2010年10月15日
・独立型ハイブリッド発電への道2

これで定格出力122wの発電能力が発揮されます。
ただし、晴天で風速10m/sという条件付きなので、実際にはかなり少なくなると思われます。
装置一式は、知人から未使用品を譲ってもらったので25万円のところを2万円です。
ポールは廃材の水道管や足場パイプなのでタダだし、電線は廃品のキャブタイヤケーブルを剥いて内部の銅線を利用しました。
固定用のワイヤや金物は品質を落とせないのでamazonで通販して、逆流防止のダイオードは市内のネクストエナジー社に頼みました。
費用は総額で28500円。
試算では、元をとるのに18年もかかります。
定価で買っていたら減価償却は論外ですね。
このシステムで動かすことができる電化製品は、トイレの24時間換気ファン(定格8w)ひとつがやっと。
風速2m/sから発電することになっているのですが、この程度の風では回っているというだけで電力供給はほとんどなしに等しい。
小型の独立型発電装置は自己満足のためのものだと割り切って楽しむためにあるんだと思います。
車庫の屋根に載せたのですが、風速40m/sの台風にも耐える設計になっています。
ポールの下端は棟木で支えているので、管内部の水抜きパイプも取り付けました。
ポールをどうやって立てようかと今朝まで悩んでいましたが、定番の方法を捨ててオリジナルなやり方で設置しました。
風力発電機なしでポールを固定して、後から風力発電機を載せました。
地上7mに重さ15kgを取り付けるのは容易ではありませんが、うちには4.5mまで上がるフォークリフトがあるので、パレットを足場にすれば2.5mに取り付けるのと同じになります。
脚立をポールに固定し、安全ベルトで体も保持してなんとか取り付けることができました。
晴れの日は太陽光発電が電力を生んでくれるので頼もしいし、台風の暴風でも風力発電が威力を発揮するようになるのでまた楽しい。
さまざまな天候をありがたいと思えるようになるので、ハイブリッド型の発電システムは趣味としては上等なものだと思います。