2009年11月30日
・中空ポリカシートと自動換気口
我が家の断熱リフォームは遅々としてではあるものの着実に進んでいる。
子供部屋は、天井と窓の断熱を終えて暖房負荷を33%削減できた。
熱量にして1090w(940kcal)だから、一般的な電気ストーブ一台分に相当する。
隙間風は、大きな隙間は建具を調整してなくし、数ミリのものはモヘヤシールを貼り付ける。
わずかな隙間は毛糸を貼り付けるなど、徹底して気密性を向上させる。
100w程度は負荷削減する見込みだ。
断熱にはいろいろな方法があり、金のかかるものや手間のかかるものなど、それぞれに特徴がある。
我が家で取り入れている主な手法は、内窓断熱がトステムのインプラス、中空ポリカシートを使った窓や障子の断熱、天井や壁のグラスウールだ。
一番コストが高いのは内窓で、1wあたり150円、一番安いのはグラスウールで1wあたり5円。
実に30倍ものコスト差が生じている。
内窓と競合するのは中空ポリカシートだが、これは1wあたり16円と一桁違ってくる。
結露が激しかった洗面所では内窓がベストの選択だったが、子供部屋では出窓に障子が取り付けてあるのでポリカシートで十分に窓断熱の効果が上がる。
使い方は、障子の内側に枠を取り付けて中空ポリカシートを上から落とし込む。
こうすることで障子の桟が空気層を作り、ポリカシート内部の空気層とダブルで断熱効果がアップする。
内窓に比べて断熱性能は40%アップだ。
材料費が安いのはもちろんだが、手間がかからない方法も大歓迎だ。
一番手間がかかると思われるのが床下断熱。
すべての床下に断熱材を入れるというのは現実問題として無理。
天井は、グラスウールを敷き詰めるだけだから数日で家じゅうすべてに入れることができたが、床下だと数週間はかかるだろう。
畳を敷いてある和室は、断熱性に優れているので新たに断熱材を入れなくても許容範囲だ。
しかし、フローリングのキッチンや廊下などは致命傷になっている。
床下に張り付ける断熱材の代わりになるものはないかと一生懸命探したが、これといった解決法は見つからない。
そうこうしているうちに、地面の温度は外気温ほどには低くならないことに気が付く。
地下3mの地中温度は真冬でも10度近くもあるのだ。
床下が寒いのは外気が入り込んでいるからであって、地面の温度は相当に暖かいのだ。
では、床下換気口を閉じてしまえばいいかというと、そうは簡単な話ではない。
換気しないと床下の湿度が上がって木材の腐朽、シロアリの被害に遭う危険性が高まる。
そこで、寒いときだけ床下換気口を閉める便利なものはないかと探したところ、あるではないか。
欠点は一か所で5千~1万円のコストだ。
しかし、家全体の床下温度が上昇するのだからと試算したところ、1wあたり5.4円だった。
グラスウールのコストパフォーマンスに匹敵する。
床下断熱材で最も安価と考えられる発泡スチロールが1wあたり23円だから、こちらの方が断然お得ということになる。
家の断熱は適材適所で考えていくと、かなりコストダウンできることが分かってきた。
子供部屋は、天井と窓の断熱を終えて暖房負荷を33%削減できた。
熱量にして1090w(940kcal)だから、一般的な電気ストーブ一台分に相当する。
隙間風は、大きな隙間は建具を調整してなくし、数ミリのものはモヘヤシールを貼り付ける。
わずかな隙間は毛糸を貼り付けるなど、徹底して気密性を向上させる。
100w程度は負荷削減する見込みだ。
断熱にはいろいろな方法があり、金のかかるものや手間のかかるものなど、それぞれに特徴がある。
我が家で取り入れている主な手法は、内窓断熱がトステムのインプラス、中空ポリカシートを使った窓や障子の断熱、天井や壁のグラスウールだ。
一番コストが高いのは内窓で、1wあたり150円、一番安いのはグラスウールで1wあたり5円。
実に30倍ものコスト差が生じている。
内窓と競合するのは中空ポリカシートだが、これは1wあたり16円と一桁違ってくる。
結露が激しかった洗面所では内窓がベストの選択だったが、子供部屋では出窓に障子が取り付けてあるのでポリカシートで十分に窓断熱の効果が上がる。
使い方は、障子の内側に枠を取り付けて中空ポリカシートを上から落とし込む。
こうすることで障子の桟が空気層を作り、ポリカシート内部の空気層とダブルで断熱効果がアップする。
内窓に比べて断熱性能は40%アップだ。
材料費が安いのはもちろんだが、手間がかからない方法も大歓迎だ。
一番手間がかかると思われるのが床下断熱。
すべての床下に断熱材を入れるというのは現実問題として無理。
天井は、グラスウールを敷き詰めるだけだから数日で家じゅうすべてに入れることができたが、床下だと数週間はかかるだろう。
畳を敷いてある和室は、断熱性に優れているので新たに断熱材を入れなくても許容範囲だ。
しかし、フローリングのキッチンや廊下などは致命傷になっている。
床下に張り付ける断熱材の代わりになるものはないかと一生懸命探したが、これといった解決法は見つからない。
そうこうしているうちに、地面の温度は外気温ほどには低くならないことに気が付く。
地下3mの地中温度は真冬でも10度近くもあるのだ。
床下が寒いのは外気が入り込んでいるからであって、地面の温度は相当に暖かいのだ。
では、床下換気口を閉じてしまえばいいかというと、そうは簡単な話ではない。
換気しないと床下の湿度が上がって木材の腐朽、シロアリの被害に遭う危険性が高まる。
そこで、寒いときだけ床下換気口を閉める便利なものはないかと探したところ、あるではないか。
欠点は一か所で5千~1万円のコストだ。
しかし、家全体の床下温度が上昇するのだからと試算したところ、1wあたり5.4円だった。
