2008年10月12日
・100万というひとつの区切りを迎えて

このブログの本家となっている「はてな」の駒ヶ根に想うがアクセス100万件を超えた。
ひとつの通過点でしかないけれど、100万の数が与える重みを感じます。
駒ヶ根に暮らす一市民が、自分のできる範囲で世の中のことを考え、そして意見を言う。
それに対して、延べ100万の人が感心を示してくれた。
存在としてはちっぽけでも、誰かに何かを共感してもらえることができたら、こんなにうれしいことはない。
書き続けることの意味は、次代を担う子どもたちのために何ができるかに尽きる。
今を生きるものとして、次の世代に、より良い社会が引き継がれるように、できることは限られている。
月並みな表現だが、塵も積もれば山となる。
地道な毎日の書き込みが他人に与える影響なんてたいしたことはないと思いますが、自分で得られるものは少なくない。
子どもたちのためにと書き続けることが、自分を見つめ続けることに繋がっている。
何のために自分が生きているのか。
自分が抱いている欲は、誰のためのものなのか。
みんなが日々自問自答するようになれば、世の中が少しは良くなるのではないかと想う。
突き詰めれば自分とは、命をつなぐための存在だと想う。
次の命のために何ができるか。
これからも、少しずつ成長していけるようにありたいと想うので、末永くお付き合いください。
2008年10月11日
・政治不振は政治家がずるいから

福祉や教育予算が切り捨てられて一番困っているのは、次代を担う子どもたちを育てている若い世代だと思っていました。
政治に関心が薄い若者でも、自分たちの生活に直結する問題なら何らかの意思表示があってもいいのではないかと思います。
ところが、ごく一部の政治に関心が高い層を除くと、大部分の若い世代の親たちは、「自民党も民主党も良くわからない。誰がやっても変わらない」と投げやりな無関心だというのです。
これでは、結果として自分の首を絞めていることになってしまう。
一方で、「政権交代のためには民主党を勝たせなければ」との思いが示されると、引いてしまうのは当然です。
自民党と民主党は似て非なるもの、違うがあるといわれてもほとんど目立たない程度のものでしかない、という無関心層の言い分もわかる。
民主党の前原氏などは自民党にいるべきだろうと思わせる代表格ですから、国民の混乱を増幅させている。
政治に関心がない人たちは投票に行かないので、何とかして行かそうとするにはかなりの努力が必要です。
選挙が近いからとあせって働きかけても、徒労に終わることのほうが多い。
市民の問題意識が国を動かす原動力になるとの道筋が見えないのが根本的な原因だと思います。
国会議員が、より国民に理解される政治を目指すと同時に、地方議員や市町村の政治も、住民不在を反省するべきです。
駒ヶ根市のように、新中学校の建設計画があるように思わせておいて、実は作る気がまったくないのでは、市民が疑心暗鬼になってしまう。
ごまかし続けて何とかやり過ごそうとする役人の処世術を、市長としてもやり続けられると思い込んでいる杉本市長には困ったものです。
こういった『ずる賢い』市長の存在が、市民に政治不信を植えつけてしまっている。
身近な政治家の中から、こういった自分勝手を排除していかないと世の中が良くなっていきませんね。
駒ヶ根市では、中原市政を終わらすための捨石として杉本市長が必要だったというのが不幸の始まりなんですが・・・。
2008年10月10日
・池田氏は県議選の売名で立候補?

今回の立候補は、次期長野県議選への売名行為だというものです。
立候補表明の記者会見で山口わか子県連代表は「選挙区に擁立することで、北信越比例区の票を伸ばしたい」と語っている。
比例区の得票を伸ばすための客寄せパンダだと、党の幹部が認めているのだからあきれてしまう。
さらに、現役の県議から聞いた話では、社民党が2区と5区で立候補させる候補は、県議選の布石として名前を売っておこうとしているというのです。
池田候補はこれまでにも、01年東京都議選、07年神奈川県議選に出馬した前歴がある。
地方議員は地元の代表であるはずですが、それを渡り歩いていること自体が不謹慎。
議員になるためだったらどこへでも行くし、捨て駒でもパンダでも演じる節操のなさにはあきれてしまう。
こういった池田氏の素顔を知ったら、国会議員の資格を持ち合わせないことはわかるんですが、報道されないので知らない有権者がだまされてしまうと思う。
旧社会党は、国民目線で共感していたのですが、一部の異端者が名乗っている社民党は別物になってしまったようです。
私たちの地元の代表を国会に送り込むための大事な選挙を、他の目的の手段として悪用する社民党には、かつての社会党の面影は微塵もない。
池田候補擁立の影に隠された陰謀を一人でも多くの有権者に知って欲しいと思います。
それでも信望する人はどうぞご勝手に。
2008年10月09日
・宮下と池田は偽装地元の候補

