2010年01月21日

・オリジナル二重煙突を掃除

最近、薪ストーブの調子がよくないと思っていたら煙突が詰まっていたようだ。

灰の量が増えたし、熱さに「キレ」がなくて、モアッと燃えている感じだった。

薪投入時に煙が戻ってくるようになったら、煤が溜まったと思って間違いない。


ストーブの煙突掃除は、一シーズンに一回を目安に行っている。

ホームセンターで売っている普通のステンレス煙突だが、ちょっとした工夫を施してあるので煙突掃除は年に一回でOKだ。

高級な断熱煙突と同程度の手間いらずの煙突である。


室内はシングル煙突で、外部は二重煙突構造になっている。

内側が106mmの煙突で、外側に120mmを被せてある。

外側の煙突と内側の煙突の間には7mmの空気層ができる。

さらに、ジョイント部に気流止め加工してあるので、断熱性が高い。


曲がりの部分では、外側の煙突を切り開いて被せる必要がある。

構造は単純だが言葉で説明するのは難しいから今回は詳細な説明はパス。

高級な断熱二重煙突だと国産でも1mで2~3万円はしてしまうが、このなんちゃって二重煙突なら2000円!

薪ストーブの設置費用の半分以上が煙突というケースもあるようですね。


我が家の薪ストーブは、ホームセンターで売っていた製品に独自の機構を加味したオリジナルです。

垂直燃焼と水平燃焼の切り替えダンパーを加えてあり、蓄熱材も数十キロ付加してある。

外見ではダンパーが追加されたことくらいしか違いはありませんが、内部はほとんど別物になっています。

二次燃焼機構や触媒がないので若干効率は落ちますが、一万円そこそこのストーブとしては十分すぎるほどの性能に高めてあります。


すでに改造して使い始めてから10年以上になるが、性能は全く落ちていない。

ストーブと煙突で総額2万円ほどだから、かなりコストパフォーマンスは高いですね。

欠点は耐熱ガラスで中の炎が見えるというタイプでないこと。

暖房能力には関係ないから困ることはないですが。  
Posted by komachan at 20:45Comments(0)日常

2010年01月20日

・小沢幹事長の批判記事が本当なら

昨年の衆院選では政権交代のために尽力したと自負しています。

民主党による新たな日本の将来を期待してのことです。

しかし、だからといって「選挙で勝たせたから何でも信頼する」とはならない。


鳩山首相が母親からもらった多額のお小遣いや小沢幹事長の裏金疑惑は、野党の時なら「国策捜査だ!」と批判することができましたが、与党になった今は「官僚による妨害だ」と矛先を変えるしかないのが民主党の弱みです。

検察が絶対の正義だとは思いませんが、火のないところには煙が立たないのだから何らかの不正が潜在している可能性は排除しないで冷静に注目しようと思っている。

そこで、民主党に批判的なマスゴミの記事の中から、「本当だったら民主党はダメだな」と思わせるものを拾い出してみたいと思う。

小沢幹事長に関する産経の記事から。


秘書たちの朝は早い。下積みの書生との違いは「秘書の名刺を持っているかどうかだけ」(元秘書)。午前5時から素手で庭の草むしりを始め、それが終わると朝食の準備、配膳(はいぜん)までこなさなければならない。
 大手ゼネコンが建てた立派な鳥小屋の掃除と世話、小沢の家族全員分の洗濯にぞうきんがけ…。
 「草むしりもしないで人の上に立てるか」
 小沢はよくこう語っていたというが、元秘書は「そういいつつ、自分の息子たちには雑用や家事手伝いをさせたことはなかった」と指摘した。

