2011年01月21日

・浜岡原発の放射能で首都圏消滅

『放射能で首都圏消滅』

ショッキングなタイトルですが、可能性がかなり高い話です。

この本の著者は、古長谷(こながや)稔氏。

ひょんなことから、電話で言葉を交わしました。


静岡県御前崎市にある中部電力の原子力発電所(浜岡原発)の事故を想定しています。

東海地震の予想震源域にあり、活断層が直下にあるという説まで発表されており、またトラブルが多発していることなどから耐震性の不足が懸念されている原発です。

長野県民は、この原発からも電力の供給を受けているので、他人事ではありません。


さらに、浜岡原発で事故が発生すれば、伊那谷は高濃度の放射能で汚染されてしまいます。

伊那谷は、風の流れが谷に沿って南から吹き上げるので、静岡の南岸で発生した放射能が風に乗って大量に流れ込むと予想されています。

原発は、高度な必要悪です!


原発を無くすには、危険性を訴えるだけではだめです。

代替エネルギーを用意しなければ、電気があって当たり前の安全に無頓着な人々を納得させることができません。

省エネに取り組むのはもちろんですが、創エネへの取り組みもより強めていく必要があります。


太陽光発電がもっとも手軽な創エネ方法です。

自分たちが使う電源から原発を無くすためには、太陽光発電が載せられる屋根の活用が不可欠です。

エネルギーの自給自足は、そんなに難しいことではありません。


家庭の太陽光発電を買い取る費用の電気料金への転嫁が4月から始まります。

政府は12年度以降、業務用の太陽光発電設備や風力発電所などがつくった再生可能エネルギーによる電気をすべて買い取りの対象とする方針で、電気料金への転嫁額は高くなっていく。

また、10月からは地球温暖化対策税(環境税)が燃料の石油、石炭、天然ガスにかかり電気料金に転嫁される。


発電できるのに発電しないと、損をすることになりますよ。


**今日の発電量 51.0kwh
-第一発電所 24.8kwh
-第二発電所 26.2kwh
両発電所が埃で汚れていたので、水拭きワイパーで掃除しました。  
Posted by komachan at 18:14Comments(0)安全

2011年01月20日

・駒ヶ根に想うが長野県議?

今日、新聞記者が突然現れて、「県議選に立候補するんですよね」と突撃されました。

どこかで聞き込んできたらしいんですが、どこがネタ元なのかは教えてもらえません。

一昨年の衆院選挙の時に民主党支持で動いた残像が頭に焼き付いている保守系の選挙好きが、現状を知らずに知ったかぶりしただけなんだと思います。


駒ヶ根の長野県議候補は、現職の佐々木と、前職の林の一騎打ちの構図で決まりです。

可もなく不可もなくで存在価値のない佐々木が、目立たないことを最大の武器に逃げ切るのかな。

林陣営が佐々木の粗探しに成功すれば、交代劇もありうるかもしれないといった状況でしょう。


民主党が県議候補を擁立するという根も葉もない噂が憶測を呼んだんだと思います。

長野五区の民主党は、ボンクラ加藤学が君臨しているので、まともな候補者を擁立できる見込みはまったくありません。

上伊那では、民主党の上伊那支部長だった寺平・箕輪町議が民主党の肩書きを捨て去って、身軽に県議選を戦おうとするほどです。

民主党からどれだけ距離を置くことができるかが、選挙に勝つコツになっているんですね。


地方議員の年金に多額の公費が浪費されているというニュースが、今朝の一面でした。

存在価値のない地方議員に歳費を払うことだけでも無駄なのに、引退してからの老後の面倒まで税金から貪りとろうとするんだから始末が悪い。

議員年金を完全に廃止しない国会の思惑がさらにさげすむべき動機です。


国政選挙のときに集票マシーンとして必要不可欠な地方議員に、議員年金という報酬を税金で支払わせているんです。

国会も、地方議会も、本音と建前は天と地ほど異なります。

金と議席のために政治家をやっている人がほとんどなんじゃないかと思えてなりません。


*今日の発電量 52.7kwh

・第一発電所 25.4kwh
・第二発電所 27.3kwh
最大発電量を更新しました。  
Posted by komachan at 20:12Comments(0)選挙

