2007年10月11日
・県職員給与が好景気の民間並み

県人事委員会は9日、職員の給与について、若年層に限定して引き上げるよう村井仁知事らに勧告しました。
また、期末・勤勉手当については現行から0・05月分に引き上げ、4・5月分とすることも求めています。
給与の引き上げは01年以来、6年ぶり。年収ベースでは9年ぶりの増額となる。
県人事委が今年4月に、県職員給与と従業員50人以上の民間企業の給与を比較したところ、民間企業40万9155円に対し、県職員は40万7118円と約2000円下回っていた。
また、ボーナスも昨年8月から今年7月までの1年間の合計額が、民間より0・04月分少ない4・45月分だった。
市村委員長は「昨年3月までの3年間にわたって特例条例による給与減額の措置を受けてきた職員の実情もお察しいただきたい」とのコメントを発表してますが、納得できませんね。
長野県内の民間企業は、長野県商工会の調べによると、売り上げ・採算ともに向上しています。
ところが、長野県は国内トップクラスの借金に苦しめられています。
県人事委員会は、この違いを全く無視して支払われた給与のみを対象として考えていますが、県の財政状況を勘案するなら、赤字で倒産寸前の民間企業と比較対象するべきだと思います。
さらに、民間企業ではリストラがいつやってくるかも判らない高いリスクがあるからこその給与なのに対して、県職員は身分が確実に保護されています。
給与を上げる体力がなく、民間よりも手厚い保護を受けていながら、県職員の給与引き上げが妥当とする県人事委員会の見識が疑われます。
県職員の給与引き上げの本当の理由は、県知事選挙で県職員と村井陣営が結んだ、「給与引き下げを断行した田中前知事を落選させ、村井知事の当選に協力する」、との密約に基づくものです。
県知事選挙の論功行賞なんですよ。
2007年10月10日
・斧の次は日本刀

4日には、埼玉県深谷市で「親せきが日本刀を持って暴れている」と深谷署に通報があった。
署員が駆け付けると、男性二人が頭を切られ血を流していた。
深谷署は、殺人未遂の現行犯で深谷市萱場、無職坂本勝教容疑者(54)を逮捕した。「以前からトラブルがあり、脅すつもりだった」と話しているという。
駒ヶ根周辺でも殺人事件が発生して、その犯人が以前に日本刀を振りかざして前妻に凶行したと地元ではささやかれています。
また、6日未明は、ナイフでコンビニ店員が刺殺され、7日にもコンビに店内でサバイバルナイフも所持していた男性が包丁で見ず知らずの女性を刺している。
さらに少年少女が、斧で親を殺害または殺害未遂した事件も記憶に新しい。
直近では、3日、千葉県野田市で、59歳の男が、自宅で82歳の母親の首を斧で切りつけて殺害する事件がありました。
ネット上では、 「ひぐらしのなく頃に」という連続殺人事件をテーマにしたゲームソフトが3年ほど前から評判を呼び、その後、漫画化やアニメ化されるなど、大きな人気を呼んだ。
このアニメでは、女性の登場人物が、斧状の物で頭を切りつけて殺害するなどの、殺人シーンもたくさんあり、少年少女の斧を使った凶行との関連性が指摘されています。
この傾向が増長すると、日本刀でバッタバッタと人を切り殺す時代劇と日本刀殺人の因果関係まで問題視されることになってしまうかも。
道具に罪はない。
道具は正しく使いましょう。
※しかし、日本刀は別名が人斬り包丁といわれ、元々の使い方は殺人ですが・・・
2007年10月09日
・連続するコンビニ殺傷事件

