2009年05月14日
・加藤学に報道2001が密着取材

補正予算の衆院通過や党代表選出の重要な節目であったにもかかわらず、まさしく万難を排してやってきた。
万難という表現は決して大げさではない。
3時間半を費やして東京から飯田に来ることだけでも大変なのに、急に公務が発生し、東京へすぐに戻らなければならなくなってしまった。
開会を数時間後に控えて代表のスケジュールはめまぐるしく変わった。
通常ならキャンセルされてもおかしくない非常事態であったにもかかわらず、小沢代表は飯田に来ることを強く主張した。
加藤学を応援するという意味合いももちろんあっただろうが、代表を退くと決めた最後の地方行脚だ。
翌日に岐阜入りする可能性もあるが、代表として最後の地方入りに万感の思いが込められていたに違いない。
短い挨拶で済ませ、即座に帰京する予定だったはずが、異例の長時間の演説に及んだことにも現れています。
小沢代表が地方の選挙応援で20分以上も演説したことは過去に例がないそうです。
ずら~と並んだテレビカメラ、群がる取材陣は総勢50名を超えていました。
会場に集まった500名を超える参加者の盛り上がりは、小沢代表がロッキーのテーマとともに入場したところから最高潮に達しました。
この熱気と代表の最後の演説になるかもしれないことなどが絡み合って、秘書が立てたスケージュールを無視した大演説になったようです。
一方、本来の主役である加藤学氏には、フジテレビの報道2001が昼過ぎから単独取材で密着していました。
小沢代表のスケジュールが急転した状況から終演後の日付をまたいだ慰労会の様子まで、すべてカメラに収めたようです。
長野五区には、自民、社民、共産の各候補もいるので、公平に取材には行くでしょうが、扱いが違ってしまうのは仕方がないですね。
報道2001によって、全国の民主党候補の中から取材対象として選ばれた加藤学氏と、その対立候補というだけの立場の違いは果てしなく大きい。
特に、自民党の宮下一郎氏は取材に応えられる資質を持たないと思われますので、密着取材どころかコメントの取材にも応じるかどうか疑問です。
候補の素顔を有権者に知られることはマイナスになると分かっていれば、取材から逃げるでしょうね。
17日の報道2001に宮下一郎が現れなければ、報道から逃げたことを意味し、衆院候補としてふさわしくないと自ら認めたことになる。
上伊那と下伊那の長野五区で投票権を持つ皆さんは、5月17日の報道2001から目が離せませんよ。