2011年10月11日

・クボタ バインダーHF-52

今年の稲刈りに活躍したバインダー(稲刈り結束機)です。
あちこち不具合が発生したので、今日、本格的に修理しました。
もちろん自分で。

稲を搬送するチェーンが伸びていたのでコマ詰めし、このチェーンと連動して動く歯車が欠けていたのでエポキシ樹脂を充填してから鉄板で補強しました。
これで不具合は修理完了。

機械油を注油し、グリースを充填して来年の稲刈りに備えます。
一般的に機械は徐々に具合が悪くなりますが、うちの機械は年々調子が良くなります。
整備や修理のたびに機能低下していたところを回復させていくからです。

今日は、もう一台の一条刈りのバインダーも整備して、終わった頃に娘が帰ってきて電動バイクも整備してくれと頼むので、夜まで整備業に専念しました。
日替わりで、いろんな業務をこなすところが百姓たるゆえんです。

明日の午前中は健康診断ですが、胃がん検診が組み込まれているので朝食抜き。
早く出かけてサッサと終わらせてしまいたいのですが、ジジババの出足が早く、早朝から長蛇の列です。
ゆっくり出かけて待ち時間が少なくなった頃を狙う手もありますが、そうすると終わるのは昼頃になって腹が減る。
どっちしようかな・・・。  
Posted by komachan at 21:42Comments(0)百姓

2011年10月10日

・ハルユタカの畑の準備

2012年の初夏に収穫する予定の小麦を栽培する畑。
面積は約500平方メートルですが、連作を避けるために半分の面積を交互に作付けします。
2011年秋の施肥は、次の通り。
鶏糞 :100kg 窒素成分1.54kg
米ぬか:16kg 同上0.51kg
油粕 :10kg 同上0.53kg
合計 窒素量 2.6kg

鶏糞は、半年かけて醗酵させ完熟したものを使います。
米ぬかは無農薬栽培の米ですから、ぬかも農薬を含みません。
油粕は、食用の菜種油を絞った残りですから、こちらも安全。

今年は全国的にハルユタカが不作で、品不足になっているようです。
うちでも予定収量にちょっと不足しました。
来年は、しっかり収穫しようと準備していますが、どうなるか。  
Posted by komachan at 22:54Comments(0)百姓

2011年10月09日

・リヤカーが田んぼで活躍

稲刈りも、ひと段落して気持ちが楽になりましたが、体はちょっと疲れ気味。
腰痛は、しっかりと動いたことで血行が良くなってかなり良くなりました。

明日は落穂ひろいと稲刈り機やリヤカーの清掃、整備です。
来年、しっかりと仕事をしてもらうために、今年調子が悪かったところを改善してより使いやすく改造します。

写真のリヤカーもだいぶくたびれて来たので、枠を作り変えなきゃ。
タイヤのチューブも」劣化して空気が漏れるから新品と交換しなければ。
古い道具はつくりがしっかりしているので、適度に手を入れていればかなり長持ちします。
50年くらいは現役で頑張ってもらえる。
でも、手直しを怠ると、すぐに粗大ゴミになってしまいます。

うちにある道具の多くは、他所で粗大ゴミ扱いされてしまったものに、しっかりと手を入れて命を吹き込んで再生したものが多い。
明日も頑張って手入れします。  
Posted by komachan at 20:22Comments(0)百姓

2011年10月08日

・台風余波で稲刈りも大変

台風で倒伏した稲を起こして束ねたまでは良かったが、そのままでは刈り取れないことが判明。
バインダーの内部で絡み合ってしまい、故障してしまう。
無理をして刈っていたら、やかりダウン。

手で刈り取るとか、コンバインを頼むとか、いろいろと対策を考えたところ、バインダーに先んじて束ねてある藁を鎌で切って歩くのが効率的ということになった。
ところが、バインダーの調子が悪い。
刈り取った稲を送る装置が磨り減って機能不全に陥ってしまった。

スペアのバインダーを持ち出して応急対策。
なんと、スペアまで結束不良。
結局のところ、全体の1/3を刈り取ったところで打ち切り。
ハザ掛けに取り掛かりました。
女手がハザを作っている間に、バインダーの修理しました。

なんとか元の機能に戻ったようなので試運転してみたら調子は上々。
ハザに稲を掛け終えたところで日没になりました。
  
Posted by komachan at 20:50Comments(0)百姓

2011年10月07日

・籾殻で高断熱住宅

玄関上の小壁と脇の袖壁に籾殻を充填して断熱壁化しました。
範囲は画像の白枠内です。

仕上げを壊さずに断熱化するには、上部の開口から断熱材を充填するしかない。
狭い隙間から充填して満遍なく充填できる素材で、手間が掛からず、身近にあるものとして籾殻を選択しました。
籾殻の熱伝導率(熱抵抗値)は0.05~0.06といわれていますので、10Kのグラスウールに匹敵します。

断熱前の壁の熱貫流率は2.5(W/m2・K)で、断熱後が0.9(W/m2・K)です。
熱の侵入を6割も削減できます。
断熱層をさらに厚くできる壁では熱貫流率が0.5(W/m2・K)まで高められて、熱の侵入を85%もカットします。

