2011年03月15日

・福島原発事故でプルトニウムの危険性

福島原発の事故は、日本国内よりも海外で大規模に扱われています。

なぜかというと、東京電力福島第1原発3号機には猛毒のプルトニウムが大量に存在するからです。

昨年9月からプルトニウムを含むMOX(ウラン・プルトニウム混合酸化物)燃料を燃やすプルサーマル運転が行われていました。


MOX燃料は、毒性の強いプルトニウムを含むだけでなく、ウラン燃料に比べ低い温度で溶けるなど、さまざまな危険性が指摘されています。

このMOX燃料を製造したフランス人は、日本人以上に福島原発の危険性を知っているので、一斉に退去の動きがあるようです。

在日フランス大使館はすでに、余震の可能性や福島第1原発での事故を踏まえ、首都圏にいるフランス人に対し、滞在すべき特段の理由がない場合は数日間、関東を離れるよう同大使館のウエブサイトで勧告しているほどです。


MOXの危険性については諸説あって、本当のリスクは一般市民ではよく分かりません。

だからこそ、政府は、福島原発の本当のリスクを国民に分かりやすく説明してもらいたい。

国民は馬鹿だから、本当のことを言えば動揺するから大本営発表で誘導しようとした自民党との違いを期待しています。


**関連記事

ドイツ大使館、国外退避検討を呼び掛け
2011.3.15 13:01
 福島第1原発の事故を受け、在日ドイツ大使館は15日までにウェブサイトを通じ、被災地と首都圏に在住するドイツ人に対し、国外退避を検討するよう呼び掛けた。不急不要の用がなく、特に小さな子どもがいるドイツ人に求めている。(共同)


2011.3.15 19:20
ドイツとスイスの大使館は15日までに、被災地や首都圏の自国民に対し、国外退避を検討するよう、それぞれのウェブサイト上で呼びかけた。フランス大使館も一時、首都圏に滞在中の同国人に数日間、関東地域を離れるよう勧告。ただ、15日には「東京には放射能を含んだ風の脅威はない」などと追加通知した。
 インドネシア政府は同日、地震で被災して仙台市などの避難所に身を寄せていた同国人99人を定期航空便で帰国させた。また在日中国大使館は同原発事故を深刻視して宮城、福島、茨城、岩手の4県にいる中国人の帰国を支援するとの緊急通知を出した。(共同)



**本日の発電量 51.1kwh
-第一発電所 22.6kwh
-第二発電所 28.5kwh  
Posted by komachan at 18:01Comments(0)安全

2011年03月14日

・無計画の行き当たりばったり停電

東京電力による計画停電という名の『行き当たりばったり停電』が始まりました。

東電が計画停電の対象地域や時間を発表したのが13日午後8時だったため国民への周知が遅れ、14日早朝から混乱を招いたことについて枝野幸男官房長官は「結果的に今のような状況になったのは残念で遺憾だ」と述べた。

政府が東電の計画停電を了承したものであるにもかかわらず、枝野氏は政府の判断、対応への直接の謝罪を行わなかった。


総理が直々に記者会見して自らの口で了承したと国民に告げた時点で、政府には東電と同列の責任が生じている。

福島原発に象徴される伝聞広報のように、責任能力を国民に示せる政府ではないことはいまさら言うまでもない。

しかし、現政府が危機を乗り切らなければならないので、能力の限界を超えて難局の打開に努めなければならない。


ところがだ、災害対策のために特命大臣として指名されたのが蓮舫と辻元である。

節電を啓発する、すなわち省エネの先頭に立つのが蓮舫となるのだが、事業仕分けで省エネをばっさりと切り捨てた張本人だ。

環境省が子どもや家庭向け省エネ教育活動の柱とする「みんなエコクラブ推進事業」など環境関係6事業を廃止。

省エネ大賞も廃止。

この人を節電啓発に登用した菅総理の見識の無さはもはや底なしだ。


さらに、震災ボランティアの担当補佐官に任命された辻元が阪神淡路大震災で何をやったとうわさされているのか、皆さんはご存知だろうか?

