2007年07月23日
・村井知事の職権乱用を提訴

佐久市議が塗装会社社長業を営裁決で救済した罪が問われます。
本日23日に佐久市議会議員28名の連名で村井知事を被告とする裁判が起こされます。
提訴に参加する佐久市議からの情報によると、井上氏は議員当選後も10年にわたり、塗装会社社長を務め、市からの請負はこの5年間で7000万円を超えます。
随意契約も41件と多く、同業者から疑問視されています。
保育園の塗装工事を、工事金額を低く抑えるために分割し、50万円以内の随意契約にして受注しています。
建設関連部局の課長・係長と無尽を行い、その中には契約検査課長もいます。
このように不正な取引を行い、行政とも癒着している業者の存在そのものが「悪」だと思いますが、その会社の社長が市議の座にあるとはとんでもないことだと思います。
地元の市議会が市民の正義のために悪徳議員の失職に踏み切った決断を、県知事の職権を悪用して無効とする無謀が許されて良いはずがありません。
村井知事が井上順喜氏を救うために、知事権限を持ち出したのはなぜか。
井上氏後援会の公式サイトにそのヒントがありました。
●井上順喜後援会HP「進捗状況」
・中部横断進捗状況
・公共下水道事業について
・雨水排水対策について
・花園土地区画整備事業について
・湯川親水公園整備について
・平尾山総合公園について
・佐久総合運動公園整備事業について
建設土木事業ばかりが並んでいます。
政策のコンテンツ内容も、建設土木事業のオンパレードです。
●井上順喜後援会HP「政策」
政治信念として建設土木に全力を注いでいる塗装会社社長を救おうと強権を発動した村井・長野県知事の裏の顔が、司法の場で暴かれる日が待ち遠しい。
2007年07月22日
・利益団体に支持される村井知事

長野県の村井知事は、支持率が44%で41位と、下から6番目の低さでした。
さらに、不支持率は36%もあって、全国2位の不名誉な結果となってしまいました。
前回の調査の不支持率1位は、やはり長野県知事の田中氏でしたが、県政が混乱している最中でありながら40%でしたから、村井知事が就任から一年にも満たない現状で36%もの不支持となっていることは県民の不信感が増大していることの現われです。
ところが、長野県世論調査協会が県内企業・団体のトップにアンケート調査した結果をまとめたところ村井知事の評価は、支持率が80%もありました。
反面、不支持率は18%にとどまり、県民の評価とは2倍もの開きが生じています。
このことは、村井知事が県民益の代表ではなく、企業や団体の利益代表であることを裏付けています。
村井知事の就任後に大多数の県民を無視して、一部の利権に与するダム建設や、公共事業評価監視委員の金子勝氏を辞めさせようと必死になるのも、知事を支持する利権団体へ貢献するためです。
村井知事が自民党の傀儡(かいらい)知事であることは、賢明な諸氏はご存知だと思いますが、その自民党は矢継ぎ早の閣僚の不祥事によって窮地に追い込まれています。
自民党を追い落とせば、後ろ盾をなくした村井県政が行き詰る日も近いと思います。
村井知事が、今回の参院選で幅広い支援を表明しているのは、自民政権崩壊後の自己保身に他なりません。
2007年07月21日
・きっこのブログで原発の危険指摘

