2008年04月20日

・待ちに待った、たらの芽

待ち焦がれた春の山菜といえば、たらの芽です。

3年かけて株を育てた「たらの木」から、新芽をいただくときがやってきました。

うちの敷地で3年前に、たらの木が自生で小さな株がニョキニョキと芽を出しました。

そのままだと邪魔になるものを数本ですが移植しておきました。


翌年からかわいい芽を付けはしましたが、木が強くなってから立派な「たらの芽」が採りたいと思って我慢していました。

やっと、今年になって大きな芽に育ち始めて収穫することに。

開き始めたばかりですが13cmもあります。


たらの芽はスーパーなどでも売られているようですが、天然ものとの違いは大きいそうです。
スーパーなどで見られる綺麗な緑色のタラの芽は昨年伸びた枝を伐採したもので、敷き詰めた大鋸屑や水の入ったバケツに挿しておいたもの。出荷前にビニールハウスで気温を上げ発芽させる。天然ものよりもだいぶ味・香りが弱く、水っぽさがある。天然もののタラの芽の天婦羅は冷えても歯ごたえがしっかりしているが、枝切りして芽吹かせたタラの芽は天婦羅が冷えると萎んでしまう。=フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』=

胡桃の木も新芽を出したのでてんぷらにして食べたいし、柿の木の新芽も楽しみ。

シイタケもどんどん育って「食べてくれ」といわんばかり。

この時期は、本当に田舎に住んでいて幸せだなと思います。  
Posted by komachan at 08:45Comments(0)一休み

2008年04月19日

・交通事故の現場に遭遇

駒ヶ根市内で自動車事故に遭遇しました。

幸い、運転手は軽傷でしたが、電柱をへし折った衝撃をみても正面からの衝突だったら・・・。

事故の詳しい原因はわかりませんが、相手方の軽自動車を運転していた老夫婦が「すみません」と誤っているところからすると、軽自動車を避けて転落したのかもしれません。


ただし、状況からして事故を起こした車はかなりスピードを出していたのでしょう。

下り坂を猛然と走行していたところに、軽自動車がなんらかのアクションを起こしたのでコントロール不能になって飛び出したと思われます。

田舎道を暴走する「この手の車」は少なくありませんからね。


ところで、交通安全の意識を逆なでする事件がまたも福岡で発生しました。

福岡市職員またも飲酒運転事故 区役所主査、懲戒免職へ アサヒ・コム


飲酒運転=免許取り消し、の必要性が論じられる段階にきたと思います。  
Posted by komachan at 09:27Comments(0)社会問題

2008年04月18日

・聖火を守らなくてもランナーは守ってほしい

チベットへ祈りの輪 善光寺でキャンドルライティング 信濃毎日新聞チベット抑圧が世界中から非難されている中国が長野にやってくる日が近づきました。

もちろん北京五輪の聖火の話です。


人権を無視し、少数民族の平和をないがしろにする「ならず者国家」(CNN論評)で開催される「平和の祭典」は、今回に限り『平和を求める祭典』となる見込みです。

その象徴である聖火が長野の善光寺を出発点にリレーされる予定になっていますが、善光寺の対応が日本中の注目を集めています。

同じ仏教徒として、チベット仏教者が受けた抑圧を黙認してよいのかどうか、仏の心が問われているからです。

          ◇               ◇

善光寺が出発地辞退検討 長野聖火リレー

   長野市で26日に行われる北京五輪聖火リレーで、出発式を行う予定の善光寺がスタート地点の辞退を検討していることが17日、関係者の話で分かった。
 世界各地でリレーへの妨害行為が相次いだのを受け、幹部らが17日、対応を協議した。
 計画では、本堂と三門の間のスペースに特設会場を造り、26日午前8時から点火式などの出発行事を実施することになっている。
 長野市の聖火リレー実行委員会は善光寺境内への立ち入り規制を検討していた。 =04月18日(金) 信濃毎日新聞=

