2008年10月13日
・自民党とともに歩む牧野_飯田市長

現職の無投票再選と見られていたところへ、突如、新人が立候補を表明して、一転して選挙戦へ突入することに。
目だった争点もないし、駒ヶ根市民としてはよそ事にように思っていたのですが、地元の方々から情報が寄せられてくるに従い、対岸の火事と静観していられない状況になってきました。
その最大の理由は、画像を見てもらえば理解されるでしょう。
右は自民党の宮下一郎衆院議員、左も自民党の吉田博美参院議員、間に挟まれて殿様気分なのが牧野・飯田市長。
政党や組織の支援を受けないことを信条としているはずの牧野市長が、国会議員との蜜月をおおっぴらに見せ付けているとは・・・。
さらに、飯田市長は道州制を推し進めて『長野圏』から離脱し、名古屋のほうを向いています。
昨年二月に飯田市で行われた地方自治講演会「新しい地域づくりの動き~地方分権改革、道州制論議を踏まえ~」では、総務省大臣官房参事官(当時)の務台俊介氏を講師として迎えている。
この人は、長野二区の衆院選自民党公認候補ですよ。
宮下一郎、牧野光朗、吉田博美の三点セットは、あちこちで露出されています。
昨年11月23日の救急医療功労で厚生労働大臣表彰を受賞した飯伊地区包括医療協議会が、飯田市内のホテルで開いた受賞記念祝賀会で揃い踏み。
上で紹介した地方自治講演会の来賓が宮下一郎で、お祝いのメッセージが吉田博美。
極めつけは、昨日の牧野光朗派の選挙事務所出陣式では宮下一郎衆院議員、吉田博美参院議員が「4年間の実績を踏まえ、これからの4年間が大事な時。圧倒的勝利を」と激励した。
これでは、無所属とは名ばかりで、自民党公認の市長候補と言っても差し支えないほどです。
世の中の流れが自民党政権から脱却して生まれ変わろうとしているこの時に、流れに逆行して自民党の威光にすがりつく。
昨年の参院選の結果を見れば、飯田市では自民党12%の得票に対して民主党は22%と大きく水をあけている。
飯田市の民意は自民党にないことは明らかなのに、自民党とともに歩む姿勢を見せていることに驚かされる。
迫り来る衆院選との関係も深いので、飯田市民の判断が気になります。