2008年01月18日

・候補者の公約は公平に全市民へ

要望書提出後の記者会見
**記者会見

選挙管理委員会に公正な選挙を要望した市民有志の代表は、続いて記者会見に臨み、今回の要望書提出に至った経緯の説明や、今後の活動予定について取材を受けました。

記者からは、北沢候補に選挙違反の疑いがあるなら告発したほうが早いのではないかとの指摘もありました。


今後、市職労内部から情報提供者が現れてくれることを期待し、選挙オンブズマンとして活動を広げる方針を示しました。

選挙長との話し合いでも問題視された福祉施設の不在者投票に関する疑念を払拭するための方策についての要望や、駒ヶ根市職員労働組合にも選挙運動の違法性を指摘していく予定も述べられました。


取材陣は、TV局のカメラを始めとして、50音順に、朝日新聞、伊那毎日新聞、信濃毎日新聞、中日新聞、長野日報、毎日新聞、読売新聞など、ほぼ全社。

選挙長も報道陣の多さにはビックリして「こっ、この人たちは何ですか」と事務局に確認したほどです。

選挙中の選挙違反がらみであるために慎重な取材となりますが、各紙の報道姿勢がどう出るか、明日以降の記事が楽しみです。


**立候補者に公約の公開を要望

北沢候補が市職労組と政策協定を結んだ件は、候補者の政策が一部の団体に限られたものとなっている問題点があります。

選挙管理委員会の次に市民有志は、各候補者へ、「一部の労働団体等との間に合意された政策」があるならば、有権者に公開することを求める要望書を差し出しました。


有志代表は北沢候補の選挙事務所に向かい、市職労組との約束に「政策について協議し合意した」とあることから、「北沢候補の政策を市職労組のみに示すのではなく有権者に公平に公開するべき」と選挙事務所の責任者にに申し入れました。

添付資料として、北沢候補が市職労組と取り交わした「政策」と、市職労組が推薦を決定し選挙運動に動員を呼びかける機関紙、法律の抜け道を使って選挙運動するための市職労組のマニュアルも同時に提出しました。


北沢事務所の代表は気軽に受け取っていましたが、その要望書が全マスコミに公開配布されていることには考えが及ばなかったからかもしれません。

そんなに重大な要望書だと知っていたら、受け取らなかったかもしれないからです。


もちろんのこと、他の二陣営にも、各種団体との政策協定があれば有権者に公開するようにとの要望書を提出しました。

杉本・林の両選挙事務所ともに、要望書を受け取った選挙運動員は、「当陣営では一部の団体と隠れて政策協定していません。」と確約していました。


北沢候補は、昨日以降の選挙運動において、「隠れた政策」を公平に有権者に示しているでしょうか。

有権者の皆さんは街頭演説などで確かめてください。  
Posted by komachan at 08:36Comments(0)市政

2008年01月17日

・公正な選挙を求めて選管に要望

駒ヶ根市選挙管理委員会に市民から要望書が手渡されました。

駒ヶ根市長選挙に立候補している北沢候補が、駒ヶ根市職員労働組合(市職労組)と取り交わした口約束をもとに支援を受け、市職員が選挙運動に従事していることに対して、公正な選挙が行われない恐れがあると指摘されました。

伊那毎日新聞 「市民が公正な開票を申し入れ」

長野日報にも記事が掲載されています。 (18:03更新)