本当なら人の上に立つ資格はない。



小沢の周辺関係者によると、深沢の土地は、秘書たちが結婚して家族が増え、従来あったこの3棟が「手狭」になったために、新たな秘書寮を建設する目的で取得したとされている。
 政治資金収支報告書によると、深沢の土地に建つ秘書寮の建築費は2棟で約5500万円。建築計画概要書などによると、いずれも木造合金メッキ鋼板ぶきという比較的簡素な構造だ。
 寮のすぐ前を川が流れているため付近では地盤沈下も発生している。しかし、この秘書寮の新築工事では、くい打ちや地盤改良などを施した形跡はない。
 そんな秘書寮が建設された理由に、小沢事務所関係者は異を唱える。「秘書の家族はほとんど地元の岩手で暮らしており、『手狭』は理由にならない」
 さらに「秘書たちは誰も寮なんかに住みたくない。いつでも壊せる造りになっている秘書寮の建築は見せかけで、本当の目的は土地を息子たちに譲渡するためだ」と推察する。

本当なら国を語る資格がない。



2棟の秘書寮には、土地代と建設費を合わせて約4億円が投じられている。このほか、都心のマンションなども購入し、事務所として使っている。小沢はなぜ、陸山会の巨費を投じて不動産を買うのか。
 小沢は19年2月の会見で「できるだけ献金を資産として有効に活用するほうが献金した人の意思を大事にする方法だ。賃貸では政治団体の資産からなくなってしまう」と説明した。
 だが“真意”を知る秘書は一人もいないという。
 土地代金の原資がゼネコンからの裏献金との見方を強めている捜査関係者はこう話す。
 「現金で持っていると危ないから、不動産に変えようと思ったんだろう」

本当なら政治資金を受け取る資格がない。


本当かどうかわからないから、捜査の行方を見守るしかない。

民主党が党内に調査チームを作って自浄作用を発揮すればいいのだが、民主党が作ったのはこともあろうに『捜査情報の漏えい問題対策チーム』

毎日新聞1面裏面に「民主『対検察』の旗掲げ」の記事。

この記事の内容によると、民主党の役員会で高嶋良充参院幹事長が「検察とマスコミの癒着」と言い切り、捜査機関による情報漏えいを調査するチームの設立を提案し、異論なく了承されたという。

民主党の気持ちもわからないではないが、表だってやったらどのような批判を浴びるのかに考えが至らない浅はかさが残念だ。


この地から送り出したボンクラ議員を例に出すまでもなく、民主党内にはロクでもないのに風に乗って国会へ送り込まれてしまった議員が少なからずいる。

国民は民主党による日本再生には期待しているが、議員の資格もないような連中に期待しているわけではない。

内向きの論理で国民の信頼を失うか、自己保身をやめて国民にすべてをさらけ出す潔さを発揮するか。

民主党の一挙手一投足は重大な意味を持つことに、見識ある側の民主党の議員諸氏は気が付いてほしい。  
Posted by komachan at 18:58Comments(0)政治一般

2010年01月19日

・長野県地球温暖化防止活動推進員集合研修

地球温暖化防止活動推進員という資格がある。

私は長野県民なので長野県地球温暖化防止活動推進員となる。

県民の温暖化防止活動を支援するのが役目ですが、地球温暖化対策の推進に関する法律」に基づいて、県知事から委嘱を受けた189名が、地域活動の指導者・実践者として、ボランティアで活動されています。

その研修会が松本で開催されました。


場所はホテルモンターニュ松本。

交通費と宿泊費(一泊二食付き)が支給されるので経済的な負担はありませんが、二日間拘束されるので時間的な負担は少なくないです。(二日目の昼食も弁当が用意されています)