グラスウールのコストパフォーマンスに匹敵する。
床下断熱材で最も安価と考えられる発泡スチロールが1wあたり23円だから、こちらの方が断然お得ということになる。
家の断熱は適材適所で考えていくと、かなりコストダウンできることが分かってきた。
2009年11月29日
・同意を急ぐ伊那のゴミ処理施設
上伊那広域連合が建設しようとしているゴミ焼却場の建設予定地では、環境アセスメントへの同意を強要されている。
伊那市の小坂市長が建設予定地の有力者に圧力をかけている。
予定地の一つである北新区では、代議員の議決だけでアセス実施に同意した。
地区住民の関心が高い上に、地区の重大事であるにもかかわらず代議員だけで議決したのは、同意を早く欲しがっている小坂市長の息が掛っているとみていい。
直接に手は下していないだろうが、手なずけられた手下どもが同意に向けた環境整備に奔走しているに違いない。
姑息な手を使う理由は、ゴミ焼却場の建設に後ろめたい部分が隠されているからだろう。
一方の桜井区は、全戸投票で決めることになった。
当たり前だ。
しかしここにも、同意を取り付けるための工作員たちが地区住民に圧力をかけるだろう。
伊那市のやり方はこういうものだと、市民から教わった通りだ。
ゴミ焼却場は、必要悪だからどこかに作らなければならない。
安全性は高いもの、危険と隣り合わせの施設だから人里離れた場所が適地だとして選ばれたことは当然だろう。
ところが、地元には危険性は一切伝えられていない。
通常運転の範囲内なら安全性が高いのは産業施設では当たり前のことだ。
問題なのはそこに潜むリスクだ。
想定外の事故が発生した時に、どのような惨事に見舞われるか、予定地に暮らす住民が正確に認識するように情報を伝える義務が行政にはある。
実態は、リスクは隠され、机上の安全性のみが強調されている。
受け入れを促進するためには邪魔な危険性はできる限り隠すのが行政のやり方だ。
環境アセスメントを実施すればこれまで明かされてこなかった危険性も分かるのではないかという、間違った期待を地域住民に植え付けるのも手のうちの一つだ。
現実には環境アセスメントの着手が建設予定地としての確定に結びつくのだが、これらの因果関係は伏せられている。
住民が求めているのは、建設に向けて条件整備する環境アセスではなく、建設に伴うリスクを分かりやすく提示するリスク分析だ。
逆に行政が最も避けようとするのが、このリスク分析の方だ。
都合の悪い情報が出ることも予想されるので、科学的な検証には蓋をする。
建設予定地選定のプロセスがまさにこれだった。
市民参加で開かれた検討会だと市長は鼻高々のようだが、その中身は非科学的で主観的、為政者の思惑に沿って進められていた。
都合のよい候補地に絞り込まれるように、選定は仕組まれていたと思う。
早く建設しなければ老朽化した現施設がもたないという切羽詰まった状況があるのは確かだ。
良い方に解釈すれば、住民には適当な(正確ではないという意味)情報を流し、それなりに納得させて状況を好転させた方が総合的に見て得策だというところか。
お上に従っておれ、下々の言うこともわずかながら反映させてやるから・・・。
必要悪の施設を作るには、嘘も方便だということだ。
伊那市の小坂市長が建設予定地の有力者に圧力をかけている。
予定地の一つである北新区では、代議員の議決だけでアセス実施に同意した。
地区住民の関心が高い上に、地区の重大事であるにもかかわらず代議員だけで議決したのは、同意を早く欲しがっている小坂市長の息が掛っているとみていい。
直接に手は下していないだろうが、手なずけられた手下どもが同意に向けた環境整備に奔走しているに違いない。
姑息な手を使う理由は、ゴミ焼却場の建設に後ろめたい部分が隠されているからだろう。
一方の桜井区は、全戸投票で決めることになった。
当たり前だ。
しかしここにも、同意を取り付けるための工作員たちが地区住民に圧力をかけるだろう。
伊那市のやり方はこういうものだと、市民から教わった通りだ。
ゴミ焼却場は、必要悪だからどこかに作らなければならない。
安全性は高いもの、危険と隣り合わせの施設だから人里離れた場所が適地だとして選ばれたことは当然だろう。
ところが、地元には危険性は一切伝えられていない。
通常運転の範囲内なら安全性が高いのは産業施設では当たり前のことだ。
問題なのはそこに潜むリスクだ。
想定外の事故が発生した時に、どのような惨事に見舞われるか、予定地に暮らす住民が正確に認識するように情報を伝える義務が行政にはある。
実態は、リスクは隠され、机上の安全性のみが強調されている。
受け入れを促進するためには邪魔な危険性はできる限り隠すのが行政のやり方だ。
環境アセスメントを実施すればこれまで明かされてこなかった危険性も分かるのではないかという、間違った期待を地域住民に植え付けるのも手のうちの一つだ。
現実には環境アセスメントの着手が建設予定地としての確定に結びつくのだが、これらの因果関係は伏せられている。
住民が求めているのは、建設に向けて条件整備する環境アセスではなく、建設に伴うリスクを分かりやすく提示するリスク分析だ。
逆に行政が最も避けようとするのが、このリスク分析の方だ。
都合の悪い情報が出ることも予想されるので、科学的な検証には蓋をする。
建設予定地選定のプロセスがまさにこれだった。
市民参加で開かれた検討会だと市長は鼻高々のようだが、その中身は非科学的で主観的、為政者の思惑に沿って進められていた。
都合のよい候補地に絞り込まれるように、選定は仕組まれていたと思う。
早く建設しなければ老朽化した現施設がもたないという切羽詰まった状況があるのは確かだ。
