2008年05月11日

・養命の里=担い手育成塾が開講

担い手育成塾 塾長 島崎洋路氏ご存知ですか?『担い手育成塾』

昨日、中川村で開校式が開かれました。

伊那谷に根付いて活動するリーダーを育てるのが目的です。


スローガンは、『結いと絆 協働で拓く 担い手育成塾』

信州伊那谷の豊かな農山村の自然環境を舞台に、地域と都心に住む共鳴し合う、仲間が集い「自分たちが本当にやりたいこと」、「何か役に立つ行動をしてみたい」と新しい生き方を求める人たちの活動の場として、地域と都心に住む仲間たちが、お互い持ち合っている経験や、技能、知恵を出し合い、提供し合いながら一人ひとりの意見や知恵、ずく、を出し合う中で自分の大切な時間を、楽しく有意義のある人生として挑み、自分が主役の担い手人材育成を目指しす。

昨日は開校式に引き続き、第一回の講習会がありました。

●塾長 島崎洋路氏  テーマ:「山造り承ります」                   

●NPO自然科学研究所 小谷宗司理事長  テーマ:「中山間地で活用できる 薬草、薬木の生産について」

●長野県NPOセンター 高橋卓志代表理事  テーマ 「開く×動く=変わる ~社会を拓く・NPOの可能性~」


地域の生活と密着した手仕事を見直し、「ずく」出して働くことで成り立つのが農山村の本来のあり方であります。

そんな当たり前のことができる人が少なくなって来てしまっているので、都会の団塊の世代と連携して、地元の人たちに刺激を与えてもらうのも目的のひとつ。

都会と田舎が協働する場として機能していってもらいたい。


**関連リンク

担い手育成塾 ブログ

主催者:養命の里  
Posted by komachan at 08:57Comments(0)雑感

2008年05月10日

・田舎町でも犯罪が日常化

長野県警察シンボルマスコット ライポくん少女を標的にした殺人事件が頻発し、子を持つ親としては心配が募る社会になってしまったと困惑しています。

先日の京都府舞鶴市の府立高校1年、小杉美穂さん(15)が殺害された事件は、押し倒された上で繰り返し凶器で殴打されたようです。

何らかの事情を知っている可能性がある舞鶴市内に住む顔見知りの人物について、周辺や交友関係を慎重に調べているとか。


夜中に一人で散歩したのは無謀だったと思いますが、だからといって殺されるとは思いもつかなかったと思います。

軽はずみな行為の代償としてはあまりにも大きすぎます。


夜中でなくても、少女を狙った軽犯罪が、ここ上伊那でも頻発しています。

長野県警察本部が発信する「ライポくん安心メール」によれば、

5月8日午後4時50分頃、駒ヶ根市赤穂地籍で、車に乗った男が下校途中の女子高校生に声をかける事案がありましたが、女子高校生は、男を相手にせず、車のナンバーを覚え、すぐに110番通報したことから、捜査の結果、行為者が判明し、事案が解決しました。


声をかけるだけなら単なる「ワル」ですが、次の犯罪におよぶ下見だとすれば、このような田舎町にも危険の芽がいくつもあるのだと認識しておく必要があります。


子供たちが自由に地域を歩き回り、探検し、さまざまな体験をする。

当たり前だったことが、「理想」と思われる日が一気に来てしまいました。

特に、女の子は人家のないところでは一人で歩かせることもできません。


高校の通学に駅まで自転車で行かせてますが、暗くなる帰り道は迎えに行き、自転車を軽トラに載せてます。

危険がなければ朝早くても、夜遅くても、自力で通学することの大切さを体験させたいのですが、このご時世ではリスクが大きすぎます。


こんな社会を作ったのは私たち日本国民です。

悪い政治、金儲けの経済界、これらを支えているのも私たち市民です。

悪い政治家を入れ替え、金儲けの犠牲にしていることを省み、次世代につけを残さないよう、自戒の念を新たにする必要を痛感しています。  
Posted by komachan at 09:39Comments(0)社会問題