2011年01月19日

・ザ選挙の全貌が明らかに

『ザ・選挙』の復活の全貌が明らかになりました。

株式会社VoiceJapan(ボイスジャパン)が『JANJAN全国政治家データベース ザ・選挙』を、リニューアルして再オープンさせる。

細かい違いだが、名称は旧『ザ・選挙』から新:『ザ選挙』へと変更される。


再オープンは、2011年3月3日(木)。

詳細は2月25日(金)の記者発表で明かされるが、一部を紹介します。

・TwitterやUstreamなど新たなウェブツールにも対応
・従来通り閲覧は無料
・新たに会員制度を設けて、メールマガジンの購読、SNSへの参加、全国議員最新情報データベースへのアクセス権を付与


さらに、期待されるコンテンツとして、
・全国選挙情報(議員情報、候補者情報、有権者情報、選挙カレンダーなど)
・視察情報(地域情報)
・政治家動画(政党動画、時事問題に対応したタイムリーな議員動画など)
・分析記事、選挙大事典、会員向けSNS
など、かなり強力なものがある。


これまでは、一部週刊誌が大雑把に報じていた地域の選挙区情報を、特派員を派遣して綿密に調査するようです。

ボイスジャパンが選挙コンサルティングを請け負うこともあるようなので、リアルな選挙現場の実態が反映される見込みです。


地縁、血縁、金銭縁がものをいう地方の選挙を変えるかもしれませんね。

有権者が投票に行く前に、「ちょっと候補者のことを調べてみよう」と思い立ったら、ザ選挙。

来る4月の統一地方選挙では、こんなシチュエーションになっているかもしれません。


*今日の発電量 50.2kwh

・第一発電所 24.6kwh
・第二発電所 25.6kwh  
Posted by komachan at 23:59Comments(0)選挙

2011年01月18日

・ブラウンシステム123を改造する

ブラウンシステム1-2-3

一世を風靡した電気髭剃りです。

1985年に発売され世界のシェーバー市場を席巻したとも言われています。


我が家にも一台ありまして、ついこの間まで行くへ不明になっていました。

倉庫の片づけをしていたら偶然見つけました。

コンセントにつないでみると、「ギュイ~ン」と往年の作動音を響かせます。

しっかり髭もそれました。


「まだ使える!」と喜んで、しばらく充電していたら・・・、動かなくなりました。

26年も前の充電池ですから、当然ですが。


復活させるべく、分解してみました。

内部のほとんどは、充電のための装置で埋め尽くされています。

乾電池を二本接続したらモーターが回ったので、3Vくらいの直流電圧を直接つなげてしまおうと思います。


まずはじめに考えたのが、我が家の天井に張り巡らされた直流12Vの利用です。

基盤からスイッチを残してすべて取り去ります。

12Vを3Vに落とすべく、抵抗(20Ω)を介して簡潔に結線しなおしました。


ところが12V電源に接続したら、抵抗が焼き切れてしまいました。

パソコンから取り外した抵抗だったんですが、容量不足だったようです。


次に、ACアダプターの利用を思いついたのですが、3V用が手元にありませrん。

4.5Vがあったので、これをテストしてみると良さそうです。

123の電源ケーブルからACプラグを切り取り、ACアダプターのケーブルからはDCプラグを切り取って、両線を半田付けしました。

熱収縮チューブで二重に被覆して出来上がりです。


ところが、ここからが大変でした。

分解するときには勢いに任せて、構造の確認もしないままにバラバラにしました。

ブラウンシステム123は、123の切り替えスイッチの機構が独特です。

試行錯誤して構造は分かってきたのですが、元通りに組み立てる手順が分かりません。


ドイツ人が日本人以上に器用だとしか思えないほど、組み立てのための工夫がありません。

ほとんど偶然に近い感覚で組み立てなおしましたが、工場で同じことをしていたとは思えないので、スペシャルツールがあるとしか考えられないです。