**要望書の要旨

要望書では、

・市職労の発行文書によると北沢候補と市職労は職員との関係、政策について協議し合意したとされている。

・この合意をもとに市長選で北沢候補への推薦を決めている。

・市職労では推薦決定を全組合員に通知し、北沢候補への協力を求め、ハガキ書きなどの選挙運動を始めている。

・特定の候補者の選挙運動に従事した者が投票の開票に携わることに関して、有権者としては公正を欠くと考える。

の前提をもとに、下記の3点について要望が示された。


1.市職労組員にあって特定の候補の選挙運動に従事した者は開票に関与させないよう配慮する

2.選挙運動に従事した者が特定困難なら全市職労組員を開票に関与させないように配慮する

3.公正な選挙が行われることを示すため、開票作業者を開示する


要望書が提出された後の選挙長との話し合いでは、北沢候補と直接協議した市職労幹部が開票に関与する予定であることが事務局によって認められました。

少なくともこれらの市職員については開票から外すようにとの口頭の申し入れもありました。


**不正が疑われる福祉施設の不在者投票

選挙長との話し合いの中で、老人ホーム等で行われる不在者投票についても、不正が疑われるとの問題点が指摘されました。

この点について選挙長は「おっしゃる通り、心配している」と吐露しました。


駒ヶ根市長選挙を統括する最高責任者が、選挙の公正さについて不安を抱いていることが明らかになったのは驚きです。

選挙長は、県の選挙管理委員会とも協議して対策を検討しているが、地区代表の立会いなど具体的な方策については、実際に働きかけを進めていることを明らかにしました。


昨年の県議選でも指摘があり、選管として危機感を抱いており、選挙長が施設を回って「不正が行われることがないように」と注意したこともあるそうです。

選挙長が市民に直接、選挙の公正さに不安を抱き、対策に苦慮している心情を表に出したのは、駒ヶ根の選挙において、一面では希望が持てるが、反面ではそれほど中原市政によって不正な選挙が横行する土壌が作られた証でもある。


選挙管理委員会の選挙長の言葉からも、市政の継続がもたらす弊害を考えずにはいられません。


記者会見の模様、候補者への要望書など、明日につづく。 18:02更新  
Posted by komachan at 18:04Comments(1)市政

2008年01月17日

・市長選、林候補の政策を検証

信濃毎日新聞 1/14駒ヶ根市長選挙に立候補した三名の候補者の政策を評価する最後は、届出順に林候補。

     ◇          ◇

現市政のひずみを福祉の切り下げなどに着目し具体的に取り上げ、明確に転換する姿勢を示したところは、他の二名と大きな違いです。

林候補の出陣式は、JR駒ヶ根駅前で行われ、駒ヶ根市の交通の要としての機能を再び期待される交通インフラを選択したところに、林候補独自の政策センスが現われた。

「大型事業に力をいれ福祉切り捨ての市政を転換したい」


**財政改革は堅実

大型事業に偏った財政支出を福祉に切り替えるために、具体的な政策と財源を示しています。

市長報酬と退職金の削減、公共事業の入札制度と、項目は杉本候補に同様ですが、報酬カットは10ポイント上積みして30%削減、退職金はすべて辞退と上回った。

入札制度は地域制限つき一般入札に変えるとして、隣の伊那市の必ずしも高くない現状を引き合いに出して実現性を担保した上で、1億3千万円の削減が可能とした。

これらの財源をもとにして、政策ビラなどでは中学校三年生までの医療費無料化(3千万円)、保育料を長野県で一番安くする(3千万円)、と財源との整合性がとられた福祉施策が提示されています。


さらに、市長の報酬カットと、市役所人事では部長制の廃止などを含めると、少なく見積もっても2億円以上の財源が確保できる堅実な政策が示されたと言えます。


**医師問題解決のための具体的提案

昭和伊南総合病院の医師不足には特効薬がなく、各候補も頭を痛めるところですが、医師がいない現状を直視した現実的な打開策が求められます。

産科医がいなくなり駒ヶ根を含めた伊南地域では病院での出産ができなくなる現実を前提とした解決策として、林候補が提示した院内助産院の開設が最も実現の可能性が高いと言える。

開設には地域の産科医の協力が不可欠とはいえ、今いる助産師のマンパワーを効果的に運用すれば、受け入れ体制をオーバーすると言われる100~200人程度を救うことができると考えられます。

院内助産院の開設は、長野県の解決策としても重視されており、市民のニーズ、地域医療のマンパワーの現実、国・県との協力のすべての点において、市長の選択肢としては適策だと思います。


**世論調査から見た候補者としての評価は高い

林候補の政策は、「大型事業中心のこの20年間に終止符を打ち、新しい市政への転換」と言うのが基本路線。

信濃毎日新聞が12日に公開した世論調査によると、「投票する際、重視することは何ですか」の問いに最も多かったのが『公約・政策』 (44.8%)