2008年05月09日

・温暖化防止の小売値は4167円

日本百貨店協会地球温暖化防止の価値が1トン当たり4167円で買える、こんなサービスがデパートで始まります。

日本百貨店協会(東京・中央)は7月に、二酸化炭素(CO2)の排出分を別の場所での削減活動によって相殺する「カーボンオフセット(炭素相殺)」を取り入れたエコバッグを発売する。全国の加盟各店で販売し、CO2排出枠の購入費用は販売価格に含める。主要国首脳会議(洞爺湖サミット)に合わせて業界全体で環境への取り組みをアピールする。

 「デパート・レジバッグ」は洞爺湖サミットが始まる7月7日から、全国各地の百貨店で発売。食品購入の際に使われるレジ袋の代替需要を見込むため、地下食品売り場のレジ付近などで販売する方針だ。1枚当たり約12キログラムのCO2排出枠を付け、当初1万枚を販売するため少なくとも120トンのCO2の削減効果を見込む。需要に応じて追加販売も行う。

 排出枠は日本百貨店協会が事前に日本カーボンオフセット(東京・港、末吉竹二郎代表理事)を通じて50万円で購入。1枚当たりの販売価格600円のうち50円が排出枠購入費用に相当する。=日経ネット=

世界への貢献を金で片付けるのが日本流のやり方なんですね。

国民もCO2排出枠を購入したことで、地球温暖化に貢献したような錯覚に陥る。

何にもしないよりはましですが、地球人としての温暖化防止の義務がこれによって減免するわけではありません。


一般家庭の年間CO2排出が5トンだとして、デパートやコンビニで20800円分の排出枠が加算された商品を買えば、見かけ上はカーボンニュートラルになる。

金で片付くならそのほうが楽だと思っている大多数の人には、『温暖化防止ってこんなことで良いんだ』と、受け入れられると思います。

でも、このシステムが地球温暖化の防止に役に立つかといえば、答えはNOです。


似たような事例がバイオ燃料にあります。

植物由来の燃料なら温暖化に影響しないと、森を焼き払い畑が作られる。

大規模農業の維持に大量のエネルギーが消費される。

廃棄物利用のバイオマスを除けば、バイオマスエネルギーは地球温暖化の要因となりつつあります。


ごまかしは結局破綻します。

商売人が考えることは結局は金儲けの手段です。  
Posted by komachan at 09:21Comments(0)温暖化防止

2008年05月08日

・米を中国に高く売って安く買う

赤城農水大臣、安倍総理大臣、王毅中国駐日大使らが中国向け米輸出記念式典に出席した。2007年6月29日。東京八芳園にて。=IBTimes=「安く買って高く売る」商売で儲ける基本だと思いますが、米に当てはめるとちょっと事情が異なります。


中国のお偉いさんが日本に来ているので、日中の揉め事がその場しのぎに片付けられています。

中国向けのコメ輸出の全面解禁もそのひとつです。

日本国内でコメ離れが進むなか、年間消費量が日本の20倍以上といわれる中国市場への輸出解禁は農産物の輸出拡大戦略の試金石になると見られています。


ところが、価格差は極めて大きく、生産性の向上やブランド確立など課題は多い。

日本産は現地のコメとは価格差があるため、贈答用の高級品などとして販売されています。


一方、日本の外食産業や弁当業者などは、国産の米を使うことはほとんどなく、安い輸入米が使われています。

中国の貧困層が丹精込めて作った米も買い叩かれて安く日本が輸入します。

中国の金持ちのために高級ブランド米が日本から輸出されて、中国の貧民が作る米を日本人が食べる。

なんとも理解しがたい状況になっています。


日本では食糧自給の必要性が真剣に論じられることはなく、金儲けの生産物としての扱いのままです。

先進諸国の中でも抜きん出て食料政策が遅れているのが日本だと思います。

中国の食料品生産に国際的な疑念の目が向けられている今、日本が唯一自給できているコメのあり方を見直すときに来ているのではないでしょうか。


日本で作ったコメを日本人が食べられない。

そんな日が来てもおかしくないかもしれません。  
Posted by komachan at 08:45Comments(0)社会問題

2008年05月07日

・百姓の暦にゴールデンウィークはない

帰省や行楽の車で混雑する中国自動車道下り線(右側)=3日、兵庫県宝塚市〔共同〕ゴールデンウィークが終わりましたね。

我が家は、何の変化もありませんでした。


私は田んぼの水の管理があるので出かけられない。

子供たちは、毎日のように部活動に出かけて行くので、休みがない。

小学校の娘も地区の行事で忙しい。

世間が民族大移動で大騒ぎする中、淡々と時間が過ぎていきました。


サラリーマンの頃は長期休暇は必ず、バイクで日本を一周するための旅に出てました。

海沿いを全部回るのに何年掛かったかな?