オリンピックは世界の平和を示す4年に一度の祭典であることはゆるぎないが、開催場所が本当に適当であるか否かが問われています。

中国が国威発揚にオリンピックを政治利用しようとする意図は明らかなので、各国の思惑が入り乱れ、社会を混沌とさせている側面がクローズアップされてしまっていると思います。


日本を通過する聖火が平和の灯火ならば、チベット抑圧をアピールするシュプレヒコールの中を、粛々と行進する姿を全世界に配信すればよい。

聖火ランナーやボランティアに事故があってはならないが、聖火は事故にあっても仕方がない。

ランナーには自分の身を守る責任はあっても、聖火を守る義務は微塵もない。


人を傷つけることなく、あるがままに批判活動を受け入れることができるよう、関係者の努力を期待したいところです。  
Posted by komachan at 08:28Comments(0)社会問題

2008年04月17日

・昭和伊南総合病院の存続に裏と表

社団法人日本建築家協会HPより駒ヶ根市の昭和伊南総合病院の危機が眼前に迫ってきました。

先月、渡辺庸子県衛生部長が訪れた際、病院機能評価の時期を早めたいとの方針を受けたことが明らかになりました。

これは、同病院の救命救急センターの指定が取り消される可能性を示唆したものだと考えられます。

          ◇               ◇

昭和伊南病院の救命救急センターの機能につき県が独自調査する方針―杉本組合長「県としても一定の責任を果たすべき」と言及

 14日に開かれた伊南行政組合臨時議会(組合長・杉本幸治駒ケ根市長)で杉本組合長は昭和伊南病院の新型救命救急センターの機能につき、県が独自で機能評価を行う方針であることを報告した。杉本組合長は県の方針の意図を測りかねている心情を示し「県としても一定の責任を果たすべき」として、同病院をセンターに指定している県も、センター運営に協力すべき」とを強く訴えた。

 県衛生部から昭和伊南病院の救命救急センターの機能評価の申し出があったのは先月25日。県衛生部によると「毎年国の方で実施している機能評価が、今年は遅れていることから、適切な機能評価を行うため、県独自の評価を行うことにした」としている。

 しかし、今年3月には伊那中央行政組合(組合長・小坂樫男伊那市長)が、伊那中央病院を救命救急センターに指定することを求める要望書を県へ提出しするなど、ここへきて救命救急センター移転問題が浮上しているだけに、伊南行政組合事務局長を兼務する昭和伊南病院の渋谷勝清事務長は「昭和伊南は06年に新型救命救急センターとしてスタートしたばかり。救急センターは県内に6施設あるのに、どうして最初に昭和伊南病院なのか疑問。県としても責任を持つべき」と、県の姿勢に不信感を募らせている。県は「現段階でそういうことは考えていないが、地元からのそういう要望もあるので、適切に機能を評価したい」としている。 =2008/4 伊那毎日新聞=

          ◇               ◇

地元の”エゴ”としては救急機能を完備した総合病院を保守したい気持ちにはなりますが、今日の医療事情を考えれば昭和伊南が今のままあり続けられるとは思えません。

杉本市長も、選挙公約の手前、病院のあり方そのものを見直すとは言い出せずに「パフォーマンス」として批判しているに過ぎません。

内心では、病院運営の抜本的な見直しが必要だと思っていても、回りの機嫌を損ねないように相槌を打っているのが実態のはずです。


この「表と裏が違う」のが、杉本市政であることが、昨今の市長の言動からわかってきました。

本人から直接聞いたわけではないので憶測の域を出ませんが、かなり的を射ている思います。


杉本市長は就任直後の過密スケジュールが一段落するこれから、自分らしい政策を出してくると思いますが、その政策の裏と表を市民が見極めて信頼できる市政なのか否かを判断する必要があります。  
Posted by komachan at 08:55Comments(0)市政

2008年04月16日

・後期高齢者7200件の誤徴収は長野

後期高齢者医療制度の保険料の天引きが始まり、支給された年金額の確認などに訪れるお年寄りが相次いだ郵便局の窓口=15日、札幌市中央区 北海道新聞昨日からスタートした後期高齢者増税が大混乱を引き起こしています。