林候補が最も重視する公約は「市政の転換」ですから、有権者は「市政の継続か転換か」を明確に選択することができます。


一方、「市長に最も期待する資質は」の問いで、最も低かったのが『市政の継続性』 (2.2%)

明らかに有権者は、現市政からの転換を望んでおり、有権者の求める市長像と重なる。


世論調査で具体的事業として取り上げられた「東中学校を移転、40億円かけて天竜川西側に新中学校を建設する方針について」の問いには、68.8%と圧倒的多数が『新中学校は建設せず通学区見直しで対応する』を選択しました。

林候補は、「現在の学校を移転させないで拡充する」、「通学区見直しで対応する」と、立候補表明の段階から示しています。


地域医療の拡充、財政の健全運営、高齢者障害者福祉、子育て支援が世論調査で優先課題として高い関心が示されました。

林候補の政策が財源を含めた実現性において、有権者のニーズを網羅していることから、政策立案能力の高さを感じます。


世論調査の有権者の要望と林候補の政策は見事に一致しており、市長候補としては高い評価となります。  
Posted by komachan at 08:01Comments(0)市政

2008年01月16日

・市長選、公正な選挙管理へ要望書

総務省HP 選挙管理機関駒ヶ根市民が、駒ヶ根市長選挙が公正・公平に行われるように求めて動きます。


北沢候補と市職労組が交わした約束に関して、法令違反の疑いもあり、このままでは市長選挙が公正に行われないと危惧する市民有志が集まり、選挙管理委員会に要望書を提出します。

北沢候補を支援すると決めた市職労組員は、すでに選挙運動に従事しています。

公務員の選挙運動は厳しく制限されていますが、法の網の目を潜り抜けるように、法の解釈を捻じ曲げて行われている選挙運動です。


さらに、北沢候補の選挙運動に従事した市職員が20日の開票作業を行います。

見方を変えれば、特定の陣営の選挙運動員が開票作業に加わっていることと同じであって、本来なら、中立な立場の職員によって公正な開票作業が担保されるべきです。


有権者の権利として、公正さが疑われる開票作業とならないように、選挙運動に加わった市職員を開票作業から外すことを求めています。


これまでは、裏社会とも通じている中原市長を恐れて行動を起こせなかった駒ヶ根市民ですが、中原引退で恐怖から解き放たれ、本来の自由な市民活動ができるようになった良い面が現われたとも言えます。

中原市長だから許されていた選挙違反でも、それ以外の候補者には通用しないことが示されると思います。


それほどまでに恐怖政治を強いていた中原市政が継続されるか否か。

有権者の重要な判断材料が増えました。


**同行取材しました

市民有志代表に同行して、選挙管理委員会への要望書提出の一部始終を取材してきました。

詳しくは明日。

17:04更新  
Posted by komachan at 17:06Comments(0)市政

2008年01月16日

・市長選、杉本候補の政策を検証

信濃毎日新聞 1/14駒ヶ根市長選挙に立候補した三名の候補者の政策を評価する二回目は、届出順に杉本候補。

     ◇          ◇

前回の市長選で中原市長に破れた反省をどのように活かすかが、選挙戦略の要と見られています。

杉本候補の出陣式は、上穂地区集会所の広場で行われ、支持者から「行動力があるのはただ一人」と激励されました。

これに応える形で本人は「行政主導から市民参画へ」と市政の軌道修正を示した。


**財政改革は未知数

財政は「情報をオープンにして市民に分かりやすく伝える」とし、「市民の知恵や力を借りながら取り組む」姿勢を示した。

市民参画は中原市長も大きく掲げた政策の一つであり、目新しさはない。

また、市民の力を借りてどのように進めていくのかの方向性が見出せない。


市民とともに市をつくる姿勢は評価できるが、市長として具体的に何をやって財政を改善するのかについては触れられなかった。

14日の新聞折込で配布された政策ビラには、市の借金を4年間で20億円減少させるとの政策が示されていますが、財源として同時に示されたのは、市長報酬と退職金の20%削減、公共事業の入札制度の見直しだけなので、年間4億円の財源を示したとは言いがたい。


