2007年07月07日

・自民党政権の終焉_事務所費問題


**<赤城農相>政治団体が実体ない事務所に経費…父親の自宅
7月7日15時3分配信 毎日新聞


 赤城徳彦農相(衆院茨城1区)が関係する政治団体「赤城徳彦後援会」が、茨城県筑西市の父親の自宅を団体の所在地として届け、05年までの10年間に約9045万円に上る経常経費を計上していたことが7日、政治資金収支報告書から分かった。父親は「(事務所として)使っていない」と話し、事務所としての実体がないことを認めた。また東京・世田谷の妻の実家に事務所を置く政治団体「徳政会」も毎年100万円以上の経常経費を計上しながら、少なくともここ10年は活動実態がなく、1000万円以上が不透明な支出となっていることが分かった。
 赤城農相をめぐっては、家賃のかからない議員会館に事務所を置く資金管理団体「徳友会」の事務所費が、年によって大きく変動する不自然さが毎日新聞の調査で明らかになっているが、「政治とカネ」をめぐる閣僚の新たな問題発覚は、参院選を控え安倍政権への大きな打撃となりそうだ。
 経常経費は家賃に相当する事務所費に加え人件費や光熱水費などを含む。
 茨城県選管に提出された政治資金収支報告書によると、「後援会」は家賃などに当たる事務所費だけで10年で約1631万円を計上している。このほか、同じく10年間に▽人件費約5353万円▽光熱水費約794万円▽備品消耗費約1266万円を計上していた。
 複数の関係者によると、父親の自宅は、農相を務めた祖父の故宗徳氏の時代には事務所として使っていたが、同後援会の代表者になっている前茨城県議は「今は使っていない。私が代表として名前を使われていることは一切知らなかった」と話している。
 一方、政治団体「徳政会」は1989年の設立当初から妻の実家に事務所を置いているが、政治資金収支報告書によると毎年100万円以上の経常経費を支出。総額は農相が衆院議員に初当選して以降17年間で3341万円に達している。「徳政会」代表者は、毎日新聞の取材に「自分の父から引き継いでからここ10年はほとんど活動していない」と証言しており、政治団体としての実体がないことを認めている。登記簿によれば、この実家の土地は05年に赤城農相の妻が他の親族とともに相続している。
 農相の資金管理団体「徳友会」が支出する事務所費の不自然さが発覚したのは6月。家賃がかからない議員会館に事務所を置きながら、事務所費支出が年によって19万円から1017万円まで大きく変動していた。
 事務所費や光熱水費など経常経費では松岡利勝前農相も不自然さを指摘され、政治資金規正法の見直しの大きな要因となった。
 赤城農相は農水省を経て90年、衆院議員に初当選。防衛庁副長官などを務めた。松岡利勝前農相の自殺を受け、6月に初入閣した。  続きを読む
Posted by komachan at 20:19Comments(0)政治一般

2007年07月07日

・ガス田の事故で街が泥に沈む

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インドネシアの東ジャワ州シドアルジョ地区でガス田泥噴出事故が起きていることをご存知ですか?

2006年5月29日、ガス田の採掘中に泥が噴出し始め、すでに4平方キロ(モナコ公国の国土の二倍)が有害な泥で覆われてしまった。

硫化水素ガスも噴出し、1万3千人以上が移住を余儀なくされている状態です。


噴出量は当初1日5千立方メートルだったが、今では毎日13万立方メートルの泥が地下5kmから噴出している。

インドネシア政府は国家非常事態宣言を出し対応しているが、損害額は2億米$以上といわれている。


泥で埋まった住宅、農地の復活は絶望的であるのはもちろんのこと、泥の噴出そのものを停める手立てさえ見つかっていない状態です。

自然の力の前には、人間がいかに無力であるか思い知らされた事故です。


人間にできることといえば、泥が広がらないように堤防を高く積み上げるだけ。

噴出が続く限り、バベルの塔のように限りなく高く空へと築き上げるしかありません。


エネルギーを勝手に使い続ける人間への天罰の始まりではないかと感じます。  
Posted by komachan at 08:00Comments(0)温暖化防止