全国で誤徴収が多発していることも、拍車をかけています。


「後期高齢者医療制度」という名前が付いていますが、専門家の見方では、『見捨てられた高齢者向けの福祉制度』の趣が強いそうです。

医療制度という割には、9割を国と現役世代が負担しており、医療保険の体を成していないからです。


また、浮いた年金問題がまったく解決されていないにもかかわらず、未確定の年金から確定した天引きでピンはねするという、国民感情を逆なでしたお役所仕事にもあきれます。

この制度が大混乱のうちにスタートしたのは、浮いた年金問題で厚生労働省および社会保険庁が手一杯となり、説明する気力を持たなかったのが原因だそうです。


ところで、全国で9000件超発生した後期高齢者医療制度の保険料計算ミスのうち、7000件以上が長野県で発生していたことを知ってますか?

松本で7200件というのが内訳らしいんですが、長野県のお役所仕事体質が全国一だということかもしれませんね。

田中前知事が”脱”役所仕事を目指した6年間が、村井知事に変わって元の長野県にあっさり変わってしまった。


お役所仕事が社会を崩壊させることが、日々多発しています。

市長が変わっても、知事が変わっても、根本的には変わらないお役所体質を本当に変えるためには、国を変えなければならないと思います。


脱自民党、脱官僚政治。

衆院山口2区補欠選挙が試金石となりそうです。  
Posted by komachan at 09:37Comments(0)政治一般

2008年04月15日

・母親パチンコで車内1歳男児死亡

マルハン加治木店 同社HPより夏になると繰り返される痛ましい事故。 

          ◇               ◇

 14日午後4時ごろ、鹿児島県加治木町木田のパチンコ店駐車場に止めた乗用車内で、1歳7カ月の男児がぐったりしているのを母親(35)=鹿児島市=が見つけ、119番した。男児は搬送先の病院で死亡。加治木署によると、死因は熱中症とみられるという。
 母親は男児を車内に置き去りにしてパチンコをしていたとみられ、加治木署が事情を聴いている。この日の加治木町の天候は晴れで、約10キロ離れた鹿児島空港の最高気温は23・8度だった。
 パチンコ店によると、母親は店内にある無料託児所にいったん男児を預けようとしたが、満杯で断られていたという。=2008年4月14日 中日新聞=

          ◇               ◇

パチンコが娯楽だった時代は終わり、パチンコ依存症がもたらす社会被害が問題となる「依存性ギャンブル」に変貌しています。

患者と化したパチンコ客は、すべてを忘れてゲームに没頭することで自己を開放します。

その間に、悲惨な事故が起こります。


店内の託児所が「満杯だからダメ」と断ったとありますが、その結果どういうことが起きるのか、店側に適切な判断があれば今回のような事故は防げます。

鹿児島県加治木町木田のマルハン加治木店では、事故を防止するための託児施設が機能していない。


同店の行動指針にむなしい一文を発見しました。
【誉めるストローク ~1%への着目~】
私たちは、「良くしたい」と一歩踏み出した勇気を尊びます。その結果、99%が未達成だとしても1%の達成部分を見つけ、それを誉めあう風土を創ります。

99%の事故は防げなくても、1%でも達成されれば誉めあう、自己満足とも受け取れます。


愛児を放置死に至らしめた母親の責任は無論ですが、依存症患者を増やしながら、1%の達成で満足するようなマルハンへの社会的な制裁が加えられるべきだと思います。

株式会社マルハン → マルハンイズム
  
Posted by komachan at 08:19Comments(0)社会問題

2008年04月14日

・入学金未納で入学式出席させず 

箕輪進修高校入学式 伊那毎日新聞今日の社会風潮を象徴する事件です。

学校納付金の未納が各地で問題となっていますが、入学金を納めずに入学式に出られなかった生徒の扱いをめぐって、さまざま意見が噴出していることと思います。

          ◇               ◇

 千葉県八千代市の県立八千代西高校(大迫太校長、339人)が、入学金未納の新入生2人を入学式に出席させなかったことが12日分かった。大迫校長は「授業料滞納が目立ち、未納は負担の先送りと思った」と話すが、県の公立高校教職員組合は「非教育的対応」と批判している。

