2008年11月20日
・地球の運命を決める10年間

人類が100年後に生きていることは可能か」という学生の問いに
「100年後に生きているためには10年以内に大きな行動の変更をしなければならない。すぐに正しい決断をすれば地球は回復できる」と話した。
日本の07年度の温室効果ガス排出量(速報値)は、二酸化炭素(CO2)換算で13億7100万トンと、90年度以降で最悪だったことが11日、環境省から発表されました。
日本は、京都議定書の第一約束期間の2008―2012年度の5年間の平均排出量を1990年度の12億6100万トンから6%削減する目標を掲げています。
森林吸収対策で3.8%減、京都メカニズムによる排出枠の購入で1.6%減を確保することになっており実質的な削減目標は0.6%で済むものの、2007年度の排出量の13億7100万トンと比べれば9.3%の削減量が必要になる計算となり、目標達成は厳しい状況になっている。
こうした状況にあって、環境省は14日、地球温暖化対策のため、二酸化炭素(CO2)排出量に応じて化石燃料に課税する環境税を2009年度から導入するよう、与党の税制調査会に提案する方針を固めた。
同省が提案する環境税案は、すべての化石燃料を課税対象として、石油や石炭などに含まれる炭素1トン当たりの税率を2400円とするもの。
税収を省エネ型住宅や家電の購入者に対する減税の財源に充てることで、トータルで増収とならないようにするのが特徴です。
手軽なエコでごまかしが効かなくなっってしまった。
今後の10年間が、地球の環境を決定付ける。
それは人類の生存の可否をも左右する。
今を生きる私たちは重大な局面に立たされている。
しかし、そのことを認識している人はあまりにも少ない。
アル・ゴア氏は述べています。
「現在、気候変動が人類にとって最も危険な危機であるが、これは大きな機会でもある。産業革命でイギリスでは木材がなくなり、石炭へのシフトが見られたが、石油時代は石油不足で終焉するのではなく、文明が別の代替案を決定したときに終わる。
いま、そのチャンスを捉えなければならない。炭素ベースの燃料から永遠に無料な太陽、風力、波力、地熱に依存するものに転換し、効率を上げてエネルギー消費を減らし、森林を保護していかなければならない。
ただ、このような前例のない取り組みに対応するには協力が必要で、そのためには人々が認識を共有しなければならない」
2008年11月19日
・飲酒ひき逃げに殺人罪を適用

飲酒ひき逃げ、さらには被害者を車で轢いた状態のままで数キロも引きずって殺してしまう。
明らかな殺人事件です。
さらに、現役の警視が飲酒運転の現行犯で逮捕されました。
飲酒運転撲滅運動の旗振り役をしたこともある交通部門のベテランです。
警察官同士のリクリエーションで飲酒し、自動車事故を起して当て逃げした挙句に逮捕されています。
言語道断を通り越して、交通行政の崩壊を表していると思います。
飲酒運転を道路交通法で処罰することの限界が見えてきました。
過失を前提とする道交法では飲酒運転を抑制することはできそうにありません。
飲酒運転は故意犯ですから、同法とは切り離して飲酒運転罪を儲けるべきだと思います。
さらに、ひき逃げしたら「殺人罪」です。
過失で事故を起したとしても、逃げた時点からは故意です。
人命をないがしろにする行為は殺人犯とされて当然です。
放火罪が参考になるのではないかと思います。
現住建造物等放火罪の法定刑は死刑、無期懲役、5年以上の有期懲役と規定されており、現行法上殺人罪(刑法第199条)と全く同等の法定刑を有する重罪とされている。
飲酒運転(酒気帯びを含む)にも行政処分ではなく刑事罰を与えて、飲酒運転を本当に撲滅させる強固な意志を示す必要があると思います。
次期、民主党政権にお願いしたい重要課題です。
2008年11月18日
・手打ちソバを気軽に打てる喜び