一日目の学習メニューは、初心者向けの温暖化基礎講座。

ほとんどお昼寝タイムです。

でも、たまに聞き逃せない話もあるのでウトウトとしながらも聞き耳は立てておきます。


締めは推進員の活動報告。

頑張ってるなーと感心させられます。

省エネの工夫も紹介されていたんですが、机上の計算間違いが随所にあって公民館で市民講座を開催しているというのでちょっと心配になりました。

窓の表面温度などを実測の裏付けなしに計算だけで自己流を紹介していたのですが、明らかに勘違いがあったのに認めようとしない姿勢は危険だなと思いました。

計算だけで断熱を論じてはいけないと自戒を込めて再確認です。


二日目に気候ネットワークの研究員による講座がありました。

なかなか聞き応えがあった。

産業界に与しない地球温暖化の知見には敬服するし、信頼が置ける。


質問の機会があったので、確認したかった事を聞いてみた。

森林の二酸化炭素吸収を高めるために森林整備で切り捨て間伐するのは本末転倒ではないかということと、二酸化炭素の固定と銘打ってウッドチップを土壌に散布する偽善についてです。

どちらも微生物による分解によるメタン発酵を伴って、CO2の20倍の温室効果をもつメタンガスを発生させてしまう。

カーボンニュートラルが成立しなくなる。


答えは「その通り!」

適切な森林整備には、間伐された木材の適切な処理までを含むのであって立木のことだけを見ているのではダメだと。

森林が温室効果ガスの発生源になるような間違った森林整備が横行している現状はダメだと確認できました。


地球温暖化防止と関連付けた森林整備では切り捨て間伐はご法度だし、搬出した間伐材をチップにして土壌に蒔くのはおバカさんのやることだと、県の林務部は肝に銘じなよ。  
Posted by komachan at 23:05Comments(0)リフォーム

2010年01月18日

・簡単で高性能な手作り内窓

週末の断熱リフォーム紹介の二日目は、トイレの窓です。

ここもヒートブリッジでアルミサッシ枠が結露して、凍結する場所です。

窓ガラスとアルミサッシは、外側の網戸レールに中空ポリカをはめ込んで断熱してあるので大丈夫ですが、枠が外気を室内に伝えてしまう。


さらに結露を防ぐためには、アルミサッシ枠への湿気の供給を遮断する内窓の設置が効果的だ。

内窓といっても高価なメーカー品ではなく、簡単な構造の自作です。


ホームセンターに「ガラス戸レール」という商品があって、本来はガラスで食器棚などに引き違い戸を設置する時に使われるプラスチック製の敷居と鴨居です。

上下セットで1mものが200円くらい。

これを窓サッシの手前に釘で打ち付ける。

両面テープでもいいが、耐久性を考えると細くてもいいので釘の方がいい。


中空ポリカをレールの寸法に合わせて切り分けてレールにはめ込むだけで簡易二枚引き戸になる。

開け閉めするには取っ手をつけるが、ポリカーボネートは難接着性なので接着剤の選択には気をつけたい。

セメダイン 超多用途スーパーXがお勧めです。


断熱性を左右するのが中間空気層の密閉性。

隙間風があっては空気層の密閉性が低くなってしまって断熱性が下がる。

ポリカーボネートの端面と柱の隙間がなくなるように、カンナや紙ヤスリで微調整する。

このひと手間が断熱性能に大きく影響する。

見た目を気にせず調整するのが面倒な時には、ウレタンの隙間テープを使ってしまってもいいと思う。

戸の重なりの隙間は隙間テープやモヘヤシールでは厚すぎるので毛糸を両面テープで貼りつけると具合がいい。


中空のポリカシートを外と内に加えた五層の三重窓は、熱貫流率(K値)が1.75W/m2・Kと、窓としては最高級の断熱性になる。

結露はピタッとなくなるし、熱負荷も73%カットできた。

さらに気密性を高めればK値を小さくすることも可能だが、手間がかかるので後回し。


トイレは北にあるし、24時間の三種換気なので居室や廊下の湿気を含んだ空気を吸い込むから、すごく結露しやすい環境にあった。

結露した水で木の窓枠は変色していた。(腐食まではいかないが)

