしまうからだ。


栗を採り終えると、次は甘柿が熟し始める。

木が大きいので、長い竹竿が必要になる。

今年は5m65cmの採り竿を新しく切ってきた。


竹を伐るときに、先っぽの枝をちょっと残すのが味噌だ。

三つ又になった枝で、柿の枝を引っ掛けて折る。

失敗して落下させてしまった時のために、子供たちは大きなタモ網で待ち構える。

多くの場合、地面に落ちることが多いですが・・・。  
Posted by komachan at 20:14Comments(0)一休み

2009年09月24日

・生きる力が地球温暖化を救う

右の画像が何だか分かる人は、地球にやさしい生活をしている人だろうと思う。


日本政府が11年後には二酸化炭素の排出量を09年比で25%削減すると国際公約しましたが、地球よりも自分の生活が大事なエゴな人たちから批判が渦巻いている。

そんなに難しいことではないのに、やる気と知恵がないから批判する方に回ってしまうんだろうと思う。

ではどうしたら生活から二酸化炭素を削減できるかというと、やはり地域特性を生かすに尽きる。


地方都市に暮らしている駒ヶ根市民なら、バイオマスの活用が早道だ。

ストレートに薪で暮らしてみれば、一気にCO2は削減できる。

手軽なところでは暖房(薪ストーブかペレットストーブ)と風呂(薪と灯油兼用ボイラー)がお勧めだ。


万難を排して薪エネルギーを生活に取り入れたとして、燃料の供給はなかなか難しい。

丸太を手に入れて玉切って、割って薪を作るのは、なかなかの手間だ。

中でも薪割りは、うまい人と下手な人では薪の生産量に雲泥の差が生じる。


薪割りがうまい人は、道具を見ればわかる。

海外から高価なアックスを購入して悦に入るのもいいが、日本在来の薪割り斧を手入れしていれば勝るとも劣らない。

要は刃先にある。


冒頭の画像を見てほしい。

これは、薪割りのヨキ(斧)です。

先端が鋭利に研いであって、そこからゆるやかに膨らんでいる。

買ってきたばかりの斧は刃先が鈍角です。

グラインダーで刃先をえぐって先端をとがらせると、薪への食い込みが良くなります。

刃先が鋭いだけでは、食い込むが薪を割るための広げる力が生まれない。

ゆるやかなふくらみが薪を割り広げる働きを生む。


道具というものは手に入れたままでは使いこなせない。

使いづらい道具に文句を言って、しまいには薪割り機なるものに手を染めてCO2を増やしてしまうのでは本末転倒だ。

知恵と工夫が折り重なって、技となってはじめて生きる力となるんではないかな。

ネットで鳩山イニシアチブを批判しているバーチャルな批評家たちには、本当の意味での生きる力というものが分かっていないと思う。  
Posted by komachan at 21:49Comments(0)温暖化防止

2009年09月23日

・鳩山イニシアチブで日本が変わる

鳩山総理に拍手喝さい。

国連気候変動首脳会合において英語で約10分間の演説でした。

首相の演説が温暖化ガス削減の中期目標のくだりにさしかかると、大きな拍手が起きた。

演説が終わった後も鳩山氏は拍手で送られた。


麻生前政権が6月に表明した「05年比15%削減」への国際的な反応が冷ややかだっただけに、政府の交渉筋は「これほど日本の目標が脚光を浴びたことはない」と胸を張る。


鳩山氏が表明した見解について、国連の潘基文事務総長は「難航していた交渉に、新たな息吹が芽生えた。この勢いがさらにいい結果につながることを望む」と評価した。

さらに、25%削減の目標を「めざましい飛躍」と表現し、「日本政府の野心的な目標は(気候変動対策に消極的な)途上国の動向にも影響を与えるだろう」と語った。

フランスのサルコジ大統領も「力強く制約した新たな日本の指導者に敬意を表したい」と述べ、ゴア元米副大統領も「極めて強い印象を受けた」と称賛した。


25%という当たり前の目標に毅然とした対応を示した鳩山首相ですが、日本国内では非難の声が絶えません。

産業界の声を代弁する、反民主党の急先鋒を自負する産経新聞によれば、


国内に目を向けると状況は厳しい。日本ではすでに省エネが進んでいるために、京都議定書で約束した6%減さえ実現が危ぶまれているのが現実だ。それをどのようにして25%も減らすのか。国民に対する説明が急がれる。