良い方に解釈すれば、住民には適当な(正確ではないという意味)情報を流し、それなりに納得させて状況を好転させた方が総合的に見て得策だというところか。
お上に従っておれ、下々の言うこともわずかながら反映させてやるから・・・。
必要悪の施設を作るには、嘘も方便だということだ。
2009年11月28日
・断熱リフォーム 天井編
今日は子供たちを天井裏に上がらせて、グラスウールを敷き詰めた。
10K100mmのグラスウールを台所と廊下・玄関、便所の天井に敷いた。
これで、すべての天井にグラスウールが敷き詰められた。
床面積は39坪で、グラスウールは坪単価830円だったから材料費は32370円。
天井裏が狭いので大人の私が入るよりも、娘たちの方が動きやすい。
グラスウールを敷きつける作業は健康に悪いので、しっかりとマスク(インフルエンザ用)をさせました。
ふだん使い慣れない筋肉を使って、狭い空間で作業したから、子供でも筋肉痛になるようです。
天井の断熱だけでも、台所を例にすると23%の負荷低減効果がある。
次は窓、それから壁だな。
10K100mmのグラスウールを台所と廊下・玄関、便所の天井に敷いた。
これで、すべての天井にグラスウールが敷き詰められた。
床面積は39坪で、グラスウールは坪単価830円だったから材料費は32370円。
天井裏が狭いので大人の私が入るよりも、娘たちの方が動きやすい。
グラスウールを敷きつける作業は健康に悪いので、しっかりとマスク(インフルエンザ用)をさせました。
ふだん使い慣れない筋肉を使って、狭い空間で作業したから、子供でも筋肉痛になるようです。
天井の断熱だけでも、台所を例にすると23%の負荷低減効果がある。
次は窓、それから壁だな。
2009年11月27日
・年金で儲ける地方議員
地方議員の年金がクローズアップされています。
長野県内でも議員年金の存続を願う、あさましい地方議員が多い。
もちろん駒ヶ根にもたくさんいるので、駒ヶ根市議会は公費負担を増やして議員年金を存続させるよう意思表示をしている。
これは全国的な動きで、全国市議会議長会が公費による負担を増やしても給付水準を保つとしたを提示している。
公費で議員の年金を維持する必要などまったくない。
議員年金が破たんするならさせたらいい。
議員は別途、厚生年金や国民年金などにも加入している。
議員年金は言わば特権だ。
制度が破たんしたなら特権をとりあげるのは当然だ。
県内では大町市議会だけが廃止を訴えている。
当然の主張であって、これができない市議会は強欲者の集まりに過ぎない。
自分の財産形成のために議員になっている者が、駒ヶ根市議会の中にもいるし、他市にも少なからずいるだろう。
議員に支払われる手当ては、所得に応じて変動させるべきだ。
所得が一定水準を下回る場合のみ、生活補助的な意味合いで手当てを支給するが、所得が十分にあるものには一銭も出さなくてもいい。
議員活動に必要経費が生じるなら、正当なものにだけ活動費を支給すればいい。
言うなれば生活補償と必要経費だけは支給するが、その他一切は余分な金だ。
地方議員が市民のための政治活動に費やす時間と労力は大したものではない。
議員活動のほとんどは、選挙で当選するための「顔売り」だからだ。
確かに議員になるためには必要な行動だが、これに対して市民の税金を支払う必要は全くない。
議員年金を廃止しようとしない議員たちは恥知らずだと、市民が厳しい目線を向ける必要があると思う。
長野県内でも議員年金の存続を願う、あさましい地方議員が多い。
もちろん駒ヶ根にもたくさんいるので、駒ヶ根市議会は公費負担を増やして議員年金を存続させるよう意思表示をしている。
これは全国的な動きで、全国市議会議長会が公費による負担を増やしても給付水準を保つとしたを提示している。
公費で議員の年金を維持する必要などまったくない。
議員年金が破たんするならさせたらいい。
議員は別途、厚生年金や国民年金などにも加入している。
議員年金は言わば特権だ。
制度が破たんしたなら特権をとりあげるのは当然だ。
県内では大町市議会だけが廃止を訴えている。
当然の主張であって、これができない市議会は強欲者の集まりに過ぎない。
自分の財産形成のために議員になっている者が、駒ヶ根市議会の中にもいるし、他市にも少なからずいるだろう。
議員に支払われる手当ては、所得に応じて変動させるべきだ。
所得が一定水準を下回る場合のみ、生活補助的な意味合いで手当てを支給するが、所得が十分にあるものには一銭も出さなくてもいい。
議員活動に必要経費が生じるなら、正当なものにだけ活動費を支給すればいい。
言うなれば生活補償と必要経費だけは支給するが、その他一切は余分な金だ。
地方議員が市民のための政治活動に費やす時間と労力は大したものではない。
議員活動のほとんどは、選挙で当選するための「顔売り」だからだ。
確かに議員になるためには必要な行動だが、これに対して市民の税金を支払う必要は全くない。
議員年金を廃止しようとしない議員たちは恥知らずだと、市民が厳しい目線を向ける必要があると思う。
2009年11月26日
・次世代省エネ基準を目指して
断熱リフォーム計画がどんどん深みにはまっている。
暖房熱負荷計算をやり始めたら、変動ファクターがたくさんあってシミュレーションのパターンが増えるばかりだ。
目安をどこかに作らないとエンドレスになる。
省エネ住宅という定義があって、住宅の熱収支をQ値で分類している。
昭和55年には旧省エネルギー基準が制定されていて、外気に接する屋根(天井)・壁・床への断熱材施工の基準が示されている。
長野県はQ値が4.7の地域に分類されている。
新省エネ住宅(平成4年省エネルギー基準)はQ値が3.3で、次世代型省エネ住宅だと2.4。