**医師問題解決のための道筋が不明

昭和伊南総合病院の医師不足には独自の政策が示されました。

公募債の発行で借金を借り換え利ざやを浮かす考えです。


しかし、公募債を「発行する」ではなく、「発行を考える」と実効性に含みを持たせたのが気に掛かる。

命の安全保障にはお金を惜しまないとの意気込みは買うが、全国の自治体が病院の赤字補填で苦しんでいる現状からすると、理念としての評価にとどまり、現実問題としては評価するだけの裏づけがないといえる。


**世論調査から見た候補者としての評価はまずまず


杉本候補の政策は、「現市政の基本的な路線は評価し、改めるべきは市民の声を聞いて変えていく」と言うのが基本路線。

信濃毎日新聞が12日に公開した世論調査によると、「投票する際、重視することは何ですか」の問いに最も多かったのが『公約・政策』 (44.8%)

杉本候補が最も重視する公約は「市民参画へリーダシップをとる」ですから、有権者は「市民の声を聞いてくれる」ことと「リーダーシップ」に着目することになります。


一方、「市長に最も期待する資質は」の問いで、5.7%と二番目に低かったのが『市政や広域でのリーダーシップ』

「市民の声を聞く姿勢」が45%と最も高い要求であることの反面、杉本候補が思っている以上にリーダーシップが期待されていない現状があって、評価は必ずしも高くならない。


世論調査で具体的事業として取り上げられた「東中学校を移転、40億円かけて天竜川西側に新中学校を建設する方針について」の問いには、68.8%と圧倒的多数が『新中学校は建設せず通学区見直しで対応する』を選択しました。

杉本候補は、通学区の見直しには触れているものの、「新中学校を建設せず」の市民要望には態度を明確にしていません。


有権者のニーズを一面では捉えている点が評価できますが、片手落ちの側面もあり、まずまずの評価にとどまると思います。  
Posted by komachan at 08:01Comments(0)市政

2008年01月15日

・市長選、北沢候補の政策を検証

信濃毎日新聞 1/14駒ヶ根市長選挙に立候補した三名の候補者の政策は、違いが明確になってきました。

それぞれの候補が掲げる政策を、出陣の際の演説を主に、三回にわたって検証します。

届出順に北沢候補から。

     ◇          ◇

中原市長の後継者としての存在を訴える戦略が顕著となったのが北沢候補。

北沢候補の出陣式は、CoCo壱番亭横の選挙事務所前で開かれ、自民党の国会議員らが出席し、中原正純市長は「市をより発展させるには、北沢候補以外にはいないと確信している」と応援演説を行った。

本人も「(市政の)流れを誰が引き継ぐのかという選挙」と強調。


**財政改革の矛盾

財政は現状路線を踏襲し、企業誘致を進めると言っています。

そのためには土地開発公社による更なる企業用地開発が伴い、県下の市で二番目に悪いと批判されている債務保証の問題がさらに悪化します。

企業誘致で人口が増えたとされていますが、増えた人口のほとんどは企業が他の事業所から連れて来た社員。

地元雇用はほとんどないことが、誘致された企業内部から情報がもたらされています。


企業が増えることによる税収の増加を財政改革と位置づけていますが、現在までの企業誘致に投資した多額の財政支出の回収の目処は示されていません。

企業の社員が増加することで、更なる社会資本の整備要求が生じ、これに応えるための財政支出が伴います。

政策と現実を見比べると、北沢候補の財政問題に関する公約は著しく整合性に欠ける。


**医師問題解決のための道筋が不明

昭和伊南総合病院の医師不足には市民の関心が最も高まっています。

候補の示す問題解決のための手法には具体性と実効性が求められる。


しかし、北沢候補が示した政策は、「きちんと対応していきたい」・・・。

伊南行政組合の中原組合長のもとで悪化した病院経営も引き継がれたのでは、駒ヶ根市の医療環境はさらに悪化してしまう。

ひと言で片付けるのではなく、市民が納得できる政策を示して欲しかった。


**市民アンケートから見た候補者としての評価は最悪

信濃毎日新聞が12日に公開したアンケート結果によると、「投票する際、重視することは何ですか」の問いに最も多かったのが『公約・政策』 (44.8%)