唯一、沖縄だけいけませんでした。

バイクを輸送するのにものすごーく金が掛かるから。


サラリーマンは根無し草ですから自由に振舞えましたが、百姓は地に足をつけて生きているので、一日一日に責任が伴って気ままにやっているわけにもいきません。

どちらも一長一短ですが、生物としての人間らしい生き方からすれば、サラリーマンは自然体ではありません。

身の回りの環境に応じて生かしていただく、百姓の生き方が気に入っています。

ゴールデンウィークみたいな作られた連休は、百姓の暦ではないですね。  
Posted by komachan at 11:15Comments(0)百姓

2008年05月06日

・薪風呂からさらにCO2削減

4月の太陽熱温水器の使用実績をまとめました。

1.平均給湯温度 37度
2.平均日射量 56MJ
3.最高給湯温度 59度
4.最高日射量 77MJ
5.最低給湯温度 15度
6.最低日射量 10MJ
7.総日射量 1675MJ
8.総給湯取得熱量 32MJ(有効給湯温度42℃と水道水温の差×浴槽容量)
9.有効熱変換効率 1.9%(給湯取得熱量/総日射量)
10.適温(42℃)到達日数 18日

興味のない人には数字の羅列に見えるでしょうが、一番大事な数字は「8.総給湯取得熱量」。

この値が、削減できたCO2に直接関係します。


32MJ=134,000kcalで、薪風呂釜の燃料消費効率が50%、薪の発熱量を3,440kcal/kgとすると、
134,000kcal÷0.5÷3,440kcal/kg=78kg

一ヶ月で78kgの薪を節約できました。


削減したCO2は、薪のCO2発生率が1.8kg-CO2/kgとすると、
78kg×1.8kg-CO2/kg=143kgCO2

年間に換算すると1.7ton-CO2の削減になります。

一般家庭の年間CO2排出量が4.8tonと言われていますので、35%の削減です。


薪だからカーボンニュートラルなので、風呂からのCO2発生は一説にはゼロなんですが、CO2を発生していることには変わりはありません。

実際に削減すれば、それだけ地球温暖化防止に貢献できるわけで、削減に困っているところに売れると良いのにな。  
Posted by komachan at 09:38Comments(0)温暖化防止

2008年05月05日

・ヤマダ電機のポイントは詐欺的

デジカメが壊れたいきさつは昨日書いたとおりですが、早速、後継機を買いました。

CANONのS5ISというもので、液晶モニターが3次元に自由に回転、0cmスーパーマクロ、単三電池と、要望をすべて満たしてくれました。

さらに、光学12倍、最大48倍ズームのおまけは非常未魅力的です。


壊れてすぐは慌てていたこともあり、ざっとネットで調べてすぐにヤマダ電機へ跳んでいきました。

電気製品はヤマダが一番安いと思い込んでいたからです。

口コミ評価の高かったコンパクトデジカメを第一候補に、店員に説明を受けました。


他の製品との比較や価格など、それなりに納得がいったので「買います」と、在庫を持ってきてもらってレジへと移動。

「5年間補償がオプションでつけられますが千○○円です。」・・・『高いからいらない』
「クレジットでのお支払いは、当店指定のカード以外だとポイントを減額させていただきます」・・・『どこにも書いてなかったぞ』
「店頭では表示していませんが口頭で伝えるようにしています」・・・『不誠実なやり方だね』
「カードをおつくりいただければ一ヵ月後からは表示通りのポイントがつきます」・・・『今回はだめなんだ』

詐欺にあったような気分になって、『今は買うべきじゃないな』と感じたので、取りやめに。(カードで買うつもりだったので現金を持ち合わせていなかったのも理由)