Q値とは熱損失係数のことで、暖房だと住宅から熱が逃げていく割合を示している。
我が家は築30年になるから、省エネ基準制定直前の住宅であって基準は意識されていない。(中古で手に入れたので仕方がない・・・。)
試しにQ値を算出すると7以上だから、省エネという定義には程遠い。
最も暖かい分類の沖縄で、古い方の省エネ基準がQ値8だから、長野県でこの状態の住宅に暮らすことがいかに寒いのかが分かる。
どうせなら次世代省エネ住宅のレベルにしてしまおうと、壮大な妄想に取りつかれ始めている。
低コストで達成できれば万々歳だが、簡単ではないことは熱負荷シミュレーションをしたことがある人ならわかるだろう。
家全体を一気にやるのは大変なので、居室単位で一部屋ずつ計算していく。
まずは居間から。
いろんな断熱材を組み合わせて、一万円台の資材費で次世代基準をクリアーするのを目標にする。
その断熱仕様で計算した居間の熱負荷計算書を欄外に示す。
ポイントになるのは、中空ポリカーボネート板の採用だ。
子供部屋などに採用したインプラス(内窓)と同じように使うと、インプラスよりも断熱性が高い。
中空ポリカーボネート板は透明だが完全にクリアーではないので、外の風景が見えなくなるのが難点だ。
だから貼りっぱなしではなくて、引き戸状にして開け閉めできるように加工しなければならない。
倉庫や屋外の廃材を探してみたら、古い建具(板戸)が出てきた。
板をはずして中空ポリカーボネート板をはめ込めば、行けるはずだ。
日曜大工で敷居と鴨居を増設して、板戸を改造した中空ポリカーボネート戸を取り付けることにする。
低コストでできるポイントは、床断熱を省いた点だ。
畳による断熱でも、省エネ基準をクリアーすることができる。
こうやって当然と思われている断熱材の仕分けができるところが、詳細な熱負荷計算をした成果だ。
面倒な計算をするのは、コストを切り詰めるための努力の一つであるが、自己満足の占めるウェイトもある程度ある。
計算しながら部屋の断熱性が向上していくと、なんだか暖かくなったような気になる。
実際に断熱作業を終えなければ計算通りの暖かさは得られないのに・・・。
暖房熱負荷計算をやり始めたら、変動ファクターがたくさんあってシミュレーションのパターンが増えるばかりだ。
目安をどこかに作らないとエンドレスになる。
省エネ住宅という定義があって、住宅の熱収支をQ値で分類している。
昭和55年には旧省エネルギー基準が制定されていて、外気に接する屋根(天井)・壁・床への断熱材施工の基準が示されている。
長野県はQ値が4.7の地域に分類されている。
新省エネ住宅(平成4年省エネルギー基準)はQ値が3.3で、次世代型省エネ住宅だと2.4。
Q値とは熱損失係数のことで、暖房だと住宅から熱が逃げていく割合を示している。
我が家は築30年になるから、省エネ基準制定直前の住宅であって基準は意識されていない。(中古で手に入れたので仕方がない・・・。)
試しにQ値を算出すると7以上だから、省エネという定義には程遠い。
最も暖かい分類の沖縄で、古い方の省エネ基準がQ値8だから、長野県でこの状態の住宅に暮らすことがいかに寒いのかが分かる。
どうせなら次世代省エネ住宅のレベルにしてしまおうと、壮大な妄想に取りつかれ始めている。
低コストで達成できれば万々歳だが、簡単ではないことは熱負荷シミュレーションをしたことがある人ならわかるだろう。
家全体を一気にやるのは大変なので、居室単位で一部屋ずつ計算していく。
まずは居間から。
いろんな断熱材を組み合わせて、一万円台の資材費で次世代基準をクリアーするのを目標にする。
その断熱仕様で計算した居間の熱負荷計算書を欄外に示す。
ポイントになるのは、中空ポリカーボネート板の採用だ。
子供部屋などに採用したインプラス(内窓)と同じように使うと、インプラスよりも断熱性が高い。
中空ポリカーボネート板は透明だが完全にクリアーではないので、外の風景が見えなくなるのが難点だ。
だから貼りっぱなしではなくて、引き戸状にして開け閉めできるように加工しなければならない。
倉庫や屋外の廃材を探してみたら、古い建具(板戸)が出てきた。
板をはずして中空ポリカーボネート板をはめ込めば、行けるはずだ。
日曜大工で敷居と鴨居を増設して、板戸を改造した中空ポリカーボネート戸を取り付けることにする。
低コストでできるポイントは、床断熱を省いた点だ。
畳による断熱でも、省エネ基準をクリアーすることができる。
こうやって当然と思われている断熱材の仕分けができるところが、詳細な熱負荷計算をした成果だ。
面倒な計算をするのは、コストを切り詰めるための努力の一つであるが、自己満足の占めるウェイトもある程度ある。
計算しながら部屋の断熱性が向上していくと、なんだか暖かくなったような気になる。
実際に断熱作業を終えなければ計算通りの暖かさは得られないのに・・・。
室温 | 15 | 外気温 | -10 | 隣室温 | 10 | |||
要素 | 面積 | 熱貫流率 | 熱損失係数 | 温度差 | 熱負荷w | 面積当たり | ||
居間 | 外部 | 天井+GW | 12.96 | 0.419 | 5.429 | 25 | 136 | 10 |
畳+カーペット | 12.96 | 0.992 | 12.851 | 25 | 321 | 25 | ||
小計 | 25.92 | 18.279 | 457 | 29% | ||||
内部 | 間仕切り壁 | 19.44 | 2.160 | 41.990 | 5 | 210 | 11 | |
ふすま | 3.24 | 2.500 | 8.100 | 5 | 41 | 13 | ||
板戸 | 4.32 | 4.222 | 18.239 | 5 | 91 | 21 | ||