北沢候補が最も重視する公約は「中原市政の継続」ですから、有権者は「市政の継続」をポイントとして北沢候補を見ることになります。


一方、「市長に最も期待する資質は」の問いで、最も低かったのが『市政の継続性』 (2.2%)

有権者が最も軽視する市長への資質を、最重要の公約として掲げる北沢候補との位置づけができます。


この問いに対する答えで最も多かったのが『市民の声を聞く姿勢』ですから、北沢候補はアンケート結果を受けて、市民の声を聞き入れて公約の軌道修正をすると思われていました。

ところが、立候補の第一声が「中原市政の継続」です。


市民の声を退けてでも、引退した後の中原市長と共に歩むことを選択した北沢候補。

アンケート結果からの評価が最悪となってしまうのは避けられませんね。  
Posted by komachan at 22:00Comments(0)市政

2008年01月14日

・駒ヶ根らしい選挙になりそうです

駒ヶ根市長選挙は昨日告示され、三人の新人候補によって争われることが確定しました。

各候補の選挙カーと政策カーの二台ずつが、一斉に市内に繰り出して候補の支援を求めて走り回りだしました。


市民感情を逆なでている北沢候補と市職労の密約も、選挙法の上では「合法」と認められましたので、立候補も難なく受理されました。

大動員をかけた北沢候補の出陣式は、さすがに中原市長の後継候補だけのことはあって盛り上がりがすごかった、とは見てきた市民の声。


ところが、信濃毎日新聞の有権者アンケートによると、市長に最も期待する資質の問いに、「市政の継続性」との答えは、たったの2.2%! (22%の間違いじゃないですよ)

反面、「市民の声を聞く姿勢」が45%にも登り、中原市政がいかに市民の声を聞かなかったかが如実に現われました。


名実ともに中原市政の継続を掲げる北沢候補の存在を真っ向から否定した駒ヶ根市民。

この結果を見た北沢陣営は震え上がったことだと思います。


で、どうなるか。

現職の中原市長が陣頭指揮を執って、組織の引き締めと、票集めの奥の手が出て来ると予想されます。


4年前の市長選挙で、福祉施設に入所して、自分の判断で投票行動がとれない入所者に代わって、施設の職員が不在者投票を代筆する「中原支援者」の存在が問題となりました。

昨年の県議選でも、代筆する「佐々木支援者」によって、かなりの不在者票が集められたと言われています。


伊南行政組合の福祉施設には、市役所OBなどが中原市長の裁量に応じて配置されています。

中原市長本人の選挙は当然のこととして、彼が支援する候補者にも同様の恩恵が与えられることも容易に想像できます。


判断能力の衰えた入所者に「この人ですね?」と支援する候補者に誘導する行為をチェックできているとは思えません。

市外の選挙に厳しい施設では、職員から『この人?』と候補者の名前や写真に向かって、指で指し示すことも禁止されているし、複数の職員が立会うそうです。


本人の明確な意思で投票される一般の投票と異なり、他者の介在する余地が生じるこういったケースでは、公正な立会いが求められます。

特に、当たり前のように得票テクニックとして常用されている駒ヶ根では必須です。


途上国や戦乱の中で行われる選挙にはNGO団体が選挙管理に派遣されますが、駒ヶ根市選挙にも、同様の公正中立な団体による立会いの決まりを作ってもらいたい。

現市長の後継候補が、すぐにでも公約として取り上げていただき、「今回の選挙から公約に従って福祉施設の不在者投票は第三者の立会いのもとに公正に行うことを選挙管理委員会に申し入れる」くらいの意気込みを見せてくれたら、汚い選挙がなくなるのにな。  
Posted by komachan at 08:01Comments(0)市政