6日は、万引き犯が逃走の途中で追いかけてきた店員をナイフで刺し殺し、7日には見知らぬ男性に店内にいた主婦がいきなり刺されて一時重体になっていました。
寝屋川市には、以前に暮らしていたこともあり、なじみが深い土地ですが、殺伐とした少年が住み暮らしている地域になってしまったのかと思うと残念です。
犯人は未成年で、しかも禁止されているビールが飲みたくて「かごダッシュ」を計画し、いざとなればナイフを使うつもりだったと、凶悪犯罪そのものです。
逃走に使われた自動車を運転していたのが15歳の少年だったとの疑いもあり、未成年ギャング団が組織されていたのかと思わせます。
一方、長野市で起きた殺人未遂は、催涙スプレーやサバイバルナイフなど3本の刃物を所持し、刃渡り25cmの包丁で入り口近くのレジにいた女性客を突然刺した。
止めようとした男性に催涙スプレーを浴びせるなど、用意周到なところから見て突発的な犯行ではなさそうだ。
計画的な無差別殺人を狙ったものか。
41歳のおじさんと、15歳~19歳の少年が起こした殺傷事件は、どちらも夜間のコンビが現場となっている。
なぜ、コンビにが犯罪の舞台となってしまったのか。
安心して買い物ができるようになるためにも、早急な因果関係の解明が待たれます。
2007年10月08日
・ノリックこと阿部典史さん事故死

大型スクーターに乗って一般道路での事故だというのが、彼の死に場所としては似つかわしくなかったと思います。
レーサー阿部とは、彼がアメリカから帰国したばかりで無名だった頃、筑波で開催されたBOTTに出場していた時に「遭遇」しました。
我々サンデーレーサーとはあまりにも次元の違う天才的な走りに圧倒されました。
バイクを自由に操るといってしまえば月並みな表現になるし、極限のスピードで曲芸をしているといったら誤解されるかもしれないが、とにかくバイクに乗っているものから見ると信じられないライディングでした。
メージャーになるまでのほんの短期間ではあっても、クラブマン誌のTDMプロジェクトなどでシングル&ツインライダーに夢を与えてくれました。
サーキットは危険だと思われているかもしれないが、極限のスピードで走っている反面、皆が同じコースを同じ目的のために走っているので、一般的な交通事故のような衝突事故がない分、安全な面もある。
あれほどのレーサーでも一般道の交通事故は避けられない。
相手が予測不可能な動きをしたのでは天才ライダーでも回避困難なんだ。
先日のハーレーおじさんの死亡事故とは次元が違うかもしれないが、やはり交通事故は起きてしまう。
阿部典史さんのご冥福をお祈りします。
2007年10月07日
・「うん」と返事をする子は「うん子」

問題となったのは9月28日付の「学校だより10月号」。
吉田校長名で。
「『はい!先生』と答えれば、よい子よい子と飴(あめ)玉の一つもやりたくなるのですが、『ええ!わたし?』とか、『どうして?おれ!』とか言われると、何だこいつは!どついたろか!という気持ちになってしまいます」
などと記したうえで
「おまえは『うん子』か!と怒鳴りたくなるわたしのこの気持ち分かってもらえますでしょうか」
と締めくくっている。
バカ正直な校長だなと思いますが、中田宏市長が「びっくりした。言葉をわきまえてもらいたい」と答弁したり、教育長も「誠に遺憾で、校長としては非常に不適切。実態を調べて対応を取りたい」と述べる程のことかなと思います。
駒ヶ根の某中学校の昨年引退した校長先生は、通信に自校の運動部員の大会での態度を「ケチョンケチョン」にけなした文章を掲載したことがありました。
書かれている当人の態度があまりにひどいので仕方がないとは言え、指導すべき校長が他人の視点で自校の生徒を卑下するのは校長としての管理能力不足を自ら示しているようなもの。
それに比べれば、返事が悪い子は「うん子」というのは、優しさが感じられると思うのは不適切なのかな。
2007年10月06日
・県は院内助産院を支援と言うが