読者から寄せられた情報に、関係者の肉親からのものがありましたので、一部引用します。
「私の兄は東電の技術者で、柏崎刈羽原発に勤務しています。兄から今回の被害を聞いたのですが、原発の施設内部は大変なことになっているようです。各室内はめちゃくちゃ、破損箇所も数え切れないほどで、被害総額も復旧のメドも分からないそうです。上から口止めをされているようで兄は多くを語りませんでしたが、その雰囲気から、相当量の放射性物質が外部に漏れたことは間違いないと思います。」
この情報を裏付けるかのように、7号機の主排気筒から放射性物質が大気中に放出されていました。
放出は、18日の夜まで続いていたと東電が認めていますので、放射能を制御するシステムが破壊されていたことを物語ります。
放出された放射能のレベルが低いから安全だというのは筋違いで、放射能が外部に漏れないことが前提ですので、濃度とは無関係に、地震によって原発の安全神話が崩壊した象徴的なできごとです。
さらに、京都大原子炉実験所の今中哲二助教(原子力工学)によれば「今回はヨウ素が大気中に放出されており、炉心内部にある燃料棒の破損が想定される。配管のひびや、制御系回りのトラブルが発見される恐れもある」と分析されています。
原子炉をコントロールする最後の要である制御棒の破損が事実だとすれば、原発の運転は現状システムのままでは絶対に認められません。
今回、変圧施設の火災だけが外部から確認され、東電の社長は「Cランクの施設の事故だから問題ない」とコメントしましたが、事実は全く異なります。
炉心をコントロールする制御棒を操作するのは、電力によって駆動する装置です。
変電設備の機能停止は、炉心のコントロール不能を意味します。
チェルノブイリ原発事故は、制御棒のコントロール電力を確保するための試験中に起きたといわれています。
原発の制御と制御電力の確保は、切り離せない緊密な関係にあるようですが、事実が正確に伝えられてきません。
事故の危険の本質をはぐらかすための、東電の隠蔽体質は今に始まったことではありませんが、日本国内では責任を問う声が高まりません。
日本の原発は国が主導して、国民に事実が隠された状態で推進されていますので、根本的に安全性を確保するためには、やはり自民党政権を打倒するしかなさそうです。
2007年07月20日
・切羽詰って政府広報を選挙に利用

政府広報を利用して、自民党の政策をアピールする「究極の国費流用による選挙違反」という非常手段がそれです。
民主党の鳩山幹事長が安倍内閣を公職選挙法違反で告発する準備に入ったというのも頷けます。
年金問題が与野党の選挙戦の最大のテーマでありながら、与党の政策のみをアピールしているのですから、あまりにも我田引水です。
選挙違反かどうかは司法の判断に任せるとして、政党のモラルとしては許されないでしょう。
これが許されるなら、政府与党は自費で選挙ビラを作らなくても、政府広報の名を冠して、自らが推し進める政策をどんどんPRできてしまう。
安倍首相の側近には、広告代理店まがいの宣伝スペシャリストがいるのだと思いますが、最近の過剰なパフォーマンスには、彼らの置かれた危機的な状況を反映して、「なりふり構わず」が定着してしまいました。
CMは関心を引けば効果が上がるわけではなく、好感度を高める必要があると思いますが、政府広報を利用した自民党の政策アピールは、庶民の反感を買う効果は抜群だと思います。
なぜって、政府広報は税金で発行されていますので、自民党が庶民の懐を利用して、党の政策をアピールしたんですから、怒らない人の方が少ないでしょう。
自民党の選挙戦術は、熟練の怖さがあると思っていましたが、安倍政権では、ボーナス返上や、震災被災地への電撃訪問など、どれも裏目に出ることばかりで、浅はかな選挙パフォーマンスだと国民に見透かされるほど、質が低下してきたと思います。
底なし沼にはまった感があります。
●政府広報オンライン 年金記録問題への対策(pdf)
2007年07月19日
・震災を利用した選挙戦略の失態

地震発生直後に安倍総理が現地入りしたことなどは、その最たるものです。
国家の最高責任者が、自然災害の発生した現場へ、全貌がつかめていない段階で乗り込むことなどはあってはならないことです。
余震が続く現場であり、災害に巻き込まれる危険性が高く、総理が震災で犠牲になった場合の危機管理体制にまで、考えが及んでいません。
震災直後の現場は混乱していて情報が錯綜しますから、現地で得られる情報は限られます。
総理官邸にいて、情報を集約し、的確な判断を下すのが国家の最高責任者としての務めです。
さらに、混乱している現場に総理大臣が乗り込んでいったら、警護の人員を割かねばならない現地の当局者への負担に配慮が全くありません。
危機管理が全くできていない安倍政権の象徴的な出来事でした。
選挙向けのパフォーマンスに震災を利用したことは、本人の思惑とは裏腹に大きなダメージとなってしまいました。
2007年07月18日
・天気予報はTV局で大違い