日本の排出量は、世界の約4%にすぎない。にもかかわらず、削減率の数値競争にのめり込んでいる。これでは将来、達成不足分を国民の税金などで外国に支払って辻褄(つじつま)を合わせる可能性が高い。

今回、世界の首脳が一堂に会する目的は、低炭素社会を実現し、地球温暖化を防止することだ。

そのために最良の方策は、途上国の石炭火力発電所や生産工場のエネルギー効率の改善である。これは日本のお家芸だ。25%削減に要するコストをこちらに使えば、地球全体の温室効果ガスを大幅に減らせるではないか。

国際社会の笑いものになった麻生政権のたわごとを、いまだに引きずっている。

排出量取引など温暖化防止の地球規模の取り組みを理解していないのだから、マスゴミといわれても仕方がないほどに低レベルだ。


90年比25%削減は、家庭内でも簡単に達成できる。

ただし、やる気と知恵があればの話だが。

そのどちらも持ち合わせていない家庭に、「経済的な負担」が生じるのはやむを得ないだろう。


自民党政権では、国民に多額の負担がのしかかるから地球温暖化は見過ごすと言い訳を言ってきた。

負担が生じるのは、自民党の支持者たちに多く見受けられる「金で何とかする」人たちだ。

民主党の支持者に多くみられる「知恵で解決する」人たちとは異なる民衆である。


さて、25%の目標を達成するためには、アメとムチを上手に使い分けることが望まれる。

早期に達成した人たちにはご褒美を与え、そのご褒美の原資はいつまでたっても削減しない人たちから取る。

新たな家計負担や経済負担は生じないように頭を使ってもらいたい。


一案としては家庭の電気料金を消費量が少ないほど極端に単価を下げ、消費電力が増えるほどに単価が飛躍的に累進するように改めてもらいたい。

ガソリンも購入者番号制にするなどして消費量を把握し、電力と同様の累進価格制を導入したらいい。

ただし、地域性に配慮することは忘れずにね。


今まで地球温暖化は一部の話題だったが、鳩山政権では国策の中心になる。

二酸化炭素の排出削減に率先して取り組んできた市民は、温暖化防止エリートとして社会的な地位が高まる。

政権交替で社会の在り方がガラッと変わるのだ。  
Posted by komachan at 20:12Comments(1)温暖化防止

2009年09月22日

・草刈の8枚刃を24枚の笹刃に

草刈には再生8枚刃を使っています。

チップソーのチップが飛んで使えなくなった台金を研磨して、8枚刃に形成する。

以前にも紹介したが、その再研磨について新たな方法を考えたので、ふたたび登場です。


8枚刃を草刈機に取り付けたまま正確に研磨するのはかなり難しい。

バランスが崩れて、重心が偏って、振動が増えてしまうからだ。

そこで、8枚刃をディスクグラインダーで、草刈機に取り付けたまま再研磨してもバランスが崩れないし、切れ味も復活する都合のいい方法はないかと試行錯誤してみた。


8枚刃の切れ味は、8枚の刃の先端にある。

石などに当たって先端が丸くなってくると途端に切れが悪くなる。

ならば、刃の先端だけ研磨してみたらどうだろうと考えた。


丸くなった刃の先端を3cmほど長さで研磨してみる。

削った先には小さな刃が新たにできる。(冒頭の画像中央の刃)