これで一安心。


費用は3300円なり。

同程度の性能のメーカー製内窓だと材料費だけで5万円(定価ベース、単層ガラスでも3万円する)。

15分の1の低予算でした。  
Posted by komachan at 09:00Comments(0)リフォーム

2010年01月17日

・古建具を使った高性能内窓

この週末の断熱リフォームメニューは、廊下の掃き出し窓とトイレの窓に内窓を増設し、台所の小窓を閉じる。

ヒートブリッジ(熱橋)によるアルミサッシ枠の結露が激しい場所です。

今日と明日の二回に分けて具体的に紹介します。


今日は廊下の内窓から。

廊下は2間幅の掃き出し窓で、上部の欄間窓を含めると高さは2.2m。

大きな熱負荷になっているので4枚引き戸の一枚と欄間窓は、グラスウールパネルと発泡スチロールですでに閉じてあります。


残った3枚引き戸に内窓を付けるのだが、メーカー品だと単層ガラスでも10万を超える高額商品だから自作します。

自作といっても古建具に中空のポリカーボネートをはめ込む簡単な工作です。

増設する敷居と鴨居も住宅解体の古材が使えるし、柱になる角材はあり合せ。


古建具はいわゆる「板戸」というもので、作られたのは明治のころではないでしょうか。

何年か前に旧家のご主人から「家をリフォームして建具がいらなくなるけど、いる?」と声を掛けられた時にもらってあったものです。

板戸の板(鏡板)を外すと7ミリ幅の溝がほられているので、4mm厚さの中空ポリカがすっぽりとはまります。

古い建具なので分解するのは簡単だけど、もう一度組み立て直すのが難しいから、木ネジでくっつけちゃいます。


建具と敷居と鴨居は一般的な寸法が決まっているので、流用が簡単にできる。

元からある柱に添わせて鴨居と敷居を受ける柱を立てる。

敷居と鴨居の長さは、古建具を3枚並べて一か所だけ重なりが一分(30ミリ)になるように引き算した寸法に切る。

建具が歪んでいる時は、歪みに合わせて柱を傾けて取り付ければ大きな隙間はできない。


残った小さな隙間は、毛糸を両面テープで張り付けて隙間シールの代用にする。

引き違いの重なりにできる隙間は、「隙間モヘヤシール」を使うと開け閉めに支障なく隙間を塞げる。

簡単だと思ったが、やり始めてみるといろいろと問題が生じて、結局一日かかってしまった。


こうして廊下の掃き出し窓は、3重窓の高断熱仕様になった。

カーテンを含めた断熱性能=熱貫流率は1.57W/m2・Kと高級ペアガラスサッシ(LowEガラス)を凌ぐまでに向上した。

熱負荷は1/4以下に激減。


費用は、昨年施工した中空ポリカによる二重窓化も含めて1万6千円なり。

トステムの内窓(インプラス)でLowEを使って同程度の高性能にした場合に比べると20分の1と超低予算。

手間賃を考えても断然安い。


今朝はこの冬一番の冷え込みで、朝6時には外の寒暖計はマイナス10℃!