ここ長野五区には、民主・自民・共産・社民の4人が立候補を予定している。
候補の情報について、少しずつ集めていきたいと思います。
各候補は、生まれと生活が地元とどのようにかかわっているか。
共産の三沢氏は、伊那市生まれで生活の拠点も変わらない生粋の地元の候補。
社民の池田氏は、東京生まれで生活の拠点も東京、小学校から高校まで南箕輪村で過ごした地縁の候補。
民主の加藤氏は、上田市生まれで飯田市に家族とともに暮らしている、まずまずの地元の候補。
自民の宮下氏は、伊那市で生まれたが育ちは東京で家族も東京にいるから遠縁の候補。
こんな位置づけになるのでは。
地元に住み暮らして政治活動を続けている三沢氏と加藤氏は、地元の候補としてアピールすることになりますが、宮下氏と池田氏の二人は、地元の候補だといってしまうと偽装が伴ってしまう。
既存のイメージだと、宮下一郎氏が地元の候補と考えがちですが、父親が旧長谷村の出身であることが間違ったイメージを植えつけているのだと思います。
家族がこの地で暮らしていない人は、地元の候補とはいえませんね。
東京育ちの東京暮らしの都会のお坊ちゃまが、父親の田舎にある地盤・看板・鞄(資金)を利用するために『偽装地元の候補』となっているのが実態です。
社民党の池田氏も、近く住所を東京から南箕輪村に移動すると言われていますから、地元の候補とは言えません。
選挙の3ヶ月前に選挙区に住所がないと選挙権が与えられないはずですから、池田氏には選挙権がない。
これは地元の候補でないことの決定的な要因になってしまう。
選挙のときだけ「地元の顔」を利用する社民・池田氏と自民・宮下氏には、地元が抱える課題を国政に届ける意欲の点で劣ると考えられます。
父親の七光りを利用する宮下一郎氏、赤穂高校の同窓会を利用したい池田氏。
どちらも選挙戦術に『地元』を利用しているだけにしか写らない。
2008年10月08日
・リニアを迂回させたい土建屋たち

リニア新幹線を迂回させて伊那谷を通過させようとする動きがあります。
いわゆるBルートですが、地元のエゴですよ。
南アルプスを貫通する大工事になるから大変だとは思いますが、最長でも15kmにとどまることがわかったから困難な工事とまでは行かないようです。
東北新幹線の岩手一戸トンネルは26キロですから、リニアのトンネルが極端に長いとはいえませんね。
これで迂回する必要性は消えてしまった。
冒頭の地図を見ればだれでも気がつきますが、長野県が要望している迂回ルートは無意味です。
リニアは地域の利益ではなくて国の大動脈として期待されている。
地元の利益を考えろということがすなわちエゴだと分からないのかな。
強引にリニアを引き込んだとしても駅が各地にできるわけではなくて軌道が通るだけだということに気がついていない。
長野県の中部地域が要望した方がいいのは、リニアを無理やり遠回りさせる横暴ではなくて、飯田市を通ることが確実視されているのだから、飯田線の高速化とセットでの検討。
新幹線の接続とは無縁の伊那谷の鉄道網を、一気に利便性を向上させるチャンスと捉えるべきだと思います。
駒ヶ根市民とすれば、鈍行に揺られて岡谷まで出ても在来特急の「あずさ」の乗れるだけの現状から、飯田線が高速化されればリニア飯田駅へ短時間で行けるようになり、そこからは超高速で首都圏に出かけられる。
リニアを迂回させるBルートを熱望している人たちの多くは、リニアの交通手段としての機能よりも、リニアの工事のほうに旨みを感じているのだと邪推されます。
軌道用地買収で地価が上がる。
土木バブルで地元の土建は大賑わい。
リニア中央エクスプレス建設促進長野県協議会の会長は村井仁・長野県知事。
背後には土建屋として名高い鷲沢・長野市長も影に控えている。
ダム工事の伸びが見込めないから、次の儲け話としてリニアをターゲットにしているやからです。
長野県の膿(うみ)の仲間に引き込まれないようにしましょう。
2008年10月07日
・ワイドショーを操る自民党戦略