2008年01月13日

・駒ヶ根市長選挙が今日から本番へ

**市長選が本番モードへ

今日は、駒ヶ根市長選の告示日です。

20日の投票に向けて熾烈な選挙戦が始まります。

前回の市長選挙に比べれば、今回は比較的おとなしく推移してきましたが、本番に入れば各陣営の意気込みが変わります。


非道ともいえる北沢陣営の選挙戦術に杉本・林両陣営からの批判が始まるのは当然として、北沢候補の遊説でも市民からの痛烈なバッシングが予想されます。

ここまで圧倒的優位に選挙を戦ってきた北沢候補の陣営が、自ら播いたエサが仇となって逆境に追い込まれる展開となりそうです。


選挙期間中は、各候補陣営が(北沢陣営だけだろうが)選挙妨害だとの反撃をこのブログに対して試みる機会をうかがっていると思われます。

細心の注意を払いつつ、駒ヶ根市民にありのままの市長選挙をお伝えできるようにできる限りの努力をしていきます。

それもあって、20日までの期間はコメントを停止します。  
Posted by komachan at 09:18Comments(0)市政

2008年01月13日

・立候補予定者の話を聞く会、締め

伊那毎日新聞
**市民から候補者への要望

「市長選立候補予定者の話を聞く会」の締めは、会場から候補者への要望。

多かったのが市役所改革への要望です。

対応のまずさ、たらい回しにされた体験を赤裸々に語る市民に、報道のカメラが集まりました。


市役所の職員と言えば、読者から多大な関心が寄せられている「北沢候補と市職労が交わした約束」があります。


三候補に向けられた「市職員にも聖域なき財政改革を適用できるのか」の問いに、

杉本候補が「市職員は御用聞き、職員のスリム化」と応え、

林候補が「(削減に加え)職員の資質向上、地域担当制を導入し直に市民の声を聞く」と述べた。

一方、職員との密約がある北沢候補は、ノーコメント・・・。


**全体を通しての印象

候補者の話を聞いて、率直な感想は、政策の具体性では林候補が優位に立ち、次いで杉本候補。

北沢候補は余裕の表れか市民が求める政策に疎い一面を見せてしまったと思います。


北沢候補は冒頭の自己PRで、求められた政治家としての資質の表現に気が付かず、自分が高校時代から歴任してきた「役職」の紹介に徹してしまった。

また、自身の決起集会で中原市長に「後を継いでくれる新たな市長にふさわしい人物に成長している北沢さんに市政を任せよう」と激励されたこともあり、市民が求める市政の転換には消極的なことが強く印象に残った。


杉本候補と林候補は、改革への意気込みでは林候補に軍配が上がるものの、両者ともに中原市政からの転換を目指している点では共通する。


林候補が具体的に現市政の問題点を指摘し、財政の改革ポイントを明確にした上で財源を提示したことに対しては高い評価を与えられます。

実現性に乏しい「口約」でなく、具体的で実行可能な行政改革策が示された「公約」である点が、会場の市民にも訴えが届いたのではないかと思います。


杉本候補は、気持ちが先行して市民の求めに応じられる余裕が感じられなかった。

政策をアピールするには、市民のニーズを的確に掴み、ニーズに応えるための裏づけを勉強してから政策を考える必要がある。

     ◇          ◇

さて、翌11日にも市長候補の討論会(演説会?)が予定されていましたが、この10日の話を聞く会の翌日ですから、ノーコメントの北沢候補がおいそれと顔を出すわけには行かなかったと見られます。

状況証拠から判断すると、北沢候補がキャンセルしたことが原因で討論会そのものが中止に追い込まれたと目されています。

北沢候補と市職労の密約が市民に知れ渡ったなら、20日の投票日には市民の意識改革が形となって現われる可能性が出てきました。  
Posted by komachan at 08:01Comments(0)市政

2008年01月12日

・北沢陣営と市職労の動き

駒ヶ根市民が市職労と北沢候補の癒着に気が付いたことで、北沢陣営に動きがありました。

駒ヶ根市職員を選挙に利用するのは危ないと考え、代わりに伊那市職員を動員しているとの情報が寄せられました。


情報によると、伊那市長谷総合支所の職員が北沢候補の選挙活動に動員され、駒ヶ根市職員に代わって電話で選挙活動に従事しているようです。

あの手この手と、抜け道を探し出すのが市の職員のやることなのでしょうか。


市民(市職員も市民ですが)を敵に回してでも、北沢候補を支援する甘い汁には勝てないのか。

なんとも情けない、見下げた人たちだ・・・。
  
Posted by komachan at 16:16Comments(0)市政