当時、ピースボートの構成員だった辻元清美は、阪神淡路大震災の現場に出向き、「自衛隊は違憲だから救援物資を受け取ってはいけない」という趣旨のビラを配ったと言われている。

真偽は不明だが、ボランティア活動に精通している方々には、見逃せない噂である。

よりによって、このような疑念を抱かれている政治家を任命する菅政権の情報過疎は、・・・。


震災への対応に政府が必死になって取り組んでもらいたいとの思いは、民主党を支持するとかしないとかのレベルを超越している。

しかし、あまりにも稚拙な危機管理を見せ付けられると、任せておいて大丈夫なのかと不安になる。

国民の不安を払拭することが総理大臣に課せられた大きな使命だ。

不安を助長する人選は、今からでもやり直すべきだと思う。


**本日の発電量 56.6kwh
-第一発電所 25.1kwh
-第二発電所 31.5kwh  
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2011年03月14日

・無用な節電を煽るデマに注意

長野県の公式HPに記載されている通り、東京電力から電力を供給されている家庭以外は、緊急の節電の必要はありません。

節電して灯油の消費量が増加することで被災地へのエネルギー供給に支障が出ることの方が影響が大きくなります。(エアコンを止めて石油ストーブを使う場合など)

チェーンメールでデマが流れていますが、正しい情報の普及に切り替えましょう。

           ◇                    ◇

東北地方太平洋沖地震に伴う節電のお問い合わせについて(お知らせ)

 
 東北地方太平洋沖地震に伴う電力の供給に関連して、県民の皆様から節電についてのお問い合わせがあります。中部電力株式会社長野支店様に確認したところ、現在、次のとおりの状況であるとのことですので、お知らせします。



 電力不足地域の電気の周波数が50ヘルツであるのに対し、長野県など西側地域の周波数は60ヘルツであるため、電力不足地域へ電力を送るためには、周波数変換装置で周波数を変換する必要があります。
 現在、中部電力を含む西側地域の電力会社から既に周波数変換装置の最大能力で電力を送っております。
 このため、長野県民の皆様にせっかく節電のご協力をいただきましても、これ以上、電力不足地域への電力供給を増やすことができない状況であることをご理解ください。
 なお、今後とも低炭素社会実現のため省エネルギーにご協力いただきますようお願い申し上げます。

   
中部電力株式会社長野支店  
Posted by komachan at 11:00Comments(0)安全

2011年03月14日

・無計画停電への備え

東電の無計画な『計画停電』で混乱が広がっています。

東京電力以外の地域では緊急の節電は必要ないなどの適切な情報伝達を滞っています。

ヤフーに停電への備えがまとめられていましたのでご紹介します。

           ◇                    ◇

東北地方太平洋沖地震の影響で、電気の供給能力が不足しています。政府や電力会社でも節電を呼び掛けています。また政府より、3/14から計画停電の実施が発表されています。このページでは、今すぐ利用できる節電方法や、計画停電の予定、対処方法をご案内します


停電の前後に注意すること


・停電になる前には、念のために電化製品のコンセントをぬきましょう。

・通常の家電製品は通常の停電は問題が生じることがないように設計されていますが、パソコンなどはハードディスクをいためてデータが消失するといった可能性があります。

・コンセントを抜かずに、モーターを使った製品などが停電復旧後に一斉に稼働すると、ヒューズやブレーカーが飛んだり、ほかの製品に影響が出る場合があります。

・オール電化の場合は給湯などもできなくなります。また集合住宅などで水のくみあげを電力で行っている場合もあります。確認の上で必要な量の水を水筒や浴槽などに準備しておきましょう。

・冷蔵庫は数時間程度は保冷効果を維持しますが、冷凍庫にある保冷材や、水を袋で凍らせたものを冷蔵室に移すだけでも保冷効果が高まります。特に保存しなければいけないものはこれらのもので包んでおきましょう。

・携帯電話などは十分に充電し、ラジオなど電池で稼働する情報端末を用意しましょう。また夜間や未明の場合は懐中電灯などもご用意ください。

・対象地域によっては学校や会社などへの移動手段に影響が出る方もいらっしゃいます。早めに所属組織への確認をとっておきましょう。

・食事の時間に重なることもあります。ご飯は事前に用意しておきましょう。しかし、温め直す際にカセットコンロ、ガスコンロなどを使用する場合は、換気扇も使えませんのでご注意ください。


節電:まず大事なこと



■電力消費のピークタイムに向けて効果的な節電を
気温の低いこの時期は、18時~19時前後の時間帯が最も電力消費が高くなります。このピークタイムを避けて電気を使うようにしましょう。

■東京電力、東北電力管轄の方以外が節電しても効果は出ません
現在、関西電力管轄の地域の方に、節電をお願いするチェーンメールが出回っています。下記の関西電力ホームページでも記載されていますように、その必要は今のところありません。東日本と西日本では電気の周波数が違い、東日本に周波数を変換して送る際の容量にも上限があるためです。



■過度な節電による火災や健康被害に注意ください
関東地区ではまだ大きな余震が予想されます。ろうそく等の火を使った照明は火災などの二次災害の危険がありますので十分にご注意ください。また、必要以上に暖房の電力を切るなどして体調を崩されるといったことがないようにしましょう。