完成して試運転してみると、システム1は問題なく動きますが、システム2がだめでした。

ACアダプターからの電流不足のようです。


再利用したACアダプターは4.5Vの400mAですから約1.8wで、システム123の定格は5wなので明らかに力不足です。

通常の髭剃りには不足はないので、適当なACアダプターが手に入るまでは、このまま使ってみようと思います。


**今日の発電量 51.7kwh

-第一発電所 25.3kwh

-第二発電所 26.4kwh

今年最大の発電量を記録しました。  
Posted by komachan at 17:17Comments(0)節約

2011年01月17日

・無意味な信州型事業仕分け

長野県の「信州型事業仕分け」が終わりましたね。

率直に言って、一番仕分けが必要なのは「信州型仕分け」そのものだと思います。


国がやっている仕分けは、官僚特権に切り込むためのものだから意義はあると思いますが、阿部知事がやった仕分けは意味がない。

自分たちで無駄な事業を作っておいて、後から人件費をかけて仕分けしている。

予算の段階から、精査する仕組みになってないから、こんな無駄が知事公約として取り上げられてしまうんです。

行政評価のシステムもあるのにね。


長野県の仕分けが始まる数日前に、テレビ局の記者から電話がありました。

記者:「仕分けに来ます?」

私:「行かない。意味ないでしょ」

記者:「茶番ですよね。河野太郎に信州の特性を理解した仕分けができるわけがない。」


でも、テレビの画面には、仕分けの持つ『無意味』は表現されません。

信濃毎日新聞の仕分けの記事も、批評は控えてしまっている。

もうちょっと切り込んでよ。島田記者さん!


**今日の発電量 29.7kwh
 第一発電所 14.6kwh
 第二発電所 15.1kwh

埃が目立ったので、第一発電所のモジュールをガラス窓用のワイパーで水拭きしました。  
Posted by komachan at 18:14Comments(0)長野県政

2011年01月16日

・ザ選挙が復活する

ネット新聞のJANJANが運営していた選挙情報サイト『ザ・選挙』が復活するようです。

関係者から連絡がありました。


一昨年の衆院選と昨年の長野県知事選に参画して、もう選挙はこりごりだと思っているので、選挙情報サイトの存亡にもほとんど関心を持っていませんでした。

ところが、長野県知事選挙に関係した複数の人物が、『ザ・選挙』を運営する立場になったというのです。

どのような立場でかかわっているのかは、この場で明らかにしてよいとも思えないので後日判断しますね。


統一地方選挙が来年の4月にあるので、選挙情報サイトの立ち上がりとしてはよい時期です。

各地の選挙管理委員会とも連携して、速報性と正確性という新たな魅力を備えたものになるそうです。

地方の選挙事情の情報収集のために、専門のスタッフが派遣されるというのですから、有権者の関心も高まります。


この関係者の話によると、民主党の政権運営が先行き怪しいので、4月に衆院解散の可能性も小さくないという。

長野五区にはボンクラ議員(加藤学という名です)がいるんですが、党本部が立候補させてくれない見込みです。

議員としての資質不足に加えて、秘書にもすぐに逃げられたほど人間性に大きな問題があるので、『勝てる見込みのない候補者』の筆頭に上げられているそうです。


当人は、飯の種のために議員になったのだから必死になって抵抗するでしょうが、議員歳費で暮らしを立てようとする人物に国会議員として居座られるのは有権者としても迷惑なんですから、党には毅然とした処置を敢行してもらいたいですね。

特派員の情報収集能力しだいでは、こういった裏情報的なものまで『ザ・選挙』で扱えるようになるんではないでしょうか。

ただし、有料になるようですが。


**今日の発電量 13.0kwh

第一発電所 5.8kwh
第二発電所 7.2kwh
連日の最低発電量のを更新でした。  
Posted by komachan at 18:07Comments(0)選挙