久しぶりにそばを打ったからです。
娘が誕生日のご馳走に「手打ちそばが食べたい」と言い出したので、重い腰を上げざるを得なくなりました。
そば粉は、地元に製粉所があって、地粉が手軽に手に入ります。
そば打ちの道具一式は、そば打ちを始めたときに購入した包丁のみは新たに購入しましたが、のし板などは昭和初期から使い込まれた古民具を使っています。
古民家の解体に立ち会ったりして、コツコツと集めた道具です。
たまにやると水加減が怪しくなって、コネにまで響きます。
二回に分けて打ったのですが、一回目は水加減が少なく、コネも硬いし伸しの伸びも悪い。
いい蕎麦になりませんでした。
二回目は、水加減に余裕を持たせ、伸しもまあまあ。
ズルズルと音を立てて食せる、それなりに長い蕎麦になりました。
しょっちゅう打つなら蕎麦の栽培もするんですが、収穫から乾燥の手間を考えると割に合わない。
ましてや、自作の蕎麦を石臼で挽いて風流を楽しむとなると、相当な暇人になってからでないと難しい。
子どもが小さい頃は、石臼でゴロゴロと蕎麦を挽いたこともありましたが、部活動で遊び時間さえない今では、言いつけるわけにも行きません。
なんでも自給自足するのが田舎暮らしだと思ったら大間違いで、作業分担をじょうずにできるところが田舎の産業のよいところ。
ソバや麦を持ち込めば挽いてくれる製粉所があるということは、とっても恵まれた土地柄だなと、改めて感謝しました。
2008年11月17日
・伊那谷にも政権交代の風が吹く

16日、箕輪町のベルシャイン駐車場前には、雨にもかかわらず100人以上の聴衆がつめかけていた。
予定の時刻になっても表れない岡田・民主党副代表を今か今かと待っている。
冷たい雨は降りしきるが、待ちくたびれて帰る姿は見られない。
まず始めに到着したのが、長野五区から立候補する加藤学氏。
続いて、参院議員の羽田雄一郎氏の乗った車が滑り込み、岡田氏が到着すると一斉に拍手。
羽田、加藤の順にマイクを握り、待望の岡田氏の演説へとボルテージが上がります。
話は半年前にさかのぼりますが、高森町で開催された岡田氏の演説会には会場を埋め尽くした大聴衆が集まっていました。
強持ての印象が強い岡田氏が厳しい話をするかと思いきや、柔らかな表情でソフトに語りかけて会場を暖かく包み込みました。
岡田氏の包容力の大きさを示した場面でした。
ところが昨日は、一貫して厳しい表情を崩しません。
自民党政治、麻生内閣の体たらくを考えればもっともなことです。
緊迫した日本の課題を軽くあしらおうとする軽薄内閣に危機感を抱いている岡田氏の鬼気迫る勢いが感じられました。
選挙目当てのリップサービスを期待していた聴衆がいたとしたら期待はずれだったかもしれませんが、日本の将来を付託するにふさわしい岡田氏の現状認識に接して、民主党の責任感の強さを感じ取った方が多かったのではないかと思います。
その岡田氏が頻繁に加藤学氏の応援のために長野五区に入っている理由はただひとつ。
衆院選で自民党の宮下一郎氏を撃破する可能性が高いからに他なりません。
各種世論調査で、宮下一郎の苦戦、加藤学が有力と伝えられています。
一般の有権者は、宮下一郎が強いと思い込んでいるようですが、自民党の独自調査でも宮下一郎が危ないという結果が出ている模様です。
親の七光りで議員になっただけの宮下一郎の賞味期限が切れていることを示しています。
日本の政治が政権交代の期待が高まると同じく、伊那谷でも自民党政治に終わりを告げることが現実的になっています。
一人一人が民主党の候補に投じる1票が日本の政治を変えるために生きる。
共産党や社民党の候補への票は当選の可能性がないから無駄票となる。
自民党政治を終わらせるために、有権者が自分の投票を生かそうとするなら、民主党の加藤学氏に投票することが得策だと、岡田氏の熱弁が語っています。
2008年11月16日
担い手育成塾で基本にたち返る