 県教委と同高によると、新入生159人に、入学金、教材費など9万円を8日の入学式に持参するよう求めていた。男女各1人が「お金が用意できない」などと持参せず、式直前、校長がそれぞれの担任に別室での待機を指示した。2人は約40分の式の間、教室と会議室で待機した。

 男子生徒は式前に学校の指示で母親に「入学金を払わないと式に出られない」と電話で事情を説明。母親は「後で払う」と答えたが、学校側は「滞納の可能性がある」として出席させなかった。母親は午前11時ごろ、9万円を持参して学校を訪れたが、式は終わっていた。その後、生徒は校長室で氏名を読み上げられ、「入学を許可する」と伝えられた。

 女子生徒の母親は午後5時ごろ、2万円を学校に持参し、同様に入学を許可された。

 大迫校長は「入学式当日に必要なお金は3月の説明会で伝えている。経済的問題があれば相談するよう話した。苦渋の決断だったが、当然の判断だと思っている」と説明。県教委指導課の田山正人・主任指導主事は「保護者と生徒にはつらい思いをさせてしまった。事前に入学金についての十分な説明をしており、学校としてはやむを得ない判断だったと思う」と話している。

 教育評論家の尾木直樹・法政大教授(臨床教育学)は「極めて機械的、官僚的対応。学校側は2人だけではなく、生徒、保護者に謝罪すべきだ」と話している。=4月13日 毎日新聞=

          ◇               ◇

第一に責任があるのは親であって、事前に入学金を納めなければ入学式に出られないことを知っていながら、持参させなかった責任があります。

しかし、入学金を入学式当日に持参するよう求めていたことにも問題があると思います。

入学式までに、振込み・持参などの方法で納付する手段を用意していれば良いだけのことだと思うんですが。


うちの子も、今春に高校へ入ったのですが、やはり”現金支払い”を求められました。

教科書や定期券の購入まで、当日に多額の現金を持参しなければなりません。

普段は、数十万円の大金を持ち歩くことがない子供に、入学式という人生の節目で緊張している当日に、さらに負担をかけています。


入学金を持参させなかった親に責任があるとしても、式への参加が認められる配慮があって欲しかったと思います。

配慮がなかったとしても制度上は間違いではないでしょうが、人の心を育てる教育機関であることを考えれば、管理者の適性に問題があったということです。


これを機に、全国の高校で、入学式当日の”現金支払い”の見直しが進むことを期待します。

利用者が僅かな住民基本台帳ネットワークに多額の費用をかけることに比べたら、学校の金銭出納をOA化するのはたいした出費にはなりません。

『災い転じて福となす』

学校関係者が他山の石としましょうよ。  
Posted by komachan at 09:10Comments(0)社会問題

2008年04月13日

・花見で首相、物価上昇しょうがない

「桜を見る会」で(右から)にしおかすみこさん、菊川怜さん、ギャル曽根さんらと記念写真に納まる福田首相=12日午前、東京・新宿御苑無責任の一語に尽きます。

          ◇               ◇

 福田康夫首相が主催する恒例の「桜を見る会」が12日午前、東京都内の新宿御苑で開かれ、暖かい日差しの中で、政財界人、タレントら約1万人の招待客が満開の八重桜を楽しんだ。

 首相はあいさつで「こんな桜ばかりのような日本にしたい。政治と行政をしっかりさせるのが私の役割で、先は明るいと思っていただきたい」と強調。ただ「まあ、いろいろありますよ。物価が上がるとか、しょうがないことはしょうがないのだから、耐えて工夫して切り抜けていくことが大事だ」とも述べた。

 首相は御苑内を約1時間半歩き、握手や記念撮影に応じた。招待客から「党首討論はよかった」と声を掛けられ、にこやかに手を振る場面もあった。タレントのギャル曽根さんや女優の菊川怜さん、歌手の西城秀樹さんらも招かれた。=2008/04/12 【共同通信】 =

          ◇               ◇

自民党政治の無策が招いた社会混乱だというのに、国民に「しょうがないと思って耐えろ」だと!