2011年01月15日

・細川俊之さん死で献体を知る

俳優の細川俊之さんが転倒死したニュースで、『献体』をはじめて知りました。

献体とは、医学・歯学の大学における人体解剖学の教育・研究に役立たせるため、自分の遺体を無条件・無報酬で提供することをいいます。



葬儀や墓標に関心がない私としては、選択肢の一つに加えたいと思います。

献体してもしばらくすると「遺骨」が戻ってくるようなので、散骨は可能ですね。

生まれ故郷の海に葬ってくれればうれしいです。


いつどこで死ぬかによって、献体として受け入れられない場合もあるようだ。

長野県では、信州大学医学部に『こまくさ会』という献体組織があるらしい。

人生の折り返し地点は過ぎているので、そのうち登録してみようかな。


**今日の発電量 13.1kwh
-第一発電所 5.1kwh
-第二発電所 8.0kwh

一日中のどんよりとした曇り空で、今年の最低発電量を更新しました。  
Posted by komachan at 18:33Comments(0)一休み

2011年01月14日

・2010年度の発電実績



昨年の7月末に設置した太陽光発電の成績がまとまりました。

速報値なので間違いがあるかもしれませんが、参考にしてください。


太陽光発電の系統連携開始 2010年7月26日

発電規模 9.99kw 
 第一発電所 3.33kw
 第二発電所 6.66kw


12月末までの発電量 5,241kwh
 第一発電所 1,902kwh
 第二発電所 3,339kwh


発電効率 11.7%
 第一発電所 11.7%
 第二発電所 11.7%
※発電効率:(傾斜面日射量に対する面積当りの発電量の比率)


毎月の発電効率を気温に対してグラフにしたものが冒頭の図です。(気温:発電時間帯の平均気温)

今月(1月)のデータも本日現在で反映しています。

気温が上昇すると、ほぼ直線状に発電効率が低下する様子が現れています。


太陽光発電に詳しい方なら、「おやっ?」と思うのが、発電効率の高さです。

三菱の太陽光発電モジュール(PV-MX185H)は、発電効率が13%です。

発電設備の各種の損失を総合すると、年間では10%程度になるはずです。

一般的な発電効率に対して1.7ポイント、すなわち約17%多く発電していると考えられます。


昨年末に増設したので、今後は下記の設備容量になります。

発電規模 12.025kw 
 第一発電所 4.995kw
 第二発電所 7.03kw


**本日の発電量 38.8kwh
-第一発電所 19.5kwh
-第二発電所 19.4kwh  
Posted by komachan at 21:10Comments(0)太陽光発電

2011年01月13日

・竹中平蔵が日本の自然破綻させる

今朝の信濃毎日新聞に「日本の農業はどこへ」と題し、竹中平蔵・慶応大教授と鈴木宣弘・東大大学院教授の主張が掲載されていました。

農業に造詣が深い鈴木氏は、日本の農業が持つ多面的な役割を理解しているので、TPPと命を守る農は別との論旨です。

当たり前のことです。


しかし、本当の農業を知らない経済学者は、農業を産業のひとつとしか見ない。

市場開放や規制緩和が万能だと信じる竹中氏の言い分を見ていると、机上の空論を偉そうに唱える学者だなと思います。

昔、石油から肉を作る当話があったけど、竹中理論だとこういう方向性になりますね。


アラブで新しい油田が見つかり、一時的に原油価格が下落した時期のことです。

時期を同じくして、天候不順から作物の不作が続き、畜産用のえさ不足などから、安い石油から肉を作るというプロジェクトができた。

研究チームは石油を餌とする微生物を繁殖させ、そのたんぱく質を取り出した。

しかし、その後の原油価格の高騰で普及はしなかった。


栄枯盛衰を繰り返す工業の感覚だと、農業全体が石油の肉と同じ道をたどることになります。

頭でしか物事を捉えない竹中のような人種がこういった理屈を押し付けています。

しかし、生物の環境について人間がすべて分かっている訳ではないのだから、目先の理屈では命にかかわる重要な課題を論じてはならない。


米ひとつとっても、すべての成長過程と肥料の関係性すら分かっていない。

経験的や統計的に、微生物と土壌、そして肥料成分の関係性が認知されているに過ぎない。

すべての農産物の中で、もっとも研究が進んでいる米でこの程度の現状なんです。


人間は自然に生かされている。

自然を人間がコントロールできるとの思い上がりが、破滅をもたらすことは歴史が証明しています。

農業は、一面では産業ですが、多面的な自然環境との共生の役割を担っているところが、他の産業とは大きく異なる。


信濃毎日新聞は、二氏の対論を併記するだけにとどまらず、鈴木氏の論調を、もっと読者に訴える演出が必要だったと思います。

今後の記事で、竹中理論が日本の自然環境を破綻に導くことを追記してくれることを願います。


**今日の太陽光発電量 48.1kwh

-第一発電所 24.3kwh
-第二発電所 23.8kwh
午後3時ごろまでは快晴だったが、日没前の1時間で厚い雲に覆われた。  
Posted by komachan at 18:42Comments(0)百姓

2011年01月12日

・太陽熱温水器の復権

集合住宅のバルコニー外側に設置された太陽熱利用システム=東京ガス提供太陽光発電ばかりに注目が集まるが、太陽熱のほうがメリットが大きいことが忘れ去られてしまっています。

