2007年08月09日
・もったないから修理すると温暖化

長女の誕生と同じ頃に購入したので、14年が経過しているからそろそろ寿命かな。
症状は、水が溜まっても止まらないで、水が入り続けてしまう。
水位センサーの故障だと思うが、取扱説明書にはセンサーの構造が示されていないので、分解してみないと修理できるかどうかもわからない。
分解せず(すなわち修理せず)に、最新型の省エネ洗濯機に買い換える好機かもしれない。
でも、10万円前後の出費と、丈夫な日立のモーターを廃棄物にしてしまうことを考えると、もったいないと思う。
この洗濯機を買う時に、機能で選ぶか、モーターで選ぶか迷った。
ベテランの店員の勧めでモーターに定評のある日立製にしたことを思い出した。
とりあえず分解して構造を確認することにするが、全自動の洗濯機を分解するのは初めてなので、なかなか要領を得ない。
おまけに、14年の間に錆びが発生して、ネジやナットが簡単には外れてくれない。
さらに、洗濯槽を固定しているナットが37mmとあまりにも中途半端なサイズで、一般的な12.7sqのソケットレンチにはこのサイズがない。
仕方がないのでタガネで叩いて少しずつ緩めて外した。
しかし、分解できたのはここまで。
モーターのシャフトを固定するベアリングが固着していて、洗濯槽から取り外せない。
この状態で、14年間の汚れをすべて取り除いて、水位を測定しているセンサーを探すことに。
すると、洗濯槽の外側に透明なチューブを発見。
辿っていくと、洗濯機の頂部にある電気部品が詰まったあたりにつながっている。
あった!
水位の変化をチューブ内の空気圧として測定するタイプの水位センサーだ。
チューブに口で空気を入れて圧力をかけると、センサーがペコペコと動く。
故障はしていないみたいだが、摺動(しゅうどう)部にミシン油を注油して動きをよくするとともに、チューブ内に空気を通して詰りのないのを確認する。
結果としては、頑張って洗濯槽を分解しなくても、簡単に外れる頂部に故障箇所らしき場所があったので、かなり遠回りの分解作業となってしまった。
しかし、排水口の極端な詰まりを発見できたし、洗濯槽の裏側の汚れも掃除することができたので、洗濯機のオーバーホールとしては良い機会だったのかもしれない。
3時間の作業の結果、洗濯機は何事もなかったかのように、これまでどおりに動いてくれるようになった。
今回の修理で、数年先まで使い続けられると思うが、省エネ機器に切り替えなかったことで、どの程度の温暖化になるのかな。