その足で、すぐ近くのカメラのキタムラに行って、実機を手にとって機能優先で見比べたときに、CANONの32800円が目に留まりました。

帰ってすぐにネットで調べると、口コミ情報はどれも良さげ。

値段も下取りを入れるとキタムラが底値。


翌日(昨日のことですが)、開店と同時に駒ヶ根のキタムラに行き、お目当てのカメラを即購入。

「カードをおつくりいただくと直ぐにポイントがつきます」・・・『直ぐに使えるのは良いね』
「お付けするポイントで5年間補償に入れます」・・・『実質タダってことだ』
「どんなカメラでも2000円で下取りします」・・・『壊れたカメラが2000円で売れた』


ヤマダ電機は、一見安そうな「他店徹底調査」を売りにしていますが、不誠実な加算システムが客を欺いているともいえる。

キタムラの宣伝は派手じゃないが、気持ちの良い商売をしている。


今回の件に関して言えば、ヤマダ電機の詐欺的商法に嫌気が差したおかげで、機種選定を見直すことができた。

たまたま立ち寄ったキタムラで良いカメラに巡り会え、トータルでお安く手に入った。

結果オーライです。  
Posted by komachan at 08:58Comments(0)一休み

2008年05月04日

・デジカメが老衰死

デジカメが壊れました!

落としたとか、ぶつけたとかではなく、使っている途中で衰弱死しました。

画像処理の電子回路がヘタってしまったようです。


オークションに出品する予定の商品を撮影していた時、突然、撮影した画像が”真っ青”に。

なんか間違った設定ボタンを押したかなと思って、設定をすべてリセットして風景などを撮ってみてもなんとなくブルーのフィルターが掛かったようになってしまう。

ためしに「セピア」「モノクロ」で撮ってみると輪郭は大丈夫なようだ。


しかし、自然な色が出ないまま、しばらくいろんなものを撮っていたら、画像が幾何学模様になってしまった。

こりゃ駄目だ。

8年元気に動いてくれたデジカメですが、寿命がきたということですね。


画像がないとオークションの出品ができないのですぐに回復してもらいたいが、修理は時間が掛かるのと、電子部品はなだれ現象で次々と故障の連鎖が考えられるので見切りをつけることにしました。