この現状を打破しようと動き始めたのが東京都。

国は助成制度を事業仕分けしてしまうのだから、民主党はいただけない。

           ◇                    ◇

「太陽熱」に日を当てたい 都、5千戸分の助成新設へ 
 
 太陽光発電に押され、日の当たらなくなった「太陽熱」を見直そうと、東京都は新年度から、新しい助成制度を設ける。新築マンションで給湯や床暖房に活用する試みで、5年間で5千戸分、20億円の予算を組む。

 都の新しい制度では、財源が限られていることから、助成対象を一度に大量の機器を導入する新築マンションに限定した。優れた技術やデザインを選び、これらの機器を設置する場合、1戸あたり約100万円の設置費用の半額~4分の1をマンション開発業者に助成する。「メーカーにも使いやすい機器の開発を促して、太陽熱利用を広く普及させたい」という。

 日本で太陽エネルギーが注目されたのは、1979年の第2次石油ショックの後。太陽熱機器メーカーでつくるソーラーシステム振興協会によると、当時の太陽エネルギー利用といえば太陽熱利用の温水器が主流で、80年には設置数がピークの約83万台に達した。しかし、原油価格が下がるにつれて需要が減り、一部業者の強引な訪問販売が社会問題化したことが追い打ちをかけた。100社以上あったメーカーは現在十数社に。その結果、機器の修理や点検に十分対応できなくなり、業界のイメージ低下につながった。対照的に太陽光発電は大手メーカーが次々と参入して新商品を開発。電気は用途が広く、人気が高まった。

 都は2009~10年度に太陽光と太陽熱機器の設置費助成制度を設けたが、申請は太陽光の約1万3600件に対し、太陽熱は約50分の1の約270件。国の助成制度は太陽光発電システムに限定したものがほとんどで、太陽熱利用機器への助成は昨年度から始まったものの、政府の「事業仕分け」で新年度の予算要求は見送られた。

 都は、同じエネルギー量を生み出すために必要なパネル面積も太陽光の3分の1~4分の1で済み、設置費用も比較的安く済むという太陽熱の利点を強調。担当者は「太陽熱利用のメリットは大きく、注目されないのはもったいない。国が支援策をやらないなら都がやる」と意気込む。

 ソーラーシステム振興協会の広報担当者も「太陽熱を忘れ去られた存在にしたくない。都の新制度で新製品のPRにも弾みがつく」と話している。 =asahiドットコム 2011年1月6日 =

           ◇                    ◇

エネルギー効率が太陽光発電の3倍から4倍もあるのに、軽く見られている。

新聞記事にもあるように、一部の業者の悪評が大きく影響しているのかもしれない。

長野県は、特に設置数が多かったはずだが、農協がずさんな対応をしたので廃れてしまった。


一時のブームで、雨後の竹の子のように『太陽熱』の業者が増えたことで、技術レベルが一気に下がってしまった。

暖かい地方ならまだしも、凍結が当たり前のように発生する寒冷地に適した施工能力を持たない業者が施工した太陽熱温水器は、次々と故障していった。

水抜き栓に排水パイプを接続して、屋根に上がらなくても装置内の水を抜けるようにしていないからです。


一流の施工技術を有する業者なら気象条件と機器の特性から適した設備設計を判断できても、農協のように「一定のマニュアルに従って工事する作業員」を使って受注を伸ばしたものは短命となって当たり前です。

以上は、屋根上のタンクに水を貯める、もっともシンプルな太陽熱温水器の話ですが、不凍液を循環させる上級機種になるともさらに技術レベルが求められます。

凍結しないからといって簡単にはならないんですね。


冬季の灯油消費量が温室効果ガス排出の主要因となっている長野県は、太陽熱温水器の復権に率先して取り組む必要があります。

阿部知事のブレーンに使えるのがいれば、東京都の真似くらいはしてもらいたいです。


**今日の太陽光発電量 19.9kwh

-第一発電所  8.3kwh 15.0%
-第二発電所 11.6kwh 15.6%
一日中の曇り空で発電量は伸びませんが、気温が低いので発電効率(発電量/傾斜面日射量)は高くなりました。  
Posted by komachan at 18:21Comments(0)温暖化防止