南信は、10%と90%ですから、降水確率が全く違います。
長野県内のTV各社のニュースを一通り見ていて、ふと気がついたんです。天気予報が違うと。
他社の天気予報も確認したら、全く二分されました。
SBC(信越放送)はNBSと同じで、TSB(テレビ信州)はABNと同じ。
そこで、一番信用できると思われる気象庁の天気予報で確認してみました。
すると、気象庁はSBC&NBS派でした。

日本に本社を置く世界最大の気象情報会社といわれるウェザーニューズと、国直轄の気象情報機関で、明日の天気予報が真っ向から対立してしまったということになります。
天気予報は、どの局でも同じものを流していると思っていましたが、これだけ予報に違いがあるとすると、各局の天気予報を見比べる必要が生じます。
とっても不便だと思いますよ。
さて、今日は雨が降るのか降らないのか。
どちらのTV局の天気予報が当たるのでしょうか。
●天気の結果
今日の天気は、午前中が晴れ、午後が一時にわか雨でした。
ということで、気象庁の勝ちで、SBC&NBSの天気予報の方が当たるという結果になりました。
90%の降水確率の情報を流したウェザーニューズの予報は大はずれですから、今後はTSB&ABNの天気予報には要注意です。
2007年07月17日
・災害の教訓が生かされない被災地

柏崎原発の敷地内で施設の一部が損壊し火災が発生しました。
想定外の震度がもたらした、予想外の被害だということです。
原発の安全性までも揺るがした今回の地震ですが、わずか3年前にも同地域で発生しています。
原発の安全性は後日に検証するとして、被災者の震災直後の対応に焦点を当てて考えてみました。
今回の被災地には、私の親類縁者が住み暮らしています。
また、報道される被災地の現状なども拝見すると、震災直後に発生する被災者救援に対して、前回の災害の教訓が必ずしも生かされていません。
災害直後の生活に最も不便となるのが、トイレです。
水洗便所の普及に伴って、水がなければ排泄ができない状況に陥りやすくなっています。
3年前に、この状況に陥っていながら、全くといってよいほど対応策が練られた様子がありません。
また、断水によって生活用水が不足しているようですが、一部の給水をもらいに来た被災者の声として「体を洗う水に困ってもらいに来た」というのがありました。
水を使うことがすなわち水道水の利用を意味し、体に入れる水とその他の水の使い分けに工夫されていない様子がうかがえます。
飲み水や炊事に使う水はきれいな水が必要ですから給水に頼るとしても、それ以外の用途では、川の水、農業用水の水、雨水など、周囲の環境にある水を有効に活用する方策が住民に示されていないようです。
地震災害に連続して直面した地域でもこの程度ですから、未経験の地域ではさらに対策が遅れていると考えられます。
行政の対策向上を求めると共に、個人レベルで数日間は生き延びられる対応策が必要だと感じました。
2007年07月16日
・ボートマッチをやってみた

毎日新聞が提供する選挙情報「毎日ボートマッチ(えらぼーと)」を試してみました。
結果は予想通りで、社民、共産、民主の候補者との考え方に共通点が見出されました。
「えらぼーと」は毎日新聞が参院選の全立候補予定者を対象に実施した「候補者アンケート」結果を比較データに、利用者は「憲法改正に賛成か、反対か」など候補者アンケートと全く同じ質問にインターネット上で回答し、この回答結果と、政党ごとの全候補者の回答平均値とを比べて、両者が「どれだけ近いか」を計算した数字を、画面に示している。
具体的なアンケート内容に対する回答の比較だから、候補者の政治理念が直接反映されます。
利用者も、政治課題への自分の考え方と、候補者ならびに候補者が属する政党の理念を比較することで、漠然としたイメージで支援していた人や政党が本当に自分の意識と合致しているかどうか確かめることもできる。
私の政治スタンスは、旧社会党が最も近いと思っていたので、今回の結果は順当だと思います。
しかし、有権者の中には、しがらみや圧力で候補の選択をゆがめられている人が少なくないはず。
そういった人たちにとって、このような客観的な選挙情報は、目を覚ます良い機会となるはずです。
より多くの人が、自分の考えのポジションを確認する意味で、試してみる価値が高いと思います。
2007年07月15日
・教員の飲酒運転に甘い裁判官