買い換えるとして、機種選定の決め手を洗い出しみることに。

今のデジカメの捨てがたいポイントは、接写が1cmまで寄れる、レンズが360度回転できるのであらゆる角度で撮影可能、単三電池が使える、適度な重量とホールド感。


ネットで下調べをさっとして、すぐさま、ヤマダ電機とカメラのキタムラで実機調査。

デジイチ(デジタル一眼レフのことらしい)にも心が動くが、じっくり選んで買っている余裕がないので、将来の楽しみにとっておくことにしました。


ターゲットは、高性能デジカメ。

決め手をすべてクリアーする機種は限られていて、予算と照らしあわすとCANONのS5ISが最有力候補になりました。

キタムラで今のデジカメを下取りに出して2000円引きで買うか、ヤマダ電機でさらに価格交渉して買うか。

今日の午前中は、カメラの買い物で楽しんできます。  
Posted by komachan at 08:39Comments(0)一休み

2008年05月03日

・オークションは柳に風

最近、倉庫を整理するために、不要不急のモノどもを「オークション」にかけて処分しています。

倉庫の一部を二階建てにするために、床に置かれているものを動かさねばならず、ただ動かすだけではものが貯まるばかりなので、出品に踏み切りました。


やり始めて二週間になるのですが、対象にしている2間×3間(6坪)の1/3にも達しません。

自分でもあきれるほどの「モノ持ち」です。

いつか役に立つかもしれないけれど、一生のうちに一度機会があるかないかといった程度のものなので、なければ困るわけもありません。


オークションなら「奇特な人」とめぐり合えるチャンスも増えるので、こんな「モノ」でも引き取ってくれる人が見つかります。

月に50~100件のペースで処分できる見込みなので、お取引する人の数もかなりです。

その反面、おかしな人とも遭遇する危険性が高まります。


昨日、その「おかしな人」に落札されてしまいました。

落札者の『評価』を見て、いやな予感がしたんです。

良い評価が千以上ある反面、悪い評価が30もある。


案の定、悪い予感が当たってしまいました。

連絡が返ってこないなと思ったら、昨日いきなり当人から電話が掛かってきて、

「取引のやり方が気に入らない」、「自分の取引のやり方は振込口座をはじめから全部知らせる」、「自分のやり方と違うやり方には納得できない」、「・・・etc」。


はっきり言って常識がない人であることは明らかです。

馬鹿を相手にしても仕方がないので、「自分のやり方」というのに合わせることに。

この二週間で50件の取引がありましたし、過去にも300件以上取引していますが、振込みに都合の良い口座を選択してもらって、その口座のみ口座情報を知らせるようにしていて文句を言われたことはありませんでした。


落札者の利便を考えて振込方法を6種類も用意しているので、はじめから口座番号まですべて示すほうがおかしいと思います。

第一、見ず知らずの人に自分の持っている口座を全部公開するほうが常識はずれです。

でも、馬鹿には何を言っても通じないので、そういう時は「お客様は神様です」と受け流すのが得策。


不特定多数と頻繁にやり取りすれば、変なのにあたることは覚悟しなければならないので、柳に風と商売人の変わり身の早さも大事ですね。

でも、もちろん、こういう輩は即BL入りです。  
Posted by komachan at 08:56Comments(0)一休み

2008年05月02日

・高齢運転者に技能試験義務付けを

夫が妻をひく事故が起きたスーパー前の駐車場。右は夫が運転していた乗用車=長野県茅野市塚原で06年12月8日高齢者ドライバーによる運転ミスが重大事故を引き起こしています。

長野県内では2006年12月に、79歳の夫が妻を運転ミスでひき殺してしまっています。

昨日も、歩道にいた親子4人が死傷する事故を75歳の高齢ドライバーが起こしました。

1日午後5時5分ごろ、岡山県倉敷市児島下の町の市道交差点で、歩道にいた家族4人に乗用車が突っ込んだ。この事故で、近くに住む会社員横田健一さん(36)の次女で保育園児瑠菜ちゃん(5つ)が死亡。横田さんが全身打撲の重体で、妻佳代さん(36)と長女の小学2年麻鈴ちゃん(7つ)が軽傷を負った。
 県警児島署は運転していた同所、会社員雨嶋正数容疑者(75)を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕した。同容疑者は「交差点で車列の後ろに止まろうとした」などと供述しているという。
 同署は、雨嶋容疑者がアクセルとブレーキを踏み間違えたとみて、容疑を過失致死傷に切り替え、詳しい状況を調べている。=5月1日 時事通信=


運転免許は、「視力」だけ適確なら手続きをするだけで一生更新できます。

しかし、運転は視力でするものではなく、動体視力と反射神経でが求められます。

高齢化に伴い、すべての人にこれらの能力の衰退がおとずれます。


高齢ドライバーによる交通事故は、運転能力の衰えが主な原因のようです。

警察では、高齢者を対象にした運転講習も行われていますが、運転技能が低下していても運転免許は更新されます。

さらに怖いのは、認知症になっても運転免許が認められてしまうことです。


これら、自動車を運転する資格を失ったドライバーが動かす自動車は「凶器」でしかありません。

「自動車がないと不便だから」。

理由はもっともですが、自動車を運転する適格が満たされなければ、権利の主張は認められません。

年齢の節目で、運転免許更新の際に運転技能を再検査する技能試験の義務付けが必要です。


自動車は、年間に数千人を殺す「殺人機械」ですが、社会の必要性(主に経済界の要望)から、免罪符が与えられています。

高度な安全を求められる航空機や鉄道で年間に数千人の死者が出たら、歴史に残る大惨事として扱われます。

自動車産業と道路事業が金を生み出す構図から、数千人の死者は黙認できる犠牲とされているのが現状です。


道路特定財源の扱いを見ても明らかなように、車と道は国民の生活や命よりも国にとって大事な存在なんです。

車がなければ生活できない田舎に暮らしているからこそ、車社会のゆがんだ構図に頭が痛い。  
Posted by komachan at 09:35Comments(0)社会問題