昨日は、”担い手育成塾”が伊那市で開催されました。
担い手育成塾とは、NPO法人信州養命の里プロジェクトが主催する、伊那谷らしい生活スタイルを指導できる人材を育てていこうとする取り組みです。
昨日は、中山間地の農的生活に欠かせない道具であるチェーンソーの使い方と、木の伐り方を学びました。
山とともにある伊那谷の地での暮らしは、木とのかかわりなくして成り立ちません。
大量の木を扱うために強力な武器となるのがチェーンソーです。
林家や農家でなくても薪ストーブユーザーなら必需品でしょう。
ところが、チェーンソーの使い方を教えてくれるところは少なくて、ほとんどのチェーンソーユーザーは自己流で使っています。
だから、切れないチェーンソーを力を尽くして頑張って使っている場面を多く見かけます。
基本を押さえれば危険も低減できて、小型のチェーンソーなら力も使わずに作業できるようになるので、自称ベテランのチェーンソー使いの方たちも講習を受けることは大事な経験になります。
立ち木を倒す基本技術としての受け口と追い口の切り込み方、”つる”の残し方などは、教科書どおりの基本を体験学習しました。
チェーンソー初心者の方も、講師の丁寧なアドバイスで、一通りの作業を体験できました。
だからといって、立ち木を伐採できるようにはならないのですが、基本を知って危険を知っていれば、無謀な作業手順で危険に遭うことも減ると思います。
チェーンソーワークでもっとも大事なものといえば、刃の目立て。
これを自己流でやって「切れない!」と嘆く人が多いと思います。
昨日もそういう声が聞かれました。
こればかりはベテランの研ぎを見て、アドバイスを受け、少しずつ技術を高めるしかない。
伐る木の種類、乾燥度合い、切る方向によって刃角や切り込み深さなどが異なり、『これで良し』とするオールマイティーがないからです。
もちろん基本の刃角30度、デプス0.65mmをベースに自分の使用環境に合わせるとして。
昨日は、講習を受ける側でなくて、講師のお手伝いとアドバイスをさせていただきましたが、初心に帰って基本を学びなおすのは無駄ではないなと思いました。
特に、機械をきれいにしておく心がけは、ともすると怠りがちです。
家に帰ってすぐ、動かなくなっているスチールの024の整備に取り掛かりました。
しばらく分解清掃していなかったので、おがくずがこびり付いています。
動かない原因は、燃料パイプが劣化して細くなっていたからでした。
月曜日に農協に部品を注文するとして、汚れを徹底的に落とそうと、結局ラッカー薄め液(かなり強力な有機溶剤)まで持ち出してほとんど全ての汚れを取り除きました。
「機械の整備は清掃から」
初心に帰って基本に忠実に。
有意義な担い手育成塾の体験でした。
2008年11月15日
・岡田民主党副代表が頻繁に応援

ここ長野五区は、事実上の自民現職と民主新人の一騎打ち。
共産と社民が候補を擁立してはいますが、比例代表選挙の得票を得るための客寄せパンダであって、小選挙区で当選する可能性はまったくない。
各種世論調査によると、自民現職の宮下一郎が苦戦しているようです。
中には、新人の加藤学が有利とするものもあり、これからの一挙手一投足が勝敗の分かれ目になります。
そこで、民主党はエース級の応援を送り込んできました。
あす16日には、民主党副代表の岡田克也氏がやってきます。
<伊那谷・街頭講演会スケジュール>
弁士:
加藤学 民主党長野県第五区総支部長
岡田克也 衆議院議員・羽田雄一郎 参議院議員
日時: 11月16日(日) 10:00~飯田市
11:30~箕輪町
(時間は多少前後します)
場所: 飯田:平安堂飯田座光寺店前
箕輪:バイパス・ベルシャイン箕輪店南側
岡田氏の応援は、6月にもありましたので今年だけで二回目。
民主党本部が、この長野五区に力を入れていることの現れです。
自民の二世議員を名もない新人候補が破る可能性が高い選挙区として、重要視されていると考えていいのでは。
岡田氏は、民主党にあって地球温暖化防止のキーマンです。
民主党が小沢代表の力で政権を奪取した場合、これを引き継ぐのは岡田氏が最有力でしょう。
近い将来の日本の首相となる可能性が極めて高い、岡田氏に頻繁に応援してもらえることは、加藤学氏にはこの上ない力添えになると思います。
人のことより自分のこと、地球環境よりも金銭環境を優先した自民党に終わりを告げ、人が住み暮らすためにもっとも大切な地球を守る民主党に政権を交代させる。
岡田克也・民主党副代表の応援演説には、将来の期待を込めずにいられません。
2008年11月14日
・エコバッグは削減より意識の啓発