これに拍車をかけるのがテレビのワイドショー。
特に、自民党の大本営発表を担っている読売と産経の系列局では、「衆院選どころではない」と御用キャスターたちがわめきます。
今朝の放送だと、とくダネの小倉キャスターが「世界情勢からしたら選挙はやめて経済対策が最優先だ」と持論をアピール。
コメンテーターたちもこれに同調します。
フジサンケイグループの報道は、自民党の劣勢を挽回するために全面的にバックアップするようです。
これに対して「民意を問え」と社説でも盛んに批判する朝日と毎日は、テレビでも自民党の姑息な選挙戦術を視聴者に暴露します。
TBSのスーパーモーニングでは、予算委員会の麻生総理をこき下ろし、とても選挙に突入できる自民党ではないと論じていた。
コメンテーターの三反園記者は、公明党幹部の話として「年越しは300%ない。そんなことをしたら連立離脱だ」と、自公政権内部の反目を暴露。
インターネットニュースのコメント欄でも、自民党工作員による大量の書き込みが目立つようになり、選挙戦に向けた国民洗脳作戦が見えないところでひたひたと迫っているようです。
選挙に勝つためならなんでもする自民党。
日本国は自民党のためにあると思っている節があります。
日本の政治の行方を左右するのは国会ではなくて、ワイドショーに釣られる国民です。
自民党選対も目を皿のようにしてワイドショーをはしごして見ているんだろうな。
2008年10月06日
・家族で稲刈りできることに感謝

長女だけは所属する部活動の大会と重なり不在でしたが、快晴の土曜日は絶好の農作業日和。
生育初期の天候不順を乗り越えて、今年も我が家の食卓に自給米が安心を与えてくれます。
汚染米が日本中に広がり、安心な米はどこにあるのか疑心暗鬼になっている消費者も多いと思います。
国産米との証明書がついた汚染米があったというのですから、何を信用したらいいのかわからなくなってしまいます。
自分で作る米が一番安全なんですが、田んぼを持っていない人には言うだけ無理。
せめて作り手の顔が見える信頼関係に基づいた食品を食べるように心がけたい。
我が家ではほとんどを自家消費するので、手間を惜しまずに農薬や化学肥料は使わない。
近所の篤農家といわれる人でも「つべこべ言わずに除草剤振りゃ楽だろ」と、アドバイスしてくれます。
種まき前の種子消毒から始まり、いもち病の防除、カメムシ殺虫などなど、ありとあらゆる場面で薬が投入されています。
ひところに比べれば農薬の使用はかなり減ったようですが、「楽をするため」に使われるので安全が軽視されることも可能性としてはすくなくありません。
近所の果樹農家の方は臆面もなく、「今は使っちゃいかんといわれているが○○(農薬の品名)が効くんだよ」と、禁止農薬をいまだに使い続けている。
そこのお宅からの果物のおすそ分けは丁重にお断りしています。
安心して口に入れられる食べ物は、自分で作るのが無理な場合でも生産者の人となりを確かめないと顔が見えても安全とはいえない場合があります。
日本の農政は、国民の食を守るために機能しているとは言えませんね。
農業団体や関連業界の利益は必死に守りますが、個々の農家が置かれた状態には無頓着。
大規模集約しても日本の農地が守れないことは農家が一番良く知っています。
では、誰が守っているのか。
多くの農家では、爺ちゃんや婆ちゃんが、こつこつとご先祖様からの授かり物を大事に引き継いでいるのだと思います。
しかし、ここからの世代交代が今難しくなっていることが日本の食を脅かす根幹です。
国民の食を誰が守るのか。
食を守る人をどうやって育てていくのか。
自民党が失敗した農政の尻拭いがこれからはじまります。
2008年10月05日
・この先一、二年が危ない中国産
昨日、汚染米は焼却処分するのはもったいないから田んぼの肥料にすればいいと書きましたが、汚染牛乳の方はそうは行かないようですね。
今朝の信毎に掲載されていた『食、どうする安全』のコラムでは、
残留農薬が問題だったり、自然現象で発生したカビが問題視されている汚染米と、本来食用に含まれるはずのない有害物質メラミンで汚染された乳製品では問題の本質が違いますからね。
汚染乳の再利用は絶対に阻止しなければならないですよ。
でも、中国だからやっちゃうでしょうね。
さて、先のコラムによると汚染された食品は中国の専売特許ではないらしい。
輸入時の安全性検査の違反率は中国よりも米国やインドのほうが高い。
日本にエビを輸出しているベトナムやミャンマーも違反率が高く、市場に出回ったエビから危険な抗菌剤が検出されたこともあった。
「与えられるままに買い、問題が起きた時だけ騒ぐのでは、将来もっとひどいものを食わされる時代になるだろう。」
コラムの執筆者で月刊『食と暮らしの安全』編集長の小岩順一さんの言葉が、今の食品行政の恐ろしさを物語っています。
衆院選挙を先延ばしにするつもりの自民党政府ですが、今のままの状態がこれからもしばらく続くのは、政党としての自民党の延命のためでしかなく、国民の食の安全からしたら迷惑なだけの話です。