ガラス戸 | 3.24 | 4.484 | 14.529 | 5 | 73 | 22 | ||
小計 | 30.24 | 82.858 | 414 | 26% | ||||
56.16 | 101.138 | 871 | 55% | |||||
縁側 | 外部 | 天井+GW | 3.24 | 0.419 | 1.357 | 25 | 34 | 10 |
板壁+GW | 0.9 | 0.626 | 0.564 | 25 | 14 | 16 | ||
上窓+ポリカ内窓+カーテン | 1.44 | 1.988 | 2.863 | 25 | 72 | 50 | ||
窓+ポリカ内窓+カーテン | 6.48 | 1.988 | 12.883 | 25 | 322 | 50 | ||
床+発泡スチロール | 3.24 | 0.626 | 2.028 | 25 | 51 | 16 | ||
小計 | 15.30 | 19.694 | 492 | 31% | ||||
内部 | 間仕切り壁 | 2.79 | 2.160 | 6.026 | 5 | 30 | 11 | |
フラッシュ戸 | 1.62 | 2.306 | 3.735 | 5 | 19 | 12 | ||
小計 | 4.41 | 9.762 | 49 | 3% | ||||
19.71 | 29.456 | 541 | 34% | |||||
合計 | 75.87 | 1.72 | 130.593 | 1412 | w | |||
1215 | kcal | |||||||
容積 | 換気回数 | |||||||
隙間風 | 39.69 | 0.500 | 6.946 | 25 | 174 | 11% | ||
1586 | w | |||||||
1364 | kcal | |||||||
Q値 | 2.34 | m2単位 | 98 | w | ||||
床面積 | 16.2 | m2 | 84 | kcal |
2009年11月25日
・居間の暖房負荷シミュレーション
断熱リフォーム計画のための検討中なので細かい計算が出てきますが、備忘録として記しているのでご勘弁を・・・。
住宅のリフォームを進める時、コストと効果を比較しながら効率よく計画することが必要だ。
そのためには現状を知っておく必要がある。
我が家は全館暖房ではないので、暖房する居室単位で熱負荷計算を行う。
まずは、薪ストーブのある居間から。
居間には縁側があって障子で仕切られている。
薪ストーブは縁側に設置しているので、暖房するときには仕切りの障子を開けることになる。
障子の断熱効果は思いのほか高く、インプラスなどの内窓とほぼ同等だというから驚く。
熱貫流率で比べると、単板ガラス+内窓が2.9に対して単板ガラス+障子は3.0だ。
居間は私の寝間になっているので(薪ストーブを着ける役目だから)、就寝時はストーブの火を落として障子を閉める。
その時の室温をシミュレーションすると、室温が15度で外気が氷点下10度になったと仮定して、障子で閉め切られた縁側は氷点下2.2度まで下がる。
縁側の壁を断熱リフォームすると氷点下0.3度と幾分改善されるが、結露した窓が凍結する。
内窓を取り付けるなど、できる限りのことをしても外気が氷点下10度では縁側の室温は2.7度が上限だ。
縁側が氷点下になっても室温は15度という条件だから、居室としては寒くはないがストーブの上の鉄瓶に入った水は凍ってしまう。
室温の15度というのは、一般的な暖房常識からすると寒いと思われがちだが、薪ストーブは遠赤外線による輻射暖房だから、室温ではなく体感温度が高くなる。
室温が20度になるまで薪ストーブを焚くと、熱すぎて困るほどだ。
薪ストーブは出力が5000w以上あるから部屋の熱負荷は2800wに対して十分に余裕がある。
グラスウールで断熱すると2300wまで熱負荷が削減できる。(削減率19%)
さらに内窓も取り付けると1900w。(削減率32%)
内窓単独の削減効果は13%だが、インプラスを購入したとして9万円ほどの費用がかかる。
グラスウールだと19%で内窓の十分の一の出費で済む。
費用対効果では断然グラスウールが優位だ。
天井、床、壁、窓への断熱対策は、そこから生じている熱負荷の値と、削減余地、それに対する断熱素材の単価など、複合的に関わってくるから難解だ。
断熱リフォームは、突き詰めていくと奥が深い。
住宅のリフォームを進める時、コストと効果を比較しながら効率よく計画することが必要だ。
そのためには現状を知っておく必要がある。
我が家は全館暖房ではないので、暖房する居室単位で熱負荷計算を行う。
まずは、薪ストーブのある居間から。
居間には縁側があって障子で仕切られている。
薪ストーブは縁側に設置しているので、暖房するときには仕切りの障子を開けることになる。
障子の断熱効果は思いのほか高く、インプラスなどの内窓とほぼ同等だというから驚く。
熱貫流率で比べると、単板ガラス+内窓が2.9に対して単板ガラス+障子は3.0だ。
居間は私の寝間になっているので(薪ストーブを着ける役目だから)、就寝時はストーブの火を落として障子を閉める。
その時の室温をシミュレーションすると、室温が15度で外気が氷点下10度になったと仮定して、障子で閉め切られた縁側は氷点下2.2度まで下がる。
縁側の壁を断熱リフォームすると氷点下0.3度と幾分改善されるが、結露した窓が凍結する。
内窓を取り付けるなど、できる限りのことをしても外気が氷点下10度では縁側の室温は2.7度が上限だ。
縁側が氷点下になっても室温は15度という条件だから、居室としては寒くはないがストーブの上の鉄瓶に入った水は凍ってしまう。