エコバッグ(またはマイバッグ)を持参する動きが各地で活発になっています。
長野県内の消費者の会などが10月から、マイバッグ持参のキャンペーンを展開しています。
もちろん私も車には常備している。
ところが、ホームセンターなどに買い物に出かけると、買うものに気をとられてエコバッグを車に置いてきてしまうことがある。
というよりも、車を降りるときに気がつくほうが少ない。
レジに並ぶ前に気がついて、時間があるときには車まで取りに戻るが、忙しいときにはレジ袋をもらってしまう。
もちろん、シールで済ませられるものはいいが、小物をたくさん買ったときなどは袋がないと不便です。
常時持ち運べて邪魔にならないエコバッグがあったらいいなと思っていたところへ、省エネルギーセンターから贈り物が届きました。
上の画像の「MOTTAINAI」の超小型エコバッグです。
名刺よりも小さく折りたためるが、広げると一般的なレジ袋サイズになる優れもの。
フックがついているのでいつも持ち歩いているセカンドバッグに吊り下げておける。
これで、ちょっとした買い物のときに、車にエコバッグをとりにもどらなくても良くなりました。(忘れるのが悪いとの突っ込みはご容赦くださいね。)
国内では、国民1人あたり年間4.3リットルの原油をレジ袋として消費しているとされる。
CO2に換算すると11kgくらいだからたいした削減にはなりません。
お国では、一人当たり一日1kgの削減を呼びかけているので、一年掛けて11日分の削減にしかならない。
だから、温暖化防止の取っ掛かりとしてはいいけれど、胸を張って「温暖化防止しています」と言えるほどのものではない。
活動している人たちの多くも知っているとは思いますが、できることから始めようのひとつであって、やるべきことのごく僅かに過ぎない。
削減効果よりも温暖化防止の第一歩を踏み出したことの意識改革がレジ袋削減の大きな成果です。
2008年11月13日
・ふしゅう、みぞうゆうの麻生総理

大辞林によると、「捕虜。とりこ。」の意味だそうです。
麻生首相は7日の参院本会議で、侵略戦争と植民地支配を謝罪した村山富市首相談話を「ふしゅう」すると答弁。
総理は村山元総理の談話のとりこになっている???
あちこちで報道されていますから見かけた方も多いと思いますが、麻生総理は「踏襲」を『ふしゅう」と読み間違えしているのだそうです。
10月15日の参院予算委員会でも、従軍慰安婦問題に関する河野洋平官房長官談話を踏襲するかとの質問に「ふしゅう」と答えています。
官僚が用意した答弁原稿に難しい漢字が使ってあって、世情に通じていない麻生さんが読めない場合もあるでしょう。
しかし、一国の首相なんだから原稿に一通り目を通して「この字は読めない」と思ったら調べるくらいの慎重さが求められます。
日本の首相が基本的な日本語が読めないとは。
頻繁(ひんぱん)を煩雑(はんざつ)と読み間違える、「未曽有(みぞう)」を「みぞうゆう」とするなど、麻生さんの漢字能力の低さには驚かされます。
漫画ばかり読んでいると国語力が落ちてしまう悪い見本として後世に語り継がれるかもね。
漢字が読めないだけならまだしも、社会の仕組みも理解できない低能さが発揮されたのが定額給付金です。
選挙目当てのバラマキ額は決めたけど、細かいことは全部地方に丸投げのとんでもない愚策です。
まともな政策を国民に提示できない、末期的状況をあからさまにしたことの功績は大きいと思います。
麻生自民党に、このまま政権を任せておいたらとんでもないことになると多くの国民が思い知らされたのではないでしょうか。
麻生さんの政治ごっこは、そう長くは続きませんね。
2008年11月12日
・温暖化防止を先送りする長野県

