2014年08月29日
EVは本当にエコか?
EV(電気自動車)は走行中に排気ガスを出さないので、一見したところはエコです。
しかし、充電に使う電気は火力発電に依存する割合が大きいので、一次エネルギー換算するとそれほどエコと言えなくなるということでしょう。
EVがエコかどうかを判断する指標をどこに置くか。
1)走行中
2)消費エネルギー
3)製造から廃棄処分まで
1)については、完璧にエコです。
2)については、充電に利用する電力の成り立ちに依存します。
我が家のように太陽光発電量が消費量を上回る場合は完璧にエコですが、火力発電に依存する沖縄の電力会社で充電するとHV車に対する優位性はほとんどなくなりますね。
3)についてはLCAで評価するのが妥当だと思います。
ガソリン車も製造している日産がリーフについて公表している値では、EVはガソリン車に対してライフサイクルにおけるCO2排出量を約40%低減できると算出しています。
EVがエコであると胸を張るためには、充電に利用する電源にも気を配る必要があります。
いわゆるグリーン電力を使っていることがエコの決め手になります。
電力の自由化が進めば家庭でもエネルギー源で電力会社を選ぶことができるようになります。
また、充電施設の拡充が一段落したら、次に来るのが充電電源の選抜ですね。
充電器を電源で選ぶようになった時に、名実ともにEVがエコであると認められると思います。
《参考資料》
『水素・燃料電池戦略ロードマップ 2014/6/24 』
画像のグラフは石油の採掘から走行中までに排出されるCO2を比較したものです。
EVの優位性は明らかですね。
ただし、PHVはプリウスを対象とした値ですから、エネルギー効率が低いアウトランダーだと充電走行でもガソリン車と大差なくなると思います。
※プリウスPHV:電力消費率8.74km/kWh、アウトランダーPHEV:電力消費率5.9km/kWh
しかし、充電に使う電気は火力発電に依存する割合が大きいので、一次エネルギー換算するとそれほどエコと言えなくなるということでしょう。
EVがエコかどうかを判断する指標をどこに置くか。
1)走行中
2)消費エネルギー
3)製造から廃棄処分まで
1)については、完璧にエコです。
2)については、充電に利用する電力の成り立ちに依存します。
我が家のように太陽光発電量が消費量を上回る場合は完璧にエコですが、火力発電に依存する沖縄の電力会社で充電するとHV車に対する優位性はほとんどなくなりますね。
3)についてはLCAで評価するのが妥当だと思います。
ガソリン車も製造している日産がリーフについて公表している値では、EVはガソリン車に対してライフサイクルにおけるCO2排出量を約40%低減できると算出しています。
EVがエコであると胸を張るためには、充電に利用する電源にも気を配る必要があります。
いわゆるグリーン電力を使っていることがエコの決め手になります。
電力の自由化が進めば家庭でもエネルギー源で電力会社を選ぶことができるようになります。
また、充電施設の拡充が一段落したら、次に来るのが充電電源の選抜ですね。
充電器を電源で選ぶようになった時に、名実ともにEVがエコであると認められると思います。
《参考資料》
『水素・燃料電池戦略ロードマップ 2014/6/24 』
画像のグラフは石油の採掘から走行中までに排出されるCO2を比較したものです。
EVの優位性は明らかですね。
ただし、PHVはプリウスを対象とした値ですから、エネルギー効率が低いアウトランダーだと充電走行でもガソリン車と大差なくなると思います。
※プリウスPHV:電力消費率8.74km/kWh、アウトランダーPHEV:電力消費率5.9km/kWh

2014年08月27日
1万キロでバッテリー長寿命化

Leafspyの詳細なデーター取得を始めて1万キロになりました。
バッテリーの健全性を表すHxは明らかに右肩上がりになっています。
走行用バッテリーの再生現象を操れるようになってきたことで、劣化を遅らせるというよりも、本来の状態へ戻している感じです。
日産の非公式情報によると一年で1.5%+一万キロで1%が標準的な劣化のようなので、二年九か月で三万四千キロならSOH92.5%になっているはず。
現状はSOH87%だから、5.5%分は向上させる余地がある。
Hxに換算すると10%分程度は上がると見込める。