それでも廊下のサッシは一切結露しませんでした。

低予算で効果抜群ですよ。  
Posted by komachan at 20:09Comments(0)リフォーム

2010年01月16日

・断熱性能の検証に赤外線放射温度計

断熱リフォームの成果を検証するために温度計は大変に重要です。

使っている温度計の種類は、一般的なアルコール温度計、デジタル温度湿度計、毛髪湿度計(古いので誤差大)。

今日新たに放射温度計が加わりました。

離れた場所から物体(液体)の温度が計れるという優れモノです。


A&D社の赤外線放射温度計 AD-5614

主な仕様は、

・バックライト、レーザー・マーカー付き。
・放射率設定変更可能。
・上限/下限温度アラーム機能付き。
・K熱電対温度センサー使用可能。


選んだ決め手は、熱電対温度センサーが併用できることと電源に充電電池が使える二点。

赤外線で放射温度を測定しながら同時並行で熱電対の温度測定ができるという優れた操作性を備える。

物体の温度を計りつつ、気温も一緒に計れてしまうのだ。


また、熱電対を使うと他の温度計との相対誤差を補正できる。

温度計の絶対精度は2℃程度とかなり大きいが、相対精度はきめ細かく補正すればかなり小さくできる。

放射温度計を購入した理由の一つに、断熱した壁面や窓の表面温度を計ることによって計算した熱貫流率の検証がある。


例えば洗面所の3重窓は計算上の熱貫流率は1.7(W/m2・K)。

実測では外気温1.3℃、室温6.0℃の時に内窓の表面温度は5.2℃。

熱貫流率1.7の計算上の表面温度は5.1℃だから、その差は0.1℃と極めて近いとうことで計算の信頼性は高いということになる。


さらに放射温度計で室内面の温度を計ることで、断熱の必要な場所が特定できる。

表面温度が低い場所は、暖房負荷の原因として影響が大きい。

また、断熱材が入っていても何らかの理由で断熱欠損が生じていたら、局所的に表面温度が低くなって現れるから場所が特定できる。

リフォームで断熱に取り組む時にはすごく頼もしいパートナーだ。


機能がすぐれているので価格は安くはない。

K熱電対温度センサーと一緒に購入して一万三千円くらい。

寒い家を暖かくするための道具と考えれば、コストパフォーマンスは高いと思います。


  
Posted by komachan at 22:00Comments(0)リフォーム

2010年01月15日

・リセッターは詰め替えインクの必需品

キヤノン 詰め替えインク用リセッターTHC-7ERESETN昨年10月にプリンターを買い替えたが、3ヶ月使ったところでインクがなくなった。

年賀状で大量に消費したのが原因だろう。

ブラックのインクタンクは、amazonで純正が1100円する。

詰め替えインクだとelecomで一回分420円。

詰め替えインクを使うことのリスクとコストのバランスは得なのだろうか。


詰め替えインクの説明によると詰め替え回数は4回を推奨している。

4回で1680円、純正のインクタンク交換だと4400円だから差額は2720円

かなりの違いですね。


ただし、CANONのインクを詰め替えるとデメリットが出てくる。

elecomのHPによると「本製品はキヤノン株式会社の「BCI-7e/9」カートリッジの詰め替えにご使用いただけますが、一部のプリンタでは「インク残量検知機能を無効にする」という操作を行わないと印刷ができません。」

インク残量検知機能が使えないと、タンクをいちいち外して確かめなければならないのでかなり面倒だ。


詰め替えインクの販売サイトをいろいろと探索していたら、リセッター(THC-7ERESETN)なるものがあることが分かった。

インク残量検知機能が復活するというのだ。

だが定価が¥5,040(税込)とかなり高価だ。

ところが、amazonで2,751円と大幅値引き。

4回詰め替えで生じる差額とほぼ同額だ。

早速、取り寄せて使ってみたところ残量表示は完全に復活。


詰め替えインクはリスクがあることを念頭に使わなくてはならない。

各社から詰め替えインクが出ているが、ネット上の情報によるとelecomの評価が高い。(サンワもいいが黒の評価が低い)