さらに悪質なのは、人の道を教えるべき教員による飲酒運転の続発です。
長野県内では、酒気帯びの上速度超過で運転したとして検挙され、罰金の略式命令を受けた町立中学校の男性教諭(57)が懲戒免職処分となっています。
他県では、福井県警敦賀署は14日、自動車運転過失傷害と道交法違反(ひき逃げ、酒気帯び運転)の疑いで、敦賀気比高校教諭青木征造容疑者(36)=敦賀市新和町=を逮捕しています。
また、今年5月、栃木県宇都宮市内でクルマの中で酒を飲んだ後にクルマを運転、追突事故を起こしたとして道路交通法違反の罪に問われた元小学校教諭(今月上旬に懲戒免職)の42歳の男が起訴されています。
ところが、飲酒運転厳罰化の流れに逆らう判例が最高裁で出されました。
酒気帯び運転を一晩に2回繰り返したなどとして懲戒免職になった熊本県の元中学教諭の男性が、県教委を相手に処分取り消しを求めた訴訟で、最高裁第一小法廷(才口千晴裁判長)は12日、県教委側の上告受理申し立てを退ける決定をしました。
元教諭の請求を認めて処分を取り消した二審・福岡高裁判決が確定しました。
二審判決によると、元教諭は03年11月、生徒の個人情報を保存した光磁気ディスク(MO)を紛失。拾った人から連絡を受けて取りに行く途中に酒気帯び運転で摘発され、約2時間仮眠した後に運転して再び摘発されていました。
福岡高裁は、勤務評定が優秀だったことなどを挙げ、「処分基準に照らして重すぎる」と判断していた。
飲酒運転の罪を勤務評定が優秀だからとの理由で減刑するのは、筋違いだと思います。
個人の能力が高ければ罪が軽くなること意味し、刑法の公平性から考えて非常に問題のある判決だと思います。
飲酒運転の罪とは直接関係のない理由で減刑した今回の判決は、見方を変えれば、飲酒運転を引き起こした原因が生徒の個人情報を保存した光磁気ディスク(MO)を紛失したことにあるから「勤務態度に問題がある教師」との全く逆の定義づけも可能だったはずです。
社会常識と裁判官の意識の隔たりを感じさせる嫌な刑事裁判ですね。
2007年07月14日
・連続強制わいせつ事件の犯人

駒ヶ根市内で連続して発生している女子中学生を狙った強制わいせつ犯の似顔絵が公開されました。
生徒の証言によると男は
・20歳ぐらいで身長170~175センチぐらいのやせ型。
・あごは細く、頬骨が出ている。髪は茶色で前髪が長く、中央で分けていた。
・黒色のTシャツに、黒色のランニング用スパッツ(横に赤い2本の縦ライン入り)をはき、黒のサングラスをかけていた。
事件は、 11日午後6時40分ごろ赤穂福岡で赤穂中学校の女子生徒が後ろからつけて来た男に突然抱きつかれた。
翌日の12日午後6時50分ごろ、同校の女子生徒が同市市場割の市道を1人で帰宅途中、後ろから走って来た男に体を触られそうになった。
生徒が大声を出したところ、男は何もせずに徒歩で逃げた。生徒にけがなどはなかった。
さらに1年前の7月10日午後7時25分ごろにも、1人で帰宅途中の女子高校生がJR伊那福岡駅近くの市道で若い男に声を掛けられた上、肩に手をかけられる事件が起きている。
駒ヶ根警察署は証言に多少の食い違いはあるものの、犯行の時刻や場所、犯人の特徴などから、同一人物による犯行の可能性が高いとみて周辺の聞き込みなどに全力を挙げている。