直近二千キロのHxとSOHの関係を詳しく見ると、互いに追随している関係にあることが判る。
※SOH:バッテリー劣化度(残容量の相対値)
健全性の指標であるHxを向上させることで走行用リチウムイオンバッテリーの容量が増え、すなわち長寿命化させることになっていると考えてよさそうです。
ただし、再生現象は日産が絶対に認めない(認めたくない)ので、人為的に急激な変化を繰り返すと、バッテリーに障害が生じた場合に保証外になる危険もある。
あくまでも「遠出して適度な負荷をかけると再生する」を基本に、地道に長寿命化させていこうと思います。
2014年08月26日
リーフ純正EP150の悪電費
普段用に純正のEP150を履き、遠出にはPZ-Xに履き替えることにして気が付いたこと。
日常だとメーターの平均電費が10を示さなくなった。
カーウイングスのデータを確認すると明らかに消費電力が増えている。
同じ経路で8.5%増加していた。
予想よりも変化が少ないなと思いさらに精査したら、気温が違った。
気温差を補正すると電費の変化は10.5%。
最高水準の転がり抵抗を発揮するエコピアPZ-Xに対して、リーフ純正のEP150は明らかに転がり性能が低い。
電費が一割悪くなる。
安い車ではないのだから最高水準のタイヤを履かせてもいいはず。
BMW i3は新開発の次世代タイヤを採用したのにな。
日常だとメーターの平均電費が10を示さなくなった。
カーウイングスのデータを確認すると明らかに消費電力が増えている。
同じ経路で8.5%増加していた。
予想よりも変化が少ないなと思いさらに精査したら、気温が違った。
気温差を補正すると電費の変化は10.5%。
最高水準の転がり抵抗を発揮するエコピアPZ-Xに対して、リーフ純正のEP150は明らかに転がり性能が低い。
電費が一割悪くなる。
安い車ではないのだから最高水準のタイヤを履かせてもいいはず。
BMW i3は新開発の次世代タイヤを採用したのにな。
2014年08月22日
低燃費タイヤの摩耗
低燃費タイヤPZ-Xを装着して7000km走ったところで点検しました。
残り溝深さ(mm)
2014.05.12 26600km 右前6.6、右後6.5、左前6.5、左後6.3
2014.08.20 33600km 右前5.7、右後5.9、左前5.4、左後5.7
減った溝深さ(mm) 右前0.9、右後0.6、左前1.1、左後0.6
測定誤差があるとしても左前の方が右前よりも消耗するのは予想外でした。
日常は、奥さんが一人乗りで通勤に使っているのでなおさらです。
前後でローテーションするとして減り方を平均すると7000kmで
(0.9+0.6+1.1+0.6)/4=0.8mm。
残された寿命はスリップサイン手前の3mmまで使うとして
(5.4-3.0)/0.8*7000=21,000km
現状では一年に1万9千キロ走行しているが夏タイヤで走るのは1万4千キロだから残り1.5年。
次の車検までもたない・・・。
もうちょっと長く使いたい。
日常は電費の悪化は我慢して純正タイヤ(EP150)を履いて、航続距離に余裕が欲しい遠出の時だけPZ-Xを履かせてみよう。
タイヤ交換は15分もあれば充分だから苦にならないし。
残り溝深さ(mm)
2014.05.12 26600km 右前6.6、右後6.5、左前6.5、左後6.3
2014.08.20 33600km 右前5.7、右後5.9、左前5.4、左後5.7
減った溝深さ(mm) 右前0.9、右後0.6、左前1.1、左後0.6
測定誤差があるとしても左前の方が右前よりも消耗するのは予想外でした。
日常は、奥さんが一人乗りで通勤に使っているのでなおさらです。
前後でローテーションするとして減り方を平均すると7000kmで
(0.9+0.6+1.1+0.6)/4=0.8mm。
残された寿命はスリップサイン手前の3mmまで使うとして
(5.4-3.0)/0.8*7000=21,000km
現状では一年に1万9千キロ走行しているが夏タイヤで走るのは1万4千キロだから残り1.5年。
次の車検までもたない・・・。
もうちょっと長く使いたい。
日常は電費の悪化は我慢して純正タイヤ(EP150)を履いて、航続距離に余裕が欲しい遠出の時だけPZ-Xを履かせてみよう。
タイヤ交換は15分もあれば充分だから苦にならないし。
2014年08月20日
新潟・山形・福島と、おまけで1200キロの旅
電気自動車で楽しむ山岳ドライブルートを紹介しています。
今回は、新潟、山形、福島を回ってきました。
一部区間を除いて一般道ですが、高速道路並みの流れに乗り、標高1500メートル前後の峠を何度も超える山岳ルートです。
主な目的は奥さんを実家に届けるための運転手ですが、観光学を専攻する二女を連れて南東北を旅してきました。
充電レポートは先日投稿したので、今回は観光レポートです。
充電レポートはこちら ⇒ 南信州から南東北へ千キロの旅