「助産師と医師の考えが一致しないと設置するのが難しいという面があり現在県内には1つもないが、設置できるよう支援してまいりたい」
と述べ、県の有識者懇談会で出された提言などを参考に設置に向けて具体的な支援策を検討する考えを示しました。
長野県に院内助産院が一つもない原因の一つは、信州大学の医局の影響力の大きさにあります。
大学病院の権威が出産医療から「お産婆さん」を隔絶している現状があってこそです。
駒ヶ根の昭和伊南総合病院が信州大学による産科医引き揚げの影響から、来年度から出産の扱いを取りやめる最悪の事態に陥っています。
これは3月下旬、県の「産科・小児科医療対策検討会」が、深刻化する産科・小児科医不足の対策として緊急避難的に医師の集約化・重点化を進めることを提言、上伊那地区では、伊那中央を「強化」する方針が示されたことを受けてのものです。
ところが、強化されるはずの伊那中央病院も、医師の数が減らないだけの有名無実の強化策。
駒ヶ根から引き揚げた医師は、他の地域に回され、上伊那地域は産科医が純減することになります。
医師の数が不足することで、地域内で受け入れられる出産件数は減少し、出産難民の発生が確実視されています。
この事態を招いたのは信州大学に他なりません。
また、産科医引き揚げ後の体制が崩壊することを知りながら承諾した昭和伊南の千葉院長も信州大学からの派遣です。
出身大学の権威を守るために地域医療を見殺しにすることを選んだと言われても仕方がありません。
先日の市民主催の勉強会で千葉院長が、責任を国に押し付けて自己弁護していたことに参加者の多くがアンケートで怒りを表しています。
昭和伊南の管理者は中原・駒ヶ根市長ですが、信州大学とのパイプ役として千葉院長を連れてきたことで慢心してしまい、結果として危機的な状況を招いた張本人です。
県が院内助産院の支援に前向きですが、信州大学から派遣された医師や院長はこぞって否定的です。
必要が有無ではなく、自分達がやりたくない。
やりたくないから院内の助産師にも積極的に支援策を提示できない。
県内の出産危機を招いたのは「産科・小児科医療対策検討会」の拙速な提言です。
その提言を副作用の大きさを無視して取り入れたの信州大学。
事態を引き起こした当事者たちが反省無しに院内助産所を支援すると言っても、にわかには信じられない。
2007年10月05日
・集団自決が教科書で隠蔽されたが

沖縄県民の行動が世論を動かし、政府の陰謀を打砕したわけですが、これで一件落着としてはならないと思います。
10月1日の渡海紀三朗文部科学大臣発言。
「(検定への)政治的介入があってはいけないが、沖縄県民の気持ちを考えると、両方ともものすごく重い」
検定意見原案が文部科学省初等中等教育局長によって決裁されていたことが、すでに政治介入でした。
さらに、教科書調査官が文部科学省の職員であることからも、教科書検定が政治介入の温床となっている一面があります。
以前の教科書検定は、白表紙本を提出した後、いくつか意見が付され、その意見について、修正案を提出し、教科書調査官と数回のやり取りの後、検定合格となったようです。
ところが、最近の検定現場では、提示された検定意見原案を「全面的に受諾して出版するか」、「受入を拒んで出版を断念するか」の二者択一を迫られるのだそうです。
今回の「沖縄集団自決」は、沖縄県民の猛烈な反対運動によって検定結果だけは覆るかもしれませんが、現時点における検定に政治介入があったことを政府が認めることにはなりません。
教科書検定のあり方を見直さなければ、気がつかないところで、こども達への政府の洗脳教育が着々と侵攻する危険性を秘めています。
**参考記事
世界の片隅でニュースを読む
2007年10月04日
・中原駒ヶ根市長がとうとう引退

3日夜、駅前ビル、アルパで開いた後援会、緑正会の役員総会で、「引き際も政治家としての責任」と述べ、来年1月の市長選に立候補せず、5期目の今期限りで引退する意向を述べ、5日に記者会見を開き、正式に表明する予定。
後継については「市政を担いたいという意欲と情熱に燃えた人に立候補してほしい。緑正会として一致団結して支援していけるような人に出てきてほしい」と述べ、市長選への影響力を示唆した。
一時は6期目に意欲を見せていましたが、昭和伊南総合病院の産科廃止が社会問題化したことにより、管理主体の伊南行政組合長である市長の責任を問う声の高まりに配慮した結果です。
また、闇社会とのつながりが噂され、捜査当局の動きが表面化してきたことも影響していると思われます。
多額の借金と医療体制の崩壊を「負の実績」として残すことは、政治家としての功績を大きく傷つけることになりますが、さらに市長の座に居座り続けると、総務省の首長多選禁止の意向に反してしまい、反社会的な行為として批判されることが予想されていました。
一部の利権集団からは土木天国を築いてくれた「良い市長だった」と絶賛されても、闇に埋もれたままの素顔や、市民医療を崩壊させたまま投げ出す無策に良識ある市民は憤りを隠しません。
2007年10月03日
・総理が自ら示して「隗より始めよ」