elecomの詰め替えが原因でプリンターが故障したという記述は見かけなかった。


これから確定申告の準備で大量に帳簿を印刷するので、詰め替えインクの効果が発揮されると思う。

電子申告だけど印刷して保存しておかないと、もしもの時に大変だからね。  
Posted by komachan at 20:57Comments(0)節約

2010年01月14日

・ヒートブリッジ(熱橋)で結露

今日は真冬日。

一日中、気温が0℃を上回ることがなかった。

窓ガラスの結露は抑えられている。

ところが窓枠、すなわちアルミサッシには結露してしまう。


この原因はヒートブリッジ(熱橋)という現象だ。

熱伝導率の高いアルミは、外の温度を内部に伝えてしまう。

アルミサッシは外気に接しているので、サッシ枠の内部を低温が伝播して室内に露出している窓枠を冷たくしてしまうのだ。


この結露は非常に厄介だ。

窓枠は構造材に直結しているので、結露の水分は木材へ流れ出る。

木材の色が変わり、腐食の危険性が高まる。


アルミサッシ枠が結露しない場所がある。

南側の縁側の掃き出し窓だ。

廊下と居間の掃き出し窓ではサッシ枠が結露しているのになぜだろう。

昨日は、この原因をあれこれと考えるだけで終わってしまった・・・。


結露しない理由は奥さんの一言で分かった。

何気ない「寒いからじゃないの」とのつぶやきで、縁側の気温が低いからだと気がついた。

温湿度計を設置して計ってみたら、5℃以下だ。

洗濯物が干してあるので換気した直後には縁側の室温は氷点下に下がっていた。


洗濯物が干してあれば、その場の湿度は100%に近づくから、普通なら確実に結露しているはずだ。

ところが0℃近辺の室温だと、洗濯物が乾かないから湿度も上がらない。

窓の露点温度を計算したところ、外気温-3℃、室温1.3℃のときにアルミサッシの表面温度はマイナス下2.1度になるはずだ。

縁側の湿度は77%だったから露点温度もマイナス2.1度で同じ。

結露し始めるギリギリの状態であることになる。

温湿度計の誤差があるから実際はもっと余裕があって結露していないのかもしれない。


では、結露している窓枠にはどう対処すればいいか。

縁側の現象を当てはめるとすれば、結露している周囲の温度および湿度を下げてしまえばいい。

結論としては、内窓を付けて温度と湿度の供給を遮断する。

換気しても温度と湿度は下がるが、室内の気温が下がってしまい凍結するから寒冷地では熱交換器を使う以外に換気で結露に対処するのは得策ではない。


ということで、今週末は手作り内窓の製作が本格化する。

今日は、そのための中空ポリカーボネート(通称ポリカのプラダン)をカインズホームで買いこんできた。

陳列棚価格は2980円に値上がりしていたが(昨年末は1980円)、レジでは1880円と大幅割引。

なぜかカインズのポリカは値段がバラバラなことが多いが、安いのはありがたいから歓迎です。  
Posted by komachan at 18:24Comments(0)リフォーム

2010年01月13日

・小坂、伊那市長が後継候補を示唆

小坂伊那市長 「後任は副市長のどちらかに」改めて考え示す伊那市長が自分の引退後の後継候補を事実上指名しましたね。

     ◇                    ◇

4月の市長選挙には立候補せず、引退を表明した小坂樫男伊那市長は、酒井茂副市長か白鳥孝副市長のどちらかに次期市長を務めてもらいたいとの考えを改めて示した。

 9日、JA上伊那本所で小坂市長の後援会やまなみ会の新年会が開かれ、小坂市長が話した。

 小坂市長は「新ごみ中間処理施設の環境評価アセスメントの同意が得られたら引退の意思表示をしようと思っていた。上伊那地域の大きな問題なので、経験のある人に継続してやっていってもらいたい」と話した。
 =2010/1/10 いなまい・ドットコム=