充電矢印 赤:往路(13日)、青:復路(14日と15日)、黒:宿と予備充電
-----------------------
8月13日
明け方に駒ヶ根の自宅を出発して車のいない国道を快適に走り抜け、長岡でお寿司の昼食。
元気寿司さんは、回転すしといいながらもほとんどが注文で握ってくれるところがいい。
ここで実家に奥さんを下して、次女と二人旅に切り替わります。

長岡から東に向かって山を越え喜多方に入ります。
蔵の街並を散策しました。

イベントが途切れた中日だったこともあるのかもしれませんが、観光客の姿が全くありません。

国道沿いのテナントビルは廃墟と化していました。
街の活気が失われつつあるのでしょうか。

とんでもないものを見てしまいました。
道路の真ん中に左ウィンカーを出して『駐車』した軽自動車の車内には子どもが助手席にいるだけです。
近くの肉屋さんにお母さんらしき人影を見つけましたが、これは危険すぎる・・・。

喜多方で夕食といえば喜多方ラーメンですが、ちょっと早いのか開いている店がほとんどありません。
「来夢」さんが開店したところで入りましたが、すぐに満席になりました。

のんびりしていたら日が暮れてしまい、急いで米沢に向かいました。
開業したばかりの高コスパの宿でリーフに充電しつつ、お休みなさい。

-----------------------
8月14日
6時に朝食が食べられる使い勝手の良い宿を後にして、上杉神社に参拝します。

駐車場の一角には急速充電設備を建設中でした。

ここから旧西吾妻スカイバレーの山岳ドライブを楽しみながら五色沼を目指します。
朝まで降っていた雨も止んで、白布峠の眺望が楽しめました。

東鉢山七曲りは路面にタイヤの黒い痕があちこちにあって、走り屋が出没する場所なんですね。

五色沼はドライブガイドによると一時間半の所要時間となっていましたが、4キロの山道を歩けるはずがない。
散策しながらだとプラス一時間でした。

会津若松で充電中に昼食を取り、大内宿に向かいました。
臨時駐車場も満杯になるほどの人出です。
普段は駐車料金が300円のようですが、臨時駐車場は無料でした。

最後の目的地は塔のへつりです。
ここも駐車料金は200円が相場ですが、たまたま一番奥まで突っ込んでいったら土産物店の駐車場が無料になってました、ラッキー!