籾殻の断熱材としての利用は、古くは桂離宮の床に断熱材として、もみがらが15cm厚で入っている。
最近の事例では、いわき市に完成した「板倉構法」の木造仮設住宅にも使われています。  
Posted by komachan at 23:32Comments(0)リフォーム

2011年10月06日

・スパイダーマンのように天井へ断熱材

天井への断熱材の増量工事は無事に完了しました。
家全体の天井に200ミリの分厚いグラスウールの断熱層ができました。
一日中、天井の中を動き回るのは、ジャングルジムの中を動き回るのと同じくらいに体力を使います。

天井を踏み抜いたら大変なので、梁の上と壁の頂上にだけしか足を置けないからです。
昨日、難しい場所を終えていたので、今日は比較的楽でした。
電気配線工事で頻繁に天井に上がっていた場所でもあるので、手や足を掛けてもいい部位が頭に入っているからです。
スパイダーマンのように体を使うのは、たまには筋力の強化になっていいですよ。

今夜の一枚は、一昨年に壁の断熱強化工事をしたときの様子です。
右下に見える縦縞は外壁サイディングです。
すなわち断熱がまったくない状態でした。
昔の大工さんは、家は寒くて当たり前と思っていたんでしょうね。

一部を除いて、無断熱だった家が断熱材で覆われました。
玄関周りと台所の外壁が無断熱の状態で残っているのが、今後の課題です。
台所は不燃内装で仕上げなければならないので、内壁を壊したくない。
天井から断熱材を充填する方法を考えています。
明日、うまくいったら公開しますよ。  
Posted by komachan at 22:58Comments(0)リフォーム

2011年10月05日

・天井断熱を200ミリに強化

今年も冬に向かって断熱強化。
ますは、天井のグラスウールを厚さ200ミリに増量。
これで、天井の熱貫流率は0.228(W/m2・K)
室内外の温度差が30度として一平方メートル当たり7w(約6kcal)の熱しか通過しない。

天井全体で800wですから、小型の電気ストーブ一台分です。
家全体の熱負荷に占める割合は9%。

狭い屋根の隅々までグラスウールを敷き詰めるのは楽な作業ではありません。
ましてや、うちの天井は電線だらけ。
独立電源や太陽光発電など7系統もの複雑な配線網が張り巡らされているので、身動きがかなり制限されます。

画像の上に横たわる黄色いものはダクトです。
温風を各部屋に分配しています。
温風を作っているのは薪ストーブ。

薪ストーブの上部天井付近にできる暖かい空気を換気扇で吸い込んでダクトで送っています。
築30年の在来工法の一般住宅で全室暖房するためです。
障子と襖で仕切られた在来工法の住宅をセントラルヒーティングするのは難しい課題ですが、我が家では薪ストーブ一台で全室暖房してます。
  
Posted by komachan at 21:31Comments(2)リフォーム

2011年10月04日

・官僚は電力会社に親子で天下り

電力会社への天下り禁止へ 枝野経産相が意向

 枝野幸男経済産業相は4日の閣議後記者会見で、東京電力を含む各電力会社への経産省職員の天下りについて、「少なくとも自分の経産大臣の在職中に、再就職することがないよう強く求めたい」と述べ、認めない意向を示した。東電には8月末時点で、中央省庁の元官僚51人が天下り、再就職していることが明らかになっている。

 また電力会社を担当する同省幹部の子が東電に就職している事例が複数あることについて、「(親子は)それぞれ独立した別人格だが、疑われないよう努力する必要はある」と指摘し、情実人事につながらない仕組みを確立するよう求めた。

           ◇                    ◇

騙すのが得意ですね、民主党の若手閣僚は。
電力会社への天下りをことさら強調するのはなぜでしょうか。
民主党が得意とするパフォーマンスですね。

官僚の天下りは電力会社に限らず禁止じゃなかったのかな。
それがいつの間にか電力会社という限定条件がつくようになってしまった。
まったく前進してないですよね。
はっきり言って後退している。

親の天下りに加えて、このコネ入社まで斡旋されているというのですから、電力会社と国の立場は逆転しているのが実情でしょう。
原発を野放しにする見返りに親子の天下りが保障される。
それなら電力会社を国有化すればいいんじゃない。
天下りって言われなくなるよ。  
Posted by komachan at 22:38Comments(0)原発

2011年10月03日

・台風で倒伏した稲起こしは4000箇所

倒伏したイネ起こしもあと少し。
明日には完全復旧の見込みです。

台風の風が巻いたのでしょう、倒れている方向が一定ではありません。
これでは機械で刈り取ることはできない。
絡み合っているので、手で起こすのも一苦労です。

4株から6株をひとまとめにして藁でくくって立たせる。
この作業を4,000箇所。
手がすっかり百姓のそれになりました。
藁のくくりもかなり手馴れてきました。
業が身につくという点では、災害復旧も悪いことばかりではない。  
Posted by komachan at 22:33Comments(0)百姓

2011年10月02日

・快晴の中央アルプス全景



快晴の中央アルプス。
全貌が見られる日はそう多くない。

東伊那、ふるさとの丘より。  
Posted by komachan at 23:27Comments(0)一休み