     ◇                    ◇

ゴミ焼却場の事情通の方ならピンと来たはず。

「(新ごみ中間処理施設は)上伊那地域の大きな問題なので、経験のある人に継続してやっていってもらいたい」のコメントです。

この問題の担当は酒井茂副市長。

来る伊那市長選挙では、小坂前市長の後継として酒井茂候補が名乗りを上げるということです。


大きな焼却施設を作ることには積極的で、小さくする取り組みには力を注がない人ですから、小坂市政の継続という意味では安心して任せられるのでしょう。

大きな施設を作れば、多額の土地売買、工事費などが動き、利権が潤う構図が出来上がります。

また、ゴミの量を削減するには知恵と努力が必要ですが、行政の職員の多くはこれを嫌がる。

できる範囲で努力したことにして、他の市町村から大きく遅れることがなければ良しとする、お役所体質が根底にある。


ゴミ削減の日本のトップランナーであるところの自治体の実情を知らないのではない。

知ってはいるが、同じことをやるのは面倒だと分かっているのだ。

やればできるが、やらなくてもやり過ごせる境界線を探るのが、公務員の得意技だ。


小坂の後継となる酒井も、このあたりのさじ加減では小坂流を踏襲してくるだろう。

少なくともゴミ焼却場は師匠である小坂への手土産として、望むがままにするだろう。

億単位の無駄遣いを削減できる余地がありながら、後継候補が前市政を継承することで無になってしまう。


誤解を恐れずに言わせてもらうと、仮に市長選で酒井候補が立候補したとして、彼に投票すると上伊那の財政は毎年億単位の負担が増える。

納税額を下げたいと思ったら、誰が出てくれるかはわからないが対立候補に投票するという選択になるだろう。

利権市長の老後の資金作りに協力するような投票行動にならないように、今から心がけておきましょうね。

伊那市民のみなさん。  
Posted by komachan at 20:03Comments(3)上伊那

2010年01月12日

・北沢防衛相が武器商人への道

冒頭、全国の皆様に長野県民の一人としてお詫び申し上げます。

長野県の恥がまた、とんでもない発言をしてしまいました。

     ◇                    ◇

 北沢俊美防衛相は12日午後、東京都内で開かれた防衛関連・業界団体の日本防衛装備工業会賀詞交換会であいさつし「武器輸出3原則」について「そろそろ基本的な考え方を見直すこともあってしかるべきだ」と述べ、今後緩和見直しを検討すべきとの認識を示した。新たな「防衛計画の大綱」と中期防衛力整備計画(中期防)の策定に向けた議論の中で、武器輸出3原則についても見直しを含めた検討を行っていきたいという考えを示した。北澤防衛相は「鳩山内閣の中でしっかり考えながら議論していきたい」と述べた。 =2010年01月11日 財経新聞=

     ◇                    ◇

無知な防衛大臣に対して官邸からも「黙っていろ!」ときつく叱っているのですが、業界団体からの見返りが期待できる『重要な機会』なので、政治屋としての本音を漏らしてしまいました。

日本は不戦の誓いを立て、武器輸出三原則はその証でもあります。

武器商人としての顔を持つようになっては、戦争の当事者にならざるを得ません。


武器を安く作れるようになるからとの単純な思いつきで輸出に力を入れましょうというのが北沢の言い分。

こういうのを本末転倒というのだが、それが理解できないから困る。

次期参院選でもこの人を民主党長野県連は推すとしているので、長野県民の困惑は高まるばかりです。


長野県民主党がまともな政治感覚を持っていないことは昨年の長野市長選挙で決定的になりました。

泡沫候補を民主党の風で当選させようという無謀の挑戦に失敗した。

そのあおりで、市民が推した有能な候補が惜敗の憂き目にあってしまった。

A級戦犯の一人が北沢俊美です。


沖縄の基地移転でも場当たり的に行動し、思いつきで発言するから政府のお荷物になっている。

任命した鳩山さんの責任だから仕方がないが、送り出している長野県民としては恥ずかしくてニュースを見るのがつらかった。

早く罷免されて、無役になってくれた方が恥部を全国にさらさないだけ増しかも知れない。


参院選で北沢を本当に勝たせたいのなら、黙らせておくのが一番いい。

民主党の選挙対策本部は、このことを真剣に受け止めてもらいたい。


※民主党関係者諸氏へ。
封印を依頼されている長野県民主党関連の政治課題ですが、稀にですが、あまりに目に余るときにはこうして記事にします。
県連からクレームが出るかもしれませんが身から出た錆です。
党本部として北沢俊美のコントロールをしっかりやってください。  
Posted by komachan at 18:36Comments(0)政治一般