駐車場係のおじさん二人はリーフに強い関心があるようで、質問攻めにあいました。
維持費が安い、遠出もできて費用がかからないとメリットを並べ立てると「よし、買うぞ!」と宣言が飛び出しました。

会津田島駅で充電してから長岡で待っている奥さんと合流しました。

-----------------------
8月15日
のんびりと道の駅巡りをしながら帰ろうと思っていたら、試合の都合で留守番している三女が「早く帰って!」というので、山岳ドライブを楽しむだけにして、ビュンビュン南下します。
信州に入ったところで昼飯ですが、蕎麦にしました。
東御市の「そば処赤石」です。
もちろん石臼挽きの手打ち。

昼食後の昼寝と急速充電は丸子中央病院でお借りしました。

新設されてからまだ利用したことが無かった松本日産茅野店の充電器に寄って、三時のおやつ前に帰宅しました。

-----------------------
【番外編】
8月16日
東北旅行に同行できなかった三女のためにプチドライブに出かけました。
目的地は八ヶ岳アウトレットモール。

お昼ごろには2000台収容の駐車場が満杯になって、路上の入場待ちの列が長く連なっていました。

帰りは道の駅こぶちざわで80%まで充電。
ゲリラ豪雨に遭ってちょっと難儀しましたが帰宅して、お盆の走行距離は1200キロメートルに達しました。
今回は、新潟、山形、福島を回ってきました。
一部区間を除いて一般道ですが、高速道路並みの流れに乗り、標高1500メートル前後の峠を何度も超える山岳ルートです。
主な目的は奥さんを実家に届けるための運転手ですが、観光学を専攻する二女を連れて南東北を旅してきました。
充電レポートは先日投稿したので、今回は観光レポートです。
充電レポートはこちら ⇒ 南信州から南東北へ千キロの旅

充電矢印 赤:往路(13日)、青:復路(14日と15日)、黒:宿と予備充電
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8月13日
明け方に駒ヶ根の自宅を出発して車のいない国道を快適に走り抜け、長岡でお寿司の昼食。
元気寿司さんは、回転すしといいながらもほとんどが注文で握ってくれるところがいい。
ここで実家に奥さんを下して、次女と二人旅に切り替わります。

長岡から東に向かって山を越え喜多方に入ります。
蔵の街並を散策しました。

イベントが途切れた中日だったこともあるのかもしれませんが、観光客の姿が全くありません。

国道沿いのテナントビルは廃墟と化していました。
街の活気が失われつつあるのでしょうか。

とんでもないものを見てしまいました。
道路の真ん中に左ウィンカーを出して『駐車』した軽自動車の車内には子どもが助手席にいるだけです。
近くの肉屋さんにお母さんらしき人影を見つけましたが、これは危険すぎる・・・。

喜多方で夕食といえば喜多方ラーメンですが、ちょっと早いのか開いている店がほとんどありません。
「来夢」さんが開店したところで入りましたが、すぐに満席になりました。

のんびりしていたら日が暮れてしまい、急いで米沢に向かいました。
開業したばかりの高コスパの宿でリーフに充電しつつ、お休みなさい。

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8月14日
6時に朝食が食べられる使い勝手の良い宿を後にして、上杉神社に参拝します。

駐車場の一角には急速充電設備を建設中でした。

ここから旧西吾妻スカイバレーの山岳ドライブを楽しみながら五色沼を目指します。
朝まで降っていた雨も止んで、白布峠の眺望が楽しめました。

東鉢山七曲りは路面にタイヤの黒い痕があちこちにあって、走り屋が出没する場所なんですね。

五色沼はドライブガイドによると一時間半の所要時間となっていましたが、4キロの山道を歩けるはずがない。
散策しながらだとプラス一時間でした。

会津若松で充電中に昼食を取り、大内宿に向かいました。
臨時駐車場も満杯になるほどの人出です。
普段は駐車料金が300円のようですが、臨時駐車場は無料でした。

最後の目的地は塔のへつりです。
ここも駐車料金は200円が相場ですが、たまたま一番奥まで突っ込んでいったら土産物店の駐車場が無料になってました、ラッキー!

