2007年08月04日

・村井知事は違法でも官僚に頼る1

長野県庁記者会見
村井知事が3日の会見で、川上村副村長の参院選違反に「同情を覚える」と発言しました。

財政難の市町村の立場を挙げて違法行為を「単に非難する心境にはなれない」とした意見は、知事として不見識を問われます。


川上村の由井明彦副村長は、総務省出身の自民比例候補への投票働きかけを、公務員が禁じられた部下職員にした容疑で逮捕されています。

同容疑者が票の取りまとめを図った候補者の事務所から村役場に、後援会申し込み用紙が発送されていたことが2日、判明しました。

同事務所は全国の自治体に送っていたらしい。


発送元は、参院選比例代表で落選した元自治省官僚の森元恒雄氏(自民党)の選挙事務所。

佐久地域11市町村のうち、少なくとも川上村を含む9市町村に同事務所から段ボール詰めの荷物が届いていた。

中には申し込み用紙のほか、森元氏の名刺やポスターが入っていたという。  
Posted by komachan at 08:10Comments(0)長野県政

2007年08月04日

・村井知事は違法でも官僚に頼る2

会見で村井知事は、
森元恒雄前参議院議員とは、私も大変長いお付き合いですし、私が税制調査会の副会長にあったときに助けてくれたブレインの一人でありましたので、よく知っております。有能な人が議席を失ったのは大変残念なことだと率直に言って思っております。

と述べ、違反行為に加担した候補と懇意であることを前提として、
非常に苦しい自治体の経営の担い手として、藁をもつかむような思いで、いろいろな選択をしたことに、非常に同情を覚えます。地域の住民のためを思い、市町村の経営を考えて少しでも良かれと思って行動された。

と、違反行為で逮捕された副村長の行為を正当化する理由付けまでしています。


森元恒雄氏は、自治省官僚と同時に、岐阜県庁の裏金問題で最も責任が重い一人とされた元同県副知事でした。

村井知事は8月1日付で、財務省出身の岡本直之を鉄道の並行在来線問題の担当として採用しています。


法律の裏側で生きてきた政治家・村井にとっては、法律などはどうでも良いことであって、利権を持ち込める人材の獲得の方が有用なのだとの本質が現われました。

知事の不適当発言として重大問題だと思いますよ。  
Posted by komachan at 08:00Comments(0)長野県政