節電:個人の方へのお願い



■震災の情報はひとつの機器から得るようにしましょう
・テレビやパソコンなどの利用はできるだけまとめましょう。テレビの放送はインターネット経由でもリアルタイムに受信できます。
・テレビよりもラジオのほうが消費電力は低くなります。

■消費電力を抑える工夫を知りましょう
・必要のない電気製品はコンセントをぬいておきましょう。機器によってはそれだけで待機電力を消費していることがあります。
・冷蔵庫の設定温度を弱めにしましょう。また中身を詰め込みすぎないようにしましょう。
・白熱電球よりも蛍光灯、LED電球のほうが消費電力が低くなります。
・洗濯機、炊飯器、電子レンジなどは消費電力が高いため、ピークタイムをずらして使用するようにしましょう。

■効果的に寒さをしのぎましょう
・温かい格好をして暖房機器を使う時間を減らしましょう。
・カーテンを閉めると断熱効果が高くなります。

■節電実施中の事業者の方に理解を
・看板の電気がついていない、店内の照明が暗いなど、通常の営業とは異なる場合がありえます。個人として利用される際にもご理解をお願いします。


節電:事業者の方へのお願い



■過度な屋外広告、電飾看板などがあれば消灯しましょう
営業に支障のない範囲で節電が可能な場合はぜひご協力ください。また節電を行っていることを告知するポスターを有志の方々が配布されていますのでご活用ください。
※節電ポスター

■電力消費の高い機器をご確認ください
空調機器や電気給湯器などは多くの電力を消費します。電源を入れっぱなしにせずに、必要に応じた使用にするなどこまめな調整をお願いします。  
Posted by komachan at 09:00Comments(0)安全

2011年03月13日

・14日の輪番停電、実施エリア全一覧

政府が発表した東電の輪番停電ですが、東電のHPが開けない状況が続いているようです。

対象地域の方は、こちらから確認できますよ。

読売新聞 14日の輪番停電、実施エリア全一覧

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110313-00000582-yom-soci  
Posted by komachan at 23:02Comments(0)安全