駐車場係のおじさん二人はリーフに強い関心があるようで、質問攻めにあいました。
維持費が安い、遠出もできて費用がかからないとメリットを並べ立てると「よし、買うぞ!」と宣言が飛び出しました。

会津田島駅で充電してから長岡で待っている奥さんと合流しました。

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8月15日
のんびりと道の駅巡りをしながら帰ろうと思っていたら、試合の都合で留守番している三女が「早く帰って!」というので、山岳ドライブを楽しむだけにして、ビュンビュン南下します。
信州に入ったところで昼飯ですが、蕎麦にしました。
東御市の「そば処赤石」です。
もちろん石臼挽きの手打ち。

昼食後の昼寝と急速充電は丸子中央病院でお借りしました。

新設されてからまだ利用したことが無かった松本日産茅野店の充電器に寄って、三時のおやつ前に帰宅しました。

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【番外編】
8月16日
東北旅行に同行できなかった三女のためにプチドライブに出かけました。
目的地は八ヶ岳アウトレットモール。

お昼ごろには2000台収容の駐車場が満杯になって、路上の入場待ちの列が長く連なっていました。

帰りは道の駅こぶちざわで80%まで充電。
ゲリラ豪雨に遭ってちょっと難儀しましたが帰宅して、お盆の走行距離は1200キロメートルに達しました。

2014年08月19日
9/6と9/7の長野県にEVで観光は避けましょう
9月6日と7日に白馬で電気自動車やPHVが集結するイベントが計画されています。
白馬 EV・PHV ワンダーランド2014
主催者の目論見だとEVだけでも500台以上を集めたいようです。
集まるだけなら広い会場を用意すればいいのですが、問題は行き帰りの電力をどうやって供給するかです。
この件について主催者は無責任です。
「急速充電スポットなどでは、想像もしていなかった課題が見つかるかも知れません。はたして何が起こるのか。」日本EVクラブの世界記録
白馬周辺は田舎にしては充電施設が整備されていますが、数百台がスムーズに充電できる環境ではありません。
500台のうち半数は中央高速を使うと仮定すると250台。
さらにのその半数がイベントの開始時刻前を目指したとして125台。
リーフの電力消費を基準にして白馬を往復できる範囲にある24時間稼働の急速充電器は7基。
うまく分散したとしても充電器一基当たり18台ですから30分充電すると9時間・・・。
周辺地域の急速充電器で24時間稼働は少ないので、かなりの広範囲に影響が拡散すると思われます。
拡散することで充電渋滞が抑えられるかと言えばそうでもないでしょう。
周辺は全国屈指の観光地ですから、普段の日でも充電待ちは頻繁に発生しています。
猛烈な充電渋滞が生じて、日産のEVカスタマーセンターに問い合わせが殺到すると思われます。
すでに松本日産と長野日産には対応を検討する必要があると助言してあります。
対応するとしても限界があると思いますが、イベント参加者は覚悟してやって来るはずなので多少我慢してもらい、一般利用者を優先するくらいしか策が無いですね。
白馬周辺に唯一ある梓川SAの充電渋滞は想像を絶することになるかもしれません。
万が一、過酷な連続充電が原因で充電器が故障したら・・・。
NEXCO中日本には危機意識を持ってもらうように進言しました。
イベントの趣旨には賛同しますが、周囲への迷惑に配慮が欠けているところは残念ですね。
白馬を目指す方は別にして、6、7日に信州の北中部(中央高速よりも北側)へEVで出かけるのは避けた方が良いです。
長野県民としては、信州を訪れていただくEVユーザーが悲惨な状況に陥らないように願うだけです。
白馬 EV・PHV ワンダーランド2014
主催者の目論見だとEVだけでも500台以上を集めたいようです。
集まるだけなら広い会場を用意すればいいのですが、問題は行き帰りの電力をどうやって供給するかです。
この件について主催者は無責任です。
「急速充電スポットなどでは、想像もしていなかった課題が見つかるかも知れません。はたして何が起こるのか。」日本EVクラブの世界記録
白馬周辺は田舎にしては充電施設が整備されていますが、数百台がスムーズに充電できる環境ではありません。
500台のうち半数は中央高速を使うと仮定すると250台。
さらにのその半数がイベントの開始時刻前を目指したとして125台。
リーフの電力消費を基準にして白馬を往復できる範囲にある24時間稼働の急速充電器は7基。
うまく分散したとしても充電器一基当たり18台ですから30分充電すると9時間・・・。
周辺地域の急速充電器で24時間稼働は少ないので、かなりの広範囲に影響が拡散すると思われます。
拡散することで充電渋滞が抑えられるかと言えばそうでもないでしょう。
周辺は全国屈指の観光地ですから、普段の日でも充電待ちは頻繁に発生しています。
猛烈な充電渋滞が生じて、日産のEVカスタマーセンターに問い合わせが殺到すると思われます。
すでに松本日産と長野日産には対応を検討する必要があると助言してあります。
対応するとしても限界があると思いますが、イベント参加者は覚悟してやって来るはずなので多少我慢してもらい、一般利用者を優先するくらいしか策が無いですね。
白馬周辺に唯一ある梓川SAの充電渋滞は想像を絶することになるかもしれません。
万が一、過酷な連続充電が原因で充電器が故障したら・・・。
NEXCO中日本には危機意識を持ってもらうように進言しました。
イベントの趣旨には賛同しますが、周囲への迷惑に配慮が欠けているところは残念ですね。
白馬を目指す方は別にして、6、7日に信州の北中部(中央高速よりも北側)へEVで出かけるのは避けた方が良いです。
長野県民としては、信州を訪れていただくEVユーザーが悲惨な状況に陥らないように願うだけです。
2014年08月11日
長野県知事選挙で誤報