室温の15度というのは、一般的な暖房常識からすると寒いと思われがちだが、薪ストーブは遠赤外線による輻射暖房だから、室温ではなく体感温度が高くなる。
室温が20度になるまで薪ストーブを焚くと、熱すぎて困るほどだ。
薪ストーブは出力が5000w以上あるから部屋の熱負荷は2800wに対して十分に余裕がある。
グラスウールで断熱すると2300wまで熱負荷が削減できる。(削減率19%)
さらに内窓も取り付けると1900w。(削減率32%)
内窓単独の削減効果は13%だが、インプラスを購入したとして9万円ほどの費用がかかる。
グラスウールだと19%で内窓の十分の一の出費で済む。
費用対効果では断然グラスウールが優位だ。
天井、床、壁、窓への断熱対策は、そこから生じている熱負荷の値と、削減余地、それに対する断熱素材の単価など、複合的に関わってくるから難解だ。
断熱リフォームは、突き詰めていくと奥が深い。
2009年11月24日
・ガラストップのガスレンジ

もちろん購入したんですが。
家庭から排出する温室効果ガスの低減に取り組んでいるが、キッチンは治外法権なので手が出せないでいた。
だから、プロパンガスの使用量は低いとは言えないレベルだ。
さらに、ガスレンジの右手に壁が迫っているにもかかわらず、強バーナー位置が右で危険な状態が続いていた。
そこで、ガスレンジを新しくすることにしたのだが、機種の絞り込みに頭を悩ませる日が続いた。
ガスバーナーの燃焼効率は、ほとんどの機種が同レベル。
違いは、オプション機能と天板の材質だ。
オプション機能にはコストをかける気はないものの、天板の品質によって手入れのしやすさが変わるからこちらは気になる。
しかし、手入れの楽な天板ほど価格が高い。
ガラストップが欲しいと思っていても、定価で8万円以上するのでは手が出せない。
ところが、あちらこちらとwebショップを巡っていたら大安売りのショップを発見。
最新機種の一つ型落ちだが、パロマのガラストップで4万円を切る激安価格だ。
当然、オプション機能もほとんどフル装備。
かなり贅沢だとは思うが、中堅機種を買うよりも型落ちの高級機種の方が安いのだから仕方がない。
バーナーの効率向上で、ガスの使用量は月に900円程度は減少する予定だ。
3年ちょっとで元が取れる計算だから、投資効率はかなり高い。
10年以上使ってくたびれたコンロから安全性も向上し、ガラストップの効果だけではなくてコンロ周りがきれいになるとの意気込みも、台所から聞こえてくる。
ガスコンロを購入するのは、30年ぶりだ。
これまでも何台か入れ替えているが、そのすべてが他家のお下がり。
30年ぶりに38770円の出費があっても、決して高くはないと思ってます。
2009年11月23日
・断熱リフォーム計画進行中
この三連休は、断熱リフォーム三昧だった。
先週、窓に「インプラス」という内窓を取り付けるところから始まった【断熱リフォーム計画】。
当初は、結露の激しい窓の対応策として取り掛かったわけだが、バランス良く断熱しないと効果が上がらないと考えた。
もっとも寒い居室は北西にある子供部屋。
まずは北側の出窓にインプラスを取り付けて、結露を解消した。
次は壁だが、手始めに西側出窓下の低い腰壁から試みる。
石膏ボードと薄い塗り壁だけで外気と隔てられているから、合わせても3cmほどでほとんど断熱効果はない。
外壁はサイディングだが、気密性は全くない施工なので雨を防ぐ効果のみ。
内壁はすべて剥がして、断熱材としてグラスウールを充てんする。
ホームセンターで100mm厚さのグラスウールを購入したが、10Kだから断熱性能は少し劣る。
本来なら24Kを使いたいところだが、手軽には手に入らないし、価格も二倍ほどに高くなるので10Kで良しとする。
熱抵抗値は10Kが2.0[m2・K/W]で24Kの2.6[m2・K/W]の8掛けとなる。
ちなみに長野県で省エネ住宅だと外壁はグラスウール10Kなら100mmと住宅金融公庫の標準仕様書で示されている。
室内の仕上げは、スギの無垢材(16mm)を張ることにしたので、スギの熱伝導率が0.087だから熱抵抗値は0.016÷0.087=0.18。
グラスウールの一割程度の断熱効果だが、合わせれば16Kのグラスウールを使ったことに相当するから塗り壁よりかなり暖かくなる。
休日オンリーの日曜大工だから、三連休で断熱できたのは、やっと一坪くらい。
要領を掴めば、今よりも早くなるとは思うが、スギ板の仕上げ材も手作りしているのでゆっくりペースは変わらない。
次のターゲットは、幅が二間ある西側の出窓にインプラスを取り付けるための準備だ。
出窓の壁に断熱を入れつつ、内窓をはめ込むための枠を作らなければならない。
出窓の壁は下地合板に塗り壁だけの粗末なもの・・・。
下地合板が(0.012÷0.178)で、砂壁は(0.012÷0.547)だから熱抵抗値は0.09と、仕上げ材の杉板の半分でしかないのだから、寒さは素通りだ。
下記の備忘録に詳しい計算があるが、断熱リフォームで壁単体なら10倍以上の断熱性の向上になる。
【備忘録】
(断熱前)
砂壁 ㎡・K/W
室内側熱抵抗 0.110
砂壁 0.022
石膏ボード 0.055
室外側熱抵抗 0.040
熱抵抗値合計 0.226
熱貫流率(W/㎡・K) 4.415
(断熱後)
スギ板+サイディング ㎡・K/W
室内側熱抵抗 0.110
スギ板 0.184
グラスウール 2.000
サイディング 0.072
室外側熱抵抗 0.040
熱抵抗値合計 2.406
熱貫流率(W/㎡・K) 0.416
先週、窓に「インプラス」という内窓を取り付けるところから始まった【断熱リフォーム計画】。
