2007年07月23日

・悪人を法律をつくって守る

 国会議員の事務所費のずさんな支出処理など「政治とカネ」の問題が参院選の大きな争点になっていますが、追求の根拠となる政治資金収支報告書が参院選後の9月まで隠蔽されています。


昨年分の政治資金収支報告書は九月まで公開されないことに、昨年十二月の法改正で規定されたからです。

訴訟を起こしている市民団体は「直近の資料が公表されないのでは、選挙の判断材料にならない」と批判しているといいます。


政党や政治団体は毎年三月末までに、前年分の政治資金収支報告書を提出し、総務大臣と都道府県選管は九月に要旨を公表することになっている。

 これまでも「政治資金オンブズマン」(大阪市)が情報公開請求したところ、総務省は公表前であることを理由に開示を拒否してきたけいいがありますが、同団体が一昨年と昨年、開示を求める訴訟を起こしたところ、いずれも情報公開法の趣旨から一審で原告が勝訴していました。


 ところが昨年十二月、政治資金規正法が改正され「九月の要旨公表前に開示請求があっても開示決定をしない」と規定してしまった。

このため、国は「法にのっとって」開示を拒否することができるようになった。


情報開示の流れに逆行する政治資金規正法の改正は、参院選での影響を最小限に抑えるための自民党の策略だったと思います。

法律を作って悪行を隠すことは、立法の権威を地に落とす行為です。  
Posted by komachan at 09:24Comments(0)政治一般

2007年07月23日

・村井知事の職権乱用を提訴

井上順喜後援会公式サイトより長野県の村井知事が、司法の場で裁かれます!

佐久市議が塗装会社社長業を営裁決で救済した罪が問われます。


本日23日に佐久市議会議員28名の連名で村井知事を被告とする裁判が起こされます。

提訴に参加する佐久市議からの情報によると、井上氏は議員当選後も10年にわたり、塗装会社社長を務め、市からの請負はこの5年間で7000万円を超えます。

随意契約も41件と多く、同業者から疑問視されています。


保育園の塗装工事を、工事金額を低く抑えるために分割し、50万円以内の随意契約にして受注しています。

建設関連部局の課長・係長と無尽を行い、その中には契約検査課長もいます。


このように不正な取引を行い、行政とも癒着している業者の存在そのものが「悪」だと思いますが、その会社の社長が市議の座にあるとはとんでもないことだと思います。


地元の市議会が市民の正義のために悪徳議員の失職に踏み切った決断を、県知事の職権を悪用して無効とする無謀が許されて良いはずがありません。


村井知事が井上順喜氏を救うために、知事権限を持ち出したのはなぜか。

井上氏後援会の公式サイトにそのヒントがありました。

●井上順喜後援会HP「進捗状況」

・中部横断進捗状況
・公共下水道事業について
・雨水排水対策について
・花園土地区画整備事業について
・湯川親水公園整備について
・平尾山総合公園について
・佐久総合運動公園整備事業について


建設土木事業ばかりが並んでいます。

政策のコンテンツ内容も、建設土木事業のオンパレードです。

●井上順喜後援会HP「政策」


政治信念として建設土木に全力を注いでいる塗装会社社長を救おうと強権を発動した村井・長野県知事の裏の顔が、司法の場で暴かれる日が待ち遠しい。  
Posted by komachan at 09:09Comments(0)長野県政