昨日の長野県知事選挙で開票速報が誤報されました。
開票率99.8%なのに、得票数が投票総数よりも多い。
第一班の投票数の集計を間違えているようです。
速報とはいえ選挙管理委員会からの正式な発表で、間違った数字が発表されたことは問題だと思います。
マスコミは気が付いているのかな。
平成26年8月10日執行長野県知事選挙 投票結果
2014年08月10日
次女の帰省が大騒動
今日は和歌山で学生生活している次女がお盆に帰省する日。
ところが、とんでもない騒動になりました。
発端は午後4時の京都からの電話。
「高速バスに乗り遅れた・・・。」当人はパニック状態。
台風の影響で一時間ロスしたのだとか。
『こっちで調べてやろうか?』と助け舟を出そうとすると「自分で調べて何とかする」と頼もしい返事。
しかし、数分しても何の連絡もないので『どうだ?』と電話すると「スマホで調べてるけど・・・。」
こりゃだめだ。
電話する前に電車の乗り換え検索で新幹線と特急、在来線で帰宅するルートを確かめておいたので『すぐに新幹線に飛び乗れ!』
これで、乗り換えさえ間違えなければ無事に帰って来るし、たまたま松本へ遊びに出かけた三女と同じ電車になるので駅への迎えも一度で楽になったと安心したけど・・・。
また電話が鳴って「お金が足りなくて名古屋から特急に乗れない。金を下ろして切符を買うから一本後の特急になる。」あちゃ~。
『名古屋からなら高速バスで、どうだ?』、「バスならお金が足ります!」
よしよしと思ったら、「高速バスが満席で乗れない」またパニクってます。
再び特急に乗せることにして、googleマップでルート検索。
木曽まで車で迎えに行けば一時間以上早く帰宅できるのではないかと。
しかしリーフの電池残量は、駅への迎えで空にする予定でごく僅か。
特急が木曽福島へ到着(8時04分)するまでに残された時間は一時間30分。
マップに示された所要時間は一時間14分。
リーフの充電に使える時間は16分だけ。
5分だけ準備に時間を取って、木曽までの往復で消費する電力量をシミュレート計算します。
近くの日産で15分充電すれば木曽まで行ける。
帰りに木曽の日産で10分充電すれば帰宅できることを確認。
茹でたてのトウモロコシを三本持って、リーフで緊急出動!
(次女の大好物がトウモロコシなんです。)
権兵衛峠と木曽街道は高速道路並みに流れているのでgoogleマップの所要時間よりも10分短縮できます。
木曽福島駅には5分前に到着。
日産の木曽店で8分だけ帰りの充電して9時20分に無事に帰着しました。
いろいろありましたが、高速バスで帰宅する時間とほぼ同じで帰って来れました。
久しぶりに頭をフル回転させました。
ところが、とんでもない騒動になりました。
発端は午後4時の京都からの電話。
「高速バスに乗り遅れた・・・。」当人はパニック状態。
台風の影響で一時間ロスしたのだとか。
『こっちで調べてやろうか?』と助け舟を出そうとすると「自分で調べて何とかする」と頼もしい返事。
しかし、数分しても何の連絡もないので『どうだ?』と電話すると「スマホで調べてるけど・・・。」
こりゃだめだ。
電話する前に電車の乗り換え検索で新幹線と特急、在来線で帰宅するルートを確かめておいたので『すぐに新幹線に飛び乗れ!』
これで、乗り換えさえ間違えなければ無事に帰って来るし、たまたま松本へ遊びに出かけた三女と同じ電車になるので駅への迎えも一度で楽になったと安心したけど・・・。
また電話が鳴って「お金が足りなくて名古屋から特急に乗れない。金を下ろして切符を買うから一本後の特急になる。」あちゃ~。
『名古屋からなら高速バスで、どうだ?』、「バスならお金が足ります!」
よしよしと思ったら、「高速バスが満席で乗れない」またパニクってます。
再び特急に乗せることにして、googleマップでルート検索。
木曽まで車で迎えに行けば一時間以上早く帰宅できるのではないかと。
しかしリーフの電池残量は、駅への迎えで空にする予定でごく僅か。
特急が木曽福島へ到着(8時04分)するまでに残された時間は一時間30分。
マップに示された所要時間は一時間14分。
リーフの充電に使える時間は16分だけ。
5分だけ準備に時間を取って、木曽までの往復で消費する電力量をシミュレート計算します。
近くの日産で15分充電すれば木曽まで行ける。
帰りに木曽の日産で10分充電すれば帰宅できることを確認。
茹でたてのトウモロコシを三本持って、リーフで緊急出動!
(次女の大好物がトウモロコシなんです。)
権兵衛峠と木曽街道は高速道路並みに流れているのでgoogleマップの所要時間よりも10分短縮できます。
木曽福島駅には5分前に到着。
日産の木曽店で8分だけ帰りの充電して9時20分に無事に帰着しました。
いろいろありましたが、高速バスで帰宅する時間とほぼ同じで帰って来れました。
久しぶりに頭をフル回転させました。
2014年08月07日
電池保証が日本は5年10万キロ、米は8年16万キロの理由
日産がリーフのバッテリー修理を保証している期限は日本が5年と10万キロでアメリカが8年と16万キロ(10万マイル)です。
なぜ、アメリカの方が長期間なのか。
アリゾナなど高温地域があり、電池の保管寿命に厳しいアメリカなら本来は日本よりも短期間の保証になっていてもおかしくありません。
営業的な理由から販売促進のためにアメリカを優遇しているという考え方もあり得ますが、リスクが大きすぎると思います。
私の考えでは、ユーザーの使用形態の違いにあります。
アメリカの方が一回の利用に乗る距離が圧倒的に長いからです。
狭い日本では短距離の使い方が多くなります。
うちのリーフによる1万キロのバッテリ状態を観察して気が付きました。
片道5キロの通勤に利用する日常では、バッテリーの劣化が急速に進行します。
ところが片道15キロ以上走る時は劣化が止まります。
さらに、200キロ以上走るとバッテリー状態が再生することがあります。
走行用リチウムイオンバッテリーの健全性(Hx)の変化グラフからも読み取れます。