昨日の省エネ講座の報告です。
『地球にも家計にもやさしいくらしを』と題して、消費生活アドバイザーの宮下真知子さんが講演されました。
地球温暖化の概要と省エネポイントの解説が主題でした。
会場には、消費者の会のメンバーが多く来ていたようです。
男性の姿はほんの僅かで、ほとんどがお若くない女性の方々。
話の内容もそれに応じて、わかりやすく、なじみやすく、に配慮されていたと思います。
それだけに、地球温暖化の切迫感は、ほとんど触れられませんでした。
肩の力を抜いて、できることからひとつずつ、「家庭の省エネルギーに少し目を向けましょう」で終わってしまいました。
講演会の終了後、講師の宮下さんと少しお話をしました。
温暖化の危機感を伝えられないことのもどかしさを本人も感じていたようです。
しかし、それは講師の力不足から来ているのではなく、長野県の方針だというのですから根が深い。
長野県では、村井知事の下、地球温暖化防止にはきわめて消極的です。
産業に負担を掛ける政策を忌み嫌う自民党体質が滲み出ているからです。
直近に改定された『長野県地球温暖化防止県民計画』も、中身は骨抜きです。
策定した委員に直接聞いたのですが、「厳しいものにしたくても誰も実行してくれないから、効果がなくてもできることを並べるしかない」のだそうです。
防止計画に効果が見込めないので、森林の吸収を過大に見積もって帳尻を合わせる。
されにこれを口実に、森林税を巻き上げて無駄な公共投資にばら撒く。
村井知事は政策よりも、金をいかに動かすかを期待されて知事なった人ですから、期待通りの活躍をされています。
さて、講演会後の立ち話で話題として取り上げたのが『先送りで生じる過大な負担』です。
長野県民は、今20%の削減に取り組めばこれを維持することで2012年のマイナス6%を達成できます。
しかし、今やらないとやらなかった分が先送りされて、来年からやったとすると25%の削減。
さらにもう一年先送りすると33%の削減が求められてしまいます。
村井知事は一期しかやらないつもりだから、退任後に温暖化対策が破綻しても知らん振りでしょうが、県民の暮らしは混乱を極めます。
「すぐにやったほうが楽ですよ。先送りすると大変なことが待っています」と、県民に伝えるのが県の役目のはずです。
率先して先送りさせようとする長野県の行政責任者たちは、自己保身が過ぎる。
2008年11月11日
・温暖化防止に好都合な真実

本日、午後1時30分から市役所 南庁舎 大会議室で「家庭における省エネルギー講座」 。
家庭のエネルギー消費改善を目的として、家電製品の省エネな使い方や省エネ家電の上手な選び方など省エネ行動を紹介します。
講師は社団法人 日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会の宮本眞知子さん。
16日の午後2時からは、駒ヶ根市駅前 アルパビル3F 多目的ホールで、「好都合な真実 in 伊那谷」。
『地球温暖化に今私達ができること』と題して、講師に田中優さんを迎えて開催します。
こちらは参加料が1000円です。
田中優さんのブログ
前者が『できることから始めましょう的』な内容なのに対して、後者は『やるべきことはなんだろうか』を効果的に捉える視点。
どちらも大事ですが、現状を知らずにできそうなことだけやって「温暖化防止だ」と自己満足に陥らないためには、後者の話を聞いておくべきだと思います。
京都議定書で日本が約束したマイナス6%は、到達が危ぶまれています。
長野県では、全国平均を大きく上回る温室効果ガスの増加が発表されたばかりです。
駒ヶ根市は、さらに状況が深刻です。
長野県は、1990年比で15%も温室効果ガスの排出量が増えています。
マイナス6%するためには、差し引きで20%もの削減に取り組まなければなりません。
駒ヶ根市はさらに上をいっていて、30%もの削減が必要です。
削減義務を放棄して先延ばししていることを市民のほとんどが知らない。
身近なエコで自己満足して、必要なエコに遠く及ばない現状を知らない。
知らないでいることはとっても楽ですが、後になってまとめて苦労することになります。
アリとキリギリスの寓話を地でいく話しです。