2008年12月12日
・栄えある化石賞に輝いた日本代表

知っている方は、かなりの地球環境問題通だとお見受けします。
国際NGOの気候行動ネットワークが、気候変動枠組み条締約国会議(COP14)で、交渉の進展に後ろ向きな姿勢を見せた国に送っている賞です。
9日の栄えある受賞者は日本の代表団でした。
ポズナニ(ポーランド)で開催されているCOP14で、2013年以降の温暖化対策の協定をめぐり、日本が米国、カナダとともに具体的な数値に言及することに反対したため。
日本はこの日、京都議定書が規定していない13年以降の先進国の排出削減について、非公式交渉で示された議長案が「先進国全体で25-40%の削減が必要」とのIPCC(気候変動に関する政府間パネル)の最新報告書に言及していることに反対しました。
IPCCの同報告は、昨年12月のCOP13で採択された「バリ行動計画」でも言及されているにもかかわらず。
化石賞を贈っている国際NGOの気候行動ネットワークは「日本などの姿勢は交渉を逆回転させようとしている」と批判している。
日本の言い分は、「京都議定書を否定している米国のブッシュ政権が正式に交代し新政権が新しい態度を示さないことには、数値の議論は意味がない」と説明している。
何でもアメリカ追随で情けない。
日本の自民党政権が地球規模の気候変動に無知なばかりに、国際舞台で恥をさらしてしまっている。
漢字もろくに読めない麻生総理が、地球温暖化を理解しているとは到底思えないので、代表団に明確な指示が出ていないはず。
政府の指示が無ければ子どものお使いに過ぎない代表団は、寄らば大国の影とばかりにアメリカが、カナダが、と自主性はどこへやら。
先送りが専売特許となった麻生政権にしてみれば、地球温暖化対策のように難しい問題はもちろんのこと、最優先に先送り。
誰か、ゴアさんの『不都合な真実』を漫画や劇画に作り変えて、麻生総理に見せてもらえないだろうか。
もちろん難読漢字や専門用語にはルビ付きでお願いします。
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