右下がりは劣化を表しています。
急激な劣化は、すべて日常の短距離(片道5キロ)通勤です。
ただし、赤丸の区間だけは片道15キロの距離を走りました。
そこだけ劣化が止まっています。
右上がりは急速充電と長距離走行でモーターへの適度な負荷がかかった時の再生状態です。
停滞している状態は、長距離走行でも再生現象に達していない場合です。
リーフのバッテリーが急速に劣化する短距離走行が日常的にあり得る日本と、ほとんどないアメリカで保証範囲の違いが生じていると考えられる理由です。
なぜ、アメリカの方が長期間なのか。
アリゾナなど高温地域があり、電池の保管寿命に厳しいアメリカなら本来は日本よりも短期間の保証になっていてもおかしくありません。
営業的な理由から販売促進のためにアメリカを優遇しているという考え方もあり得ますが、リスクが大きすぎると思います。
私の考えでは、ユーザーの使用形態の違いにあります。
アメリカの方が一回の利用に乗る距離が圧倒的に長いからです。
狭い日本では短距離の使い方が多くなります。
うちのリーフによる1万キロのバッテリ状態を観察して気が付きました。
片道5キロの通勤に利用する日常では、バッテリーの劣化が急速に進行します。
ところが片道15キロ以上走る時は劣化が止まります。
さらに、200キロ以上走るとバッテリー状態が再生することがあります。
走行用リチウムイオンバッテリーの健全性(Hx)の変化グラフからも読み取れます。

