2008年01月04日
・駒ヶ根市長選の課題 2

さまざまな医療科目で、相次いで医師がやめていき、自前の医師を持たない耳鼻科のように病院としての機能停止寸前となってしまった。
次代の担い手を育むべき産科と小児科は、本年から医師がいなくなることが確定的となっています。
産科医は駒ヶ根市を含めた伊南4市町村に一人もいない危機的な状況となってしまいます。
全国的な医師・産科医不足が原因であるとの説明は一理はありますが、勤務医の激務から開業医となって逃れる風潮が後押ししている側面がある。
医療が仁術ではなく、事業と化して来た事が一因でもある、
中原市長が牛耳ってきた駒ヶ根には、建設会社が主体となって医療モールなるものがつくられたことからも、医療を金儲けの手段とする意識がはびこっている。
昔からの地域密着型の開業医とは異なり、金儲けのために土建と結びついた医療が乱立するのは地域の福祉に貢献するのかどうか疑問だ。
昭和伊南総合病院は伊南行政組合が運営している。組合長は中原・駒ヶ根市長。
ホテルの実質的な経営者として、金儲けの才があると見られていることに有頂天となり、医療の運営と経営を履き違え、結果として昭和伊南の病院としての機能低下を招いた責任は重い。
駒ヶ根周辺の伊南4市町村の医療環境を危機的にまで落ち込ませた中原市長の責任は、引退すれば終わりで済まされるものではない。
2億ともいわれる多額の退職金をすんなりと渡せる功績を残したとはいい難い。
医師の新たな確保のために、伊南行政組合が医師研究資金貸与制度を設けたが、これとは別に現市長の退職金を基金とした「駒ヶ根医療基金」の創設を中原市長に提案したい。
ホテルの改築資金として必要だとか、ヤクザへの口止め料として貢がなければならないとか、悪い噂には事欠かない中原市長。
そんな噂を払拭したければ、後ろ指さされながら退職金を手にするのではなく、最後の花道として退職金を時代の駒ヶ根への基金として提供するべきだろう。
2008年01月03日
・駒ヶ根市長選の課題 1

第一回は、膨らむ借入金。
市の負債の隠れ蓑に使われている第三セクター・土地開発公社の損失・債務保証です。
本日の信濃毎日新聞の記事でも明らかになりましたが、駒ヶ根市の第三セクター・土地開発公社を隠れ蓑にした借金は59億円。
標準財政規模対する損失補償・債務保証残高は、市では72.3%と県内トップの諏訪市と僅差の二位。
昨年成立した自治体財政健全化法は、三セクや公社を含む負債割合を「将来負担比率」として算出、07年度決算から公表するよう求めている。
08年度決算以降、基準を超えた自治体は「早期健全化団体」として歳出カットなどを迫られる。
中原市長は、表に出ている借金だけを指して「市の財政は健全だ」と言い繕ってきたが、洗いざらい表沙汰になる自治体財政健全化法を前にして、隠し通すことはできないと引退を決意したとも言われている。
中原市政が膨らませた県内トップクラスの負債を、新たな市長は背負わされることになる。
これまで同様に土建推進の市政を継続すれば、負債を減らすことなく「早期健全化団体」となることは必然。
中原市政からの転換が最も重要になるのだから、現市長の全面支援で戦う後継候補を当選させたらどうなるかは、賢明な市民なら容易に想像できるはず。
2008年01月02日
・温暖化、医療難民に直面する市民へ

地球温暖化防止を誓った「京都議定書」が発効する2008年の始まりにふさわしい。
衆院選挙も間近となり、エネルギー消費が美徳だと勘違いしていた国民を変えさせる好機ともなってきた。
さらに、20日に迫った駒ヶ根市長選挙では、地球温暖化防止に取り組む世界情勢の中での地方自治のあり方が問われることにもなる。
医療(お産)・地球温暖化が、差し迫った緊急課題として次の市長の双肩にのしかかる。
「努力します」だけで乗り切ろうという、具体策が示せない候補は、市民の負託を受ける権利を失う。
人口34,663人の駒ヶ根市の、身の丈に合った政策が示せるか。
夢を語るまえに、直近の課題を克服する手腕を示せるか。
駒ヶ根市長選挙に勝つためには、市民が直面する難題に、信頼できる解決策を示すことが一番です。
立候補が予定されている2名+1の方々には、13日の公示までに市民のためとなる政策を練り上げてもらう。
市民は、今の自分ではなく、将来の子孫に今の駒ヶ根市の環境を残せるかどうかで、候補の政策を判断してもらいたい。
2008年01月01日
・2008年の駒ヶ根市を想う

早々に新年のごあいさつを。
昨年は、20万件以上のアクセスをいただき、いつもながらにたくさんの人に読んでいただいてありがとうございます。
今月は、駒ヶ根市長選挙が20日にあるので、注目が集まるだけに、新たな読者も入り乱れて、混乱が予想されます。
一市民として市長候補になる人には、厳しい視線を注ぎます。
批判が怖くて逃げているような候補には、さらに厳しく接します。
市民レベルで手に入る情報で、個人の主観を目一杯に書き綴るスタイルはこれまでと同じです。
誰が新市長になるにせよ、中原市政からの脱却を目指さない限り、このブログは敵に回ることになります。
味方に引き入れるほどの懐の深さを候補者本人が見せてもらえると、こっちもやりがいがあるのですが・・・。