「今後一、二年はむしろ中国産の肉や魚のリスクが高まると予想する。有害物質メラミンの混入がわかって回収した粉ミルクを、ただ廃棄するとは思えない。養殖魚や家畜飼料にまわる確率はかなり高い。」
残留農薬が問題だったり、自然現象で発生したカビが問題視されている汚染米と、本来食用に含まれるはずのない有害物質メラミンで汚染された乳製品では問題の本質が違いますからね。
汚染乳の再利用は絶対に阻止しなければならないですよ。
でも、中国だからやっちゃうでしょうね。
さて、先のコラムによると汚染された食品は中国の専売特許ではないらしい。
輸入時の安全性検査の違反率は中国よりも米国やインドのほうが高い。
日本にエビを輸出しているベトナムやミャンマーも違反率が高く、市場に出回ったエビから危険な抗菌剤が検出されたこともあった。
「与えられるままに買い、問題が起きた時だけ騒ぐのでは、将来もっとひどいものを食わされる時代になるだろう。」
コラムの執筆者で月刊『食と暮らしの安全』編集長の小岩順一さんの言葉が、今の食品行政の恐ろしさを物語っています。
衆院選挙を先延ばしにするつもりの自民党政府ですが、今のままの状態がこれからもしばらく続くのは、政党としての自民党の延命のためでしかなく、国民の食の安全からしたら迷惑なだけの話です。
2008年10月04日
・汚染米を肥料に米を作れば

世間を騒がしている汚染米だから当然の処置なのかもしれませんが、いかにもお役所的なその場しのぎの対応のようで割り切れません。
全国で240トンものお米が一般のゴミと一緒に焼却処分されてしまう。
ゴミも資源として分別しようとしている昨今なのに、まんま資源の米が何の工夫もなく灰になって二酸化炭素を撒き散らしてしまうのは芸がない。
お米なんですから、そのまま田んぼに戻してしまえばいいのにな。
残留農薬は野菜の500分の一だから土壌還元に支障はないと思うし、カビなんか土に戻すのなら微生物が分解してしまうだろう。
玄米は1%以上のチッソを含んでいるので、2.7トンものチッソを空気中に無駄に還元してしまったことになる。
これだけの肥料成分があれば、70haの水田を賄える。
ただし、有機肥料と考えると吸収率が下がるので実際は30ha分くらいかな。
それでも来年の秋には180トンの米として収穫できることになります。
処分に困るものは燃やしてしまう日本の「処分方法」は、根本から変えていく必要があると思います。
2008年10月03日
・読売新聞を見限った防衛官僚

1等空佐は中国潜水艦の動向を読売新聞記者に漏らしたとして、自衛隊法違反(秘密漏洩(ろうえい))容疑で自衛隊の警務隊から書類送検されていた。
刑事処分が決定する前の行政処分は前例がないほどに厳しい処分だそうです。
報道の自由が阻害される。国民の知る権利が失われる。等々マスコミの反発は激しいものがあります。
確かにその通りだと思いますが、気になるのは国と読売新聞の距離感です。
自民党政権の延命のための大本営発表としてグループの総力を挙げて支援していた読売新聞が、『恩を仇で返された』ことにどう対処するのか。
最近の読売新聞の社説は、自民党政権を持ち上げ民主党をこき下ろす内容に徹しています。
朝日新聞や毎日新聞と比較すると、その傾向は明らかです。
その援軍であるはずの読売新聞を敵に回すことを選んだ防衛省の判断の裏には何があるのか。
官僚組織の間では、政権交代が現実味を帯びてきたことで『自民党の御用官僚』としての立場を返上する動きがあるといいます。
民主党からの資料請求があったら自民党に了解を求めるようにとの通達が、全省庁から表ざたになったことはその象徴でですね。
自民党が一党独裁だった頃には考えられなかったこと。
自民党と読売新聞が官僚から見放され、孤立無援の戦いを強いられる見込みです。
先日我が家にも電話がかかってきた自民党の選挙情勢調査は、自民党の惨敗との報告が出された模様。
玉砕覚悟で総選挙に突入するか、泥沼にはまることを覚悟の上で国会で人気回復のウルトラCを目指すか。