当初は、結露の激しい窓の対応策として取り掛かったわけだが、バランス良く断熱しないと効果が上がらないと考えた。
もっとも寒い居室は北西にある子供部屋。
まずは北側の出窓にインプラスを取り付けて、結露を解消した。
次は壁だが、手始めに西側出窓下の低い腰壁から試みる。
石膏ボードと薄い塗り壁だけで外気と隔てられているから、合わせても3cmほどでほとんど断熱効果はない。
外壁はサイディングだが、気密性は全くない施工なので雨を防ぐ効果のみ。
内壁はすべて剥がして、断熱材としてグラスウールを充てんする。
ホームセンターで100mm厚さのグラスウールを購入したが、10Kだから断熱性能は少し劣る。
本来なら24Kを使いたいところだが、手軽には手に入らないし、価格も二倍ほどに高くなるので10Kで良しとする。
熱抵抗値は10Kが2.0[m2・K/W]で24Kの2.6[m2・K/W]の8掛けとなる。
ちなみに長野県で省エネ住宅だと外壁はグラスウール10Kなら100mmと住宅金融公庫の標準仕様書で示されている。
室内の仕上げは、スギの無垢材(16mm)を張ることにしたので、スギの熱伝導率が0.087だから熱抵抗値は0.016÷0.087=0.18。
グラスウールの一割程度の断熱効果だが、合わせれば16Kのグラスウールを使ったことに相当するから塗り壁よりかなり暖かくなる。
休日オンリーの日曜大工だから、三連休で断熱できたのは、やっと一坪くらい。
要領を掴めば、今よりも早くなるとは思うが、スギ板の仕上げ材も手作りしているのでゆっくりペースは変わらない。
次のターゲットは、幅が二間ある西側の出窓にインプラスを取り付けるための準備だ。
出窓の壁に断熱を入れつつ、内窓をはめ込むための枠を作らなければならない。
出窓の壁は下地合板に塗り壁だけの粗末なもの・・・。
下地合板が(0.012÷0.178)で、砂壁は(0.012÷0.547)だから熱抵抗値は0.09と、仕上げ材の杉板の半分でしかないのだから、寒さは素通りだ。
下記の備忘録に詳しい計算があるが、断熱リフォームで壁単体なら10倍以上の断熱性の向上になる。
【備忘録】
(断熱前)
砂壁 ㎡・K/W
室内側熱抵抗 0.110
砂壁 0.022
石膏ボード 0.055
室外側熱抵抗 0.040
熱抵抗値合計 0.226
熱貫流率(W/㎡・K) 4.415
(断熱後)
スギ板+サイディング ㎡・K/W
室内側熱抵抗 0.110
スギ板 0.184
グラスウール 2.000
サイディング 0.072
室外側熱抵抗 0.040
熱抵抗値合計 2.406
熱貫流率(W/㎡・K) 0.416
2009年11月22日
・杉本幸治駒ヶ根市は傀儡市長
駒ケ根市の協働のまちづくり市民会議(小原晃一会長)は20日、市の事務事業を評価する「行政評価制度」についての提言をまとめ、杉本幸治市長に提出した。対象とする事業を性質別に分けた効率的な評価や、評価結果の迅速な事業への反映を求めた。
同市は市の事務事業の中から、主要な事業を選び出し、同じ仕組みと基準の中で事業評価している。
提言では評価する事業を、1、事業や制度そのものが必要かどうかを判断する内容 2、事業としては必要不可欠で、業務のやり方の改善策を考える内容―という性質別の2種類に大別。 1、に属する事業は、現行の方法を基本にしながら、評価を一部数値化し、市民が評価調書を見て内容が分かりやすい書式にするよう提案した。
2、のグループの事業評価については、評価結果を迅速に改善に結び付けられるよう、即時評価をしてすぐに事業に反映させる「業務改善評価制度」(仮称)の整備を提案。市にはこの制度を統括する部署の設置なども求めている。
提言書は小原会長や提言をまとめた「行財政改革部会」の伊藤年明部会長らが市役所を訪れ、内容を説明しながら手渡した。
杉本市長は「行政にはスピード感が求められており、(評価を事業に反映させる)サイクルをいかに速くするかが大切。いい提案をもらったので、生かしていけるよう検討したい」と述べた。 =2009-11-21 長野日報=
◇ ◇
杉本市政の真骨頂がここにある。
市民協働を装っているが、関係者の多くは杉本親衛隊で占められている。
市長がリーダーシップを発揮して市政改革に取り組むべきところを、親衛隊が市長に代わって市役所改革に取り組む。
なぜこうなるのかというと、杉本幸治という市長の存在が親衛隊をはじめとした後援会によって作り上げられた虚像だから。
市長が駒ヶ根市に対して「何か」をやろうというアクションを起こすのではなく、後援会の指示で親衛隊を使って取り組む。
杉本幸治という市長は、市職員との間に行政改革には手をつけないとの「密約」を交わしているので、直接触れることはできない。
しかし、杉本幸治がなにもしなくても親衛隊が代わって取り組む仕組みを作り上げているので市職員との密約は有名無実と化す。
密約の存在も許されるものではないが、姑息な手法で傀儡市長を操って市職員を欺き市民不在の駒ヶ根市になっていることは、ほとんどの駒ヶ根市民は知らない。
同市は市の事務事業の中から、主要な事業を選び出し、同じ仕組みと基準の中で事業評価している。
提言では評価する事業を、1、事業や制度そのものが必要かどうかを判断する内容 2、事業としては必要不可欠で、業務のやり方の改善策を考える内容―という性質別の2種類に大別。 1、に属する事業は、現行の方法を基本にしながら、評価を一部数値化し、市民が評価調書を見て内容が分かりやすい書式にするよう提案した。
2、のグループの事業評価については、評価結果を迅速に改善に結び付けられるよう、即時評価をしてすぐに事業に反映させる「業務改善評価制度」(仮称)の整備を提案。市にはこの制度を統括する部署の設置なども求めている。