2011年03月13日

・危機管理を人気政治家で乗り切る政府

大災害への稚拙な対応が目に余る民主党政府では、状況把握が極端に後手に回ってしまっている。

自治体の機能が失われた地域に対しての遅延が著しい。

政府としての機能の限界だろう。


激甚災害に指定する前に、総務大臣が災害対象自治体からの第一報を系統建てて把握していないからこういうことになる。

市町村の通信現況を県を通じて把握し、不通と見られる地域には即座に自衛隊を派遣して通信手段を確保するべきだった。

上がってくる報告を待つ、官僚的なお役所仕事が通用する場面ではないことに気が付いていない。


国でなければ出来ないことと、地方自治体を主体としてやるべきことの「仕分け」が大臣の念頭にはないようだった。

マスコミの取材ヘリが縦横無尽に飛び交って、報告される惨状を後追いして自衛隊を派遣したように思う。

自衛隊の持つ機動性を殺しているのは、動きも判断も鈍い民主党政府だ。


ピントがずれた民主党では、節電啓発担当大臣に蓮舫を指名した。

今後の復興に向けて政府とボランティアとの連携を進めるため、辻元清美衆院議員を災害ボランティア担当の総理補佐官に任命すると発表した。

ノリが軽いとおもうのは私だけだろうか。

危機管理は政治家の人気で成し得るものではないと思う。


輪番停電で信号が止まれば交通事故の多発が危惧される。

96%の信号機は停電の影響を受けるからだ。

節電啓発担当大臣に任命された蓮舫は、これらの社会的リスクを一身に背負う気概を持てるのか疑問だ。


**本日の発電量 68.9kwh
-第一発電所 30.3kwh
-第二発電所 38.6kwh
今年の最大発電量を更新しました。  
Posted by komachan at 19:05Comments(0)安全

2011年03月12日

・福島原発で民主党政権の情報隠蔽

大地震の影響が放射能汚染を現実のものにしてしまっています。

福島原発で発生したとみられる炉心溶融は、原発の安全神話を完全に崩壊させるものです。

さらに、国による原発事故の隠蔽が顕著になるにしたがって、大本営発表を訝るマスコミとの関係も悪化し始めました。


放射線量の測定が迅速に進まない原因が、固定測定器の損傷であることは一部のマスコミが明らかにしたものの、ほとんど公になっていません。

そんな中、避難指示の範囲が理由の説明なしに10kmから20kmに広がりました。

円の面積は半径の二乗に比例して広くなります。

リスクが4倍になったことを示している。


福島第1原発1号機で水素爆発が発生したのではないかとみられているが、国も原子力保安委員会も詳細を明らかにしない。

情報を小出しにすることで、関係機関に対応する時間的余裕を作り出そうとしているようだ。

情報操作に恣意が働いていることで、国の情報に被災者は疑念を抱いてしまっている。


危機管理に失敗すると、その政権は崩壊する。

かつて阪神淡路大震災の対応に失敗した村山内閣が記憶に新しい。

民主党による民主党らしい対応が、民主党政権にトドメを刺す可能性が高まってきたと思う。


**本日の発電量 65.1kwh
-第一発電所 29.0kwh
-第二発電所 36.0kwh  
Posted by komachan at 19:51Comments(0)安全

2011年03月11日

・大地震の混乱に家族が巻き込まれた

地震です。

大津波です。

未曾有の天災が発生してしまいました。


他人事ではありません。

受験に東海地方へ出かけた娘が混乱に巻き込まれています。

今夜の宿にたどり着けるかどうか・・・。


不幸中の幸いというか、ありえないほどの偶然が起きました。

運転再開の目処が付いて駅のホームに入ってきた新幹線に乗り込んで座席に着いたところ、なんと隣の席に叔父がいたというのです。

私の弟が出張の帰りで新幹線に乗っていたんです。

明日の受験の直前に、大災害の混乱に巻き込まれた娘には、これ以上ない助けになりました。


災害の状況はこれから明らかになっていくと思いますが、政府の迅速な対応を期待したいと思います。


**本日の発電量 41.2kwh
-第一発電所 17.5kwh
-第二発電所 23.7kwh  
Posted by komachan at 20:28Comments(0)安全

2011年03月10日

・雪見障子でスペーシアを凌ぐ

暖かくなってくると気力が無くなってしまうのが断熱リフォームです。

昨日今日と寒さがぶり返してきたので、少し気力が沸いてきました。

懸案だった廊下の掃き出し窓の断熱性アップを手がけました。


ここは耐震補強で交換した窓で、樹脂複合サッシとLow-E複層ガラスで断熱性は窓としては最高ランクです。

しかし、熱貫流率が2.33(W/m2・K)ですから壁に比べれば断熱性はかなり低い。

すでに厚手のカーテンをつけて熱貫流率を16%改善してありますが、さらに雪見障子を加えて、断熱性を40%向上させます。


部材はすべて廃材です。

鴨居や敷居を加工するのは大変ですが、廃材なら長さを切りそろえるだけです。

また、今回使用する中古の障子は、耐震補強を請け負ってくれた工務店さんからいただいたものですが、よくよく見るとネズコという木材を使った高級建具でした。


鴨居を床に木ねじで取り付けて、木ねじの頭は「敷居すべり」を上から貼って見えなくします。

敷居の両端に柱を立てて、既存の柱に目立たないところで木ねじで取り付けます。

この段階で障子を立てかけて、鴨居を載せて取り付け位置を決めます。

鴨居も目立たないところで木ねじ止めです。

後は、障子と柱の隙間が無くなるように障子の下端をカットして調整すれば出来上がりです。


熱貫流率は1.39(W/m2・K)になりますから、元の窓に比べて熱の進入(漏洩)を40%カットできます。

この値がどれほどのものかというと、真空ガラスと同等になります。

窓としてはこれ以上の断熱性はないといっていいレベルに達しました。


**本日の発電量 61.7kwh
-第一発電所 27.4kwh
-第二発電所 34.3kwh  
Posted by komachan at 19:18Comments(0)リフォーム

2011年03月09日

・駒ヶ根市議会の改革案

『もしも、駒ヶ根に想うが市議会議員のブログだったら』 

という前提で市議会議員に求める政策や資質について考えるシリーズ。


第二回目は、議員の活動パターン。

駒ヶ根に限らず地方の議員は、小金を持った暇を持て余した老人が多い。

逆に、働き盛りの青年層は共産党員を除けば稀有な存在だと思います。


理由は簡単、有能な働き盛りは、日中は忙しいんです。

のんべんだらりと繰り広げられる、馴れ合いの議会に浪費するような無駄な時間を持っていません。

だからこそ、暇を持て余した老人の出番になってしまう。


ではどうしたら良いか。

先進地の議会運営を見習いましょう。

サラリーマンでも議員になれるように、議会や委員会を夜間開催に限定するんです。

困るのは、早寝したい老人と定時で帰宅したい役所の職員だけですから、何とでもなるはず。


昼間でなければ都合が悪いのは、先方の都合に合わせる必要がある視察くらいのものだろう。

それくらいは有給休暇を当てれば何とかなる。

議会の夜間開催を選挙公約に掲げる候補者が出て来ないことの方がおかしいと思うのは私だけでしょうか?


**本日の発電量 40.4kwh
-第一発電所 17.8kwh
-第二発電所 22.6kwh  
Posted by komachan at 19:29Comments(0)市政