2011年09月20日

・原発事故で地下水脈を汚染か

日量数百トンの地下水流入、原発事故収束妨げる

 東京電力は20日、福島第一原子力発電所の1~4号機のタービン建屋などに毎日200~500トンの地下水が流入しているとの試算を明らかにした。

 事故収束を急ぐ東電は当初、タービン建屋などにたまった高濃度汚染水を年内にすべて処理する計画だったが、次から次へと流れ込む地下水が計画を妨げている。

 5月末に10万5000トンあった高濃度汚染水のうち、東電はこれまでに約9万トンの汚染水を処理した。しかし、汚染水は13日現在、10万2000トン。差し引き8万7000トンが新たに加わったことになる。この間、原子炉への注水量は推定4万7000トン。東電は、残る4万トンの大半が地下水で、一部が雨水だと見ている。 =読売新聞 9月20日=

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東電らしい情報の出し方だなと思う。
地下水が流入しているだけだとなぜ断定できるのか。
地下水の流路となっているということは流出もあると考える方が妥当だ。

事故直後から指摘していたことだが、地下水脈と放射線に汚染された汚染水が接している危険性が論じられないことに違和感を覚える。
論じられないのは論じると反響が大きいから隠していると思った方が良さそうだ。
そこへこの情報である。

福島第一原発周辺の地下水脈は高濃度に放射線に汚染されてしまっている可能性がある。
もしそうなら、除汚は不可能だ。
山の放射線汚染も深刻だが、地下水脈の汚染は取り返しがつかない。

杞憂であってくれればいいが。

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Posted by komachan at 23:23│Comments(0)原発
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