提言書は小原会長や提言をまとめた「行財政改革部会」の伊藤年明部会長らが市役所を訪れ、内容を説明しながら手渡した。
杉本市長は「行政にはスピード感が求められており、(評価を事業に反映させる)サイクルをいかに速くするかが大切。いい提案をもらったので、生かしていけるよう検討したい」と述べた。 =2009-11-21 長野日報=
◇ ◇
杉本市政の真骨頂がここにある。
市民協働を装っているが、関係者の多くは杉本親衛隊で占められている。
市長がリーダーシップを発揮して市政改革に取り組むべきところを、親衛隊が市長に代わって市役所改革に取り組む。
なぜこうなるのかというと、杉本幸治という市長の存在が親衛隊をはじめとした後援会によって作り上げられた虚像だから。
市長が駒ヶ根市に対して「何か」をやろうというアクションを起こすのではなく、後援会の指示で親衛隊を使って取り組む。
杉本幸治という市長は、市職員との間に行政改革には手をつけないとの「密約」を交わしているので、直接触れることはできない。
しかし、杉本幸治がなにもしなくても親衛隊が代わって取り組む仕組みを作り上げているので市職員との密約は有名無実と化す。
密約の存在も許されるものではないが、姑息な手法で傀儡市長を操って市職員を欺き市民不在の駒ヶ根市になっていることは、ほとんどの駒ヶ根市民は知らない。
2009年11月21日
・自家製無農薬大豆を収穫
やっと大豆が乾燥したので脱穀しました。
株を引き抜いたのが先月の25日だからほぼ一カ月干して何とか乾いた。
理由は、当初逆さに吊るしたから。
植物は毛細管現象で水を吸い上げているので、育ったままの方向なら内部の水が吸いあがって葉っぱから「葉が枯らし」で乾燥する。
ところがひっくり返しておくと全くと言っていいほど乾かないことがあるんですね。
まさに大豆がそうでした。
途中で気が付いて、根元を縛ってハザ掛けしてあったものを、葉先に縛りなおしてハザ掛けしました。
するとそれまで、青々とした状態が続いていた大豆が、どんどん乾燥し始めた。
しかし、雨の影響で今日まで脱穀できるところまで乾燥しなかった。
大豆を無農薬で育てるのは難しいですね。
なぜ、今年の大豆が育ったのか、理由は分かりません。
これまでも毎年、大豆の無農薬栽培にはチャレンジしているのですが、ことごとくカメムシの害に全滅していました。
まともな収穫を得られたのは実に15年ぶりです。
15年前は、はじめて大豆を育てたビギナーズラックだから、「なぜ育ったのか」はもちろんわかりません。
今年の特徴は、品種をナカセンナリに変えたことと、小麦の立毛間栽培だったこと。
昨年は、播種時期が大事ではないかと、4月から2週間ずつずらして何度も種まきしてみましたが、それでもほとんどがダメ。
木酢液がいいとか、タバコ液が利くとか言われていますが、自然系ではあるものの農薬には違いないですから使ってしまえば無農薬栽培ではなくなる。
なにはともあれ今年は僅かばかりの収穫が得られた。
1kgの播種で10kgほどの収穫だ。
一般的には、この二倍以上の収量が得られると思うが、播いただけで何も手入れをしないでこれくらい取れれば良しとしよう。
あと、夏に「枝豆」としてかなりの量を食べてしまっていた。
ほぼ毎日、食卓に山盛り状態だったので、大豆の収穫量の減少に大きく影響していたと思う。
ざっと勘定すると、1~2kgくらいにはなる。
足踏み脱穀機で鞘から豆を取り出し、篩にかけて荒く選別、唐箕で風選別、最後は虫害のものなどを手選別。
半日以上かかりましたが、大豆は食卓に欠かせない。
今年の手前味噌は、自家製大豆だ。
株を引き抜いたのが先月の25日だからほぼ一カ月干して何とか乾いた。
理由は、当初逆さに吊るしたから。
植物は毛細管現象で水を吸い上げているので、育ったままの方向なら内部の水が吸いあがって葉っぱから「葉が枯らし」で乾燥する。
ところがひっくり返しておくと全くと言っていいほど乾かないことがあるんですね。
まさに大豆がそうでした。
途中で気が付いて、根元を縛ってハザ掛けしてあったものを、葉先に縛りなおしてハザ掛けしました。
するとそれまで、青々とした状態が続いていた大豆が、どんどん乾燥し始めた。
しかし、雨の影響で今日まで脱穀できるところまで乾燥しなかった。
大豆を無農薬で育てるのは難しいですね。
なぜ、今年の大豆が育ったのか、理由は分かりません。
これまでも毎年、大豆の無農薬栽培にはチャレンジしているのですが、ことごとくカメムシの害に全滅していました。
まともな収穫を得られたのは実に15年ぶりです。
15年前は、はじめて大豆を育てたビギナーズラックだから、「なぜ育ったのか」はもちろんわかりません。
今年の特徴は、品種をナカセンナリに変えたことと、小麦の立毛間栽培だったこと。
昨年は、播種時期が大事ではないかと、4月から2週間ずつずらして何度も種まきしてみましたが、それでもほとんどがダメ。
木酢液がいいとか、タバコ液が利くとか言われていますが、自然系ではあるものの農薬には違いないですから使ってしまえば無農薬栽培ではなくなる。
なにはともあれ今年は僅かばかりの収穫が得られた。
1kgの播種で10kgほどの収穫だ。
一般的には、この二倍以上の収量が得られると思うが、播いただけで何も手入れをしないでこれくらい取れれば良しとしよう。
あと、夏に「枝豆」としてかなりの量を食べてしまっていた。
ほぼ毎日、食卓に山盛り状態だったので、大豆の収穫量の減少に大きく影響していたと思う。
ざっと勘定すると、1~2kgくらいにはなる。
足踏み脱穀機で鞘から豆を取り出し、篩にかけて荒く選別、唐箕で風選別、最後は虫害のものなどを手選別。
半日以上かかりましたが、大豆は食卓に欠かせない。
今年の手前味噌は、自家製大豆だ。