右下がりは劣化を表しています。
急激な劣化は、すべて日常の短距離(片道5キロ)通勤です。
ただし、赤丸の区間だけは片道15キロの距離を走りました。
そこだけ劣化が止まっています。
右上がりは急速充電と長距離走行でモーターへの適度な負荷がかかった時の再生状態です。
停滞している状態は、長距離走行でも再生現象に達していない場合です。
リーフのバッテリーが急速に劣化する短距離走行が日常的にあり得る日本と、ほとんどないアメリカで保証範囲の違いが生じていると考えられる理由です。
2014年08月06日
アクサダイレクトが違法な手数料
個人情報の削除に手数料を請求するのは違法行為です。
アクサダイレクトから来るメールを止めようと連絡したところ、「登録されている個人情報を削除するためには手数料を請求します」と告げられました。
○個人情報を保有する事業者が、法に基づいて手数料を取れるのは…
・保有個人データの利用目的の通知を求められたとき(法第24条第2項)
・保有個人データの開示を求められたとき(法第25条第1項)
に限られており、本人からの個人情報の訂正・利用停止・削除等の要求に対し、事業者は手数料を請求できません。
アクサダイレクトほどの大企業で違法行為がまかり通っていることに驚きです。
個人情報の削除手数料? (国民生活センター)
アクサダイレクトから来るメールを止めようと連絡したところ、「登録されている個人情報を削除するためには手数料を請求します」と告げられました。
○個人情報を保有する事業者が、法に基づいて手数料を取れるのは…
・保有個人データの利用目的の通知を求められたとき(法第24条第2項)
・保有個人データの開示を求められたとき(法第25条第1項)
に限られており、本人からの個人情報の訂正・利用停止・削除等の要求に対し、事業者は手数料を請求できません。
アクサダイレクトほどの大企業で違法行為がまかり通っていることに驚きです。
個人情報の削除手数料? (国民生活センター)