この形を見て、ハタッと気がついた。

この小さな刃を全周につけると24枚刃の笹刃になる。


八枚刃は、一枚の刃が大きいので研磨すると誤差も大きくなってバランスが狂う原因になる。

しかし、笹刃は、一枚の刃が小さいので誤差も小さくなってバランスの狂いが最小限に抑えられる。

初めから笹刃を削りだすのは大変だが、八枚刃をディスクグラインダーで研磨すれば出来上がってしまうなら手軽だ。


アサリを付けたり、棒やすりできれいな刃に仕上げるとさらに切れ味は良くなるが、家の周りや田畑の草刈だと石がたくさんあるので、そこまでする必要もない。

ディスクグラインダーで荒く削り出した、なんちゃって笹刃で十分だ。

24枚刃があるといっても、ディスクグラインダーを軽く当てるだけだから、8枚刃を削り込むよりもグンと作業速度が速くなる。


刃の数が多い方が研磨が楽だというのは目から鱗だった。  
Posted by komachan at 21:01Comments(0)豆知識

2009年09月21日

・価格対効能に優れた虫さされ薬

家の南側の庭は、草ぼうぼうだ。

草取りが面倒だから、というわけではなくて、庭を通り抜けて縁側から涼しい風を取り込むためです。

樹木と草の間を吹き抜けた風は、家の中に涼しさを取り込み、夏の暑さから解放してくれる。


ただし、良いことばかりではなくて「やぶ蚊」も発生する。

蚊取り線香やベープは体に良くないので使わないから、夜は蚊帳のお世話になっていた。

ところが、最近は蚊帳を張るのが面倒になってきたので、蚊に刺されることが時々ある。


そこで虫さされ薬の出番だ。

これまでは、医者で処方された薬を使っていましたが、在庫が底をついたので市販の薬を試すことにしました。

とりあえず定番の「ムヒS」(池田模範堂)をサンロードにて398円で購入して使ってみたが、効き目は今一つ。


カインズホームセンターに買物に行ったついでに店内の薬局で見つけたのが「スキンロックS」(雪の元本店)。

ムヒと同じく、かゆみを抑えるジフェンヒドラミンが1%配合されていますが、ムヒが18gで398円だったところがスキンロックSは20gで398円とちょっとお得でした。

使った感じは、ムヒよりはかゆみが抑えられるが医院で処方されるオイラックスHよりも効きが悪いようだ。


アメリカンドラッグやツルハドラッグにも行ってみたが、安くて効きの良い薬は見つからない。

残るはファミリードラッグだということで、仕事のついでに農道沿いの店舗に寄ってみた。

すると、オイラックスHと同等のクロタミトンという成分が10%配合された塗り薬が20gで398円で特売されていた。


タクトクリーム(佐藤製薬)という名称で、第二医薬品に指定されている。

これはなかなか効きがよい。


ところで、効きがよい薬と今一つの薬では何が違うのか。

かゆみを抑える成分がジフェンヒドラミンとクロタミトンと異なる。

前者は抗ヒスタミン剤だが、後者はよくわからない。


しかし、ほかに配合された成分に特徴があることに気がついた。

効きの良いと感じる薬にはヒドロコルチゾンやデキサメタゾンが含まれている。

これはステロイド剤だ。


医者に処方された虫さされの薬には知らされずにステロイドが含まれていたのだ。

私は子供の時から「じんましん」で、末娘は小さなころからアトピー性皮膚炎でステロイド剤のお世話になってきた。

だから、その効能も身に染みて知っているが、副作用の怖さも併せ持つことに敏感だ。


たかが虫さされの薬、されど頻繁に使う常備薬だ。

ステロイドが含まれているなら、頻繁な長期使用は避けなければならない。

そういえば、ネットでタクトクリームを調べているときに、

[用法] 大人及び2才以上の小児:1日3~4回限度として、患部に適量を塗布してください。3才未満の小児:使用せず、医師にご相談ください。

というのが目についた。

薬の効能書には1日数回患部に適量を塗布、としか書かれていない。

ステロイド剤は「ステロイドを含みます」と、はっきりと分かるように表示してほしいですね。  
Posted by komachan at 21:20Comments(0)雑感