公開されたものでは、福田康夫首相が代表を務める自民党群馬県第4選挙区支部の04年の政治資金収支報告書で、添付された領収書のコピー2枚のあて名が二重線で消され、福田氏関連の政治団体名から支部の名前に書き換えられていたことが28日、分かった。
04年1月と4月にそれぞれ支出された計約20万円分の領収書2枚で、会合の司会代金などの名目で支出されており、「福田経済研究会」や「千代田経済懇話会」のあて名が支部の名前に書き換えられていた。
福田首相は「事務的に良くなかった。最高責任者として汗顔の至りだ」と手続きに誤りがあったことを認めたが、「そのことで利益を得るとか、不正をしたわけではない。しっかり対応していきたい」と釈明。
「担当者が領収書を取り直す手間を省いた。悪いと思っていなかった」と説明した。
こんな説明が通用するなら政治資金規正法などいらない。
法律を作った本人たちが法に反しても「ミスでした」といって、すり抜けてしまう。
一般人では通用しない、議員特権としか言いようがない。
税務署が脱税を摘発しても「事務上のミスでした」と法廷で争われて、今回の件が『証拠』として提出されたらどうなるのか。
スピード違反で検挙されても「運転ミスでした」
斧で人を殺しても「道具の操作ミスでした」
法治国家の根幹を揺るがすほどの「軽微なミス」だと思います。
2007年10月02日
・下手くそなハーレーは社会のガン

30日午後2時過ぎ、信濃町の上信越道上り線でツーリング中の大型バイクが、転倒する事故がありました。
信濃町の上信越道上り線の薬師岳トンネル内で24台のハレーダビッドソンがツーリング中、転倒した先頭の1台に後続が巻き込まれた。
この事故で77歳の男性が太ももの骨を折るなど、合わせて4人が病院に運ばれた。
トンネルに入った直後にヘルメットのシールドが曇ったとの証言もあることから、トンネル内外の気温変化により結露したと考えられます。
報道では、「事故当時、雨が降っていてスリップしたものと見られている。」なんて書いてますが、バイクが直線走行中にこけるのは、雪や凍結路面に遭遇した場合などであって、雨が降っているからといって事故にはならない。
おそらく、シールドが曇って前が見えなくなり、パニックになってブレーキを掛けたのではないかと思います。
もしくは急激に路側に寄ろうとしたか。
どちらにしても危険回避の技能が身についていない未熟なライダーだったのだと思います。
一般的に、乗っているバイクによってライダーの技量が大別されるそうです。
高額な大型バイクの場合では、ハーレーなどのクルーザーに乗っているグループが最も下手くそ。
BMWに代表されるツアラーに比べればスポーツ走行できない分だけ、ゆっくりと走るから安全運転がステータスだと勘違いしている。
ドカッティなどのスーパースポーツに乗っている人たちとは天と地ほども差があるようです。(あくまでも一般論だよ)
今ほどオートバイが社会に認知されていなかった頃の正統派ライダーたちは、上手くなろうと必死だった。
下手くそなライダーがいると「バイクは危険」とレッテルを貼られてしまうから。
暴走族のイメージが浸透しているので、マナーと優れたライディングを身につけたライダーが一人でも増えることで社会の意識を変えようと心がけていました。
ところが、最近の中高年は金にものを言わせて高額な大型バイクは手に入れるが、腕を磨く意識はそれほど高くない。
速く走らないから必要ないとまで言い切る無知もいるほどで、四輪車と二輪車の特性の違いを把握していない危険なライダーが少なくない。
バイクで速く走るためには、ブレーキのテクニックが重要なことはハイレベルなライダーなら常識。
急激なブレーキでも、余裕を持って危険回避できる自信があるから速く走れる。
ところが始めからのんびりと走ることしか考えていない下手くそは、スロットルを捻れば速く走れると勘違いしている。
だから、パニックになった時に違いが現われる。
これ見よがしにハーレーなどの大型車に乗っている中高年のライダーは、機会を見てライディングスクールに行って、スポーツバイクを借りてテクニックを磨いたほうがいい。
事故を起こした77歳のライダーが、どれだけのテクニックを身に着けているかは知る由もないが、一般的には運転免許を返上してもおかしくない年齢だ。
他人を巻き込んで事故を起こすことを考えて、ゆっくり走る大型バイクだから安全だとの思い込みは捨てるべきだと思うな。