2013年07月28日
2013年03月04日
・銘木薪#8 サペリ

高級材のマホガニーに似ているが光沢に劣り色むらがある。
だから、張り物の芯材に使われたりする。
この木は薄い紫檀(シタン)を張った床柱として使われていたもの。
一般の人では張り物だと見抜けないから「うちのは紫檀の床柱だぞ」と悦に入っていたかもしれません。
比較的新しい住宅の解体材からは集成材に化粧張りした偽物が多く使われてます。
集成材を使っていながら「無垢材です」と臆面もなく言える厚顔な大工さんもいるのですから、化粧材が銘木扱いされていても不思議ではありませんね。
集成材を野ざらしにしておくと接着剤がはがれてバラバラになってしまう。
偽物は長持ちしないんですよ。
2013年02月27日
・銘木薪#7 チャンチン(香椿)

中国原産ですが古くから日本にも自生している木です。
木口(丸太の切断面)は針葉樹のように見えますが、水を吸い上げる導管が管の形状で同心円に配列された環孔材です。
一般的には流通していなけど、時おり山から切り出されるから、ひょんなところに使われていたりします。
床柱として使われていたようですが、再利用の条件を満たさずに薪になりました。
2013年02月23日
・銘木薪#6 ヤマザクラ(山桜)

薪にするのが一番もったいないと思っている木。
こんなに素性がいいのに、あちこちに釘が打ち込まれていて再利用できないのが涙が出るほど惜しい。
家具を作るのに、最も適した木材です。
脚ものにすれば、しなやかで強度があるし、箱ものにすれば狂いにくく穏やかな木目が心地よい。
あ~もったいない、もったいない・・・。
2013年02月22日
・銘木薪#5 ケンポナシ

一見すると糠目のケヤキに見えますが、ケンポナシといいます。
一般の方には聞きなれない樹木名でしょうね。
住宅ではケヤキの偽物として使われることもありますが、江戸指物では珍重される木材です。
1立方メートル当たり100万円することもあり、この薪だと5千円くらいの値が付いちゃいます。
2013年02月14日
・銘木薪 番外編

古民家の解体で得られる貴重な古材ですが、再利用に適さないものが多い。
その最大要因がこの画像です。気が付きにくいところに釘が埋まっていることがある。
軟鉄でできた釘ならまだしも、木ネジだと鋼でできているので刃物が一発でダメになります。
チップソーの刃先が欠けるほどのダメージを受けることもある。
運よく釘が抜けたとしても、釘が刺さっていた周囲は黒ずんでしまっているので使えない。
リスクを考慮すると、再利用に適する条件はかなり厳しくせざるを得ないのです。
半分近くが銘木薪になる所以です。
2013年02月12日
・銘木薪シリーズ #2 イチイ

【銘木薪シリーズ #2】
昨日紹介したエンジュと並んで床柱に重用されるのがイチイ(一位)です。
たいていの樹木は太いほど価値が高まりますが、このイチイはちょっと異なります。
床柱の寸法に仕上げたときに、芯の赤味と辺材の白味が絶妙のバランスになる太さに価値が見出されます。
庭木に多いので太くなることは稀だし、日陰に育ったりすると10センチちょっとの太さで樹齢百年超なんてのもあります。
こうなると年輪の間隔は0.5ミリほどと、きわめて緻密ですが、一部の利用価値しか認めてもらえないんですよ。
芯に腐りが入りやすいので、太くすると画像のようになることが多いです。
これでは残念ながら使い道がないということで薪になります。
2013年02月11日
・高級な薪_エンジュ

うちには古民家の解体材が集まってくるので、いわゆる銘木がゴロゴロしている。
再利用できる条件は、釘がない長さが3尺以上、芯去り材としているが、外れたもので特別に貴重な樹種以外は薪になる。
珍しい薪を紹介してみようと思います。
一番目はエンジュ(槐)。
床柱などで床の間まわりに重用される木です。
流通している単価で換算すると、この薪一本で6千円ほどの価値になります。
高級な薪でしょ(^_^;)
延寿と書いて、長寿や安産のお守りに使われたともいわれてますね。
2012年10月13日
・電動バイクがミレット500に変わった

電動バイクが新車になりました。
今度の車種は、ペダル付です。
電動アシスト自転車ならぬ、人力アシスト電動バイクです。
坂道でバイクのパワーが足りなくなったときにだけ、人力でペダルを踏んで助力します。
急な坂道でパワー不足に業を煮やしていたこれまでの電動バイクの弱点を補ってます。
これまで使っていた電動バイクがブレーキが外れたり、バッテリーが落下するなどの致命的な故障に見舞われたので、製造元に相談したら新車の提供を打診されました。
全面的に修理するよりも新車の方が費用が掛からないからですね。
でも、どうせ新車にしてくれるなら新型にして欲しいと要望して、差額を支払ってコレにしました。
バッテリーも鉛蓄電池から最新のリチウムイオンにグレードアップ。
デザインも斬新でなかなかいい。
アルミホイールにチューブレスタイヤで高級感も出ています。
ただし、安全性に疑問が無いわけではなく、納車に来た担当者に数箇所のリスクを指摘しておきました。
2012年05月23日
・独立型風力&太陽光発電を設置

風力発電機は既設ですが機能していなかったので、12Vの太陽光とバッテリーと組み合わせて活用できる設備にしました。
見かけ重視の建築物なので、いたるところにエネルギーの無駄がありますが、まずはスタッフや子どもたちにエネルギーを作るところから実感してもらい、今後の改善の礎にすることが目的のひとつです。
60Wの太陽光パネルと1.2kwの蓄電池の組み合わせで、基本的な照明をすべて賄うことができます。
今回は初期段階としてダイニングスペースに12VのLED電球を取り付けました。
徐々に増設して夜間照明に化石燃料で発電した電力会社の電気を使わないように
していきたいと考えています。