馬鹿にするのも大概にしろ!


国民年金はピンはね、道路は作り続けるが医師不足は放置、地方は困窮し都会は潤う。

こんなでたらめ政治をやっているから、大事なこの時期にも暢気に花見ができるんだよね。

花見の映像を見て本当に腹が立った。
  
Posted by komachan at 11:43Comments(0)政治一般

2008年04月12日

・杉本・駒ヶ根市長の公約違反 17分の1

伊那毎日新聞 清水副市長の就任式駒ヶ根市の杉本市長の公約がひとつ破られました。

「副市長は外部から登用します」<平成20年から>

これについて、杉本市長は、
「時代が変わろうとしている今、行政にも民間経営の感覚が求められていると思い、民間登用を掲げた。この2カ月間、清水さんにはいろんな面からサポートを受け、さまざまな話をしてきたが、産業関係者とのつながりもあり、経営感覚もある。また、長年庁内に勤めた経験から職員を引っ張っていく能力もある。その力に期待したい」

国会の答弁を聞いているようで、論点をずらして言い逃れに走る傾向が見られます。


杉本市長の公約は、8分野、28項目あります。

今回破られたのは、「5.市の経営を健全化します」だったのですが、健全化するためには外部の人材が必要だと言っていたのに、結局は内部の人間でごまかしてしまう。


すでに公約が実現できないことが分かっているのは、「8.夢のある駒ヶ根市5万人構想の実現」です。

現実離れした公約だったことは当初から指摘されていましたが、最後まで引っ込めずにいたので「夢だから」とごまかして済むとではありません。


杉本市長は
「マニュフェストは常に重視しなければならないと思っているが、この一部分だけを見るのではなく、4年間でどれだけ実現できたかという点で評価していただきたい」

と語っている。

まずは平成20年から成果をあげるとした残り16項目が、一年間でどれだけ「公約違反」となるのか、しっかりと監視させてもらいましょう。  
Posted by komachan at 08:53Comments(0)

2008年04月11日

・「あなたのプチ省エネを教えて」

「あなたの中のプチ省エネを教えてください。」


コラブロというブログサービスから、「省エネについて記事を書いてください。」との案内メールが届きました。

大元の依頼主は、財団法人省エネルギーセンター。

商品宣伝の依頼なんかには乗らないのですが、省エネとくればいつものとおりの記事でいいのですから、一役買おうと思いました。


ただし、「プチ省エネ」というやつは、ちょっと苦手です。

常連の読者さんは既知のことですが、うちは徹底した省エネを実践しているので、プチに止めているものを探すほうが難しい。

そこで、世間では立派な省エネといわれることでも、うちではプチだよというものを取り上げてみます。


昨日はず~と雨でしたが、おかげで雨水タンクがいっぱいになりました。

うちの雨水タンクは、木の樽です。(桶じゃないよ)

容量は140Lほどはある大きなもので、はるか昔(おそらく昭和初期)から使われている味噌樽です。


桶と樽の違いは、木目が柾目か板目で使い分けられているところが特徴です。

ずっと水を貯める樽は木目の間から水が染み出さないように板目を使い、水張りと乾燥を繰り返す桶は木の変形が最小限となるように柾目で木取る。

昔の木製品を上手に今の生活で利用するためには、製品の特徴をちゃんと知っていなければね。


蓋がないとボウフラが発生するので木製の大きな蓋がついてます。

いろんなところの解体現場で出た廃棄物をもらい集めてきたものを組み合わせて使ってます。

雨水の利用はもちろん省エネですが、50年以上も樽を使い続けていられることも、ものすごくエコロジーだと思います。


家の周りには農業用水が流れているし、春から秋は井戸水もある。

でも、樽に溜めた水を柄杓(ひしゃく)ですくって、外仕事の手洗いに使うところに風情があると感じています。  
Posted by komachan at 07:56Comments(0)温暖化防止